相模原市は、神奈川県北部に位置し、東京町田市や八王子市などと接しています。
感謝状:県警が相模原市に 放置自転車の返還迅速化で /神奈川
放置自転車を持ち主に早く返還できるシステムを構築したとして田畑智明県警本部長から相模原市に8日、感謝状が贈られた。放置自転車の持ち主確認では、自治体が車体番号と防犯登録番号を記した書類を警察署に持ち込まなければならない。署が県警照会センターのシステムにアクセスして番号などを入力しなければならず、所有者確認に約1カ月もかかっていた。
同市では県警のシステムに直接アクセスできる照会業務の電子システムを導入した。入力ミスを防げるうえ、持ち主の確認作業がわずか1日で終わり、早期返還が可能になった。システムは2月から試験的に運用され、今月から本格稼働している。この日は小石良治・県警地域部長が相模原市を訪問。「所有者確認が格段に早くなり、早期返還を可能にした」と話し、田所直久・都市建設局長に感謝状を手渡した。(毎日新聞神奈川版 2008年4月9日)
しかし、そもそも1ヶ月もかかっていたことに驚きます。放置自転車の返還すべてに1ヶ月かかっていたのかどうか定かではありませんが、常識的には考えられない遅さです。通勤や通学などに毎日自転車を利用している人でなくても、1ヶ月も自転車が帰って来なければ、その間の不便さは想像に難くありません。
もちろん、一義的には、放置禁止区域への自転車放置が責められるべきなのは言うまでもありません。決して迷惑駐輪をする人を擁護するつもりもありません。しかし、これだけ大きな課題になるくらい放置自転車の台数が多い背景には、駐輪場の不足や不備など、根本的な問題もあるはずです。
でも、こんなに日数がかかるのであれば、返還を待てない人が多いのも不思議ではありません。1ヶ月というのもひどい話ですが、利用者も迷惑駐輪の負い目があって文句を言えないのでしょうか。でも、行政サービスと言いながら融通がきかず、市民に大きな時間的、金銭的、あるいは精神的負担を強いるような例は珍しくありません。
しかし、延々と撤去・移動を繰り返しても「いたちごっこ」で、放置自転車が一向に減らないという場合も少なくありません。撤去するだけでは根本的な解決には至らず、撤去・移動作業そのものが日常的かつ永続的な行政サービスのようになり、受託業者の既得権益化していることもあるはずです。
我々市民もマナー向上に努めるべきですが、行政の無駄や非効率、例えば漫然と撤去費用だけ計上するような無策を厳しく監視していく必要もあるでしょう。しかし、誰でも行政訴訟を起こしたり、市民オンブズマンのような活動が出来るわけではなく、投書や署名運動、メディアに訴えるような活動もなかなか続くものではありません。
