
自転車のアクセサリーにも、いろいろなものがあります。
少し大きな自転車ショップなどに行ってみると、さまざまなアクセサリーが売られています。ライト類やサイクルコンピュータのような定番、ボトルケージとかサドルパッグなどお馴染みのものから、初めて見るようなアイディア商品まで、たくさんのアイテムが並んでいます。
比較的新しいアイテムと言うと、スマートフォンやカメラをハンドルバーなどに取り付けるパーツ、ナビやサイクルコンピュータのように使うためのホルダなどでしょうか。携帯音楽プレーヤーにつなぐスピーカーだとか、最近のデジタル製品の関連アイテムも見るようになりました。

定番商品についても、自転車ブームによる売り上げ増を見込んで、商品をリニューアルしたり、デザインを見直すなどの動きもあるようです。自転車通勤を意識したラインナップだとか、最近増えている女性サイクリストを狙った商品など、これまでになかったアイテムも増えています。
最近は、ネット通販などでも自転車用品やアクセサリーが気軽に購入できます。世界的に見ても自転車を活用しようという人は増える傾向にあるので、そうしたニーズを狙って自転車用品メーカーはもちろん、異業種からの参入や、新興メーカーが新しく商品開発を進める動きもあります。
今どきはネットで販売をすれば、必ずしも店舗を出したり、既存の流通網にのせる必要はありません。メーカーにすれば、それだけ参入のハードルが下がり、チャンスが広がっているのは間違いありません。新しく起業するのに自転車関連を選ぶケースもあるでしょう。
海外でも自転車人気が高まっている国や都市は少なくないので、機を見るに敏な業者、アイディアで勝負しようという新興メーカーの発売する新しい自転車アイテムをネット上で見ることもあります。今回はそんな商品の中から、いくつか取り上げてみたいと思います。
自転車での走行中は常に風をうけていることになるので、汗をかいても蒸発が速く、予想以上に水分が失われます。熱中症の原因にもなるので、水分補給は重要です。乗車中に水分補給する定番はボトルでしょう。なかにはハイドレーションバッグを背負う人もいます。

ありそうで無かった(私が知らなかっただけかも知れませんが..)のが、ハイドレーションサドルバッグです。これならば背中も蒸れませんし、首を傾けなくても水が飲めます。路面から目が離せないMTBでのダウンヒルなどには便利なアイテムでしょう。
トレイルランなどの場合は、自分で背負うしかありませんが、考えてみれば自転車の場合は必ずしも背負わず、自転車にセットしておけばいいわけで、言われてみればその通りです。チューブをステムあたりにセットしておけば、姿勢を変えなくても容易に手が届きます。

ステムと言えば、ステムカバーというアイテムもあります。走行には何ら関係しませんし、普通はあまり意識しないパーツですが、なかにはステムカバーを交換している方もあるかも知れません。メーカーのロゴ入りとか、色違いのものなどが売られているのを見ることがあります。
アクセサリーの中でもマイナーなパーツ、ステムカバーですが、こちらはオリジナルのステムカバーを販売しています。商品はユニーク、なんとステムカバーに、それぞれアナログの時計や温度計、方位磁針、ピクチャーフレームにボトルオープナー(栓抜き)がついています。



タイムを縮めたいとしても、ステムに時計をつけなくてもいいでしょう。しかも、ストップウォッチでもなく、サイクルコンピュータでもなく、アナログの時計です。ハンドル周りがスッキリするというメリットはありますが、デジタル時代に、このミスマッチ感がなんともユニークです。でもこのセンス、わからないではありません。
温度を知りたい人もあるとは思いますが、わざわざ温度計というのもとぼけた感じです。方位磁針は進んでいる方角がわかるので、多少実用的でしょうか。これで栓抜きを忘れる心配もなくなります(笑)。ステムに誰かの写真を入れておくのは、待ち受け画面の感覚でしょうか。いずれにせよ、こだわりの商品です。
ステムはハンドルを支え、その動きを前輪に伝える大事な部品です。サイズを調整したり、乗車姿勢を決める重要なパーツでもありますが、あまり普段は意識しない、地味なパーツと言ってもいいでしょう。そのステムに注目したメーカーがもう一つあります。

ワンタッチでハンドルがフレームと平行になるというステムです。なるほど、これはアイディア商品です。自転車をとめておく時に場所をとりません。部屋の廊下などに置くにも邪魔にならないのは利点です。自転車を押して歩道などを歩く時にも、ハンドルを曲げておけば、すれ違いの邪魔になりにくくなります。


キャリアなどに積むにも幅をとりません。もし仮に、このステムが標準になれば、駐輪場にとめられる台数か増えますし、道端にとめるようなケースでも、通行の邪魔になりにくくなるでしょう(下の動画参照)。なかなか面白いアイディアと言えるのではないでしょぅか。
マッドガード、泥よけというパーツも走行時には邪魔に感じる人の多いパーツでしょう。シティサイクルなど、最初から付いている自転車もありますが、スポーツバイクのように標準ではついていないものも少なくありません。走行には不要ですが、雨上がりなどには欲しくなるアイテムではないでしょうか。

装着されていれば、路面が濡れている時に泥ハネでウェアの背中に筋が出来てしまうのを防げるわけですが、雨の時には乗らないとか、見た目が良くないなどの理由で装着しない人も多いパーツです。泥ハネは、洗濯してもなかなか汚れが落ちないこともありますから、困るのは、急に雨が降り出した時などでしょうか。

イザという時、カバンの中にこのマッドガードを忍ばせておけば便利というわけです。つまり、折りたたみ出来る泥よけ、携帯用のフェンダーです。広げて形を整えれば、簡単に装着することが出来ます。ボタンでとめるタイプと、結束バンドでとめるタイプがあります。
当たり前ですが、どんなものでも自転車のアクセサリーは、なるべく走行に邪魔にならないように出来ています。少しでもスピードを殺したくないですし、風の抵抗を大きくしたくありません。そのために、少しでもパーツを軽量・コンパクトにし、走行を妨げないように出来ているのが普通です。

ところが、このホイールは、走行を遅くするためのアイテムです。走行に対する抵抗力を大きくすることで、スピードを遅くする方向に働きます。その点で、あまり例のないアクセサリーですが、これによって、トレーニングの負荷をあげることが出来るわけです。

一緒に走行するパートナーが大人と子供、男性と女性、ベテランと初心者など、体力に差がある場合に、ハンデを埋める用途に使うことも出来ます。体力差を埋め、同じようなスピードで走るためにも使えるというわけです。なるほど、これも面白い発想です。
最初のハイドレーションを除けば、どれもその製品群しか扱っていないメーカーのようです。ネットを利用して販売すれば、人件費など運営経費も抑えることが出来るので、1種類の商品でも勝負できます。ニッチなニーズを狙ったり、これまでに無かった商品を売り出すなど、冒険も出来るわけです。
自転車というと、とかく成熟した商品、成熟した市場のように思われますが、まだまだ開発する余地があると考えている業者も多いのでしょう。もちろん、そんなアイテム、次から次へと出てくる新しいアイテムは玉石混交であり、中には消えていくものもあると思います。
しかし、百に一つか、千に一つかわかりませんが、その中からヒットし、新たな定番となるもの、ユーザーに新しい価値を提供するもの、革新に導くものも出てくる可能性があります。まだまだ、自転車生活を豊かにするようなアイディアはあるに違いありません。今後も斬新でユニークな商品の登場を期待したいものです。
寒くなってきました。インフルエンザも流行しつつあるようです。気をつけないと..。
今回も素敵な情報をありがとうございます。早くも今年最大の衝撃、Flipphandleに感銘を受けました。小宅実用バイクすべてにインストールしたいと思うくらいです。どうして爆発的に広まらないのかしら。パテントだか安全基準だか壁があったりするのでしょうか。
日本全土を視野にされるベンさんのような方へ、
どうか、安全でリーゾナブルな収納効率化用パーツが入手しやすくなるよう、広めてくださいな
さすれば新車導入障壁がぐっと低くなる期待も込めて(笑)
自転車に欲しいアイテム色々あるけど売っていませんね!例えば後輪で携帯充電出来る充電機とか欲しいです。何故後輪かと言うと、停電した時に、スタンド立てて後輪だけ動かしてその場で充電したいからです。他に白チャリについている書類入れを大きくしたのが欲しいです。雨で鞄が濡れるのが嫌でゴミ袋に入れてるので、雨避け出来るかごが欲しいです。かごに鍵があれば、鍵壊してまで盗みたくない物、子どもの汚れた服や野菜など入れて駐輪して別なお店に買い物に行けて便利そうです。