と言っても、擬似修行、あるいは修行体験とでも呼ぶべきものてす。ブームと呼んでいいのか分かりませんが、お寺で座禅を組むなどの修行が流行しているのだそうです。それまで正月くらいにしか、お寺に出かけなかったような人が老若男女を問わず修行しています。会社帰りや休みの日などに短時間お寺に立ち寄って、座禅を組むそうです。巷ではヨガなども流行っていますが、通じるものがあるのかも知れません。
座禅と言うと禅宗の臨済宗や曹洞宗のお寺ということになりますが、気軽に参加出来、参加費も安く初心者には指導してくれる寺も多いそうです。調べてみると、意外にも身近にお寺が沢山あることに気づきます。日本に仏教が深く根ざしていることが、改めてわかります。
それにしても、今まで信者でも何でもない人が、ネットなどで知って体験し、何度か通ううちにプチ修行にハマってしまう例も増えているのだそうです。初心者でも「半跏趺坐」(はんかふざ)などの足の組み方や、「法界定印」(ほっかいじょういん)などの手の形、座禅の作法などを教えてもらえば、すぐ入っていけます。
中には、休みの日に郊外の寺へ出かけ、宿坊に泊まったり、滝行まで体験する人もいると言います。食事は精進料理でヘルシーですし、滝行もこの時期なら気持ち良さそうです。そもそも座禅の時の呼吸法は腹式呼吸で、心身をリフレッシュする効果も高いそうです。煩わしい日常から離れて、ただ没頭することによる気持ちよさもあるのでしょう。修行というより癒しなのかも知れません。
実は私も、たまたま機会があって体験したことがあるのですが、お寺の静寂だが張りつめた空気の中に身をおくだけでもいいものです。ハマる人の気持ちも分かります。実際には足なども痛くなりますし、なかなか無の境地になれるものではありませんが、確かにリフレッシュ効果はあります。人にもよるでしょうけど、心身がスッキリしますし、ストレス解消にも持ってこいです。
サイクリングで風になる、なんて言い方をしますが、なかなか無心にはなれません。頭の中を空っぽにしようとすればするほど、いろいろな雑念が浮かんでくるものです。第一、頭を空っぽにしたら信号なども見落としそうです。信号も障害物もない河原のサイクリングロードなどで、延々とペダルを漕いでいる時なら、特に疲れてきた時に、一瞬無心でいることに気づいたりしますが、滅多にありません。
それでも自転車はリフレッシュ出来るので個人的にはオススメですが、より無の境地に近い状態を得たいなら、私は写経がいいと思います。最初は字を書くことに気をとられますし、機械的に書きながらも雑念は浮かびますが、ひたすら写経をしていると、比較的無心の状態になりやすいようです。
お経は般若心経が多いようです。普通の文章では、どうしても意味が頭に入ってきますが、意味をよく知らないところがいいのかも知れません(笑)。筆と墨という、ふだん使い慣れない筆記具の効果もありそうです。墨をするだけでも心が落ち着きます。家で、好きな時間を使って出来る点も魅力ですし、道具を揃えてしまえば、費用もほとんどかかりません。
坐禅だの、写経だの、般若心経だの、ずい分年寄りくさいことを..、とお思いの方も多いでしょうが、意外にも若い人にウケていると言います。会社帰りの一杯から、フィットネスクラブにマッサージ、温泉旅行からサイクリングと、人それぞれリフレッシュの方法はいろいろあると思いますが、たまには、新しいことに挑戦するのも、いいかも知れませんね。
またサーバーのトラブルで、全く更新できない状況が続いていました。こんなことでストレスためても仕方ないですけど..(笑)。
せっかくの海の日、大雨で大変だったところも多いようですね。まだ降り続くようです、ご注意を。
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Posted by cycleroad at 23:30│
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