迷惑メール対策が強化されるそうです。
放置自転車広告:条例盲点つき「出会い喫茶」看板 名古屋
児童買春の温床とも指摘される「出会い喫茶」の看板を載せた放置自転車が、名古屋・栄などの繁華街の路上に増え始めている。同じ広告内容でも、立て看板なら条例に基づき撤去できるが、自転車は違反広告物とみなされず適用できない。取り締まりを進めたい名古屋市や愛知県警は、条例の盲点をついた看板に頭を抱えている。
問題の自転車はいずれも買い物用の3輪式。約1年前から増え始め、現在は十数台に達している。「男性1時間1000円」「女性無料」などの文字が書かれた高さ約1.5メートルの看板を荷台に載せ、施錠したまま交差点などに昼夜問わず放置されている。
市屋外広告物条例は、許可なく広告物を屋外に掲示することを禁じている。しかし、自転車は条例の対象外のため撤去できず、市都市景観室の川口泰男室長は「実質は屋外広告だが、市や警察が手出しできないところを突いた巧妙な手口」と困惑する。
県警は10月、出会い喫茶の立て看板を歩道に設置した男(40)らを同条例違反容疑で書類送検するなど、違反広告の取り締まりに力を入れている。自転車広告についても警告しているが、効き目はなく、県警中署幹部は「条例の壁があり苦慮しているが、(道路交通法の適用検討など)努力したい」と話している。
出会い喫茶は名古屋市に02年ごろ出店。男性は有料だが女性は飲食も無料のシステムで、男性客が店員に依頼して女性客を指名し、合意すれば店外でのデートに連れ出すことができる。県警は今年、同じ16歳の少女を買春した同県吉良町主査の男(43)ら数人を逮捕。4月には15歳の少女にわいせつ行為をし、覚せい剤を注射した建設作業員の男(30)を逮捕した。いずれも出会い喫茶で少女と知り合っていた。(毎日新聞 2007年12月30日)