COP15が大詰めを迎えています。
実際、コペンハーゲンはCOP15が開かれるに相応しい場所と言えるでしょう。デンマークでは風力発電の割合が全体の2割にまで伸びており、2020年までに、これを5割にまで引き上げることを目標にしています。風力発電用の機器を、世界で一番生産している国でもあります。
“copenhagenize.com”などを見ると同市の自転車環境がわかります。クルマは不便ですが、自転車は優遇されています。例えばグリーンパスと呼ばれる自転車専用道路では、交差する道路のクルマが一時停止します。自転車が止まるのではなく、クルマが自転車の通行を妨げないよう一時停止するのです。自転車道のほうが優先です。
そして現在でも、さらなる自転車の利用促進を進めています。自転車レーン脇に立つ、写真のタワー型の機械は自転車カウンターです。通った自転車を一台ずつカウントしているのです。数字がリアルタイムにカウントアップされるので、通過する人は、1日の合計や累計などを見て、多くの人が自転車利用していることを実感できます。
一方、無灯火や飲酒運転などの交通違反を防止するため、警察は抜き打ちの取り締まりを行い、違反者には高額の罰金を科すなどの対策も行っています。デンマーク人の気質や規律を尊重する文化、一貫した交通政策とその積み重ねもあるのでしょう、交通法規は遵守され、路上での秩序もよく保たれています。
デンマークは、世界一幸福な国と言われています。医療費や学費は完全に無料で、失業給付は4年間も保証されています。国民は年金制度を信頼しているので、基本的に老後の不安もありません。もちろん税金が高いということはありますが、こうした高福祉政策への国民の満足度が高いところから来ているのでしょう。




