以前私も展示会などで見たことがあった、写真のこの乗り物、かなり見かけの印象とは違うようです。
この写真の3輪の乗り物を、自転車の展示会などに出展されているのを何度か見たことがあります。言ってみれば二股に分かれたキックボードのような乗り物です。自転車の展示会に出展されていても、キックボードの一種かと思い、あまり注目していませんでした。いろいろな種類のものがあったのかも知れませんが、私も勝手にイメージしていた部分がありました。
私の勝手な思い込みなのですが、二股に分かれた足を乗せる部分を左右に開いたり閉じたりして進むのだとばかり思っていました。遊園地などの幼児用変り種三輪車が、テレビか何かで紹介されていたのを見た記憶のせいかも知れません。子供の乗り物かのような印象がありました。
TRIKKEというこの商品、たまたま
発売元のサイトを見たところ、実はかなり印象が違っていました。サイトを見ていただければ、たくさんのフラッシュや動画がありますので一目瞭然です。左右に開いたり閉じたりするのではなく、左右にスイングしながら進むのです。ローラーブレードとか、インラインスケートのような感じでしょうか。いわゆるスケーティングのように進むのです。
足を乗せるところが二股に分かれているので、ハナから開いたり閉じたりさせるものと勝手に思い込んでいました。実際には、足の間隔はそのままにスイングして進みます。スピードもかなり出るようですし、もちろん子供も乗れますが、イメージとは違って、完全にスポーティーな乗り物でした。
種類もいろいろあるようですし、スケートボードやBMXのような乗り方も出来るようです。ハーフパイプのような場所でも乗れますし、オフロードでレースも開催されているようです。車輪の大きさもいろいろあり、派生でスキー板になっているのも掲載されています。アメリカには、結構ファンや利用者もいるようです。言ってみれば、インラインスケートと自転車の中間的乗り物なのかも知れません。
ところで、普通の自転車に乗る場合を考えますと、体は大きく動かさずに、足だけ回転させています。その足の回転エネルギーを自転車のギアやチェーンなどが推進力に変えているわけです。一方、このTRIKKEやインラインスケートは、クランクやチェーンなどが無く、言わばフレームと車輪だけです。そのため、体を使って推進力を生み出すさなければなりません。
それが、このスイングするような動き、スケーティングのような動きなわけです。逆に言えば、体の動きを使うぶん、機構はシンプルに出来るわけです。実際、小さく折りたためます。車輪も必ずしも大きい必要はありません。フォールディングバイク、いわゆる折りたたみ自転車と比べると、ギアやクランクやチェーンなどの部分が必要ないぶん、持ち運びに関しては有利といえます。
自転車を持ち運ぶなら、いわゆるフォールディングバイクになるわけですが、あくまで可搬性の追求を徹底するなら、よりカラダを使うことをによって、省略出来る自転車のパーツがあるとも言えます。このTRIKKE、私はまだ乗ったことがないので、実際のところは何とも言えませんが、オーソドックスな自転車の機構にこだわらなければ、フォールディングバイクにも、いろいろなスタイルが考えられそうです。もっと体の動きを使って移動するという選択肢もあるのかもしれません。
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今日は連休の中日という方も多いでしょう。私もこれから出かけようと、レストランの予約をとろうとしたら一杯でした。さすが連休ですね。かなり東京周辺に観光で来られている方が多いのかもしれません。
Posted by cycleroad at 09:00│
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