December 04, 2005

自転車捨てるのもったいない

グラフィック自転車趣味も年月が経ってくると、所有する自転車の台数が増えてくるのではないでしょうか。


私もそうですが、置き場所に困っている方も少なくないかも知れません。もちろん、ロードやMTB、ミニベロなど、違うタイプの自転車をそれぞれ持っておきたいこともあるでしょう。でも、買い換えて以前のものには乗らないことが判っているのに、捨てられないこともあります。

家族には、乗らないのに置いておくな、と責められている人もいるかもしれません(笑)。数千円の格安ママチャリなどを使い捨てにしている方には、理解出来ないかもしれませんが、なんと言っても愛着があります。安く売られているママチャリとは値段だって下手すりゃ2桁くらい違うわけですし、パーツとして使えるものもあります。

グラフィック

貧乏性と言われてしまえばそれまでですが(笑)、いろいろ思い出もあるでしょう。壊れて使えないならともかく、捨てるのはマータイさんでなくても勿体無いのも確かです。それでも最近は、ネットオークションなどもありますから、売ってしまおうと思えば出来ます。

友人や後輩に譲る手もあります。使えるパーツとフレームを組み合わせて、何台かを1台に組み直す方もいらっしゃるでしょう。そして昨日も取り上げたように、手持ちのパーツや廃品を利用して、新たな自転車を創作するという魅力的な方法もあるわけです(笑)。昨日と一昨日で取り上げられなかった残りを、(それでも一部ですが)見てみたいと思います。

寝そべる

パッと見て、何の変哲もないようですが、フレームをつなげてます。そしてクランクの位置を後ろにもって行き、見えにくいですが、腹を支えるパーツがついています。つまり腹ばいになったような形でペダリング出来るわけです。この人はイスラエルの人ですが、あまりの快適さに寝ないように注意が必要と言っています。

3兄弟

こちらもまた、自由な発想です。奇抜ですが、チェーンを使っていません。タイヤとタイヤの摩擦で回転します。前輪部分は、ダンゴ3兄弟を連想しますが(笑)、2兄弟ではダメです。後ろに進んでしまいます。それはそれで面白い気もしますが、高さが2.1m以上になっても、やっぱりタイヤは3つ必要というワケです。

カート

アメリカのメガストアは本当に広大です。店内だけでなくレジからクルマまでの距離も遠かったりします。日よけも欲しいでしょう(笑)。日本では、スーパーの店内と、せいぜい駐車場でしか見ないショッピングカートですが、アメリカでは公道で流用している人を見ることもあります。マンハッタンでバッグを売っていたり、サンタモニカで、アイス売りが使っていたりします。これならビーチでの商売にもうってつけです(笑)。

無溶接

こちらは、MTBとBMXを使って作られたリカンベントです。違う2車種を使ってさらに違う車種に仕上がっているところもユニークですが、全く溶接を使っていないというのは特筆すべきことでしょう。確かに溶接が必要となると敷居が高いですが、工夫次第ということのようです。

チェアバイク

先日取り上げた、車椅子付き自転車ですが、押してもらえるなら、ソファの方がくつろげます(笑)。もちろん一人で乗って行って、息子の草野球を座って観戦するなんて使い方も出来そうです。

スパイダー

ホイールベースをかなり長くしています。蜘蛛の巣をイメージしたようですが、デザインに凝るばかりにサドルをつけ忘れているような気もします(笑)。

はしご車

背の高い自転車を作る人は多いです。詳しいことは書かれていませんが、ガレージにあるパイプと言うと、どうしても梯子に目が行ってしまうのでしょう。サドルにまたがるのにも使います。屋根職人なら、次の家に素早く移動するためかもしれません。梯子を担いで帰らずに済みます。さりげなく、チェーンを一回屈曲させているのもこだわりでしょうか。

垂直サドル

これは、前と同じ人ですが、逆に車高を低くしようとすると、こうなるのでしょう。首がつらそうにも見えます。よく見るとダウンチューブにまたがる形になっています。

トロリー

これは、レールを走るトロリーから発想したと書いてあります。と言うとトロリーバスや路面電車を想像しますが、アメリカ系英語ではトロッコの意味だと思います。よく映画などに出てくるシーソーのようなハンドルを上下運動させながら、人力でレールの上を走るトロッコです。これもハンドルを上げ下げすると進むようです。出来れば、もう一人向かい合わせでハンドルが握れると、絵的には面白くなりそうです(笑)。

ハープ

これは、特に意図するところはないようですが、思うに、トップチューブからステム、ハンドルに至る部分、弦を張ったらどうでしょう。ベルの代わりに、ハープのような音色で、ポロンポロンとやられたら、トラブルになりにくいというメリットがありそうです(笑)。

格安

これも、溶接なしで簡単かつ格安に作れたそうです。乗らなくなったバイクをリカンベントに改造するお手本のような一台です。このくらいなら、誰でも出来そうな気がしてきます。

アート

こうなると、アートと言ってもいいかも知れません。いらないチューブもありそうと言えばありそうですが..。ただ、タンデムでこの高さ、乗るのは大変そうです。

幌付き

これは当然、幌馬車をイメージしてるのでしょう。いや、乗っていたら、むしろ昔の乳母車のほうが近いかも(笑)。風の抵抗より日焼けするほうがイヤなのかもしれません。

並列

どうせ2台で並走するなら、くっ付けてしまえということでしょうか。片方の人が急ぐと自然とカーブしそうです。前後のタンデムより、話が弾むことは間違いないでしょう。

密着

後ろに載せられた人の文句が想像つきます。どうせなら、もう少し足元にスペースがあればと思いますが、このへんが廃材利用の制約なのでしょう。

短輪間

ロングホイールベースにする人は多いですが、逆は珍しいのではないでしょうか。

入門向け

これは、間違いなく入門編です。たぶんタペストリーか何かでしょう。向こうは右側通行ですから、こちらの向きでいいのでしょうけど、裏側にもちゃんと顔があるのでしょうか。

電動アシスト

こちらは上級編です。電動アシスト付きだそうです。日本は電動アシストも普及してますから、部品を流用すればいろいろ出来るかもしれません。

カラーリング

せっかくのハンドメイドですから、カラーリングにもこだわりたいところです。元々の色が違っただけかもしれませんが..。

ばんざい

このタイプは多いです。オートバイでも、こういう極端な形にする人がいて、借りて乗ったことがありますけど、乗りにくいし、メチャクチャ疲れます。万歳して乗っているようなものです。もちろん、所有者も疲れるそうですが、それでもイイのだそうです。

目線の高さ

何とかして目線を高くしたい人が多いようです。もしかしたら、馬の鞍に乗ったくらいの高さが欲しいのかもしれません。

ヘッドレスト

ヘッドレストにサドルというところが、洒落てます。

ウィリー

単にサイズが小さかったのでしょうか(笑)。後ろに体重がかかるので、ウィリー走行はやり易いでしょう。

リビングチェア

こちらは、オーストラリアの人ですが、100ドル、8時間しかかかっていないそうです。シートにこだわったようです。

ジェンカバイク

履歴は書いてありませんが、微妙に色も違いますし、生まれるたび、継ぎ足してきたのかもしれません(笑)。奥さんには拒否されたのでしょうか。でも、設計ミスかワザとか知りませんが、後ろの子のハンドルがありません。仕方なくサドルを持ってます。むしろお父さんの後ろの子のように、肩を持つのがいいでしょう。私だったらジェンカ(Let's Kiss)バイクと名づけたいところです。前の人の肩につかまって、フォークダンスでやりませんでしたか?




◇ ◇ ◇

私は、ハンドメイドの経験はありませんが、こういうの、嫌いじゃありません。発想を見ているだけで楽しめます。日本では、自治体などが放置自転車の処分に困っています。払い下げてくれるところもあり、ママチャリばかりでもないようです。つまり、日本では材料があふれているわけです。自転車ハンドメイド派が増えても良さそうなもんですが、カルチャーの違いでしょうか。

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