自転車で道路を通行中、ヒヤリとすることがあります。
自転車で道路を通行中、ヒヤリとすることがあります。
中には、明らかな故意や嫌がらせで幅寄せされるようなケースもあるでしょう。自転車が邪魔で目障りだとか、歩道を走るものと目の敵にする人もいます。相手にケガをさせたり死亡させる可能性があるのに、その行為がもたらす結果の重大性に思いが至らないような未熟なドライバーや、身勝手で短気な人も存在します。
つまり、自転車が側方や後方にいることにドライバーが気づかないという状況です。実際問題として自転車の存在を見落としたり、気づかないことによって事故は起きています。ドライバーの注意不足、あるいはミスということになるわけですが、いずれにしても自転車側にとっては、たまったものではありません。
大型の車両の場合、バックミラーも大きいですが、左側のミラーまでは運転席から距離があります。そこに小さく映っている自転車を見逃す可能性は否定できません。幅がないのでミラーへの投影面積は小さいですし、背景に溶け込んでしまう可能性もあるでしょう。逆光や薄暮、夜間など、視認性の悪い場合も当然あります。


注意すべきは、ロンドン交通局が、自転車を重要な都市交通の一つと位置付けていることでしょう。これが日本の大都市の交通局ならば、自らが運営する地下鉄やバス路線などの情報提供だけで、自転車のことなんて全く関係ないという立場ですから、こうした情報の掲載は望むべくもありません。
日本では、法律ではれっきとした軽車両であるにも関わらず、間違った道路行政によって、自転車は歩道を通行する存在のように思われています。これにより、自転車は曖昧で中途半端な状況に置かれ、無茶苦茶で無秩序な通行がまかり通り、そのことが歩道上でも車道上でも事故をひき起こす遠因になっています。
イギリスでは、自転車も交通法規に従って車道を走る車両として認識され、基本的に市民もそうした意識で乗っています。一方、日本では安全のための知恵どころか、交通ルールすら知らない、守っていない大人が大勢います。この差は大きいと言わざるを得ません。

