私も、毎年自転車を買い換えるわけではありませんし、(と言うより、ずっと買い替えていない。)そうそう展示内容が変わるわけでもないので、毎年行く必要性は全くないのですが、また行ってしまいました(笑)。今年も例によって、いろいろ試乗してきました。
ご存じのように、
サイクルモードは各社の自転車に試乗も出来る展示会です。特にスポーツバイクの場合、ふだん、なかなか試乗できるものではありません。いろいろなモデルを乗り較べてみるにはいい機会です。最近の自転車ブームも反映してか、年々入場者数が増え、盛況になっている気がします。
今年も土日の混雑を予想し、仕事の都合をつけて金曜日のナイター開催に行ったのですが、それでもかなりの混雑でした。おそらく会社を早退して来た人も多かったのでしょう。私も最初のうちは試乗をし、夜の遅い時間に撮った写真が多いので、すいているように見えるかも知れませんが、実際にはかなりの人出です。
金曜は女性無料とのことで、女性の姿も目立ちました。女性を無料にするのは、スポーツバイクに乗るのが、やはり圧倒的に男性が多いからなのでしょう。入場者は、学生服姿の高校生から、会社帰りのスーツ姿の人、定年後に自転車を楽しもうと訪れたと見受けられるご夫婦まで、幅広い年齢層にわたっていました。
人気のメーカーやモデルとなると、早い時間に予約が一杯になってしまっています。予約制でなく順番待ちをして試乗するメーカーもありますが、お目当てのモデルが集中することも多く、時間帯によっては結構待たされるモデルもあったようです。
でも、スポーツバイクが初めてで、とりあえずどんなものか乗ってみたい方、特にメーカーやモデルが決まっていないという方なら、比較的すぐ乗れるものも少なくないので、いろいろ試してみるには格好の機会でしょう。展示ブースで借り受け、展示場の外に設置された試乗コースまで押して行って乗るシステムです。
試乗コースはいくつかあり、子供用やリカンベント、特殊車用の場所も別にあります。今回私は行きませんでしたが、東京会場の場合、海浜幕張公園内のMTB用コースでも試乗できたようです。展示場の外に設けられた試乗コースの中に、MTB用にバンプなどがついたコースもあります。
今回、大阪会場では、名古屋方面からもバスが仕立てられたようです。おそらく東京会場へも遠くから貸切バスなどで来場される方もあるのでしょう。盛況とは言っても、当日会場まで行けたくても行けなかった方が圧倒的に多いと思いますので、参考までにその雰囲気をお伝えしようと思います。
行かれた方には今さらの情報ですが、見ると去年のサイクルモードの記事へもアクセスが増えています。来年、このイベントの存在を知って、行こうか判断する方にも参考になるかも知れませんので、写真なども掲載しておこうと思います。
もちろん全ては到底網羅できません。掲載できるのは、ごく一部ですが、各ブランドの情報は、それぞれのメーカーのサイトや雑誌にも出ていますし、イベントやニューモデルの情報などは、ブログで取り上げる方も多いと思いますので、ここでは、それ以外、あまり取り上げられないと思われる部分を中心にします。
入門者からベテランまで、サイクルモードへは試乗を目的に行く人が多いと思いますが、初心者やこれから始めようという入門者の人なら、それ以外にも有益な情報がたくさん得られます。試してみることが出来るのは、自転車本体に限りません。自転車用品でも試せるものがいろいろあります。
いわゆるレーパンなども、最初は抵抗があるでしょうし、なかなか試せない場合も多いと思います。タイプもいろいろあります。この機会に、はき心地を試してみるのもいいでしょう。
最近のウェアは、防寒や保温機能なども進化しています。気温ごとにディスプレイされているコーナーもありました。自転車ウェア独特のパーツや、重ね着スタイルも、はじめは馴染みが薄いですから、いろいろと参考になると思います。
もちろんベテランでも、新製品をはじめ、思いがけず有益な情報があると思います。
ジャージなどもカラフルなものがたくさん出ています。最寄りのショップの自転車用品の品揃えが豊富とは限らないので、こうした展示会で目星をつけておくのも手でしょう。
ビンディングペダルを試せるコーナーもあります。このビンディングペダルとシューズも、なかなか試せませんし、そのはき心地が実感できる機会は少ないはずです。実際にペダルに固定してぺダリングしてみることも出来ます。
いろいろなパーツを比較するコーナーもありました。サドルも、実際にまたがって試せます。
最初は誰でもお尻が痛くなると思いますが、その対策グッズなども出ていました。坐骨の幅に合わせて調節できるサドルは世界で唯一だそうです。
靴の中敷きなんかを試せる機会はそうないでしょうし、たくさんの種類のヘルメットをかぶってみて、鏡で似合うかどうか確認もできます。
おそらく、入門者の場合、輪行(普通の自転車を分解して電車などで運び、運んだ先から走りだすこと)なども知らないでしょうから、こうしたグッズを見るだけでも新しい発見がたくさんあると思います。自転車屋さんに頼むのではなく、自分で修理やメンテナンスをするというのも新鮮かも知れません。
なかなか関連用品の場合、ショップでも大きな展示スペースがとられていませんから、各種グッズの違いや選び方のポイントを知るだけでも参考になるでしょう。
こんな展示を見たら、自転車でキャンプに行きたくなる人もあるはずです。ペット用の自転車用品などもあります。
もちろん、新製品の情報をいち早く知ることも出来ます。
最近は、ライトもLEDで、見た目が非常に明るくなりました。ただ、相手からは明るく視認性が高くても、行く先を明るく照らせるとは限りません。そのあたりを暗室で実感するのも有効でしょう。ちなみに、キャットアイの展示ブース、毎年ありますが、怪しげな占いの館に見えてしまうのは私だけでしょうか(笑)。
ほかにも展示やイベントがいろいろあり、自転車好きならきっと楽しめるはずです。今年は今日までで終了ですが、来年以降もこの時期に行われると思います。もし機会があったら、行ってみてはいかがでしょう。私も毎年行っても仕方がないのですが、結局また、行ってしまうような気がします(笑)。
先立つものもないし、これ以上増えると置く場所もないし、サブプライム危機だし、カミさんの了解も得られないし(一番の理由)、個人的には、なかなか新しい自転車を買えそうにありません。欲しくなってしまうので、行かないほうがいいという話もありますが..(笑)。
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