サイクルロード 〜自転車への道
世界の都市で自転車が選ばれ始めている。さまざまな角度から自転車の話題を。
December 05, 2010
単に再利用でなく素材を活用
自転車には消耗する部品があります。
チェーンやスプロケットも摩耗しますし、ワイヤー類なども交換が必要になりますが、代表的な消耗品はブレーキシューやタイヤ、それにインナーチューブなどでしょうか。ある程度のキャリアになると、使わなくなったタイヤやチューブの2、3本は家にころがっていたりします。
ブレーキシューなどは、交換したら捨ててしまうと思いますが、チューブは、まだ使おうと思えば使えるものもあって、捨てずにとってあったりします。スポーツバイクの場合、きちんと空気圧を管理していれば、そうそうパンクするものではありませんが、気がつくと使用済みのチューブが増えていたりします。
小さな穴なら修理して使うことも出来ますが、断裂したような傷や、一定以上の大きさの穴があくと、チューブとしては使えません。チューブとして使えない以上捨てるしかありませんが、小さな穴があるだけで、なんとなく、もったいない気がする人も多いのではないでしょうか。
世界では、年間相当な数のチューブが消費されているはずです。国によっては、ゴミの減量や資源の有効利用のため、使い古しのチューブを集めて、別の製品の材料としてリサイクルする活動が盛んなところもあります。こうしたプロジェクトの趣旨に賛同し、捨てずに供出する人もいます。
一方、個人でも、チューブを捨てずに工夫して再利用している人は少なくないようです。もったいないから何かに再利用出来ないかということもありますが、長くて丈夫なゴムという便利な素材として、いろいろ有効に使えることに気づいたという面もあるのでしょう。
穴があいている以上、膨らませて使うことは出来ません。でも、切ってゴムとして使うぶんには何の問題もありません。小さく輪切りにすれば、強くて丈夫な輪ゴムが出来ますし、縦方向に切れば大きな輪ゴムにもなります。ゴムのロープのような使い方も出来ます。そんな、古いチューブの活用例を見てみることにします。
通常、ロープを使うような場面で、ゴムを使うと便利なことは少なくありません。ゴムの弾力があるおかげで、例えば荷物を固定するにも、より安定したり、ピッタリと密着させられたり、伸縮しないロープにはないメリットがあります。実際に、さまざまな場面で使われています。
タイヤチューブを輪ゴムのような形にして、自転車のハンドルにGPSや携帯端末を固定したり、何かを取り付けるアタッチのような使い方をしている人もあるのではないでしょうか。工夫次第では、自転車まわりでもいろいろ
便利に使えるアイテム
になります。
フレームに、ストラップなどで何かを装着する際、あらかじめ適当な長さに切ったチューブ巻き、フレームに傷がつかないようプロテクターにする使い方もあります。ゴム素材でクッション性があるので、ストラップでしめた時、ものによっては前後に動いてしまうのを防ぐ働きもあります。
シートポストとフレームの間に巻くなど、オフロードで泥や砂などの進入を防ぐような使い方も考えられます。袋状にして、バッテリーなどを携行する入れ物にするような使い方をしている人もあるようです。そのほか、ハンマーなどのグリップにすれば、使う時に手が滑らないという利点もあります。
自転車まわり以外でも、いろいろな使い方をしている人がいます。例えば、
椅子の座面の張り替え
です。椅子は座面が一番傷むと思いますが、フレームは全く問題ないということも多いでしょう。古い座面を外してタイヤチューブを張れば、クッション性も抜群です。
チューブを編むような形で布状にして、「
ラグ
」にするというアイディアもあります。身の回りのもののリサイクルで、ゴムのマットが簡単に自作出来てしまうというわけです。ゴムなので滑らないという点もこのマットの利点と言えるでしょう。
なかなか秀逸なアイディアなのは、この棚でしょうか。壊れた家具の足の部分を壁に取り付け、その間にチューブを張っただけですが、オシャレな棚になっています。この棚の利点は、ものを上下に挟みこむことが出来、多少揺れても落ちて来ないという点です。しかも、どんな形のものでもフィットします。
古い自転車用タイヤも含め、単純に
ベルト
にしてしまおうと考える人は多いようです。古くなったベルトのバックル部分を利用すれば、誰でも比較的簡単に作れるでしょう。ゴムという性質を活かして、伸縮性のあるベルトにすることも可能です。
サスペンダー
という発想をする人もいます。
女性なら、アクセサリーの材料にしてみてもいいかも知れません。例えばヘアバンドです。そのまま巻くのでは、ちょっとゴムがきつそうですが、この例ではリング状にして形状もオシャレな形にしています。ゴム素材で、伸び縮みもする点が向いているのかも知れません。ブレスレットなどを作る人もいます。
こちらは作者のセンスだと思いますが、とてもシャレた
イヤリング
に仕上がっています。このままデパートで売っていたとしても違和感がないほどです。もし売り場に飾ってあっても、このイヤリングがタイヤチューブから出来ていると見抜く人は少ないのではないでしょうか。
くつのひもの代わりに使えば、いちいちヒモを結ばないですむ
シューズ
にすることも出来ます。言われてみれば当たり前のことですが、なかなかタイヤチューブを使うことは思いつかないでしょう。わざわざゴムロープを買ってこなくても、気軽にいろいろ試せる点がいいのかも知れません。
ビジネスとして、リサイクル素材としての古いタイヤチューブに注目し、メッセンジャーバッグやサイフなどに製品化する会社も増えてきています。廃棄されればゴミの量を増やしますし、燃やせば膨大な温暖化ガスの排出につながることは間違いありません。その点でも好ましい動きです。
サイクリストには、環境負荷への軽減への取り組みに敏感な人が少なくありません。また、リサイクルという点だけでなく、タフな使い方も出来るので、バッグなどに向いていることもあるのでしょう。サイクリストだけでなく、純粋に素材としても、意外に人気があるようです。
ネット上には、このほかにも様々なものに活用している人がいます。素材として使えば、まだまだいろいろなものに加工出来るはずです。今まで、古いチューブをそのまま捨てていた人も多いと思いますが、再利用してみる手はありそうです。もっといい使い道がないか、考えてみるのも面白いかも知れません。
やっぱり12月に入ると忙しくなりますね、何だかんだで..。
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Posted by cycleroad at 23:30│
Comments(8)
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この記事へのコメント
私、パンクって一度もした事がありません…
MTBで山に行く時なんか、必ず換えのチューブ持って行くんですけど…
せっかく重いチューブ持って行くのにパンクしてくれません…
たまにはパンクしてチューブ交換してみたいです(笑)
そしてパンクデビューしたら、こちらの記事で紹介されてるようにチューブを活用してみたいと思います♪
Headbandは痛そうです… 髪の毛噛みそうで…
Posted by youshookme at December 06, 2010 22:02
youshookmeさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
それはラッキーですね。パンクなんて、しないにこしたことはありません。
私も、パンクしない時は長期間パンクしません。多くの人が考えるように、ガラスや釘などを踏んでパンクするのではなく、実際には、空気圧が適性でない場合に起きる、いわゆるリム打ちでしょう。
ただ、やはり長く乗っていると、チューブも劣化しますし、どうしてもパンクすることはあります。
確かに、ほとんど出番きないのですが、持っていない時に限ってパンクしたりするものです。遠くへ出かける時、特に人里離れた郊外の場合は、パンクするとシャレにならないケースもありえますから、予備のチューブは用意しておきたいですね。
Posted by
cycleroad
at December 06, 2010 22:22
アルケミーグッズの鞄を愛用しています。
http://www.diatechproducts.com/ag/index.html
でも、自分でいろいろ工夫してみるのがよさそうですね。勉強になりました。
Posted by こいし at December 07, 2010 09:46
こいしさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
リサイクルチューブのかばん、使ってらっしゃいますか。
せっかくリサイクルiに使える材料が身近にあるのであれば、いきなりカバンとはいかなくても、何か作ってみるのも楽しいかも知れませんね。
Posted by
cycleroad
at December 07, 2010 22:20
自転車の荷台や軽自動車の荷台のローブにする人が多いですね。他にエクササイズ用ローブとして伸ばしたりして身体鍛えている人も見掛けます。
Posted by ジャムおばさん at December 07, 2010 22:34
パンクは空気圧を測るメーター付きのものにしてからしていません。
空気圧管理が大切だと思い知らされています。
ゴムの再利用はすごいものですね。
ポチ
Posted by
4288
at December 08, 2010 20:07
ジャムおばさんさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
そうですね、荷台にかけるシートの縁につけて使ったりすることも多いと思います。
なるほど、エクササイズ用にも使えますね。高校生の部活などでも、オフシーズンのトレーニング用に使われているのかも知れません。
Posted by
cycleroad
at December 08, 2010 23:07
4288さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
そうですね、空気圧が減ってくると、乗り心地やスピードにも影響しますし、パンクの可能性が高まります。
乗らないでいても、わずかずつ減っていきますから、空気圧を見ながら管理するのは大切ですね。
Posted by
cycleroad
at December 08, 2010 23:13
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