
趣味でスポーツ系の自転車に乗っている人が、そうでない友達から一番驚かれるのは、その保管方法かも知れません。
つまり、自転車の室内保管です。私も趣味で乗るようになるまでは、全く考えたこともなかったので、驚く人の気持ちもよくわかります。ほとんど大多数の自転車は屋外に置かれていると思いますが、スポーツ系の自転車に限ってみれば、例え集合住宅の上の階でも持って上がって室内保管する人は多いようです。
当然、普通のママチャリと比べたら価格も優に一ケタ、もしかしたら二ケタくらい違いますから、盗難防止も大きな理由です。最近は、高い自転車を盗んで、分解してネットで売りさばいて現金化する犯行も増えているらしく、敷地内に置いてチェーンで施錠してあっても油断できないと言います。
いろいろ盗難対策に頭を悩ますくらいなら、家の中に入れたほうが手っ取り早いですし、外に置いておくと、雨ざらしでなくてもサビが発生しやすいので、メンテナンス面の効果も見逃せません。ママチャリと違って分解も簡単ですから押入れに保管する人や、玄関やベランダなどに、そのまま置く人もいると思います。
中には居間などに置いて、雨の日や夜間などに、ローラー台やトレーナーにセットして室内で使う人も少なくないのではないでしょうか。最近、健康器具として家でエアロバイクをこぐ人もいますから、居間に保管したままエアロバイクとして使うなら一石二鳥とも言えます。
ただ、部屋の中に自転車があるのは、さすがに違和感があります。慣れてしまえば案外平気ですが、友人が知らずに遊びに来れば驚くに違いありません。いちいち押し入れにしまうのも面倒ですし、広い家ならともかく、違和感があるぶん邪魔に感じるのも否めません。
映画に出てくるような欧米の都市部のアパート、それも間仕切りも無く、自分でペンキを塗るような部屋ならともかく、一般的な日本の部屋で、家具や家電など比較的直線の多い部屋に円形のタイヤや菱形のフレームは視覚的にも目障り感があります。畳やふすま、木の家具などと素材的にも合いません。


「そんな時には、家具のほうを変えればいい」とは一言も書いてありませんが、このバイクファニチャーの家具にすれば、少しは違ってきそうです。
Bike Furniture Designでは、自転車のフレームやタイヤ、ホイールなどをリサイクルして作った家具を販売しています。


リサイクル部品を材料に使ってはいますが、単なる廃物利用ではなく、シャレたデザインで人気の、れっきとしたデザイナーズ家具です。品質にも気を使っています。普通の人からは自転車オタクの変な人に見られないとも限りませんが(笑)、自転車に囲まれていると落ち着く自転車好きでなくても魅力的な家具です。


なんと言っても自転車パーツですから、買うのも自転車好きの人が多くなると思われます。自転車販売店のインテリアにも当然合いますから、アメリカでは、このバイクファニチャーを店頭のインテリアとして使いつつ、商品として売っている自転車店もあるようです。


欧米人、すなわち家の中でも靴を履く人たちとは違って、日本の場合は玄関で靴を脱ぐ部屋なのに、言わば土足の自転車を入れることに、そもそも無理はあります。それでも、こんな家具をうまくコーディネートすれば、自転車を置いてもマッチするばかりか、お洒落な部屋に出来るかも知れません。
今話題の菓子会社ですが、ほころびがどんどん広がっている感じです。ずさんな管理体制も呆れたものですが、新聞報道によれば、「商品に細菌が規制より10倍多くても、体力の弱い幼児などがお腹を壊すくらいで、大した問題ではない。」と言い切ったそうですね。凄い会社です。食品会社にして、こんなことを平然と言える神経が信じられませんが、この会社の体質や不祥事の原因が如実に現れているのかも知れません。
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Posted by cycleroad at 23:30│
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