

ここのところ秋晴れの地域も増えて、自転車でお出かけの方も多いと思います。
私も一昨日は、晴天に誘われて少し遠くへ足を伸ばしてきました。途中あまり通ったことのない道で、休憩する場所を探していたとき、温室みたいな建物と緑であふれた場所があったので止まってみました。大きな道路に面していましたが、周囲には何もないような場所で、結構大きな敷地に所狭しと植物のあふれる園芸屋さんでした。ホームセンターなどではなく造園業者のようです。
どうやら一般向けにも営業しているようなので、中に入ってみました。駅からも離れていましたが、意外にもお客さんが入っており、花や植木からガーデニング用品、土や肥料や庭の手入れ用品まで、いろいろ売っていました。あまり興味はありませんが、近くに適当な店もなかったので、店内をまわってみると、店の隅にベンチと無料のお茶のサービスがありました。
お茶を飲んで休憩していたら、中年の女性3人連れから話しかけられました。私が、明らかにその場にそぐわない格好をしており、店内の年齢層とも違い、いかにも場違いな人間であることに、その時気づきました(笑)。


自慢ではありませんが、ガーデニングなどやったことありませんし、花も滅多に買いません。盆栽や庭いじりが似合う年代でもありませんし、植物を育てた経験も、小学校時代の何とか当番の経験まで遡るほど、記憶にありません。
ところが、親切な奥様達は、今なら秋植え球根の水栽培が手軽だとか、頼んでもいないのに奨めてくれました。コツは厳しくすることとか、擬人化した言い方も可笑しかったですが、まだ帰るまでは距離があって荷物になりますし、ありがたく拝聴して出発するつもりでした。
しかし、ふと気が変わって、何種類かの
球根と、
水栽培用の容器などをいくつか買ってみました。相場は知りませんが思ったより安いと感じました。容器は専用でなくても、ガラスコップとビー玉とか、ペットボトルを利用する手などもあるようです。
少なくともあと何十年かは、植物なんて育てないと思っていましたが、家に帰ってからいろいろ調べると、意外に面白いかもしれません。確かに水栽培なら簡単そうです。今頃栽培を開始して、冬を越して来年の2月とか3月とかに花が咲くという、このスパン、気が長いところも悪くありません。普段、何でもすぐ結果を求めがちな「せっかち」な人間には、忘れがちな感覚です。


秋植えの球根の水栽培なんて、園芸とは言えないレベルですが、ハーブを育てたり、野菜を育てたりと、ハマるとだんだんエスカレートするのでしょう。何でもそうですが、奥は深いようです。ただ、それでも今後ガーデニングを趣味にするつもりもありませんし、このブログが園芸ブログになることもないと思います。
こうした園芸屋さんは家の近くにありませんので、偶然行きあわなければ、水栽培もしてないでしょう。こうした偶然の発見があったり、新しい視点を持てたりするのも、自転車でフラフラしているおかげとも言えそうです。
水栽培って言うのが、小学校以来で懐かしかったというのもあります。育てるという感覚も久しぶりですが、手軽ですしペットのように逃げ出したりもしません。今まで、何も置いていなかったのですが、部屋に植物があるというのもいいかも知れません。「癒し」と言うか、「なごむ」ものがあります。と、言ってもまだ球根なんですが..(笑)。
◇ ◇ ◇
厳しくすると言うのは、冬の寒さに十分さらさないと立派な花が咲かないと言うことなんですね、なるほど。水も替える必要があって、腐らないように水に浸かる量を調節して..ふむふむ。ふだん忙しい方は息抜きになりますし、ちょっとホッとしますし、お勧めかもしれません。
Posted by cycleroad at 01:00│
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