まちがいを認めて改めるべき

東京都が頑なな姿勢を見せています。
毎日新聞の記事から引用します。
銀輪の死角:都「自転車は歩道」崩さず 沿道の停車需要多く
◇専門家「事故の危険高める」
警察庁が自転車の原則車道走行を打ち出す中、東京都は歩道を走らせる道路整備方針を崩していない。車の交通量や路上停車の需要、沿道商店街の意向などがその理由で、自転車の通行を前提とした幅広の歩道「自転車歩行者道(自歩道)」を第一に整備していくという。だが、有識者は「自転車の安全走行や利用促進にマイナス」と懸念している。
都は自転車の走行空間の整備を重要施策として、10年3月に「整備方針」を作成。道路幅や交通量に応じた整備手法の基準などを示した。
手法の選択は、まず歩道幅を4メートル以上確保できるか検討し、可能な場合は自歩道を造って植樹帯や線で歩行者と自転車の通行を分ける。不可能な場合は車道左端に線を引いて自転車レーンを整備するなどとした。
方針作成にあたった道路管理部安全施設課は「自転車を車道に下ろす発想はなく、歩道上で歩行者と分ける方向になった」と説明。実際、歩道上の走行空間は49キロ整備したのに対し、従来の車道を整備する自転車レーンは6・8キロにとどまる。
警察庁は11年10月、全国の都道府県警に「自転車は車道」と通達した。だが、都道路建設部計画課は「現時点では自歩道に自転車を通す」と明言。自転車レーンの整備は「沿道の停車や荷降ろしができないとの声は無視できない。そもそも都内は停車需要が高い」と説明する。
都が新規建設を予定する都道は歩道幅を4メートル確保しているケースが多く、整備方針に従えば自歩道が増えることになる。
安全施設課も「東京は道路が狭い割に車の交通量が多い。自転車を急に歩道から下ろすのは難しく、車道に余裕もない」と指摘する。都内の歩道のうち自転車が通行できるのは63%で全国の46%より高く、警視庁も歩道から車道への急激な転換には慎重だ。
自転車行政に詳しい住信基礎研究所の古倉宗治研究理事は「交通弱者の安全歩行より、沿道の需要を優先する国や都市は先進国にない。世界の東京として恥じるべき選択。歩道走行は交差点で自転車が事故に遭う危険性を高める」と懸念する。(毎日新聞 2012年1月5日 東京版)
昨年10月、警察庁が自転車の車道走行の原則を徹底する方針を打ち出しました。各地の自治体の中からは、東京とは事情が違うなどと戸惑う声が上がっていましたが、なんと東京でも、自転車の走行空間の整備を推進すべき東京都が、警察庁の方針に従わない姿勢を明らかにしているわけです。
警察庁が英断するも、車道走行が徹底されるまでには紆余曲折があるだろうと思っていましたが、早くも障害が立ちはだかった形です。地方自治の精神を否定するつもりはありませんが、国の方針と自治体レベルで全く逆の方向を向いているというのも困ったものです。
道路交通法では自転車は軽車両であり、車道走行と定められています。歩道走行は緊急避難措置として、あくまで暫定的になされたものが、元に戻されないまま常態化して40年余りも経ってしまいました。ようやく本来あるべき姿に戻る方向が示されたわけです。
自転車の歩道走行によって歩行者の安全は脅かされ、事故が多発し、もう限界に来ています。そこで警察庁は方針の大転換を行ったわけです。こうした現状分析や転換に至った経緯を知って、理解しているならば、都も従うのが当然でしょう。理解に苦しみます。

記事にある、都が立てた10年3月の「整備方針」を半年で翻すわけにはいかないという意地でしょうか。おそらく行政の無謬性や、役人の意味の無いプライドも影響しているのでしょう。元々の法律の趣旨から言っても警察庁の判断が正しく、都の態度は呆れるほかありません。
自転車に歩道を通らせることは、歩行者の危険を増すだけでなく、自転車とクルマの事故も増やします。車道走行であれば見える自転車が、歩道走行だとクルマからは死角となり、交差点で突然飛び出すような形になって事故が起きていることは、多くの専門家が指摘しています。事故の多くは交差点で起きているのです。
記事にある古倉宗治理事の指摘するように、世界的に見ても非常識であり、自転車が歩道を走っているなんて、世界の笑いものです。都民の命を守り、その福祉を追求すべき東京都が、都民のことより沿道の商店などの利便性を優先すると公言していること自体、自治体としての恥を晒していることになります。
「自転車を急に歩道から下ろすのは難しい」からこそ、車道への自転車走行空間の確保が求められているわけで、すぐに出来ないことを理由に、本来あるべき姿とは逆の方向の整備を正当化するのも、おかしな話です。むしろ、歩道から下ろすまいとしているとしか思えません。

パリやロンドンやニューヨークと比べ、必ずしも東京の道路幅に余裕が乏しいとは言えません。東京の道路に余裕が無いなんて理由になっていません。車道に余裕がないから歩道に自転車も歩行者も押し込めるというのは、人間の命や身体よりクルマを優先しているだけです。
車道を減らすことも考えられますし、今まで拡幅してきた歩道を削る方法だってあるはずです。先進国の都市では、クルマを制限してでも、人間の安全や都市の生活環境を優先するようになってきています。都市の道路におけるクルマ優先の考え方は前世紀の遺物となりつつあり、世界の潮流から外れています。
沿道の停車や荷降ろしにばかり配慮するため、一台の長時間停車によって、一車線が使えなくなっているような場面もよく見ます。違法駐車も誘発しますし、その違法駐車や停車が、渋滞や事故の原因にもなっています。そのほうが公共の利益に反するのではないでしょうか。
どうしても荷降ろしの利便性を優先させたいならば、欧米の都市で見られるように、自転車レーンを車道の左端でなく、停車スペースをとって中央寄りにする方法だってあります。時間帯を指定して、夜間や早朝に荷降ろしをさせるとか、やり方はいくらでもあるでしょう。
それを、「沿道の停車や荷降ろしができないとの声は無視できない。そもそも都内は停車需要が高い」なんて、車道に自転車レーンを設置できない理由にしていること自体、東京都の役人は自らの無能ぶりをさらけ出しています。そうでなければ、何か悪意があるとしか思えません。
歩道に自転車レーンを設置すると、停車するクルマも、走行中のクルマからの死角をつくり、交差点での事故につながります。歩道に設置するくらいなら、そのぶんの歩道を削って、クルマが停車するスペースと入れ替えればいいだけです。なぜ、こんな簡単なことがわからないのでしょうか。
これまでも、歩道上に線をひいた自転車通行帯なんて、全く機能してこなかったわけで、自転車と歩行者の事故は増加しています。自転車利用者だけでなく、歩行者だって通行区分をなどいちいち見ていません。それどころか、駐輪スペースと勘違いされている場所も多数あります。

どの事実一つとっても、歩道上へラインをひいての自転車通行帯なんて無駄であり、意味がありません。そのことを改めるべきであり、改めるいい機会でもあります。くだらない権利意識やプライドは捨て、自らの誤りを認め、方針を撤回し、素直に警察庁の方針に従うべきではないでしょうか。
自転車に歩道を通らせるのは、そもそもナンセンスです、自転車本来の能力を損ない、せっかくの都市交通としてのポテンシャルを発揮できず、社会的にも大きなロスです。歩道走行を押し付けるからこそ、歩行者との事故も増えます。自転車の活用を考えるべき都の担当者が、全く自転車のことを知らないとしか思えません。
毎日新聞には、その翌日にも関連記事が出ています。
銀輪の死角:「自転車は歩道」 都の方針に疑問の声 車道の整備優先を /東京
警察庁が「自転車は車道」通達を出したのに対し、都は車の交通量などを理由に自転車に歩道を走らせる姿勢を継続している。しかし、都の方針には、危険にさらされる歩行者だけでなく、自転車利用者からも疑問の声が上がっている。
■歩行者
文京区の都道白山通り。片側4車線で交通量が多く、周囲に東京大や高校が並び学生らが行き交う。歩道は中央に白線が引かれ、自転車と歩行者の通行を分けているが、あまり守られていない。
近くに住む元大学教授の男性(70)は持病のため酸素ボンベをキャリーバッグのように引いて歩く。歩道で自転車に引っかけられることも多い。特にすり鉢状の底になる春日町交差点は猛スピードで下ってくる自転車が怖い。
後ろから自転車に衝突されたこともある。「何をするんだ」と怒鳴ると、自転車の男性は「あの『標識』が見えないのか」と返した。路面標示には「自転車は車道寄りへ」と書かれ、歩道上での自転車の通行路を指定していた。歩行者がいなければ「状況に応じた安全な速度」で走れるものの基本は徐行だ。
元教授は「できれば自転車レーンを設置してほしい」と訴える。都の方針については「最悪だ。自転車は車道が原則なのに、歩道走行が当たり前と勘違いさせる」と憤る。
■自転車利用者
千葉県松戸市の村上典弘さん(35)は墨田区の会社まで片道16キロを自転車で通う。1時間弱、もっぱら車道を走る。歩道は通勤・通学時間帯に歩行者であふれ、車道の方が早くて便利だ。
ただ、途中の国道16号は路肩の排水溝のふたで走りにくく、駐停車を避けるため少しでも右に出ると車のクラクションが鳴る。数年前、突然左折した車に突っ込んだこともあったが、幸いけがはなかった。「現状で『ママチャリ』(買い物などで使う自転車)は怖くて走れないだろう」と思う。自分も緊張感を持つが、それでも車道上の走行空間整備を最優先してほしい。「車道を走りやすく整備したら、自転車に乗る人はもっと増えるはずだ」(毎日新聞 2012年1月6日 都内版)

道交法の趣旨、事故発生のリスク、歴史的経緯、事故防止や歩行者保護の観点、世界の趨勢、社会的な必要性、歩道通行帯の失敗など、どれをとっても、都の担当部局の方針は間違っていると言わざるを得ません。警察庁が進むべき方向を示しているのに、頑なに間違いを正さない姿勢は強く非難されてしかるべきでしょう。
こういう頭が固く、無意味なプライドや思い込みを振りかざす行政当局は、市民の利益を大きく損ないます。間違った政策に固執し、改めない態度は実に厄介です。役人は選挙で落とすわけにもいきません。議会や首長の選挙でも、なかなか自転車行政は争点にならないので、都民の意思が反映されにくいのも歯がゆいところです。
40年も続いてきたしまった歩道走行が改めるのに、さすがに何ヶ月という単位では無理であり、それ相応の年月が必要なのは仕方がないでしょう。でも、40年続いたからと言って、是正にも40年かかるわけではありません。何かきっかけで、ガラリと状況が変わることもあります。

例えば、ニューヨークやロンドンなどでは市長が変わって、自転車走行環境の整備は大きく進みました。東京都の姿勢は残念ですが、希望がないわけではありません。歩行者との事故も増えており、自転車の歩道走行が、いずれ行き詰って是正される方向に向かう可能性も高いと思います。
歩道の自転車レーンばかり設置しても、クルマとの事故も、歩行者との事故も減らないでしょう。やがて、その事実が明らかになれば、行政が無駄な税金を使っているということになるに違いありません。政治も動かざるを得なくなると思います。
スポーツバイクに乗る人が増えており、本来の自転車のポテンシャルや車道走行への理解も、今後高まっていくでしょう。そうした人が増え、社会の認知度が上がり、世論が形成されていけば行政も変わっていくはずです。まだまだ動き出したばかりです。少し長い目で見つつ、今後の動きに期待したいと思います。
昨年からですが、毎日新聞は、自転車に関して問題を提起する、いい記事が多いですね。今年もがんばってほしいものです。

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Posted by cycleroad at 23:30│
Comments(53)
現状認識に関する限り、東京都当局は正しいと思います。
車道が需要に対して不十分なのに対し、歩道はほとんどの箇所でありえないくらい過剰に整備されているのですから、歩行者用レーンと自転車用レーンとの間に柵を設けて、両者の流動を完全に分離させればすむ話なのではないのでしょうか。
歩道を狭めて自転車用レーンを設置するのは、上記対策以上に莫大な予算と期間を費やし、非現実的だと思います。
私も、現状では東京都が妥当だと思います。
スポーツ自転車に乗る人はいいのでしょうが、9割以上は普通の買い物自転車だと思います。
実際のところは、取り締まる側の警視庁の警察官が、「警察庁」の意向からか一時期車道を走っていましたが、白チャリで車道をふらふら走られると本当に危ない。白チャリはギアチェンジすらなく、さらにサドルを上げてはいけない運用のため、車道を走れません。
これは推測ですが、「模範となるべき警視庁の自転車が一番車道を走れない」という現場の意見から、東京都は方針を変えたのだと邪推しております。
いつも読ませていただいております。
自転車の環境については、自転車は子供でも乗れる物でステータスが低い者が使う乗物であるという意識から変えないと駄目でしょうね。
それに、あまりにも四輪を優遇する施作を改めるべき。道路は四輪のものという意識も変えないと駄目ですね。
さて、この警視庁の針をまた戻すやり方ですが、断固反対ですね。
そもそもの交通行政が不味くて現在の状況を生み出しているのに、自転車が車道に降りると危険というのは、どの口が言うかと思います。
いっそ、生活道路の制限速度を四輪は20キロ、大型トラックは進入禁止にすればいい。
また、毎年の税金を軽自動車と二輪を除き10倍にするといいと思いますね。
不慮の事故で死ぬ確率が限りなく0に近づきます。
極端な意見だとは思いますが、そろそろ真剣に考えるべき。
自転車に歩道を通行させるなら、最低限、徐行、一時停止を徹底させてほしい。交番の前の歩道を自転車が猛スピードで走り抜けるのを徹底して取り締まってほしい。自転車の速度を落とさせるためのバンプや障害柵を設けてほしい(これらを実施すると、車椅子が歩道を通れなくなるがやむをえまい)。
今回の東京都の方針は明らかに間違っているが、それを押し通すなら、交通法規を守らせる対策を講じてほしい。
私も、(道路の構造等の理由で)やむをえず歩道を通行することがあるが、その時は、交通法規、特に、徐行と一時停止を厳密に守る。徐行(自転車の徐行速度は、自動車の徐行速度からの停止距離以下で停止することを条件にするなら、時速5キロ以下)、一時停止(信号、横断歩道が無くても、歩道と車道の境界を越える時は停止する)を守れば、自転車で歩道を通行することにより増加する、歩行者に与える危険、自己の危険をなんとか許容範囲に押さえられると考える(それでもできうる限り車道を走り、基本、歩道では自転車を降りる)。
歩道だ車道だという前に、法規を守らせることをしてもらいたい。
自転車も車両であり、車両は歩行者を優先することを自転車に乗り始める年代から徹底して教育してもらいたい。インフラの前に、教育である。
東京都の発想は、自転車で普段買い物をしていない人の発想です。
現状、僕は車道と歩道を半々くらいの割合で走っています。
車道を走るより、歩道が走りやすい場合は歩道を。
歩道がこま切れになって走りにくいところは、車道を。
荷台に荷物を積んでいる時は車道を。
「歩道を走らせるなら、段差を作るな」です。
やっぱり自転車は段差がない車道を走るのが、安全で楽で快適です。
車道を走りやすくすべきなのに、馬鹿な役人たちです。
東京都が正しいと言う皆さんは何か勘違いなさっているようですね。
今すぐに自転車を道路上に降ろせと言っているわけではないのですよ?
大都市の行政は例えると大きな象の行進です。
急激に動くと何処かに軋轢が生まれ思わぬ負の連鎖が起こります。
そんなことは警視庁も管理人さんもわかっています。
ただ方針として行進の行方を正しくしましょうと言っているだけです。
事故も多くなり合理的な都市交通の妨げになっている物を少しずつ転換していこうという事です。
さきの象の行進に例えると喉が乾いてきているのに水場の無い方向に行進しているものを
水場の方向へ無理のない道を見極めて行きましょうと
このまま進めても喉が乾いてくばかりか余計な道のりを歩まねばなりません。
余計な道のりとは余計な税金であり事故の多さでありそれに伴う都民の不幸です。
都民の幸福の為に奉仕する都行政は是非凝り固まった考えを改めて汗を流して好い方法を模索してもらいたいですね。
「ようやくわかったか」と思っていましたら、日本の首都たる東京都というのはダメなのですね。
車道を走るのが危ないような軽車両を歩行者優先空間で走行させるなんて蛮行を、まだ続けようというのかしら。
あたかもそれが常識であるかのように思わせてきた誤りを、まだ重ね続けるのかしらん。
れきさんの仰る水場の方向がまったく共有されていないかのように思えます。それをはっきるさせるためにも、「「これまでの数十年が間違っていた」と、いうべき人が言わねばならないと思うのですが
ほのおちゃんさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
そうでしょうか。私は東京都が正しいとは思いません。
自転車を走らせるため、歩道を拡幅してきたのが間違いだったことは、いまや多くの人が認めるところです。それを正す方向でなく、さらに固定化しようという方向が正しいとは思えません。
それにより歩行者との事故や、交差点でのクルマとの事故が起きているのに、東京都の策では解決になりません。
あくまで暫定措置だったわけで、多くの問題をはらんでいます。それに屋上屋を重ねるのは、限界であり、無駄でしかありません。
歩行者と自転車を歩道上で植え込みなどで分けているところもありますが、実際には区分けは無視され、混在しています。
また、歩道と車道の間には、街路樹やさまざまな障害物があるので、車道から死角になり、相変わらず事故の原因になっています。
毎年、年末から年度末にかけて、予算を消化するため、さまざまな理由で道路を掘り返していますが、その際に少しずつでも改修していけばいいのではないでしょうか。
KDさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
そうでしょうか。私は東京都の方針が妥当だとは思いません。
その普通の買い物自転車に乗る9割以上の人が、信号が青だからと、歩道からそのまま直進して交差点に進入し、事故に遭っているのです。
また、歩道に混在する形となり、徐行せずに歩行者とぶつかっているのです。
自転車が歩道を走るのは、事故を誘発し構造的にも問題なので、それは正していく方向へ向かうべきでしょう。
サドルの高さと車道走行とは、直接の関係はないと思います。
ただでさえ、縦割り行政が問題になっているのに、警視庁の現場の声が東京都の道路建設部門に反映するというのも考えにくいのではないでしょうか。
ただのぶさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
確かに、日本における自転車のイメージは、遅くて重いママチャリのイメージ、格安で売られ、しばしば放置されるものという感じがあります。欧米のそれとは、大きく違うと思います。
クルマ優先も、おっしゃる通りだと思います。
自転車行政や、生活道路についても同感ですが、税金は、東京だけのことではないので、また別の問題があるような気がします。
いずれにせよ、政策的、あるいは道路の構造によって、不慮の事故で死ぬ確率が下げられるならば、まず人命を優先し、それに取り組むべきだと思いますね。
ちなみに、今回の話は、東京都の道路担当部局の話で、警視庁は直接言及してはいないようです。
ひでさんさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
歩道を通行する場合の徐行や歩行者優先は当然の話ですが、守られていませんね。ただ、延々徐行するのでは、自転車の利点が生かせませんから、そもそも歩道走行がナンセンスなのだと思います。
おっしゃる通りで、歩道走行するなら、徐行などの徹底は当然だとは思いますが、現状を見ても、全て取り締まるのは困難ですし、現実問題として徹底できるとも思えません。
私も歩道を通る場合は歩行者優先を意識して徹底しています。ただ、歩道で徐行しない人の肩を持つわけではありませんが、自転車に乗る以上、それ相応のスピードは出したくなるでしょうから、歩道を通させること自体、無理があるような気がします。
本来の車道走行へ向かうほうが手っ取り早いのではないでしょうか。
教育も大切ですが、そもそも歩道走行が世界的に見ても全くナンセンスなのですから、無理があることを守らせる労力を使うより、それを是正するインフラ整備のような気がします。
トンサンさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
確かに、ふだん自転車に乗っている人が決めているとは思えませんね。
少し街に出て観察するだけでも、歩道上の自転車通行帯なんて、いかに守られていないか、わかろうものです。
歩道上で自転車と歩行者を分けるのは無理だと思います。現状でも成功していませんし、歩行者も区分に関係なく、空いているほうを通るだけです。
車道走行にして、それが出来るようにしていくのが、シンプルでわかりやすく、一番無理の無い方向だと思いますね。
れきさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
まさにその通りで、フォローしていただき恐縮です。
現状ですぐに是正できないからと言って、さらにそれが困難になる方向に向かわせようとするなんて、どう考えてもおかしいわけで、理解できかねます。
勘違いされているのは、私の文章力の無さの問題かも知れませんが、歩道走行があまりにも普通になってしまっていて、都の方針のおかしさが、ピンと来ない方もあるのでしょう。
特に、歩道走行しているからこそ、クルマと事故になるというのは、あまり理解されていないような気がします。
ただ、理解していないのは市民ばかりではありません。
これまで、40年来歩道走行させてきた結果、それが普通になってしまい、その方向を強化するばかりでした。
警察庁は今回、さすがに歩道走行は限界に来ており、転換する必要があると判断したわけで、きわめて妥当で当然の判断だと思います。
でも、役所によっては、その妥当さを理解できていない担当者も多いということなのでしょう。
七九爺さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
東京都は巨大な組織だけに、ダメなところもたくさんありますね。頭が固くて、融通の利かない人も多いようです。
ただ、役人というのは、行政の無謬性というくびきにとらわれ、従来の方針を否定するということが出来ない習性があるわけで、それは東京都に限ったことではないでしょう。
その点からすると、警察庁の方針転換は英断に見えます。本当は、ごく当たり前のことで、ちょっと自転車のことを知ればわかる話なのですけれどね。
もし知事さんが自転車に乗るような人ならば、今の都の方針が過ちだということがすぐに分かってもらえるんでしょうが、きっとあのおじいさんは、自転車には乗ってくれないでしょうね。
そう言えば、知事さんはオリンピックを招致するって息巻いてるんでしたっけ?自転車の歩道走行を強制するような街に、オリンピックを召致なんてできっこありませんよね。
ちなみに私は都民です。
ブログの記事を読んで納得しました。海岸通りの東京都立港特別支援学校前はトレラーの左折が多くて、とても自転車車道走行は危険です。ただ車道走行安全に出来そうな所、新しく工事している所も、歩道上の自転車レーンになっているので疑問でした。
私は歩道上の自転車レーンは反対です。自転車レーンで自転車優先意識を持ったまま走行すると危険です。目が悪くて自転車レーンがわかり辛い人、歩道さえも危ない場所になりそうです。未だ歩道上自転車レーンが無い方が気を付けて自転車運転すると思います。
原付自転車が時速30Kmまで認められていて、もしガソリン燃料を使わない自転車で時速30Km出せるなら、地球環境にも良いでしょうね。身体が悪くない人なら、自転車で時速30Kmは出せるでしょう。
歩道を原付自転車で走るのをイメージしたら、同じスピードが出る自転車が歩道走行する危険性がわかります。
歩道走行出来る自転車の規格が車体の大きさによって決まります。私は、ある程度の大きさ以下なら、自転車の速度によって歩道を走れる、走れないを決めた方が良いと思います。例えば保育園に子どもを連れて行くまでは歩道をゆっくりと、保育園で子どもを下ろした後は車道走行するとかです。現行の歩道走行出来る普通自転車に拘らなければ、もっと安定した子載せ自転車が出来ると思います。車椅子付き自転車とかも歩道走行出来たらと思います。
先進国の都市では、クルマを制限してでも、人間の安全や都市の生活環境を優先するようになってきています。都市の道路におけるクルマ優先の考え方は前世紀の遺物となりつつあり、世界の潮流から外れています。
・・・サイクルロード様、まさにそのとおりでございます。
良心ある人々、地域や環境を愛する人々、人命を尊ぶ人々、そして、サイクリストらの気持ちを代弁してくださっていると、私は確信できます。
東京都はあまりにも愚かなことをしていると言えるでしょう。あまりに自動車中心、自動車優先がすぎて、もはや自動車カルトと言えるような状況に、東京、そして日本全国があります。
それは極めて恥ずかしいことだということに役人たち、ドライバーたちに、一秒でも早く気づいてもらいたい。もはや、東京は、日本の交通文化は、あまりにも未熟で後進すぎ、世界から取り残され、孤立しています。その状況を改善する東風に、一刻の猶予もありません。
警察庁の皆様には、自転車のポテンシャルを引き出せる、自転車活用における安全性確保のため、自動車への制限や取り締まりにも全力を挙げてもらいたい。日本を"先進国"にしてもらいたい。
サイクルロード様、いつもありがとうございます。心から応援させてください。サイクルロード様の記事は、私たちにとって、心強い応援や励ましとなっています。
修正です。
その状況を改善する東風に、一刻の猶予もありません。
↓
その状況を改善するに、一刻の猶予もありません。
失礼いたしました。では、また。
cycleroadさんのおっしゃるインフラが先というのは、私も十分承知しています。今回のコメントは、もう少し先を見ていて、歩道走行時のルールを徹底させることにより、歩道を走ることは自転車にとって実用的ではないことを、このようなサイトを見ることのない一般の自転車利用者にもわかってもらいたいと思い、書き込みました。
今回の件に関する報道では、「歩道上では徐行・歩行者優先」と言う項目が、あまり出てきていないように思います。まずは、歩道でルール違反の自転車にイエローカードを渡すなどして、歩道を走行する=早歩きの人間より遅くなければならない=実用的ではない ことを周知することが必要かと思います。速度違反をしている車でも、パトロールカーを見かければ減速するのと同じように、警察官を見かけたら徐行するようになるだけでも、効果はあると思います。
歩道での自転車は実用的ではないことがわかると、以前の子供2人乗せの場合のように、議論が高まるのではないでしょうか。なるべく多くの人に、歩道を走ることにより歩行者に与える危険を考えさせなければならないと思います。
木蓮さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
知事の権限は大きいですから、東京でも知事が代われば大きく違ってくるでしょう。
オリンピックの招致には一度失敗したわけですが、失敗したら辞任をすると公言していたにもかかわらず、辞めませんでした。
体力が無くなり東京に責任が持てないから辞めるとカッコをつけたくせに平気で立候補したり、素人の癖に大見得をきった新銀行の損失の責任も転嫁して知らん顔です。
あまり都民のほうを向いているとは思えません。現知事には期待できないでしょうね。
世田谷花子さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
すぐには変わらないだろうとは思っていましたが、今のところ変えるつもりはないということのようです。
いくら線をひこうが、植え込みで分けようが、現実として機能していないのに、なぜそれがわからないのでしょう。
高齢者や障害のある人を含めた歩行者保護を考えても、歩道上の自転車レーンはナンセンスですよね。
自転車でも時速30Kmは出せますし、体力の無い人でも電動アシストならば、相当のスピードが出ます。実際、電動アシストで相当のスピードを出して歩道を走行している人も見ます。
保育園へもスピードを出す人はいるでしょうし、現時点でも徐行が守られていないわけで、スピードでの規制は、無理だと思います。
車椅子は当然歩道ですが、車椅子つき自転車は車道走行にすべきでしょうね。
佐藤さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
自動車カルトとまでは思いませんが、本来クルマも人間のためにあるのに、クルマの利便性ばかり追い求め過ぎて、肝心の人間の安全が疎かにされている部分があるのは否めないと思いますね。
警察庁が直接取り締まるのではなく、取り締まるのは、あくまで各道府県警と、東京では警視庁ですね。
警察庁と各都道府県警察との意思統一も、必ずしもうまくいっていない面があるようです。
こちらこそ、いつもお読みいただきありがとうございます。
ひでさんさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
なるほど、確かに大多数の人は、本来、歩道走行は徐行が義務付けられ、不自由なものであり、自転車を使うメリットが全く得られないものだということを理解していない、というのはあるでしょうね。
そのことが徹底されていないからこそ、今まで通り歩道走行でいいと思う人が多いということになるのでしょう。
この状態のままでは、自転車の車道走行へ世論が向かわない恐れもあります。
ただ、警察官が注意したとしても、それがどれほど実効性があるかは疑問といわざるを得ません。
クルマと違って反則金を払わされるわけではないですし、歩道走行する自転車があまりにも多く、警察官の注意にも限界があります。
と言って、バリアフリーと逆行させれば、そのことへの非難が集中し、世間の理解は得られないでしょう。
難しい面がありますが、何らかの方法で、自転車の歩道走行の際、徐行を厳守させるような方法が考えられるといいかも知れませんね。
私の地元だと、粗大ごみのような違法駐車障害物がわんさとあり危険で
また、自転車が道交法通り真っ当に走れば、後ろの自動車ドライバーが制限速度以下で安全走行すらせず接近し、極めて危険で重大事故の元凶となる車間距離不保持の煽り運転、違法で自己中心的なクラクション使用、極めて危険で万が一の安全が確保できていないスレスレ追い抜きとやりたい放題です。自動車はもちろん信号のない横断歩道では止まりませんし、信号があって、歩行者側信号が青で歩行者や自転車が横断しようとしている、している途中でも、異常接近で恐怖を与えてどかそうとする。前や後ろをスレスレで通り抜けるなど蛮行の極みの状態にあります。
自転車は車道を走るものです。自転車の方だって、歩道よりデコボコの少ない車道を走りたい。歩行者の方もできれば自転車の方には車道を走ってもらいたい。そこで障害となっているので、上記のクレイジードライバー、モンスタードライバー、マーダー(人殺し)ドライバーたちです。彼らの、余裕のない、自己中心的で傲慢な危険運転が蔓延しているがゆえに、自転車の方が怖がって車道を走らないだけ、それだけなのです。自転車の方に恐怖を与える狂気のドライバーを警察が一匹たりとも逃さず検挙すれば、自然と、自転車は車道を走るようになります。自転車の車道走行が根付かないのは、車道で自動車が我が物顔な危険運転、自己中心的な路上駐車をやりたい放題しているからだと断言できます。問題の元凶は、ドライバーの傲慢で危険な運転、態度にあるのです。まともな国であれば、マスメディアはそれを矯正する報道をするのですが、日本のメディアは自動車ドライバーや道路行政の問題をほとんど取り上げず、自転車に責任転嫁、自転車だけを槍玉にあげて悪者に仕立てあげている。狂気の報道がなされている。まずはこのあたりを叩き直さなければならぬでしょう。
佐藤さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、日本のドライバーに歩行者や自転車などの交通弱者優先という意識が低いのは事実だと思います。
警察の取り締まりが生ぬるいと言えば、そういう面もあるでしょう。
しかし、警察の取り締まる能力にも限度がありますから、ご指摘のような、「狂気のドライバーを警察が一匹たりとも逃さず検挙」するのは現実問題として可能でしょうか。
警察もリアルタイムで監視しているわけではありませんし、自転車に恐怖を与えるとは思わずにいる人も多いように思いますし、危険でも検挙の理由にならないような運転もあると思います。
私が問題にしている自転車の車道走行については、クルマが進入することなく、目的を充分に達するような自転車レーンを整備していくというのが、現実的な方法なのではないかと思います。
ブログ記事拝見しました。私はサイクリングなどせず、通勤や買い物に自転車を使うばかりですが、やはり自転車の本来の能力を発揮できない道路環境には長く不満をもっています。ご主張に同意します。自転車レーンがあったとしても、慣れれば荷下ろしは問題なくできるはずです。要するに東京都や東京都の方針を妥当と考える方達は、「車中心の交通体系を変えよう」とする発想がまだないのでしょう。また「交通権」という思想もご存じないでしょう。
車の荷下ろしをする業者の方も「やりにくい」ばかり主張せず、ではどうしたら歩行者、自転車、自動車が安全快適に走れるかを一緒に考えて欲しいもです。歩道では「悪者扱い」車道では「邪魔者扱い」の自転車の現状に気がついて欲しいと思います。
ながく続いてきたシステムや習慣をかえるのは容易ではありませんが、意見を出し続けることは必要でしょうね。
でも、今回の皆さんのコメントは大変いい議論と思いました。
一つ意見が違うのは「毎日新聞」についてです。
同紙の「銀輪の死角」のトーンは、あくまでも警察、行政よりです。当初はとにかく自転車が悪い」の記事の連発で、鬼の首をとったかのような書き方でした。規則やマナーを守りたくても、守れない道路環境があることを認識していないし、交通渋滞解消のためと路面電車を駆逐しさらには自転車までも車道から追い出して現在の混乱を招いている国土交通省と警察の愚かさを批判しません。
また自分たちの意見は書かず、必ず、元警察官僚や自転車問題に詳しい団体理事のコメントで締めくくるもいかがなものかと思います。また、警察推奨の安全ルートを専門家と「歩いて検証」したのもなんとも腰が引けています。
ただそれは毎日新聞にかぎったことではありません。
多くのメディアは基本的に自転車を現状では悪者扱いします。
「暴走自転車」。
歩道を自転車ふつうの速さで走れば、暴走になりますよね。自転車は本来A地点からB地点を素早く移動できる環境に負荷をかけない優れたのりものです。その能力を発揮できないお粗末な環境を放置してきた、行政・警察の深い反省を促すのがメディアの役割であると私は思うのですが。
その上で、自転車問題は、市民、行政、警察が知恵を出し合わなければ解決できないと思っています。上意下達の政策では、いつまで経ってもよくならないと思います。
山中典夫さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
いまの状態が当たり前と考えるのではなく、不満のある方は多いかも知れませんね。
荷降ろしについては、私もそう思います。現状でも店との間に自転車は通っているわけですし、それを理由にするのは、やや強引な感があります。
駐停車禁止であろうと、なかには歩道上に無理やり停車して荷降ろしを行う業者もありますが、荷降ろしが何より優先するという考え方は誰もが同意できるものではないでしょう。
沿道の店主にしても、自分の店の前の道路は、自分の土地であるかのように錯覚している人が多い気がします。
公共の福祉より、自分の店の都合が最優先との主張でしょうか。
確かに、長く続いてきてしまった習慣やシステムは容易には変わらないでしょうね。
しかし、自分や家族、子供たち、高齢者の安全、ときに生命にまで関わることですから、多くの人が関心を持って、民意でもって変えていかなければならない問題だと思います。
(続く)
(続き)
確かに、毎日新聞の主張は必ずしも同意できるものではありませんね。もちろん私も、過去の記事で異論を述べているものもあります。
ただ、自転車利用者のルール無視、マナー違反は目にあまる部分があるのもたしかであり、同じ自転車に乗る者としても擁護できるものではありません。
毎日新聞が、必ずしも正確に現状を把握しているとは限りませんし、当然ながら意見の全てに同意できるわけではありませんが、自転車が悪いというのも否定できない一面だと思っています。
書き方の問題もあると思いますが、少なくとも他の新聞に比べて自転車の問題を深く掘り下げているのは評価できると思います。
今回の記事のように、行政のやり方に異論を述べる専門家の意見を載せることもありますし、ただベタ記事で行政の発表を報道するだけにとどめていません。
もちろん、論調とは意見が違う部分もありますが、いろいろな意見を聞くのも必要ですし、他紙よりは、自転車の問題に真剣に向き合っているような気がします。
私は基本的には自転車は歩道と考える人です。
自転車もバイクも車も全ての立場を長年経験した上で
その考えに落ち着きました。
やはり速度差を考えると自転車は車道を走ると危ないです。
制限速度が60キロの道を考えると速度差は
45キロ程度は有りますから。
人との差は15キロ程度ですよね。
そもそもこの問題は警視庁が正しい東京都が
間違っているという考え方では解決しません。
自転車の車道走行を徹底すれば別の事故が増えるからです。
目先のことだけ解決しても新たな問題を作った
のでは意味がありません。
警視庁も東京都もそれぞれの立場で正しい事を
言っています。
両方正しいことにまず気づかないとあなた方も
新たな殺人を生み出すだけですよ。
自転車レーンとか作れない場所のほうが遥かに多いのに
簡単に作れとか言っているし、現実を見誤った意見が
多過ぎると思います。
私は大まかにはママチャリや子供、年配の方などは歩道、
スポーツタイプは車道の住分けでいいとおもいます。
ママチャリでも飛ばしたい人は車道に出ればいいですし。
よく観察をしていると自転車の警官ですら歩道を走っているのを見かけます。
本音と建前の世界です。
現場の警官の本音では自転車が車道を走るのは
危ないと思っているのです。
車道は今ですら原付の30キロ規制のお陰で
かなり危険な状況な状態です。
速度差がある乗り物は出来るだけ分離した方が安全です。
警官もそれが分かっているから歩道を走っていたのでしょう。
しかし中には自転車が車道を走った方が安全な場所も
存在します。
そういうのは交通量や場所毎の事情で違うのですから
ひとからげで車道と言い切ってしまう意見が
多いのには閉口してしまいます。
私は基本は歩道でいいと思いますがある程度以上
速く走る場合は車道とするのがいいと思います。
元々中間的な立場の物をどっちかに偏らせて
しまう事に無理があると思っています。
歩行者が多い道、車が多い道、自転車レーンを
作るのが難しい道。
原理主義的にかたくなに車道車道と言うのは
本当にやめてもらいたいです。
地域毎や道路毎にそれぞれの事情が有るのですから。
けんけんさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
速度差だけでなく、歩行者と混在して走行するのと、車道の左端を走行するなど状況の差もあるのではないでしょうか。歩行者から見れば自転車の歩道走行は充分脅威となっています。
法律上、自転車は車両ですから、歩行者と一緒にするのではなく、クルマの区分にされているわけで、正しくは車道であるのは、誰もが指摘するところです。
専門家は、車道走行が事故を増やすとは見ていません。確かに現状では危険な場所もあると思います。しかし、警察庁も、車道走行を徹底させることで事故が増えるのであれば、わざわざこんな方針を打ち出すはずがありません。歩道走行している人は、車道走行したことがないので、そう思えるだけではないでしょうか。
両方認めるのでは、混乱をきたすだけです。自転車レーンが設置できない場所のほうが遥かに多いとか、簡単に設置できないというのが、果たして現実でしょうか。実は簡単に設置できる場所も多いとの国交省の調査もあります。
(続く)
(続き)
飛ばす、飛ばさないの問題ではありません。飛ばさないから歩道といっても、実際には歩行者の脅威となっています。
法律上は車道であり、歩道通行は暫定措置なので、本来の車道走行に戻すべきというだけです。
速度差が大きい乗り物が混在すると危険なのは、その通りだと思います。そのため、車道走行なら自転車レーンを、と求める人が多いのも理解できます。
しかし、車両と歩行者を混在させているのは、それ以前の問題であり、事故も大幅に増えていると報告されています。だからこそ、国がこれまで暫定的に歩道走行を認めていたのを改めようとしているのでしょう。
今まで40年以上、暫定措置が続いてきたため、間違ったイメージが浸透していますが、もともと中間的な立場ではなく、自転車は明確に車両です。法律で決められています。
考え方は人それぞれですから、いろいろな意見があるのは当然です。誤解している部分があると思いますが、まだまだ歩道走行がいいと考える人が多いのもわかっています。
私が車道車道と言ったからといって、車道走行が強制されるわけでもありません。
もちろん、場所ごとに事情もあるでしょう。現実問題として、すぐに車道走行が徹底できるとは思っていません。
ただ、それでも現在の状態よりも、車道走行の原則を実現したほうがいいと私は確信しています。
これは、諸外国の例を見れば明らかです。いかに日本が特殊な歩道走行に頑なになっているか、よくわかると思います。
皆さんの意見を見て感じるのは、どうあるべきかという目標と、その実現のプロセスをごっちゃにして意見が飛び交っていると感じます。みなさん、正直に気持ちを表現されているので、特にそう思います。
そのような意見を一刀両断するような言い方になってしまいますが、まずは、東京都の方針がマスコミの言うとおりならば、善し悪し以前に、違法です。道路交通法第63条により。
まず、自転車の走行空間は歩道だというなら、それは東京都内の歩道のある道路では、自転車による普通走行はさせない方針ということになります。(歩道上では普通走行はできず、徐行が必須で、普通走行はできません。一部、人がいなければ徐行が必須ではないレーンもありますが、人がいることが多く、事実上普通走行できません。)そんな利用者侵害などあえません。この方針が許されるなら、東京都の道路では★自動車★は全て徐行にすれば、自動車事故は激減するでしょう。
そして、自転車をひとくくりにして、歩道通行させるつもりなら、これも明確に道路交通法違反です。歩道通行ができる自転車は一部の自転車で、幅60cm以上のハンドルを持つマウンテンバイク(普通に売られています)や、宅配便業者の牽引車両(私は毎日見ます)は、歩道は例外なく通行できません。徐行してもだめです。
上記の違法性を払拭するために条例を作り、法律を変えるというならともかく、法律に鑑みて、はっきりと違法な方針です。政策の善し悪しのレベルではありません。
法律が理想的とは限りませんが、法律と理想が異なるなら、法律を変えるべきで、そういう議論になるべきです。(憲法9条のように)
こまかな法律をあげて、議論を煙に巻くつもりはなく、大前提として知っていただきたいのは、少々の例外はあるとは言え、やっぱり法律の根底にあるのは、自転車は車両で、普通に走行できるのは、車道だけだということです。世界的にも、日本の法律もそうなっているのです。それを日本だけ覆すような法制化をするというなら、そういう意見もあるでしょうが、そういうレベルの話です。
自転車にとって車道が危ないという要素は、皆さんの感じ方の違いや程度の違いはあれ、事実でしょう。ですから、それを少しでも改善してゆくのが理想ということです。法律を前提にすれば、まさか、自転車にとって危ない状態を解決する必要がない。とか、それが正しい。などとという人はいないと思います。間違った状態を「正」として議論すること自体がおかしい気がしますが、何が「正」(理想)か解らなければ、それ以前の問題ですね。
昭和20年生まれぐらいの人の話を聞くと、子供の頃親父の自転車を借りて三角乗りして、都内のまだ少なかった歩道を走っていたら、交番のおまわりさんにこっぴどく怒られたという話を聞いたことがあります。その時代から、基本的な法律は変わっていませんが、道路交通法63条ができてから、例外を過大解釈する程度ならともかく、自転車の走行空間を逆転してしまうような行政や利用者ばかりで、今の完全違法状態ができあがってしまいましたね。
それをどう正しい状態に戻すかというようなプロセスの議論にはなると思います。その中で、現状仕方がないという意見も聞こえますね。本当に改善できないのでしょうか? 改善をあきらめるのでしょうか? 私はできると思います。やる気さえあれば。時間はかかっても。
manさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
以前、警察が自転車を全面的に歩道走行にさせようと画策したことがありました。その時は警察庁ですら、道交法に沿わない、間違った解釈で発言していたこともありました。
東京都の道路部の担当者も、法律を正しく理解していないようですし、期待するほうが無理かもしれません。
ただ、それだけ道交法の規制は複雑になりすぎている部分があると思います。例外の上に例外をつくるので、もはや何のことやら、条文を読んでもよくわからなかったりします。
その上、40年以上暫定措置できた結果、いろいろなところに違法状態やなし崩し状態があります。
議論が交錯するのも、仕方の無い部分があるでしょう。
自転車の歩道通行を定めた道路交通法第六十三条の四は、改正すべきだと思いますね。
(続く)
(続き)
憲法9条の改正は手続き的にも容易ではないにしても、無理やり解釈で運用してしまったために、ずるずるいきかねない懸念があったり、解釈をどのへんまで拡大するか難しかったりします。
人によっては憲法9条が守られていないように見えるわけで、憲法の権威が損なわれることになりますし、集団的自衛権など問題も複雑になるのでしょう。
道交法の自転車についても、法律はそのままにして、運用上いろいろいじるので混乱もしますし、問題も増えると思います。
法律に例外をつくり、事実上、どちらにも運用できるようにしてしまったため、本来あるべき原則に戻すのに批判が起きて難儀するという変な状態が起きるわけです。
40年間の慣習の壁、40年間の怠惰のツケ、実際問題の危険というのも大きいわけですが、例外と運用できたために、法律を盾に正しいことを主張することすらはばかられるようになってしまったとも言えると思います。
また、クルマとの兼ね合いで赤切符を適用できかねている部分や、あまりにも数が多くて事実上取り締まれず、見逃す状態になっているのも問題でしょう。
違法状態を黙認することで、法律違反を助長し、法律の権威を貶め、なし崩しにしています。取り締まれない、違法状態を是正できない法律があるのも問題だと思います。
自転車に絡む法律に関しては、わかりにくかったり、矛盾点があったりと、問題点は多いと思います。問題意識を持っている私でさえ、自転車の運用上、法的に自信がない場合があります。普通自転車かどうかで、走行空間が変わる場合があり、自分の乗っている自転車がどちらになるか知らないと、交通違反を犯す場合もあります。(普通自転車交差点進入禁止など)
これは、自動車同士の事故と違い、大きな裁判にならなかったりして、矛盾があっても、てきとーに運用できたからと言うのが、グレーのまま放置されていた原因の一つかもしれません。
というように法律の細かな部分に明らかに問題があるとは言え、調べれば調べるほど、基本理念については、やはり法律上は、自転車の走行空間は車道しかないという、結論になってしまいます。
道交法63条は諸悪の根源だと思っていましたし、いまでも排除して欲しいですが、それでさえ、厳密に運用されれば、一部の自転車のみが対象で、歩道上を普通走行できないわけですから、ますます、法的には「自転車の走行空間は車道」という確信を持てます。悪法の63条でさえ、覆すことができないのが、「自転車が普通に走れるのは車道のみ」なのです。
そして、不合理な行政や取り締まりや条例改正は、みなこの前提をリスペクトしないために、ボタンの掛け違いにより起きていると感じます。たとえば、自転車に乗りながら、傘を差したり、携帯電話をするのを条例で禁止している都道府県が多いですが、車道を走るのが当たり前なら、こんなものは取り締まりなどしなくても、頼まれてもやらない人がほとんどですし、歩道上であれば、本当に徐行(時速4,5km)していれば、携帯電話をしていても、大きな問題にはならないと思います。もちろんマナー違反ではあり、やめるべき行為ではありますが、どんなに悪いことでも、被害者さえ出なければ、条例など作って規制する事態にはならないと思います。ちまちまと法律を作って制限しなくても、だれも悲しい思いをしない社会が良い社会に決まっています。
manさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
そうですね、基本的に自転車が車道であるのは明らかであり、当然だと思いますが、それを歩道走行させようとしたことで、無理や矛盾が生じているということでしょうね。
ハンドルの幅が若干規定にかかるくらいであれば、誤差の範囲のような気がしますが、普通自転車に限るとしたことで、トライクやカーゴバイク、トレイラーなどは排除され、日本の自転車の画一化が進んだと言えるかも知れません。
実際、大きなカーゴバイクが歩道を走ったら大迷惑で、当然の措置ではあるでしょうけど..。
車道走行する人が増えた最近は、場合によっては車道でもチラチラ、ケータイを見ている人は結構いるようです。
やはり車道走行でもケータイを使いたくなってしまうものなのでしょう。
車道走行が徹底されても、やる人はやるでしょうし、イヤホンなどもそうですが、危険なことに気づかない人も多いものと思われます。
クルマでも運転中のケータイが禁止されたように、車道走行かどうかは別に、禁止しておく必要はあるように思います。
歩道で徐行していてのケータイは問題ないかもしれませんが、やはり禁止して歯止めをかけておくべきという判断もあると思います。
なるべく規制が少ないほうがいいのは当然ですが、公共の場でのモラルが低下している昨今、言わずもがなのことでも条例にしなければならないのも、悲しいかな現実と言えるのではないでしょうか。
ながら禁止条例に関して、私が言いたいのは、条例の要不要ではなく、本当の問題が理解されていなかったり、取り締まりの方向性が間違っていることの現れが、この条例なのではないのかということです。
cycleroadさんのおっしゃるとおり、車道でも自転車乗りながら、携帯電話操作や、傘を差すひともゼロではないし、車道走行が増えれば増えるでしょうが、他のトラフィックと共存する車道ではそのようなマナー違反の発生率は違うと思います。そして、仮に事故にあっても自業自得で(ひどい言い方ですが)、違反の罰金などより、手痛い罰になると思いますから、条例など無くても、抑制は自然とされるはずです。(交通強者の自動車の場合は、そのようは恐怖感は少ないので、大丈夫だと思えばやってしまうでしょうね。他のながら運転も同様ですが、携帯電話が普及し、ながらの事故が増えたので、単なる脇見運転の禁止ではなく、明確に携帯電話操作を禁止したのは正しいと思います。)
歩道上ではその逆で、合法的に歩いている人の方が大きな被害を受ける(これが問題)。ケータイ電話等の禁止の条例の出来た経緯を見ると、まずはそれを禁止して、とにかく歩道上での事故を減らすのが趣旨。ということだったと記憶しています。
cycleroadさんも認識されている通り、お役人は「自転車が普通走行できるのは、車道のみ。」ということを知らない処か、警察などは(車道は自動車優先の意識があるからでしょう)自転車には、何とか歩道を走らせて、それでいて、事故の起きないようにという、まったくもって間違った考えの現れが、あの条例だと思っていて、警察官からの注意を無視して平然と走り去るケータイながら自転車を、テレビ報道で見て「道路交通法で取り締まれ!!」と、憤慨したという訳です。
manさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
歩道を走行する自転車に対し、ケータイや傘、ヘッドフォンなどを禁止するより、まず歩道走行をやめさせるのが先ということですね。
それは、私もそう思います。歩行者の安全を確保するためには、まず自転車を歩道走行させていることが問題なのであって、それを認めているからこそ、ケータイやヘッドフォンなどを取り締まらなくてはならなくなるという事態になっています。
こういう条例が制定されるのも、まず自転車の歩道走行が常識のようになってしまっており、それを前提にした上で、規制を考えるという点に、そもそもの間違いがあることも、その通りだと思います。
警察が有効に取り締まられないのも、よく言われるように反則金の制度がないなどの制度的な欠陥があると言えるかも知れません。
その意味でも、車道走行を徹底して、リスクを感じての自発的な抑制を促すという考え方もわかります。
もちろん、それでもやめない人は出てきそうですが..。
何よりもまず自転車に乗る人のルールの厳守、マナーの向上が必要かと思います。
罰則があっても殆ど機能せず、違反を犯しても逃走し、ナンバーが無いので車輌の特定も困難です。だいたい方向指示は義務なのにやってる人を見た事がありません。取締りの強化が必要でしょう。車道に自転車レーンや自転車用の信号を造るのは良いでしょう。
それに伴い当然、自転車に対する税金も作るべきです。車道を走る車は基本的にガソリンに含まれる税金を納めていますが、自転車にはガソリンが必要無いのでそれに変わる車道整備の為の税金は必要です。
k2さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
たしかに、ルールが遵守されず、マナーが悪化しているのは問題ですが、そのルールが捻じ曲げられ、結果としてわかりにくくなったり、曖昧になってきたという歴史的な経緯があります。
そのせいで歩道上を通行させるか、車道走行の原則を徹底させるかという大きな対立が出てきているわけです。
もちろんルールを守らせなければならないのは当然だと思います。
いろいろな論点があると思いますが、ここで述べている車道走行ということについては、まずルールの統一を図るべきだと思います。
老人12歳以下の児童を除いて車道、歩道に入るときは押して歩く
老人、児童でも電動自転車や歩道内で飛ばして走るのは禁止。
こうしてくれれば歩道車道両方の事故が減る気がします。
スポーツ自転車は車道でママチャリは歩道を認めるべきというのは断固反対。
なぜなら歩道を走る自転車はママチャリでもまず徐行義務を守ってない。
特に中高大学生はスポーツ車顔負けのスピードで飛ばしてる。
文さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
高齢化社会で、老人を何歳で区切るかという議論はあるとしても、おっしゃる通りだと思います。
実は現状でも、道路交通法では、自転車の歩道通行を認める条件として、
•「自転車通行可」の道路標識または「普通自転車通行指定部分」の道路標示がある歩道を通るとき
•運転者が13歳未満もしくは70歳以上、または身体に障害を負っている場合
•道路工事や連続した駐車車両などのために車道の左側部分を通行するのが困難な場所を通行する場合や、著しく自動車の通行量が多く、かつ、車道の幅が狭いなどのために、追越しをしようとする自動車などの接触事故の危険性がある場合など、普通自転車の通行の安全を確保するためにやむを得ないと認められるとき。
となっています。それが守られていないのが問題ということになります。厳格に法律を適用し、取り締まることが求められるということでしょうね。
自転車の、車道走行は即刻やめるべきだと思う。
信号無視・大通りの右折レーンで右折・危険な斜め横断・直進している、車両と車両の間を走行・右側レーン等からの逆走…等々。
無謀な自転車が、歩行者と事故をおこす。
だから、車道そうこうにする?
無謀な自転車を、車道も走らせたらどうなるか? バカでもわかるはず!
逆走自転車していても、警察は注意もせず。
最近では、キックボードや歩行者までも車道をフラフラしている現状…知っているねだろうか?
皇居前の通りは、歩道に自転車用レーンがあるのに 車道を走行しているんだけども。
自転車乗りって、頭のおかしなのしかいないのか?(主に、ロード車が多い。)
平成の友蔵さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
意見は人それぞれなので、基本的に違う意見は尊重したいと思います。
法規を守らない人がいるのは、その通りだと思いますし、現状で事故が起きているのも間違いないでしょう。
ただ、自転車は軽車両であり、車道走行するよう定められています。道交法でそう決められています。世界的に見てもそれが常識です。40年以上にわたって、恣意的な運用を続けて来たため勘違いされている人も多いのですが、法的には車道走行なのです。
現在の状況がいいとは言いませんが、無謀な人がいるから歩道走行にしろというのは説得力を欠きます。『頭がおかしい人』はドライバーにもいます。
あおり運転をしたり、住宅街の狭い道路を猛スピードで走行したり、スマホを見ていて歩道に突っ込んだり、歩行者をはねたりしています。
自転車に関しては、これまで歩道走行をさせてきたため、歩道を暴走して歩行者との事故が増えており、そのために警察や国交省は原則車道走行へと舵を切ったわけで、現実の経緯は逆です。
違反者が多く、無秩序な状態には多くの自転車乗りも迷惑しています。ただ、無謀な人がいるから車道走行をやめろと言うだけでは理由にならず、解決にもならないでしょう。
現状では、車道走行している自転車乗りは、道交法を遵守しているだけであり、一部の無謀な人を理由に道交法を遵守させるなと言っても通らないと思います。
自転車の歩道通行は合法ですのに
「自転車は軽車両であり、車道走行するよう定められています。道交法でそう決められています。」
というコメントはあまりに誤解を誘うものではありませんか?
それに現代の先進諸国の施策では自転車専用道ネットワーク整備方式が主流であり、自動車と自転車混在交通のインフラは致命的な欠陥があるとして前述の自転車利用者専用道(市街地も当然含む)ネットワーク整備への移行が進んでいます。
日本において自転車は歩道を通行しても合法であり世界の潮流からしても「自転車は車道は間違い」という認識が広がり続けています。
ロンドンもニューヨークもアムステルダムも「自転車は車道」ではなく「自転車は自転車専用道」という考えに転換したのは、それだけ「自転車は車道」という施策が欠陥だらけだったという事実を示しているのですよ。
佐藤さん、なかなかのご意見です。上手に誘導されてますが今どき通用しないかと。歩道通行は子供、老人、認められている場所を除けば、つまり通常ほとんどの人はやむを得ない場合だけです。そういう意味の合法。
自転車の車道通行は誤解を誘いません。法律ですし歩行者のためです。
たしかに先進国の方針はおっしゃる通り自転車専用道ですが、その前に歩道から自転車をおろしています。日本はいまここです。自転車は車道という施策は欠陥ではありません。そうおっしゃるならこの施策で車道での自転車事故が増えたというデータを示すべきです。
事実を示しましょう。
佐藤さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
道交法を読めば、自転車は原則車道走行となっているのは明らかです。現在は、歩道走行が当たり前のように思っている人が多いことは否定しませんが、法律上は車道走行である事実は動かせません。国交省も警察庁も当然認めるところであり、この原則に基づく政策展開を表明しています。
自転車の車道走行が危険なケースがあるため、クルマとセパレートされた自転車レーンが求められる声が高まっているのは知っていますが、そうした声が上がるのも、それがまだ一部だからです。実際には主流とはなっていません。
世界の潮流が、『自転車は車道は間違い』となっているというのも、明らかに間違いであり、事実を見ない勝手な解釈でしょう。
ロンドンもニューヨークもアムステルダムも、セパレートされた自転車レーンを求める声はありますが、あくまでも車道上の自転車レーンの安全性を高める要求であって、歩道を走らせろという要求ではありません。
『自転車は車道という施策が欠陥だらけだったという事実を示しているのです。』というのはこじつけ、曲解もいいところです。
誰も、自転車の車道走行そのものが間違っているなんて思っていません。
私はこの3都市でも自転車で走ったことがありますが、これらの都市でも、間違いなく車道を走行しており、(一部には専用道がありますが、歩道上にはありません。)車道が間違いなのではなく、安全性を高めてほしいという希望でしょう。
保護された自転車レーンも車道です。この部分を何か誤解されているのではないでしょうか。
Kenjiさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
まったくおっしゃる通りだと思います。
佐藤さんは、クルマと自転車を分離すべきという論点と、自転車を車道走行させるのは危険という話を、混同されてしまっているようです。
特に日本では、たしかに自転車の車道走行が危険な場所も多いと思います。
欧米では、現状の車道上の自転車レーンを、より高規格にして分離しようという議論にはなっています。
しかし、両者は別の話であり、そもそも論点がずれてしまっています。
とにかく車道走行ではクルマとの混在が危険という考えなのでしょう。
「自転車は車道走行は間違い」というから話がおかしくなるのであって、「自転車で車道走行すると危ない(ことがある)。」なら個人の意見であり、問題はありません。そのあたりが、ずれてしまっているようですね。
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