凍える寒さの中でも自転車が
全国的に厳しい冷え込みが続いています。
九州から北日本にかけては記録的な大雪となっているところも多いようです。必要に迫られ、慣れない雪かきをしているという方もあるでしょう。いつもの年なら平野部は雪が多くないので自転車にも乗れるのに、今年は雪で乗れないというサイクリストもあるかも知れません。
もちろん、中にはスパイクタイヤに付け変え、雪道でも自転車に乗るという人がいないわけではありません。でも、スパイクタイヤの場合は、圧雪や雪かきされた道路ならばスパイクの爪が効いて、比較的効果が高いものの、深い雪や重く湿った雪には弱いという話も聞きます。
私は経験が無いので、よくわかりませんが、クルマと違って自転車の場合は軽いこともあって、深い雪だとトルクがかからずに空転してしまう感じなのでしょうか。スパイクタイヤよりも自転車用のチェーンのほうが向いているのかも知れません。
ただ、いずれにせよ、そう雪が多くない地域の人なら、今年多少雪が多いからといって、スパイクタイヤなどを購入するのはためらわれるでしょう。スパイクタイヤも安くはありませんから、年に何日かのために買うのは不経済ですし、交換するのも面倒です。
そこで、
アメリカの自転車屋さんがこんな裏技を紹介しています。コードなどを束ねるのに使う結束バンドをタイヤに巻くというアイディアです。結束バンドは、どこにでもある普通のもので、1束いくらで売られています。最近は100円ショップなどでも手に入りますし、1本当たりはとても安価です。
数十本ずつ巻いても、金額的にはいくらでもないでしょう。巻くのに多少手間はかかりますが、一度巻いたら使い捨てなので、不要になればペンチなどで切ってしまえばいいだけです。予備を持っておけば、走行中に切れたり、外れたりしてもすぐ補充出来ます。
試したわけではないので、実際の効果のほどはわかりません。雪の状況にもよるのでしょうが、意外と使えそうです。何といっても安価ですし、取り付けも簡単、誰にでも出来ます。緊急時の滑り止めとしてなら案外役に立つアイディアかも知れません。
例えば自転車通勤をされている方が、予想外の積雪に見舞われた場合など、応急の対策として使えそうです。梯子型のタイヤチェーンと同じような形状の滑り止めが出来ますし、スポークがあるので、一か所に寄ってしまうこともありません。知っていて損はないでしょう。
ただ、そういう場合、やはり普通は自転車を諦め、公共交通機関などを利用すると思います。自転車通勤で困るのは、天候に左右されるところでしょう。雨でもカッパを着て通勤する人もいますが、自転車通勤しながらも、天候によって公共交通機関を併用する人は多いと思います。
メンテナンス等の費用以外にも、雨や雪の日などには他の交通機関を使わざるを得ないので、意外に通勤費がかかるという人も多いのではないでしょうか。定期でないと、毎回の運賃も割高になったりします。中には、電車で通勤することにしたまま、自転車で通勤している人もあるかも知れません。
通勤手当もらい自転車通い…60万浮かした教諭
大阪市教委は6日、自転車の利用などで通勤手当を不正受給していた教職員ら3人を停職20日の懲戒処分にした、と発表した。市教委は3人に不正受給分を返還させる方針。
発表によると、市立中の男性教諭(51)は2005年11月~09年7月の間、天王寺区の自宅から大正区の勤務先まで鉄道とバスで通勤すると届け出ていたが、実際は自転車で通い、通勤手当計約60万円を不正に受け取っていた。
同様に自転車通勤していた別の市立中の男性教諭(58)は約11万円、家族が運転する車で帰宅していた市立小の女性給食調理員(48)は約14万円、それぞれ手当を不正に受給していた。(2011年1月7日 読売新聞)
不正受給は許されることではありませんし、特に税金から給料をもらっている公務員ならば、なおさら非難されても仕方ないでしょう。最近注目されつつある自転車通勤ですが、通勤手当を不正受給するための手段だったとすれば残念なことです。
もし、これが仮に雨や雪の日に電車を併用するため、電車で通勤していることにしていたのだとしても、届けていなければ、不正受給と見られても仕方がありません。不正受給は民間だったとしても犯罪に問われる可能性があります。会社に内緒で自転車通勤している人などは注意が必要でしょう。
まだ日本では、会社までの直接自転車通勤が広く一般的になっているとは言えません。自転車通勤と言えども、通勤費がゼロにはならないということが、広く認知されるようになってほしいものです。雇用者側が、自転車通勤であっても一定の手当を支給するなど配慮するようになると、もっと普及していくでしょう。
前回、自転車の事故の問題や走行環境の整備などについて注目する新聞記事を取り上げました。寒い冬にもかかわらず、他にも自転車に関連する記事がいろいろと出ています。そんな中から、事故や自転車レーン以外の記事をいくつか取り上げてみたいと思います。もう一つ読売新聞から引用します。
輪行通勤ブーム
折りたたみ自転車を専用の袋に入れて電車やバスに持ち込み、駅などから自転車で出社する「輪行通勤」が人気だ。最近のエコブームなどとも相まって、新たな通勤の形として広がりを見せている。
様々な種類の折りたたみ自転車の中でも、フレームの真ん中で縦折りするタイプが人気。イギリスで考案された「ストライダ」(6万円前後)は15秒程度で横55センチ、奥行き35センチ、高さ1メートルに。座席では体の前に抱え込め、一輪車のように手で押しても移動できる。
大阪市西区の自転車店では、以前は月に1台売れるのがやっとだったが、最近では数台売れることも。経営者の小林宏治さん(38)は「会社内に持ち込め、防犯面でも安心。シンプルでかっこよく、個性を求める人たちの心をつかんだのかもしれませんね」と話す。
自転車を持ち込めない公共交通機関もあるが、JR西日本は専用の「輪行袋」に入れればOK。担当者は「混雑時などは安全に気を付けてほしいが、マナーさえ守れば、新しい出勤方法として広まるのでは」としている。
阪急電車に乗り、ストライダを利用しているという会社員片桐健さん(32)(豊中市刀根山)は「気分に合わせて手前の駅で降りて、いろんな町の様子を楽しむこともできる。自由に通勤できるのが魅力です」と言いながら、大阪市北区中之島の会社を目指しペダルをこぐ。(2011年1月13日 読売新聞)
輪行通勤という言葉は初めて聞きました。少なくとも私の周りでは聞いたことがありません。東京などの大都市近郊の通勤列車は、一時期よりは緩和されたのかも知れませんが、実際問題として、その混雑ぶりは、やはり半端ではありません。果たして輪行通勤は現実的なのでしょうか。
路線や区間にもよるのでしょうけど、時間帯によっては、満員列車のドアが閉まらないので、いわゆる乗客の尻押しをする駅員がホームに配置されているくらいです。いくら折りたたみと言っても、自転車を持って乗るのは、かなりヒンシュクを買うのではないでしょうか。
それこそブームで折りたたみ自転車を持ち込む人が増えたら、ただでさえ混むのに大変なことになりそうです。考えられるのは、時差通勤で早い時間帯か、混雑しない下り方向の列車か、あまり混まない区間などでしょうか。この記事、大阪版のようですが、そのへんの事情をご存じの方は教えていただきたいと思います。
この記事は駅から自転車で通勤するスタイルを「輪行通勤」としていますが、帰りだけ輪行と言うのなら話はわかります。つまり、朝、折りたたみ自転車で通勤して、途中で雨が降って来たような場合に、帰りはたたんで電車で帰るというパターンです。夜は通勤客も分散するので、自転車を持って乗る余地もあるでしょう。
朝から雨や雪なら自転車には乗らず、場合によって帰りだけ輪行というなら、理解できます。それを輪行通勤と呼ぶのかはわかりませんが、予定外で飲みに行ってしまった場合にも、飲酒走行にならないよう、折りたたんで電車で持ち帰れます。会社に置いて帰るのと違い、これなら次の日も自転車通勤出来ます。
妖怪・お遍路…自転車「公式コース」地図完成 県配布へ
自転車で観光誘致を目指す県が、サイクリングに適した環境にあると認定した「公式コース」を掲載したマップが完成した。県内を4地域に分け、マップも4種類。計20コースが紹介されている。
県民スポーツ課によると、県内の観光地などを巡る公式コースは県央5、県北4、県南6、県西5の計20コース。大歩危峡の景色を楽しむ初心者向けの「妖怪遺産コース」(10キロ)や、鶴林寺や太龍寺を巡り、高低差が487メートルある上級者向けの「お遍路那賀川コース」(72.4キロ)など、レベルや見どころに応じて選ぶことができるという。
公式マップはコースごとの観光地や注意ポイントなどを紹介。各エリア7500部ずつの計3万部を作った。県内のスポーツサイクル取扱店や県庁、南部・西部の総合県民局のほか、コース上の道の駅などの観光施設や観光案内所に配布していくという。
このマップを希望者に郵送で配布する。1セット(4部)を希望する場合、送り先の住所・氏名を記入した返信用封筒(B5判以上)に200円分の切手を貼り、〒770・8570 徳島市万代町1の1「県民スポーツ課 自動車王国とくしま担当」へ郵送する。申し込み、問い合わせは同課(088・621・2112、メールkenminsportska@pref.tokushima.lg.jp)へ。 (2011年1月13日 朝日新聞)
およそ積雪と関係ない地域では、冬でも自転車での観光誘致に力を入れているようです。雪国の人でも、それこそ輪行でちょっと足を延ばせば、自転車に乗れるわけですし、春の観光シーズンに向けて、今のうちから宣伝しておくということもあるのでしょう。
客室への自転車持ち込みOK
尾道市内のホテルや旅館で、客室への自転車持ち込みや保管用のスタンド設置などのサービス導入が広がっている。全国のサイクリストの間で、瀬戸内しまなみ海道の人気が高まる中、自転車の盗難防止や快適性の向上をアピールして、宿泊客の獲得を目指す。
1960年創業の養老温泉本館は2010年10月、11部屋ある和室に自転車を持ち込めるようにした。原則1部屋1台。担いで部屋に運び、シートを敷いた畳に置く。
武内隆幸代表(45)は「数十万円の自転車も珍しくない。盗難防止になるし、室内でメンテナンスしたいという要望もある」と話す。
自転車の持ち込みを認めるホテルなどは市内に5施設ある。尾道観光協会の樋本健二事務局長(55)は「サイクリストにやさしい町になれば、リピーターも増える」と歓迎する。(11/1/10 中国新聞)
尾道は、しまなみ海道の玄関口という背景があるにせよ、こうした形でサイクリストへの理解が広がるのは喜ばしいことです。自転車を自宅の室内で保管する人がいるなんて知らなかったという人は、まだまだ大勢います。スポーツバイクの場合は室内に持ち込むのも珍しくないことは、もっと知られるといいなと思います。
ブレーキなし自転車、危険も加速 若者に流行
「見た目がオシャレ」だと、ブレーキをつけない違法な自転車が若者らに流行し、公道を走っている。
昨年12月中旬、若者でにぎわう大阪市のアメリカ村。男性(23)はブレーキのない競輪用自転車で兵庫県西宮市の自宅から約45分かけて走ってきた。購入して2年になる。
競輪用自転車はペダルと後輪の動きが一致する。止まるときは、競輪選手と同様に、ペダルを止めたり、後輪を浮かせたりして減速する。相当な脚力が必要で、うまくいかないことも多く、車や人の通りが多いところでは時速10キロ以下を心がけている。
「違法だとは知っているけど、警察に注意されたことはない。ブレーキが付いていても危険な運転をしている人は大勢いる」と言った。
大阪市中心部のブティックで働く男性(26)もアクロバット用自転車のブレーキを1年前に外した。「外観がシンプルでスマート」という理由だが、危険を感じ、近くブレーキをつける予定という。
業界関係者によると、「ピスト」と呼ばれる競輪用自転車のブームが20代前半を中心に起き、4~5年前から東京でブレーキを外した自転車が広がり始めた。販売店はブレーキなしでは原則売らないが、インターネットで購入したり、購入者が自ら外したりしているとみられるという。大阪でも2年ほど前から見かけるようになったという。
大阪市西区でサイクルショップを経営する男性(32)は「危険で違法だと知ったうえで、若者はストリート文化のひとつとして楽しんでいるようだ」と言う。だが、インターネット上の掲示板などで危険性が話題になり、最近は沈静化に向かっているという。
警察庁によると、前後輪へのブレーキの設置は道路交通法で義務付けられ、時速10キロで走行中に3メートル以内で停止できる性能を求めている。違反した場合は5万円以下の罰金だ。
東京都渋谷区では昨年5月、20代の男性のブレーキのない競輪用自転車が、90代の女性に衝突。女性は肩を骨折するけがを負い、警視庁は同10月半ば、男性を重過失傷害容疑で書類送検した。
自転車メーカーなどでつくる自転車協会(同港区)にはこの1~2年、ノーブレーキ自転車への苦情の電話が頻繁に寄せられるという。広報担当者は「ノーブレーキは人命にかかわる。絶対にやめてほしい」と訴えている。(2011年1月6日 朝日新聞)
ピストの人気は今始まったことではありませんが、一般紙でも取り上げられるほど認知されてきたということなのでしょう。個人的にはシングルスピードの自転車の面白さもよくわかりますし、ピストバイクの人気が出るのも理解できます。ダッチバイクのように後輪を逆回しして止める自転車があってもいいと思います。
しかし、日本の道路交通法では前後輪にブレーキが必要であり、その他も含め、保安基準に合わない状態で乗るのは、やはり自分勝手と言わざるを得ません。事故ったら自己責任なのだからいいだろうと言う人もいますが、周囲や歩行者を巻きこむ可能性もあります。
無灯火や2人乗りなど、道交法違反をしているのと変わりません。自分は問題ないと思っていても周囲には迷惑ですし、危険です。実際に事故の原因にもなります。みなが自分勝手なことをし始めたら、路上の安全は保てません。ゆはり公道を走るならばルールを守るべきでしょう。
県内にも「タイガー」現る ランドセル、自転車…7カ所に善意
「自分も親を知らずに育ったので、みなさん、がんばってください」「愛をいっぱい、いっぱい詰めて。幸せのおすそわけ」-。アニメ「タイガーマスク」の主人公・伊達直人などを名乗って、全国で続々と届くプレゼント。十一日には、県内七カ所に届いていることが分かった。受け取った側は「とうとう埼玉にも来たかと、うれしいです」などと、感謝の言葉を重ねている。
ランドセル、雨傘、自転車、現金…。贈り物は多彩だ。贈り主も「伊達直人」だけでなくテレビドラマ「肝っ玉母さん」、アニメ「あしたのジョー」の主人公・矢吹丈と多彩になっている。
「人生は本当にいろいろあります。どうにか現在は平凡ですが、笑いの多い日々を過ごせるようになりました。お金持ちではありませんが、人より心がとても幸せです」
「肝っ玉かあさん、越谷の京塚昌子」を名乗る人は、越谷市あての手紙にこう書いた。市役所西口玄関に包装されたランドセル五個が見つかったのは、午前六時二十分。県内の施設に入所中の同市の新一年生は五人で、担当者は「偶然とはいえ、贈られたランドセルの数と一致している。心温まる申し出に感謝です」と話す。
さいたま市岩槻区の児童養護施設「いわつき」には同日午後、匿名女性から補助輪付き自転車三台が三郷市のホームセンターから届けられた。六日に女性の声で「ランドセルを贈りたい」と電話があり、施設側は「今春の新一年生の分はあります。自転車は少ないのですが」と話したという。施設にいる小中学生ら計八十七人で、共有の自転車は九台だけ。川崎国公副園長は「自転車はなかなか買えないので」と感激していた。
同市緑区の児童養護施設「ホザナ園」には十一日、「伊達直人」からランドセル二個、「矢吹丈」から五人分の文房具セットが贈られた。いずれも施設内の別々の場所で見つかり、贈り主も別人とみられるという。
川越市の児童養護施設「埼玉育児院」には十日夜、「川越 伊達直人」からの段ボール入りの黄色の児童用雨傘三十本が置いてあった。桶川市役所受け付けでは十一日昼すぎ、五十代くらいの女性が「伊達直人の行動に感銘した。寄付として使って」と五万円の封筒を置いて立ち去った。行田市の児童養護施設「ケヤキホーム」にはアニメや乗り物のDVD三本が届いた。
上尾市の県中央児童相談所には、ランドセル四個。メッセージにはこうあった。
「いつか皆さんの中から『伊達直人』が現れることを願っています。挑戦の先には未来がある! 希望が君を待っている!」
◆「菅政権に対抗しているのでは」知事
上田清司知事は11日の定例会見で、“タイガーマスク運動”の拡大について「貧富の差が拡大し、生活苦がいじめや虐待につながることもある。一番の被害者は児童養護施設で預かっているような子ども。社会のひずみのしわ寄せが一番来る所に、愛の手を差し伸べたいという人がいる」と推測。「伊達直人」を名乗る寄付者が多いことに、「総理が菅『直人』さん。『必要な所に必要なものをちゃんと供与しろよ』と(菅政権に)対抗しているのでは」と話した。(2011年1月12日 東京新聞)
自転車を贈るタイガーマスクも出てきたようです。児童養護施設で自転車が足りないとは知りませんでした。施設で使われる家具とか備品などは、地元の住民や企業などから中古品などを寄付されることが多いと聞きます。自転車も新品ではないかも知れませんが、当然寄贈されているのかと思っていました。
でも、普通のママチャリならともかく、小学生用や幼児用の自転車は少ないのかも知れません。いずれにせよ、プレゼントだけでなく、こうして注目が集まることで、児童養護施設の実態やその苦境が広く知られるようになったことは、施設にとって良かったのではないかと思います。
今般のタイガーマスク現象、全国的に広がり、すごい勢いで寄付やプレゼントを贈る人が出てきています。今までも養護施設に寄付したり支援する人たちはいたわけですが、あまり広く知られることはありませんでした。これだけ広がるとは誰も予測できなかったでしょう。
最初の人が、タイガーマスク、伊達直人の名前を使ったのがヒットだったのかも知れません。マンガの主人公になぞらえた寄付の仕方だったことで、マスコミに広く取り上げられ、それが多くの人の共感を呼ぶことになりました。名前を明かさずに善意の贈り物をするというスタイルが受け入れられたのかも知れません。
善意があっても、照れがあったり、敷居の高さがあったのだと思います。それが、いい意味で崩されたと言えるのでしょう。過去にも似たような方法で贈り物をした人がいたというニュースはあったと思うのですが、今回に限って、これだけの広がりを見せたのは、最近の世の中の閉塞感とも関係しているのでしょうか。
今回のタイガーマスク現象が終息に向かったとしても、こういう善意の行動がある、出来るということが知られたことで、何らかの形で今後につながっていくといいなと思います。日本もまだ捨てたものじゃないと思った人は多いはずです。今シーズン一番の寒さは続いていますが、内側から暖めてくれた気がします。
プログのタイトル周りをちょっとだけ、リニューアルしてみました。
関連記事
多くの人の認識を変える為に
新年から、自転車の話題が取り上げられているという前回の記事。
満員の通勤電車から解放する
自転車通勤では、就業規則や労災などにも気をつける必要がある。
雪が降ろうが自転車をえらぶ
例え雪が降ろうと、自転車で通勤するのは当たり前という街もある。
冬を楽しい季節とするために
冬は自転車に乗れないというのは、単なる思い込みかも知れない。
Amazonの自転車関連グッズ
Amazonで自転車関連のグッズを見たり注文することが出来ます。
Posted by cycleroad at 23:30│
Comments(12)│
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こんにちは。
雪道の場合、圧雪や新雪であればさほど問題ないのですが、湿った雪、深い雪、あとは湿った雪が凍ったザクザク路面等では非常に乗りづらいです。
駆動輪が後輪でトルクが伝わりづらいことも理由の一つですが、その他に自転車はその性質上常に走り続けないと安定しない乗り物なので、湿った路面、深い雪、ザクザク路面ではハンドルを取られやすく、車体を安定させることが困難です。
多分、このような路面ではただでさえバランスが取りづらくなっているのに、さらに前に進みづらいという2つの要因でとても乗りづらいのだと思います。
結束バンドについてはいいアイディアだと思います。安い費用で、チェーンのようなカッチャキ効果を得られそうです。
ちなみに、3輪タイプの自転車は漕がなくても安定していますよね。これなら雪道でコケることは無いと思います。3輪タイプでタイヤを太めにし、さらに電動アシストなんかも付ければ、雪国仕様の自転車としれ売れるかもしれません。
もちろん、寒さに耐える忍耐力は別途必要ですが...
さすらいのクラ吹きさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
なるほど、そうでしょうね。私は雪道走行の経験は僅かしかありませんが、感覚としては想像がつきます。雪道にも強くするため、2WDの自転車なども開発されていますし、やはり前輪の安定も重要な要素でしょうね。
確かに3輪は有利だと思いますが、果たして売り出したとして、どのくらい需要があるでしょう。
降雪期以外には、3輪だと走りにくいとか、駐輪に場所をとるとか、不利な要素もいろいろありそうです。
そもそも降雪期に、どうしても自転車を使わなければならない人がどれくらいいるかということもあると思います。
冬でも自転車を楽しみたいというような人は、逆に3輪だと面白くないと考えるような気もしますね。
一見よさそうなチェーンの代用ですけど、ブレーキの落とし穴が。
写真の方はディスクブレーキでやっているのですね。
こんにちは、
新しいタイトルバック素敵ですね。シンプルでCycleroadさんらしいです。進化論的な絵は何をイメージしてます?
このチェーンのアイデア面白いですね。確かにブレーキの問題はありそうですけど緊急避難的にはいいかもしれない。
疋田さんの本によると、自転車で通勤していても会社は規定どおり交通費を支給しなくてはならないと弁護士に確認済みとあったのですが
(たしか折りたたみ自転車の悦楽?だったかな)
だいたい駅までバスで行くと届けていても天気のいい日は自転車で行ったり、雨の日は車で家族に送ってもらうなんてざらでしょうし、そういうのまで不正受給の対象なんですかね。
チェーンの代わりに使い捨ての結束バンドはいかがなものでしょう?
自転車はエコが原則。
使い捨て商品、ことにプラスティックは安いからといっても、結局は環境汚染で高くつくのでは・・・?
えふさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
そうなんですよね。ディスクブレーキ以外では、ブレーキがうまく使えるかが問題です。
イメージとしては、深い雪の場合に、すぐ止まれるくらいのスピードで使う感じでしょうか。ブレーキをかけたら、すぐにタイヤがロックしそうですが..。
いずれにせよ、応急措置ということでしょうね。
moumouさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
ありがとうございます。純粋にエネルギー効率では、人類が発明した中でも最高の移動手段と言われていますし、世界的にみれば、もっと自転車を活用していくようになっていくでしょうし、いろいろな意味をこめて、という感じでしょうか。
チェーンのアイディアは、どうしてもという時でしょうね。
WBさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
法的に言えば通勤手段の選択は基本的に個人の自由ですし、通勤費の支給を見なし費用とする専門家の意見もあるようです。
法的に争ったとしたら認められるかも知れませんが、実際問題として勤務先の意向に逆らって裁判で争うかという問題でしょうね。
記事には詳しく書かれていませんが、原則は支給すべきとしても、組織内の規定で決まっていたら、やはり問題はあるようです。公務員の場合は倫理的な問題もあるのでしょう。
家族に送ってもらったりするのについて、そこまで厳密に問う組織はないと思います。常識の範囲なら全く問題にはならないはずです。
問題になるのは、意図的に不正受給を企んだ悪質なケースでしょうね。
二浪独河さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、使い捨てという部分については感心しませんね。
どのくらい耐久性があるのかわかりませんが、いずれにせよ応急処置、あくまで突然の大雪とかの場合の、緊急避難的な手段ということでしょう。
こんばんは。色々な記事で大変楽しく読ませていただきました。私も自転車通勤を始めて11年を超えましたが、通勤定期代は支給されています。会社でジテツーは認められていないのですが、社内規定への掲載は無く実際には黙認…というまでは以前お書きした通りです。しかしグレーゾーンであるがゆえに「定期代はお返します」と言ってしまうと「ジテツーはダメでしょ!」と白黒付けられてしまいそうで、言えないのです。うーむ、心苦しいところです。
記事にあった阪急電車での輪行通勤ですが、大阪エリアなら路線によっては「やってやれなくもない」かと思います。紹介されている方の場合、阪急の宝塚線をご利用かと推測されますが、【普通】だったら可能かも知れませんが、一般的な通勤で使われる【急行】【通勤特急】等では、よほど早朝か10時頃など遅い時間にならない限りは「すし詰め状態」ですので、やはり白い目で見られるかと思いますね。
noriさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
法的には見なし費用とする考え方もあって、返上する必要はないとする立場もあるようですし、全く費用がかからないわけでもないでしょう。
税金でまかなわれる公務員の場合とは違いますし、会社も知りつつ黙認ということですから、不正と見ているわけでもなさそうです。
実際的な問題としてはケースバイケースでしょうし、私は法律の専門家でもないので、なんとも言えませんが、難しいところですね。
やってやれなくもない、ですか。それも路線によって..。だとするならば、「輪行通勤」が人気で、新たな通勤の形として広がりを見せているとまで言える状態とは考えにくいですよね。
私は関西にはよく行きますが、住んだことはないので、通勤事情には詳しくないのですが、そんなに空いていないだろうという感じがします。
おっしゃる通り、一部でなら可能なのでしょうけど、よほど時差通勤ならともかく、むしろ、ちょっとおおげさな記事という感じでしょうか。
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