新聞の社説に自転車が取り上げられています。
社説:自転車事故 専用レーンの拡充図れ
街の中の歩道を猛スピードで走り抜ける自転車に肝を冷やした人は少なくないだろう。
歩道を走行する自転車が歩行者をはねるケースが増えている。09年の対歩行者事故は2934件で10年間で3.7倍になった。死亡事故につながるケースもある。
道路交通法で自転車は軽車両に分類され、原則として車道の左側を走らなければならない。08年6月に改正法が施行され、自転車の走行が道路標識で指定されていない歩道を例外的に走っていいケースを「13歳未満か70歳以上」などと明確化した。
だが、交通ルールの無知やマナー違反が絶えない。携帯電話を見るなどよそ見運転はもちろん論外だ。
無謀運転による事故の代償は大きい。05年、信号無視した30代男性の自転車が、横断歩道を歩いていた50代女性をはねて死亡させた。地裁で5000万円を超える賠償が男性に命じられた。男性は実刑判決を受け、仕事も失ったという。
自転車と歩行者による歩道上の事故の責任は、原則として全て自転車側に負わせるという司法判断が示されつつあり、高額賠償を命じる判決は他にも相次ぐ。被害者だけでなく、事故が自転車利用者に深刻な影を落とすことを肝に銘じるべきだ。
一方で、利用者側の責任だけを強調するわけにはいかない。
08年3月時点で全国の自転車保有台数は約6910万台に上る。最近10年間で400万台近く増えた。環境にも健康にもいい自転車の普及は、医療費や二酸化炭素(CO2)削減につながることも期待される。
だが、欧州の自転車先進国に比べ、国の対策が遅れているのは間違いない。国は08年、試行として全都道府県87市区町の駅近くや繁華街など98カ所をモデル地区に指定し、自転車の通行空間作りに乗り出した。それでも、昨年3月時点の整備率は7割弱だ。中でも、自転車専用の自転車道の整備率は5割にとどまる。
違法駐車などにより、自転車が本来走る車道の通行が妨げられている側面もある。まずは国がモデル地区での整備を早急に進めてほしい。
また、自転車の歩道走行が、かえって交差点での車との衝突事故に結びつきやすいとの研究もあるという。一方で、車道に余裕のある全国都市部の主要道約8100キロの8割で、線を引くだけで自転車レーンを設置できると、専門家は試算する。
自転車が走行しやすい空間作りを国は一層、工夫すべきである。
自転車保険の認知度が低いのも問題だ。利用者の自覚が第一だが、教育現場などでの交通ルールの徹底と合わせ、さらなる啓発に国が努めるのも当然である。(毎日新聞 2011年1月10日)
自転車事故:7割が交差点で発生 歩道走行、車の死角に
自転車事故の7割は交差点で発生し、その主要因は自転車の歩道走行とみられることが、元建設官僚で住信基礎研究所の古倉宗治研究理事の分析で分かった。自転車を除く交差点での事故率は全体の4割強にとどまり、自転車の事故率は突出。大半は車との事故で、歩道を走る自転車が交差点に進入した際、車道走行時よりも車の死角に入りやすいためだという。自転車の車道走行は危険視されがちだが、むしろ歩道走行の方が危険性が高い実態が浮かんだ。
古倉氏が警察庁所管の財団法人「交通事故総合分析センター」に自転車事故の発生場所の調査を依頼したところ、01年の全国の自転車事故17万5223件のうち71%に当たる12万4574件は交差点で発生。自転車を除いた交差点事故の割合は43%にとどまった。警察庁によると、09年でも自転車事故15万6373件のうち交差点での発生は11万3761件で、73%にのぼる。
古倉氏は、国土交通省国土技術政策総合研究所が02~05年、東京都のある幹線道路の約15キロの区間で行った車と自転車の事故調査についても検討。区間内の交差点で、左折車と直進自転車の事故は計26件あったが、うち25件は自転車が歩道走行で、車道走行は1件だけ。車が脇道から幹線道路に出た際、左右からの自転車と出合い頭に衝突した事故でも、計79件中71件は自転車が歩道走行していた。
こうしたデータを基に古倉氏は、交差点を曲がる車のドライバーにとって歩道を走る自転車はガードレールや電柱、街路樹などで死角に入ることが多く、脇道から出てくる車にとっても角の塀や建物で見えにくいため、事故に遭う確率が高いと分析。これに対し、車道を走る自転車は、右左折するドライバーに見えやすく、脇道から出てくる車にとっても、歩道と比べて角の塀や建物からやや離れていることから死角が少ないとみている。
死角は事故の主要因で、同分析センターが03年まで9年間にわたり約300件の車と自転車との事故を調べたところ、「相手が見えなかった」「見落とした」と証言したドライバーは79%に上った。
交差点以外での自転車の事故5万649件のうち、車道上での「車やバイクによる追突」や「追い越し時の接触」は5404件で、全体の3%にとどまっていた。古倉氏は「ふらつきなどの危険がある高齢者や幼児を除き、自転車は車道を走った方が事故は大きく減少するはずだ」と指摘している。
【ことば】自転車の走行ルール 道路交通法によると原則として車道の左側端を走らなければならない。歩道を走れるのは例外で(1)標識などで認められている(2)13歳未満や70歳以上らが乗る(3)工事などでやむを得ない--場合に限られる。歩道では車道寄りを徐行しなければならない。(2011年1月6日 毎日新聞)
銀輪の死角:年間1000人弱の事故死者、先進国で突出 交差点の専用道整備急務
自転車事故の7割超が交差点に集中し、その主要因は自転車の歩道走行にあるという分析結果が明らかになった。国内の自転車乗用中の死者は年間1000人近くで先進国の中で突出。欧州各国では道路幅が狭くても交差点付近の車道に自転車用通路を確保するなど対策が進んでおり、国内でも同様の対策が急務となっている。
元建設官僚で住信基礎研究所研究理事の古倉宗治氏によると、車のドライバーにとって自転車の歩道走行は街路樹などで死角となるだけでなく、自転車の存在感を薄れさせる「心理的死角」を生む。自転車の利用者も車への意識がにぶるという。このため、車道より歩道を走行する自転車の方が事故に遭う確率が高い、というのが古倉氏の分析だ。
自転車の歩道走行は交通事故死者が史上最悪になった70年、車との接触事故を減らすため例外的に導入された。だが、40年余を経た現在、逆に事故多発の要因になるという事態が生じている。
国内での自転車乗用中の死者(事故後30日以内)は、80年の1366人から08年は971人と約3割減だが、同期間にフランスは715人から148人へと約8割も減少。英国やドイツ、オランダも3分の1近くに減り、先進国の中で日本の死者は飛び抜けて多い。
欧州では自転車の車道走行を徹底する。さらにロンドンなどの主要都市では、自転車用通路を設置できるほど道路幅が広くなくても交差点やその付近にだけ車道に自転車のマークを付けて通行部分を明示したり、車の停止線の前に自転車の停止位置を設けている。古倉氏は「こうした先進事例は日本でも参考になる。自転車の存在を認識させることで事故は大幅に減らせる」と指摘している。
◇歩道走行、出合い頭も危険
交差点で車が右左折する際に自転車と接触する事故だけでなく、車が路地から大通りに進入する際に起きる出合い頭事故でも、自転車にとっては車道より歩道を走行する方が危険だ。
国土交通省国土技術政策総合研究所が東京都内のある幹線道路で02~05年に行った自転車事故調査によると、脇道から出てきた車と幹線道路を走る自転車との出合い頭事故計79件のうち、車道走行は8件だけ。歩道走行の71件をみると、車道寄りの走行が25件だったのに対し、建物寄りは46件。同じ歩道上でも、ドライバーにとって死角になりやすい建物寄りを走行する方が、より事故の危険性が高かった。
警察庁によると、09年の自転車事故15万6373件の54%、8万4508件が、車やバイクなどとの出合い頭事故となっている。
==============
◇自転車乗用中の死者(事故後30日以内)
80年 08年
日本 1366 971
米国 965 716
ドイツ 1338 456
フランス 715 148
英国 316 117
オランダ 425 145
==============
(毎日新聞 2011年1月6日)
社告:「快適」で「安全」な自転車環境を 「自転車でお散歩」など掲載 /埼玉
昨年12月、中学生とお年寄りが乗った自転車同士が衝突し、お年寄りが亡くなるという痛ましい事故がありました。自転車の保有台数が人口比で全国1位とされる埼玉県では、自転車を運転する人がけがをする交通事故が毎年6000件以上発生し、ここ数年12~29人が死亡しています。
毎日新聞の埼玉版では今年1年間、「快適」で「安全」な自転車環境を作るためには、何が必要か考えていきます。
◇自転車でお散歩◇(正月は連載、原則毎月第3土曜日掲載)
自転車で県内各地を回り、ステキな街の史跡や名産などを紹介します。
◇来て!見て!毎日さん!!◇(随時掲載)
「電柱が邪魔」「標識が変」「歩道がない」--道路の変なところに記者が駆けつけ改善要求します。
◇自転車なるほドリ◇(随時掲載)
左側通行! 2人乗り禁止! 携帯電話使用禁止!--自転車のルールをなるほドリが説明します。
◇轍(わだち)の叫び◇(原則毎月第1土曜日掲載)
車、自転車、歩行者……。事故で新たな被害者が生まれます。その悲しみと苦しみを伝えます。
◇交通安全スローガン◇(連日掲載)
全日本交通安全協会と毎日新聞社が主催して決まったスローガンを毎日掲載します。
(さいたま支局長 大坪信剛)(毎日新聞 2011年1月1日 地方版)
轍の叫び:交通事故の現場から/1 死亡事例受け、学校の指導徹底 /埼玉
◇轍(わだち)の叫び
◇子供の加害防ごう
昨年12月、北本市の住宅街で、中学生とお年寄りの自転車同士がぶつかりお年寄りが亡くなった。県内では過去にも、小学生、高校生の自転車とぶつかり、それぞれ転倒した女性が死亡する事故も起きている。「子供たちを交通事故の被害者にも加害者にもさせない」。県教育委員会は各学校に事故防止の徹底を求めている。
事故は12月1日午後4時ごろ、住宅街にある丁字路交差点で起きた。市道を直進していた近くの斎藤静枝さん(69)の自転車が交差点に差し掛かった時、左側から右折してきた中学3年の男子生徒(15)の自転車と出合い頭に衝突した。斎藤さんは自転車ごと倒れ、頭を打った。病院に運ばれたが約3時間後に亡くなった。
現場は、信号機や一時停止の標識はなかった。鴻巣署によると、2人ともスピードは特に出ていなかった。2台の自転車にはぶつかった痕跡こそあったものの、壊れてはいなかったという。事故後、現場にはカーブミラーが設置された。
男子生徒は塾に向かう途中、斎藤さんは輸入製品のチェックをするパートの作業場から帰宅する途中だった。斎藤さんは、カラオケが好きな社交的な性格で同僚の主婦たちからも好かれていた。夫の丹司(たんじ)さん(74)は「事故の連絡を受け、近くに住む娘らとタクシーで病院へ駆け付けた。みんなが集まるのを待つようにして、息をひきとった」と悲しむ。その日の朝、丹司さんが釣りに出掛けるときに、「気を付けて」と声を掛けてくれたのが最後の言葉になったという。
自転車同士の事故で失われた命。「まさかこんなことになるとは」と戸惑いを隠せない。
県教育委員会は事故2日後、小中学校を管轄する県内全市町村教育委員会の教育長と、高等学校など全県立学校校長あてに、「児童生徒の自転車交通事故防止の徹底について」という通知を出し、加害者にも被害者にもならないように安全指導をするように求めた。
==============
◇自転車同士の死亡事故
警察庁などによると、自転車同士が衝突して起きた死亡事故は、09年までの10年間で全国で23件。県内では、05年1月に川口市内で女子高校生と衝突した女性(当時67歳)が頭を打ち死亡した。
昨年6月には入間市で、小学生の男児の自転車と衝突した女性(同59歳)が頭を打ち4日後に死亡しているが、警察は発生から24時間以内に亡くなったケースを通常「死亡事故」としているため、この事故は統計に入っていない。衝突してけがをする人も多数いるとみられる。県警交通企画課は「衝突時よりも転倒時に頭を打つ方が危ない」と指摘する。「自転車は車両。ルールあっての便利な乗り物なので、加害者にもならないよう、子供には保護者が安全な乗り方を指導してほしい」と話している。(毎日新聞 2011年1月8日 地方版)
自転車空気入れ:毎日新聞支局・販売店、150カ所に 「自由に利用を」 /埼玉
県内の毎日新聞販売店で組織する「県連合毎日会」(筑井信夫連合会長、148店)は、「快適」で「安全」な自転車環境を作るキャンペーンの一環として、全販売店とさいたま支局(さいたま市)、埼玉東支局(春日部市)の計150カ所に、「空気入れ」を設置した。自転車を利用する人全てが自由に利用できる。
設置した空気入れは、2012年2月に毎日新聞創刊140周年を迎えることから、「140」のロゴマークステッカーを付けた。さいたま支局は今年、埼玉東支局が開設15周年を迎えることから、地域貢献のためのキャンペーンを企画。元日から、「交通安全年間スローガン」を連日掲載しているほか、自転車で県内各地を回って見どころを紹介する「自転車でお散歩」(正月は連載、原則毎月第3土曜日)をスタート。道路環境をよくするよう努力する「来て!見て!毎日さん!!」(随時掲載)▽マナーなどを説明する「自転車なるほドリ」(同)▽事故の悲惨さを伝える「轍(わだち)の叫び」(原則毎月第1土曜日)も掲載していく。
さいたま市南区白幡1の毎日新聞武蔵浦和販売所の秋田隆博所長(33)は「これまでも『空気入れありませんか』と声をかけられたことがあった。多くの方が気軽に立ち寄って利用してほしい」と笑顔で話していた。(毎日新聞 2011年1月6日 地方版)
自転車の「加害」事故多発
目立つ交通ルール違反
自転車に乗っていて「加害者」となる事故が増えている。自転車側の交通ルール違反が原因のケースが目立ち、関係機関が注意を呼びかけている。
警察庁によると、自転車と歩行者の事故は、2009年は2934件で、10年前の約3・7倍に増加。自転車同士の事故も09年は3909件で、10年前の約4・4倍に増えた。
死亡事故も起きている。広島市内では10年4月の午後8時40分ごろ、歩道を歩いていた70歳の女性が、前から来た50代の男性が乗った自転車と衝突。女性は転倒して頭を打ち、病院に搬送されたが死亡した。警察によると、男性の自転車にはライトが装備されていなかったという。
自転車は道路交通法では車両の一種で、酒気帯びや無灯火が違反となるほか、2人乗りや並んで走るのも原則禁止。しかし、交通ルールを守らない人も多く、09年の自転車事故の7割近くは、信号無視など自転車側に法令違反があった。
自動車には保険に強制的に加入させ、万が一に備える仕組みがあるが自転車にはない。日本損害保険協会によると、損害保険各社が自動車保険や傷害保険などに特約で付けている「個人賠償責任保険」が、自転車側が加害者となった事故も対象としている。
日本交通管理技術協会の「TSマーク」制度を利用して保険に入ることもできる。同協会が認めた自転車店で1000~2000円を払って自転車を点検すると、TSマークを自転車に貼ってもらえ、1年間有効の賠償責任保険と傷害保険が付いてくる。補償額は最高2000万円。
また、日本サイクリング協会に加入し年会費4000円を払うと、「自転車総合保険」が付いてくる制度がある。事故の際、相手への賠償として最高3000万円(今年度)が支払われる。同協会の担当者は「保険も大切だが、あくまでも万が一のときのもの。まずは交通ルールを守り、安全運転を心掛けて」と話している。(2011年1月5日 読売新聞)
自転車、危険も加速 歩行者との事故、10年で3.7倍
歩行者を巻き込む自転車の事故が絶えない。2009年の事故数は全国で2934件。10年間で約3.7倍に増えた。「エコブーム」で自転車人気が高まるが、専用レーンなどの整備が進まない。
◇
「被告は1239万円を支払え」。神戸地裁が2009年3月、自転車の運転者に賠償を命じる判決を言い渡した。信号のない神戸市内の交差点で、自転車が歩行者の女性と出合い頭にぶつかり、女性は顔の骨が折れる大けがを負った。運転者は路上駐車していた車の陰から出てきた女性に気付くのが遅れ、避け切れなかったという。7割が自転車側の過失とされた。
自転車事故では相手が死亡した場合、多くは重過失致死の罪に問われる。最高で5年の懲役か禁錮だ。さらに、賠償責任も負うことになる。
大阪地裁では07年、事故当時に中学生だった男性に、慰謝料など3千万円の賠償を命じる判決が出ている。男性は無灯火で自転車に乗り、歩行者ははねられた際、頭を強く打って約1カ月後に亡くなった。判決によると、男性は信号に気をとられ、対向してきた歩行者を見落とした。
自動車には強制保険(自賠責保険)があるが、自転車にはない。日本損害保険協会によると、保険各社は現在、自転車事故に特化した保険をほとんど扱っていない。自動車保険や火災保険の特約として「個人賠償責任保険」をつけて対応している。だが、加入実態は不明という。
◇
警察庁によると、自転車と歩行者の事故は1999年は801件だったが、翌年に1827件に急増。最近は2千件台の後半で推移している。警察関係者は「免許が不要な半面、ルール順守の意識がまだまだ低い」ことが背景にあるとみている。
携帯電話で通話やメールをしながら運転していたケースなどもあり、警察庁は08年に30年ぶりに教則を改正し、走行中にヘッドホンで音楽を聴く行為や携帯電話の使用、傘差しなども禁止した。自治体とも協力し、運転マナー向上を呼びかけている。
一方、自転車が走りやすい道路の整備は進んでいない。国土交通省によると、全国120万キロの道路のうち、自転車の通行スペースが自動車と分離されているのは8万1600キロ(6.8%)。このうち歩行者用とすみ分けができているのは2900キロで、全体の0.2%にとどまる。
自転車専用の通行帯があっても、区分が守られていないケースも多い。大阪府が09年12月~10年2月、東大阪市の大阪中央環状線など府内12カ所の歩道で、自転車が通行区分通りに走っているかを調べた。その結果、9万850台のうち、59%の5万3652台が歩行者の通行帯を走っていたという。
大阪市西区の中央大通沿いの歩道では、歩行者用の通行帯を次々に自転車が走り抜け、同区の男性会社員(45)は「歩行者も自転車のところを歩いていてごちゃ混ぜ。自転車だけが悪いんじゃないよ」と話していた。
弁護士や研究者らでつくる「交通法科学研究会」の事務局長を務める高山俊吉弁護士(東京弁護士会)は「自転車は車道では邪魔者、歩道では強者で、位置づけがあいまいで居場所がないことが問題だ」と指摘する。
◇
■「自転車安全利用5則」(政府の交通対策本部作成)
1)自転車は車道が原則、歩道は例外
2)車道は左側を通行
3)歩道は歩行者優先で車道寄りを徐行
4)安全ルールを守る(飲酒運転・2人乗り・並走の禁止/夜間ライト点灯/交差点での信号順守と一時停止・安全確認)
5)子どもはヘルメットを着用
(2011年1月6日 朝日新聞)