February 17, 2006

子供といっしょにどこ行こう

あなたが生まれて初めて自転車に乗ったのは何歳の時でしたか。


幼児用の3輪車となると記憶が定かでない場合も多いと思いますが、補助輪付き(コマつき)の子供用自転車を初めて買ってもらったのは覚えている人が多いのではないでしょうか。もしかしたら、物心がついた時にはすでに乗っていた、なんて方もいるかもしれません。

お子さんのいる方なら、子供が何歳の時に自転車を買い与えたでしょうか。最近は、まだ小さいうちからゴルフやスケート、卓球などを始めさせる場合もあります。いま活躍している有名なスポーツ選手が、幼い頃からスポーツの英才教育を受けていたというエピソードに親が触発されてのことのようです。

自転車の場合、その種の話とは別だと思いますが、小さいうちに始めさせたほうが、補助輪がはずれるのも早いという話を気にする親御さんも少なくないようです。(この話自体は俗説のようでもあり、どこまで根拠のある話なのかは知りません。)

子供の体格、周辺の環境や地域性もあるようなので一概には言えませんが、幼稚園くらいが多いのではないでしょうか。やはり幼稚園に入ると周囲の子供が乗っていて欲しがるのも理由としてあるようです。でも、子供が自ら乗りたがらないのに買い与えても、あっという間にサイズが合わなくなるだけですし、個人差と考えてあまり焦る必要もない気がします。

フォローミーたしかに子供の運動能力の発達に寄与するとは思いますが、ブレーキをかける握力もないうちに乗せるのは早過ぎです。そして何と言っても、乗るようになればなったで、事故などの心配が出てきます。

子供乗せ自転車に子供と荷物を満載して走っているお母さんも大変だと思いますが、子供が自分の自転車でついてくるようになったら、さらに大変です。周囲の交通などにも注意が必要ですし、疲れてむずがる場面なども出てきそうです。

そんな場合に画期的な威力を発揮するのが、この「フォローミー」(FollowMe)です。ドイツの会社の製品ですが、おそらくまだ日本には入ってきていないと思います。私の知る限りでは、日本で類似のものを見かけた事もありません。着脱可能なタンデム用ジョイント、日本語で言うなら「子供自転車連結器」とでも呼べるような商品です。危なくない場所では単独走行させ、交通事情によってはジョイントしてタンデム自転車として走行出来るわけです。

フォローミー

つなげてしまえば安心ですし子供が疲れた時でも引っ張って帰れます。子供が成長して自転車を買い換えても大丈夫です。以前取り上げたキッズトレーラーや、後輪だけの自転車を連結した子供とのタンデム自転車とも違って、切り離しても、それぞれが自走できるわけです。言われてみれば誰でも思いつきそうですが、そのままの自転車2台を必要な時だけつなげてタンデム自転車にするというアイデアは盲点かも知れません。

フォローミー

親子でサイクリングに行って、子供の速度に合わせていると日が暮れそう、なんて時にも連結すればスピードが出せます。子供が登れないような斜度の坂道になったら連結することも可能です。街で子供に安全な走行を教えるのにも使えるかも知れません。

サイトの動画を見るとわかりますが、かなり鋭角に曲がっても大丈夫ですし、オフロードも問題ありません。連結は素早く簡単ですし、不要な時など、このフォローミー自体手軽に着脱できます。一見すると、どうということのない地味な部品に見えますが、よく工夫されており、子供の小さな親にとってはかなり使える製品かもしれません。


ついて来なさい


ふと思ったのですが、自転車をレッカー移動する自転車にも見えます。このフォローミーはあくまでも子供のいる親向けの商品です。大きさも20インチまでしか連結できません。しかし大人用でも連結できるようにすれば、もっと用途が広がりそうです。

2人で自転車をそれぞれ乗って行き、帰りは一人が2台持って帰るようなことも出来るわけです。たまに、並走させながら持ち帰っている人も見かけますが、圧倒的にラクで安全です。法律や安全面の問題はありますが、人が乗っていない状態なら、やろうと思えば10台くらい電車のように連結しても、引っ張れるでしょう。考えようによっては自転車を連結するというアイデア、いろいろ発展させると面白いかもしれません。



趣味の自転車ブログとは言うものの、よく考えて見ますと、ほかの自転車ブログと違って、自転車の趣味には全く参考にならず、役に立たない話題が多いですね(笑)。人によってはどうでもいいことばかり書いていますが、おかげ様で多くの方に見てもらっているようです。ブログランキングも、相変わらずいつもクリックしていただき、励みになっています。ありがとうございます。

このエントリーをはてなブックマークに追加

 デル株式会社


Amazonの自転車関連グッズ
Amazonで自転車関連のグッズを見たり注文することが出来ます。



 楽天トラベル

この記事へのコメント
この商品おもしろいですね(^^)

うちではトレーラーを使っています。
でも、問題はこの商品が法規的にかなりグレーゾーンになると言うことですね。
トレーラーも微妙ですが(*´ー`) フッ

もう少し規制が緩和してくれれば、幼児のいる家庭にももっと自転車が普及するのに・・・と思います。
Posted by max_commencal at February 21, 2006 11:30
max_commencalさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
おお、トレーラーをお使いですか。私も少し牽いたことがありますが、意外と普通に走れますよね。
確かに法律の問題はあるのですが、この場合は3輪の自転車ということになると思うので、普通自転車でなく、二輪の自転車以外の軽車両ということになると思います。歩道は走れませんが、その軽車両に本来設けられている乗車装置に応じた人員まで乗れることになります。県にもよりますが、走れるところもあるようです。実際は、お巡りさんにとがめられたら、連結をはずせばいいような気もしますけど(笑)。
確かにいろいろな規制があって、日本の場合は自由度が低いです。もう少し自己責任を認めてもいいと思いますね。
Posted by cycleroad at February 22, 2006 07:35
うちは今この商品を検討しています。

道路交通法ではどうなんだろう?
と思って近隣の市の警察に問い合わせたところ
同じ回答では有りませんでした。

ダメというところもあれば
気をつけて走ってくださいというところも…

問題はこの回答が同一府内だということです。
やはりかなりグレーゾーンみたいですね。

たしかに車で走っていてもう通過したと思って
スタートしかけたら
子供の自転車が続いていたらびっくりはしますね。
長ーい自転車みたいなもんですものね。

距離感をはかり間違うことがあるかもしれません。
見えていたら別ですが
Posted by ぷりぷり王子まま at June 27, 2011 20:14
ぷりぷり王子ままさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
道路交通法的には、軽車両として問題ないでしょう。専用の座席があるので、タンデム自転車と同じで二人乗り禁止にも該当しないはずです。ただ、普通自転車の範囲には収まりませんので、当然歩道走行は禁止になります。
実際には、道路交通法の規定を受けた、各都道府県ごとの条例や細則などが定められており、その適用を受けることになります。
どこでも同じように規制されている項目もあれば、タンデム自転車のように、都道府県ごとに扱いが違う場合もあります。
グレーゾーンと言うより、日本では想定されていないというのが実態なのではないでしょうか。それで、見解が異なっているのだと思います。
クルマのドライバーも、ほとんど見たことが無いはずですから、連結されているとは思わないということもあるでしょう。
日本のように、見通しの良くない路地や交差点が多い場所だと、危ないということもあると思いますので、気をつける必要があるでしょうね。
Posted by cycleroad at June 28, 2011 22:39
日本で輸入販売予定はございませんか?
Posted by オサム at November 24, 2024 17:11
私は記事で取り上げただけで、この業者とは一切関係なく、わかりかねます。直接お問い合わせください。
Posted by cycleroad at November 27, 2024 11:38
 
※全角800字を越える場合は2回以上に分けて下さい。(書込ボタンを押す前に念のためコピーを)