December 08, 2010

どちらが時代への逆行なのか

これから年末年始にかけて、テレビによく出てくる場所があります。


日本のメジャーな場所が中継されるのは当然として、海外で定番として出てくるのが、クリスマスのロックフェラーセンターでしょう。ここのクリスマスツリーは世界的に有名です。クリスマスイブだけでなく、このツリーの点灯式も冬の風物詩として、よくテレビで中継されます。

もう一つ、大晦日のカウントダウンで、その光景が必ずと言っていいほど中継されるのがタイムズスクエアです。このタイムズスクエアでのニューイヤー・カウントダウンも盛大なことで世界的に有名で、日が暮れたくらいの時間帯からイベントなどで盛り上がります。わざわざ日本から見に行く人もいます。

どちらも、言わずと知れたニューヨークの有名な観光スポットです。このうち、ロックフェラーセンターのほうは変わっていませんが、タイムズスクエアは以前とは少し違っています。カウントダウンの中継ではわからないかも知れませんが、一部の車道が無くなり、歩行者のためのスペースになっています。

(以下の写真、左側が Before 、右側が After です。)
Green Light for Midtown, www.nyc.govGreen Light for Midtown, www.nyc.gov

タイムズスクエアの交差点の、ヘラルドスクエアの方へに抜ける斜めの車道が、そのままそっくり歩行者天国のような歩行者専用スペースになっています。行ったことのある方ならわかると思いますが、細い道ではありません。3車線から4車線ほどもあった道です。

東京で言うならば、渋谷の109の前から、道玄坂をそっくり歩行者天国にしてしまったような感じでしょうか。いや、交通量から行ったら、もっとインパクトがあるかも知れません。もちろん、日本にもあるような休日に限った歩行者天国ではありません。

Green Light for Midtown, www.nyc.govGreen Light for Midtown, www.nyc.gov

これは、“The Green Light for Midtown Project”と呼ばれる事業で、ブロードウェイに新しい歩行者用のスペースをつくってしまおうというものです。現在は路面に青と白で川をイメージしたアートが描かれていますが、近く工事が始まり、恒久的な歩行者用の広場になる予定だと言います。

日本の都市では、車道を拡幅する、あるいは新設するという話は聞いても、車道を無くす、廃止するという話はほとんど聞いたことがありません。車道を拡幅するために、莫大な補償金を支払って立退きを進め、少しの区間を長い間かかってやっと拡幅しているのに、狭めるなんて考えられません。

(左は工事直後。茶色だった部分が、現在は右のように青と白でペイントされている。逆方向から見たところ。)
Green Light for Midtown, www.nyc.govGreen Light for Midtown, www.nyc.gov


その意味では、我々の常識と逆行するような話です。しかし、これが行われているのはニューヨークであり、世界の金融センター、商業や文化、ファッションなどの世界の中心とも言うべき都市です。その中でもタイムズスクエアは、「世界の交差点」と称される、世界で一番有名な交差点です。

これはタイムズスクエアに限ったことではありません。変則的な交差点を無くすことで、かえってクルマの流れを良くするという狙いもあるのですが、単純に車線を減らし、歩行者向けのスペースを増やしている場所もあります。ニューヨークの都市としての道路の考え方が変わりつつあるのです。

Green Light for Midtown, www.nyc.govGreen Light for Midtown, www.nyc.gov
Columbus Circle

“The Green Light for Midtown Project”では、そのほかにもコロンバスサークルや、コロンバスサークルとタイムズスクエアの間、ヘラルドスクエアなどでも車道を削り、歩行者の憩いの場所にしています。歩道が無い場所ではありません。歩道とは別に、市民がくつろげる場所をつくっているのです。

このプロジェクトにより、歩行者の安全性が向上したのは言うまでもありません。実際に事故や歩行者のケガが減ったという数字が出ています。クルマの平均移動速度は落ちた箇所もありますが、交通の流れが整理されたことで、かえって移動速度が改善した箇所も少なくありません。

Green Light for Midtown, www.nyc.govGreen Light for Midtown, www.nyc.gov
Broadway between Columbus Circle and Times Square

ニューヨーク市運輸局が、こうした思い切った政策に出られたのは、現ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグ氏のリーダーシップのおかげであることは間違いありません。これまでにも取り上げましたが、ブルームバーグ市長はニューヨークの自転車レーンの拡充に力を入れていることでも知られています。

市長によって、ニューヨークの自転車レーンのネットワークは、以前と比べてほぼ2倍の距離となっています。これによって、自転車で通勤するニューヨーカーが大幅に増え、公害や渋滞の改善にも役立っています。そして、さらに拡充すべく工事は進行中です。

Green Light for Midtown, www.nyc.govGreen Light for Midtown, www.nyc.gov
Herald Square

2012年には、パリやロンドンで好評を博しているような、自転車シェアシステムを導入する計画もあります。実施については、パリやロンドンに遅れをとってしまいましたが、検証実験が以前から行われていたことは、過去の記事でも取り上げました。

それだけではありません。バスなど公共交通の使い勝手を高め、その利用が促進されるような政策も行っています。都市の緑を増やしたり、公園などの改修も進めていますし、市内各所の再開発などによって、住民の利便性や安全性を高めるようなプロジェクトも多数進行中です。

Green Light for Midtown, www.nyc.govGreen Light for Midtown, www.nyc.gov
Herald Square

「高齢者に優しい通り」にする事業も進めています。高齢者の事故を少なくするため、交差点の照明など歩行者の視認性を高めるだけでなく、交差点での信号のタイミングを変えて、歩行者が渡れる時間を長くしたり、車道の車線を減らして横断歩道を短くすることも含め、交差点の構造を見直しています。

ニューヨーク市運輸局は、クルマのドライバーのことを考えないわけではありませんが、あくまで歩行者を重視した交通政策を進めているのです。運輸局がこうしたスタンスにたって政策を進められるのは、ブルームバーグ市長のビジョンと、同氏のサポートに支えられていることは想像に難くありません。




いまだにクルマ中心の考え方から抜けきれていない日本の都市の交通政策とは雲泥の差、比べると、まことにうらやましい部分があります。ブルームバーグ氏という優れた市長のおかげではありますが、必ずしもそればかりではないことにも注意すべきでしょう。

いかに優れた市長であっても、市民の支持が得られない政策を進めるのは困難です。市長が、クルマのドライバーよりも、歩行者や自転車の立場にたって交通政策を進められる背景には、市民の支持があります。ドライバーだって多くは市民でしょうが、こうした交通政策に対する理解やコンセンサスが広がっているわけです。

もちろん、その背景には温暖化ガス削減や環境に対する市民の考え方の変化もあるでしょう。クルマ大国アメリカの中でも、ニューヨークは地下鉄やバスなどの公共交通が充実していることもあります。でも、都市におけるクルマでの利便性を追求してきた従来のような考え方が、確実に変わりつつあるのも間違いありません。

ニューヨークで、繁華街の交通量の多い大きな車道をつぶしてでも、歩行者がくつろげる場所をつくることに、市民の高い支持が集まっていることは各種の調査でも明らかになっています。自転車レーンを大幅に拡充して、そのネットワークを広げることも、市民に支持されているのです。

Green Light for Midtown, www.nyc.govGreen Light for Midtown, www.nyc.gov

ひるがえって日本ではどうでしょう。車線を狭めて、自転車レーンを設置するだけで地元から反対意見が続出します。歩道から自転車を排除できて、地元住民の安全性が高まるにも関わらず、です。その理由はと言えば、ドライバーの利便性が悪くなり、渋滞が増えるからです。

もう一つ、クルマが駐車出来なくなり、商店街の売り上げが減るからというものです。商店街の人にとっては死活問題なのでしょうが、路上駐車して店に来るお客しか見ていないとも言えます。商店街の前の道路をクルマが通過しやすくするより、歩行者や自転車で通る人を増やすという視点もあるのではないでしょうか。

おそらく、クルマでの来店利便性にこだわるのは、郊外型の大型商業施設との比較があるのでしょう。確かにモータリゼーションが進んだ結果、お客がクルマで行動することが増え、いわゆるトーナツ化現象で都市の中心街や駅前商店街が寂れるという傾向があります。

しかし一方で、クルマを排除して歩行者が歩きやすくしたことで賑わいが戻り、中心街の復活につながった事例もあります。ニューヨークだけでなく、アメリカの他の都市やヨーロッパの都市でも、都市の中心部へのクルマの流入を制限するなど、歩行者や住民目線に立った交通政策が支持されつつあります。

Times Square Cam, www.earthcam.com←今のタイムズスクエア。(クリックで中継サイトへ)

市民の安全こそ重視すべきです。交通事故で毎年多くの人が命を落とすのが当たり前のようになっていますが、まず第一に人が死なないことを優先すべきではないでしょうか。最近は交通事故死者も減りつつありますが、クルマの対歩行者性能の向上や、医療技術の向上によって、即死しなくなっただけという指摘もあります。

クルマ最優先の交通政策が行われてきた結果、私たちは車道が拡幅され、道路は広くなるのが当たり前だと思っています。日本の道路は狭いから、少しでも広げて欧米の都市のように広々とさせたいと思っています。それを車道をつぶして市民の憩いにスペースをつくるなんて、今までの日本の常識では考えられません。

しかし、その目指してきた欧米の都市、ニューヨークをはじめとするアメリカのいくつかの都市や、ヨーロッパの都市での常識が明らかに変わりつつあるのです。私たちが正しいと感じてきた価値観も、一度疑ってみるべき時に来ているのではないでしょうか。


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あかつきはダメでしたか。しかし、なんで一発勝負なんでしょう。あらかじめ余裕をもって減速しておいて、後ろから金星が追いかけてくるような形で、その重力圏に入れるような軌道計画はとれなかったのでしょうかね。

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この記事へのコメント
cycleroadさんこんばんは。

あかつき 残念でした。6年後はあるのでしょうか?
その問題はJAXAにお任せする事として、
歩道 自転車道 車道 の問題、仰るように、商店街 が
大きく関与しているようです。


歩道と車道、駐車禁止等の問題で
 何故ここは自由(あからさまに無法地帯)になってるの?
 何故取り締まりが甘いの?
 何故...
どうやら、商店(街)の売り上げに大きく関わるようで、
取り締まりが厳しかったりすると、その商店からクレームが入るらしいのです。
警察や、役所に対して!(ご存知かもしれません。)

私の住んでいる所のすぐ傍であったのですが、
通学路で狭い道路 -> 歩道が無い -> 車道との分離のガードレール工事開始 で、
ガードレールの工事を始めた途端、直ぐに中断、数ヵ月後に中止。

暫くして役所に問い合わせると、”あなたのとこの自治会で相談して下さい”と。
どーやら、その通学路上の商店で、客が一時的に車を止められなくなるから
売り上げが落ちる、だから工事を止めろ と圧力をかけたらしいのです。
(直接的な表現は無いと思います、尤もらしい事をいったんでしょう。)
単独では効果が薄いから、何らかの団体(自治会?)として 苦情を提出したかも?
(すいません確証はありません。)


このような閉鎖的(?)な社会ですから、まず自分の利益が優先で、
”交通安全? 誰かがやればいーんだよ。うちの売り上げは落とされちゃー困るよ。”
が 圧倒的に支配しているようです。
困った困った....。

私の考え方は 偏見的 なのでしょうか?
Posted by fischer at December 09, 2010 20:18
素晴らしい!
日本はあまりにも自動車が我が物顔すぎて
ほんと窮屈なんですよね。
正直いって、景観も環境も著しく汚している言ってもいい。
こういった取り組みが日本にはもっともっと必要でしょう。
Posted by 佐藤 at December 09, 2010 21:57
欧州に続いて、アメリカでも人間優先の街づくりが始まったんですね!
Times Square 人が前より増えているじゃないですか?
車がいないとのんびり時間を過ごすためでしょうか?

日本は歩行者天国で先進的なことをやったのに、多分自動車メーカーや、fisherさんのコメントにあるような、商店会の圧力で消滅したのは、誠に残念!

ここは、欧米に成功してもらって、情けないが外圧で東京あたりも改善して欲しいものです。
銀座や六本木あたりは、車を無くした方が人が増えると思うのですが。

これからは、電車にしても道路にしても、弱者が安心して使えるものでないと、進歩とは言えない。
電動車いすが車道を走っている世の中はもう沢山!!
Posted by ヨッシー at December 09, 2010 22:05
NY市がが取り組みだしたとは知りませんでした。
日本ではクルマを効率よく転がすためにそれ以外の全てを犠牲にすることが「交通安全」だと思い込んでいる、人の形をした●●が多くて非常に困ります。

>余裕を持って
私ごときが申し上げるのは甚だ僭越ではありますが…そんなに単純なものではありません。太陽・地球・金星の位置・速度・引力の関係を考えますと、どうしてもあのスピードで行ってブレーキをかける必要があったものと想像します。また今の軌道はイレギュラーなものですから関係者から「6年後」と言う言葉がすぐさま出たのには驚かされました、「もうそこまで解ったのか!」。

未知の彗星・小惑星が新たに発見された際、追跡観測に使う暫定軌道要素でも5大惑星及び4小惑星の摂動(それぞれの引力によるふらつき)を計算に入れます。かのはやぶさはM-Vロケットの開発遅延がもとで目的地そのものが変わってしまいました。
Posted by alaris540 at December 10, 2010 13:39
fischerさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
警察にクレームですか。さもありなんという気もしますが、警察もそのクレームを受けて取り締まりの手を緩めるのでしょうか。
そうだとすると、手を緩めないところと差が出来て不公平ですし、何より法律の執行を恣意的にすることになって、甚だけしからん話と言われても仕方がないでしょうね。
ガードレールの工事も、手を付けておいて中止ですか。こちらは、強制力の執行とはまた少し違いますから、地元の反発があった、地元との合意が出来ていなかったということなのでしょう。
それにしても、通学路の子供の安全よりも商売優先ということですね。それほどクルマの客に依存しているのでしょうか。
釈然としないのは良くわかります。fischerさんでなくても誰でも違和感を感じることでしょう。
ただ、何であっても、今までと変えようとする動きに対して、いろいろな反発が起きるのは、よくある話です。
既得権益を持つ人が、それを強硬に守ろうとするのと一緒です。駐車の取り締まりやガードレールも、既得権益の一種と言ってもいかも知れません。
住民にしても言い分はあるでしょうし、公共の福祉と、個人の利益が相反する例は、よくあります。道路や鉄道の新設や拡幅のための立ち退き問題とか、ゴミ処理場の建設とか。
住民の権利と都市計画がぶつかるのは、現実問題として避けられない部分なのでしょう。
住民の権利は強い部分もありますから、いろいろ難しい部分があるのでしょうね。
Posted by cycleroad at December 10, 2010 22:45
佐藤さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
同じように感じている人が、欧米では増えているということのようです。
ただ、日本は、まだまだ遅れています。まだまだクルマ優先が当たり前のように感じている人が多いのは間違いないでしょう。そのことに気づく人が増えたら、日本でも、変わってくると思います。
Posted by cycleroad at December 10, 2010 22:54
ヨッシーさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
タイムズスクエアにも、人々がゆっくり滞留出来るようになったということでしょうね。以前は、時間帯によっては歩道から人があふれるくらいの混雑で、落ち着いて座るなんて考えられなかったですから。
歩行者天国は日本でも早くから行われていたようですが、あくまで交通量の少ない休日に限っての話ですから、歩行者本位の街づくりとは少し違いますね。
歩行者天国は、人が集まるので周辺の商店街にも恩恵があると思います。むしろ、休日でも周辺道路の渋滞に配慮するという事があるのでしょう。
都市計画に外圧が効くかどうか、そもそも外圧があるかどうか疑問です。やはり、人々が安全快適に都市で生活出来る権利を認識し、クルマ優先より人間こそ優先すべきと気づく必要があると思います。
Posted by cycleroad at December 10, 2010 23:13
alaris540さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
おっしゃるように、日本では、まだまだクルマ優先で、多くのものが犠牲にされていることに違和感を感じていない人が多いというのが現状でしょうね。

いや、その通りでしょう。当然、そんな簡単なものではないはずだと思います。専門的に検討して、今回のやり方が最善だったのでしょうし、出来ることならそうしているはずです。
単なる素人の浅はかさな考えだと思います。
ただ、素朴な疑問として、一発勝負は避けられないものなのかなとつぶやいてみただけなのです。
ツッコミを入れていただき、ありがとうございます(笑)。
Posted by cycleroad at December 10, 2010 23:37
>あかつきはダメでしたか。しかし、なんで一発勝負なんで
>しょう。あらかじめ余裕をもって減速しておいて、後ろか
>ら金星が追いかけてくるような形で、その重力圏に入れる
>ような軌道計画はとれなかったのでしょうかね。

ニュートンの法則。金星より遅いと太陽に向かって「落下」し、金星には二度と接近できなくなり、数年後に再接近もあり得ない。巨大なかごの中でバイクを走らせる?・・よく文章書きますね。話題になるのが好きなのかな?
Posted by max at December 12, 2010 12:32
近所に「道路が狭いので歩行者は駅の反対側に迂回してください」という看板が設置されるほど歩行者に冷たい道路があるのでうらやましい限りです
自分はクルマに乗らないのでわからないのですがアクセルを踏んだだけで前に進む乗り物で歩行者を押しのけてまで近道したいものなのでしょうか・・・?
Posted by 職人気取 at December 13, 2010 18:42
maxさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
引力の作用については理解しています。当然、速度が遅ければ、そういう軌道になってしまうことはわかります。
私の書き方が悪かったのですが、例えば、速度を落とすタイミングを一発勝負でなく、もう少し違った方法、例えば12分間一挙に逆噴射するのではなく、ある程度速度を落としておいて、後から修正の余地を残すなど、一発勝負、イチかバチかのようなリスクを避けて、ヘッジするようような方法はとれないものなのかなと思っただけです。
巨大なかごの中でバイクを走らせるというのは、よく意味がわかりません。
Posted by cycleroad at December 13, 2010 22:12
職人気取さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
道路が狭いので歩行者は迂回しろとはヒドイですね。でも、それが当たり前のようになっているということでしょう。
動力のあるクルマが地表面を走れて、自分で歩かなければならない歩行者に歩道橋を渡らせるというのも、その意味では変です。まあ、コストや効率、経済合理性ということなのでしょう。
効率、あるいは経済面を優先するあまり、人命や人間らしい環境は、あまり顧みられてこなかったのは間違いありませんね。
Posted by cycleroad at December 13, 2010 23:11
 
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