March 02, 2011

工夫とユーモアと挑戦と失敗

前回は、各方面のいろいろな話題を載せました。


記事にする話題を決める際、単独の記事として取り上げるほどでもないと、過去に取り上げるのを見送った話題をまとめて取り上げました。棚卸しというわけではないですが、あらためて見てみると、他にも忘れていたブックマークなどがいろいろ出てきましたので、今回も、もう少し取り上げることにします。

こちらは、自転車をかたどった車庫のゲートです。おそらく普通の個人の住宅でしょう。良く見ると、かたどったのではなく、本当の自転車のフレームを流用したようです。ヘッドチューブ部分やボトムブラケットのシェル部分などが見えます。

The bicycle gate

自転車のフレームに芯にして鉄パイプでゲート組み、色を塗って、タイヤの部分には本物の自転車のタイヤをそのまま残しています。見ると、このゲートはスライド式のようです。つまり、このタイヤでゲートをスライドさせるわけです。自転車をベースにしたのには、理由があるわけです。

ゲートには、滑車のような小さな車輪がついているのが普通でしょう。それを自転車を使うことで、タイヤにしたところがアイディアです。小さな車輪よりスムースに動いて、音もうるさくないなど、メリットがありそうです。自転車の形がゲートの模様になってアクセントになります。なかなか面白い工夫です。

Tour De Fence, thereifixedit.failblog.org

自転車のフレームを利用したという点ではこちらも同じです。パッと見て、ツール・ド・フランスかと思ってクリックしてみたら、ただの柵でした。見直すと、タイトルは「ツール・ド・フェンス」になっています。不覚にも笑ってしまいました。ダジャレを言うのは日本人だけでありません。

StreetFlyer, www.streetflyer.infoStreetFlyer, www.streetflyer.info

普通の自転車では飽き足らないという人も、世界各地にいます。こちらは、普通にサドルにまたがるのではなく、ぶら下がる自転車です。“StreetFlyer”というネーミングの通り、道路上を低く飛ぶように進む自転車です。もちろん、間違っても、ぶら下がって押してもらって何が楽しいの?などと言ってはいけません(笑)。



下り坂ならこの通り、低く滑空する気分です。ハンググライダーでは空高くて怖い人でも、これなら大丈夫、浮遊感も味わえます。スポーツバイクに乗り始めた初心者が経験する、堅いサドルによるお尻の痛みとも無縁、気分はスーパーマンです。自転車とは、また違った身体の使い方になりそうです。



StreetFlyer, www.streetflyer.infoStreetFlyer, www.streetflyer.info

吊られた形で乗る乗り物というのはあまりないので、発想としては案外おもしろいかも知れません。今のところペダルはついていないので、自走は出来ません。しかし、開発者は今後何らかの駆動方法を加える予定だと言います。どんな乗り物になるのか、今後に期待というところでしょう。

Aerok Bike, www.yam2.net

Aerok Bike, www.yam2.net

うつ伏せのような姿勢で乗ると言えば、こちらサウジアラビアのデザイナー、Yaser Banjarさんのデザインした“Aerok Bike”もそうです。印象的なフォルムですが、この中にもぐりこむように乗ります。風の抵抗は小さいですし、雨にも強そうです。将来、こんな自転車に乗るようになるのでしょうか。

Photo by pavelm,licensed under the Creative Commons Attribution ShareAlike 3.0 Unported.

ふつう、幼児用でよく見るのは、馬の形でスイングするようになった、いわゆる木馬のおもちゃだと思います。こちらは、なんととサドルにドロップハンドルです。親としては、これを小さい頃から子供に与えておけば、早いうちから自然に自転車に親しみ、末は自転車の選手、ツールドフランスも夢ではありません(笑)。

kids bike, haatar.com

いや、子供のうちからサドルより、やはり木の優しい質感がいいと考える方には、こちらです。乗らない時は、タイヤを内部に収納出来て、普通の木馬のように使える幼児用自転車です。逆に、最初は木馬のおもちゃのように使わせておいて、慣れたらタイヤを出すという手もあります。

Wooden Bicycle, www.leevalley.comWooden Bicycle, www.leevalley.com

子供用の自転車はともかく、大人用の場合、木製の自転車と言えば、木で出来ているのは、普通フレームでしょう。ところが、これはオール木製という意表をつく自転車です。チェーンやスプロケットまで木で作って、しかも充分乗用に耐えるというのですから驚きます。

Bicycle snow plow, blog.makezine.comBicycle snow plow, blog.makezine.com

ウィスコンシン州のミルウォーキーに住む、Craig Smithさんは、古い自転車2台を使って、自家用除雪車を製作しました。滑ってしまわないのかと思いますが、実際にはよく機能すると言います。雪に弱いイメージがあって、誰も自転車を使おうとは考えないような気がしますが、そこが盲点なのかも知れません。



ローラー台を使って、雨の日など室内で練習しようという人もあると思います。ふと目をやると、部屋の片隅に、誰も使わなくなってしまったルームランナーが..なんてシチュエーションもありがちです。笑わせてくれる上に、同じ間違いを起こさずに済むというありがたさです(笑)。

今回も雑多な内容になりましたが、何か発想を刺激するようなものがあったでしょうか。それにしても、世界にはいろいろなことを考える人がいるものです。ちょっと面白い、笑ってしまう、どこか気になる、なんて自転車の話題には、これからも事欠かないことでしょう。





不人気と見るや首相を引きずり降ろそうとするあたりも、自民党時代と同じことをやっています。これでは、国民に見放されるはずです。わかってないのか、リーダーシップがないのか..。

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この記事へのコメント
面白い自転車があるんですね。
除雪自転車は実用化できそうですが、
もう少し改良の余地がありそうな・・・。
Posted by 二浪独河 at March 03, 2011 14:45
今回も笑わせて頂きました。

海外の自転車への取り組みは、奇想天外で、実際に作るところも凄いと、いつも感心させられます。

日本人では、ダメなんですかね???
Posted by ヨッシー at March 03, 2011 20:55
How not to use a treadmill...

分かりました(笑)

とりあえず外でチャリ漕いでればいいってことですね!
Posted by youshookme at March 04, 2011 22:49
二浪独河さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
急遽、日本語環境の使えない場所に出張になってしまい、レスが遅くなり失礼いたしました。
そうですね、日本のような重くて湿った雪だと、タイヤが空転してしまいそうな気もしますね。
Posted by cycleroad at March 06, 2011 19:49
ヨッシーさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
急遽、日本語環境の使えない場所に出張になってしまい、レスが遅くなり失礼いたしました。
奇想天外なのは自転車に限ったことではないのだろうと思いますが、日本人の感覚とは違う部分があるのは確かですね。
電動アシスト自転車などは日本人の発明ですから、ダメということはないと思います。
よく、日本人は細部にこだわったり、改良するのは得意だけど、新しいものを生み出すのは不得意などと言われますが、やはり国民性の違いなのでしょうね。
Posted by cycleroad at March 06, 2011 19:58
youshookmeさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
急遽、日本語環境の使えない場所に出張になってしまい、レスが遅くなり失礼いたしました。
きっと、実際にやってみたことがある人、いますよね(笑)。
寒かったりしても、横着するなってことですね。
Posted by cycleroad at March 06, 2011 20:02
 
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