December 24, 2008

世界中で働くサンタクロース

今日はクリスマスイブです。


せっかくですので、今回は堅い話を抜きにして、世界のクリスマスの報道写真などの中から自転車(バイク)のある風景をピックアップしてみました。冒頭の写真は、カリフォルニアのrichardmasonerさんの“Bicycle Christmas lights”です。この時期、テールライトを増やして緑色なども入れてみると、クリスマスの雰囲気満点です。

Photo by richardmasoner,licensed under the Creative Commons Attribution ShareAlike 3.0 Unported.

今年は北京オリンピックがあったわけですが、メインスタジアムとしておなじみになった通称「鳥の巣」の前にもクリスマスツリーが登場しています。

Photo from AP Photo by Alexander F. Yuan

こちらはエルサレム旧市街の入口でツリーにするモミの木を運ぶ男性です。ユダヤ教・イスラム教・キリスト教、それぞれの聖地でもあるエルサレムでのクリスマスは、きっと他の場所とは違うものなのでしょう。

Photo from AP Photo by Bernat Armangue

日本のクリスマスはアメリカの影響を強く受けていますが、例えばイタリアでプレゼントを運ぶのは、サンタではなく魔女だと言いますし、国によってもその雰囲気は大いに違うようです。暑いインド中部のボパールでは、サンタクロースが水上バイクに乗って登場しても違和感はないのでしょう。

Photo from Reuters Pictures

こちらロンドンの街角のサンタは、キックスケーターです。

Photo from Reuters Pictures

インドネシアのジャカルタにある水族館、しかもサメの水槽に潜っているのはサンタのコスチュームをまとったダイバーです。ただ、なぜサメのいる水中で自転車に乗っているのかは不明です(笑)。

Photo from Reuters Pictures
Photo from AP Photo by Achmad Ibrahim

私も今年ベトナムへ行って、そのオートバイの多さには圧倒されました(下の関連記事参照)が、ベトナムのサンタならオートバイで移動するのが、むしろ自然です。当然、少年は自転車になります。

Photo from Getty Images by AFPPhoto from Getty Images by AFP

韓国でも郵便配達人が配達用のオートバイに乗っています。恵まれない子供たちへのプレゼントを届けたりもするそうです。ちなみに韓国は、クリスマスを祭日としている東アジアで唯一の国と言います。日本でも、これだけクリスマスが広く定着しているのですから、休日にしてもよさそうなものです。

Photo from AP Photo by Kim Ju-seong

25日が休みになれば、天皇誕生日との間に挟まれた24日も、祝日法の規定で休みになるので3連休です。クリスマスが休みの国は多いですし、この時期に連休があったら何かと助かる気もしますが、特定の宗教上の行事を祝日にするのは政教分離の原則から難しいようです。話がそれました。

郵便配達と言えば、ドイツの郵便配達もサンタの格好で自転車に乗っています。ベルリンの北にあるHimmelpfort郵便局には、世界中からサンタ宛ての手紙が届くそうです。

Photo from Getty Images by AFP

フランスのストラスブールの街角のサンタは、サンタの格好での何かの仕事の帰りなのかも知れません。

Photo by Feuillu,licensed under the Creative Commons Attribution ShareAlike 3.0 Unported.

同じフランスでも、こちらのサンタは、トナカイではなく女性のこぐベロタクシーで出勤でしょうか。

Photo by Feuillu,licensed under the Creative Commons Attribution ShareAlike 3.0 Unported.

よく、どうやってサンタクロースが一人で世界中の子供にプレゼントを届けられるのかという、小さな子供の素朴な疑問があります。考えてみれば、この時期、一人どころか世界中で無数のサンタクロースが子供に夢を与えるべく奮闘しているのかも知れません。



日本のクリスマスシーズンは世界で最も早い、つまり長いと言います。店先などで延々と2か月もクリスマスソングを聞かせられている人にしてみれば、やっとクリスマスという感じかも知れません(笑)。皆さん、よいクリスマスを。
メリークリスマス!

関連記事

クリスマス気分を盛り上げる
クリスマスに欠かせないものの一つに、イルミネーションがある。

自転車好きな人への贈りもの
探してみると、自転車に乗ったサンタクロースなどもよく見かける。

時代を飛び越えられる可能性
ベトナムへ行ってみると、オートバイのあまりの多さに圧倒される。


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この記事へのコメント
夢を与えるサンタクロースらしい演出ですね。
サメのいる水中も走るサンタの登場は、海を越えてどんな困難でも乗り越える意味があると思います。
この姿をみれば子供たちは自分のところにもきっと辿り着けると信じていることでしょう。

応援ポチ2
Posted by nekki5149 at December 26, 2008 23:56
nekki5149さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
いつの間にか、大人になってサンタクロースの存在を信じていた子供のころの心は忘れてしまいましたが、無邪気にサンタクロースの存在を信じ、クリスマスにわくわくしている子供たちの夢は壊したくないものですね。
日本のクリスマスは、いかにも商業主義的な色合いに満ちていますが、宗教的な意味合いからは遠く離れているにせよ、子供たちに夢を与える行事には間違いないでしょう。
応援ありがとうございます。
Posted by cycleroad at December 27, 2008 22:53
 
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