サイクルロード 〜自転車への道
世界の都市で自転車が選ばれ始めている。さまざまな角度から自転車の話題を。
November 09, 2012
自転車見本市の上手な使い方
サイクリストの関心は、自転車本体だけに限りません。
自転車を趣味として始めると、パーツや安全装備、ウェア、メンテナンス、収納など、多方面にわたって必要なものが出てきます。中には写真で見ただけではわからないものもあります。本で読んだだけでは理解しにくいこともあるに違いありません。近所の自転車屋さんには置いてないものも少なくないでしょう。
自転車屋さんに無くても、最近は通販などで買うことも出来ますが、やはり現物を確認したいこともあるはずです。どんなものか試してから買えるなら、なお可です。そんな時、自転車関連の商品も一同に集まる
サイクルモード
ならば、いろいろ比較したり、試したり出来るかも知れません。
2回にわたって取り上げてきたサイクルモードですが、見直してみると、前の2回にもれていた部分が、まだ多少あります。くどい、引っ張りすぎと言われそうですが(笑)、記録を兼ねて、撮ってきた写真で、もう少しサイクルモードを振り返っておこうおこうと思います。
自転車そのものの試乗以外にも、試してみたいものがある人は多いと思います。例えば、こちらはサドルの試乗コーナーです。このブースでは、独自のシステムにより、身体のサイズを測って、お尻にあったサドルを勧めてくれます。そして実際に、そのサドルにまたがってみることが出来ます。
スポーツバイクのサドルはスリムでクッションが少ないので、特に入門者は最初のうち、サドルが硬く感じられて、お尻が痛いという経験をする人は多いと思います。その後も、なかなか自分にあったサドルが見つからないという人も少なくありません。サドルをいくつも買いなおす人も多いと思います。
結局は、ある程度使ってみないとわからないにしても、こういう機会にいろいろ試してみるのは有意義だと思います。お尻の痛さに悩まされている人は、どういうサドルを選ぶべきか、ヒントが得られるかも知れません。かなり注目を集めていたようで、順番待ちの列が出来ていました。
ペダルを回転させる上において、構造上、どうしても力が伝わりにくい上死点と下死点が出来るわけですが、その欠点を克服しようというのが、楕円形のチェーンリングです。理屈はわかっても、実際に体感してみないと違いが実感できないものですが、ここでは、普通のリングと比較して踏んでみることが出来ます。
街の自転車店では、ビンディングシューズの品揃えは、それほど期待できないかも知れません。自分にあった靴を探すために履き比べてみたり、靴擦れやフィット感を向上させたりするため、中敷などを試してみるのにも、いい機会でしょう。シューフィッティングは、以前と比べて増えていました。
そのほか、シマノの新しいコンポを実際にトレーナー台にセットされた実車を使って試すコーナーなどもありました。走行までは出来ないにしても、実際にまたがって試せるコーナーは他にもあり、やはり、こういう機会でないと体験できないものは少なくないと思います。
自分でメンテナンスするようになると、その道具やケミカル製品などにも興味が向くと思います。マニアックな工具が並んでいるだけでなく、メンテナンス講座や実演などが各所で行われており、プロのテクニックを学んだり、本では得られないノウハウやヒントが得られるということもあると思います。
最近は、自転車用のナビケーションに各社が力を入れています。実際にどんなものなのか、実物を触って試したいという人も多かったのではないでしょうか。各ブースは、人であふれていました。全ての人が必要とするものではないでしょうが、今後は、ナビも普及していきそうです。
サイクルコンピューターやライト類、チェーンといった、おなじみのアクセサリーにも次々と新製品が出ます。これも自転車店の店頭とは比べものにならない数が、各ブースに展示されています。今のものに不満だったり、買い替えを考えている人には、参考になるでしょう。見て歩くだけでも楽しめます。
ヘルメットも、実際にかぶってみることが出来ます。特に日本人は、ヘルメットが似合わないと思っている人が多いと言いますので、少しでも自分にあったものを見つけたいという人も多かったのではないでしょうか。鏡の前で、かぶり比べている人がたくさんいました。
カジュアルな格好の場合、服装と自転車用のヘルメットが似合わないのが悩みという人もいるに違いありません。外観が帽子のようになったヘルメットをラインナップするメーカーも増えています。これならかぶってみようかと考える人が増えてくるかも知れません。
自転車に乗るときの服装も気になるところでしょう。特に女性はファッションにも力を入れたい人が多いはずです。ただ、自転車店の店頭ではバリエーションも少なく、最近の流行も反映されていない場合があります。マネキンなども少ないでしょうから、なかなかコーディネートの実感がわかないということもあると思います。
女性用の自転車ウェアは以前と比べ、かなり充実してきているように感じます。いわゆる「カワイイ」ウェアも多く、女性サイクリストの中には、ウェアや小物なども含め、ファッション関係をチェックしたいと訪れた人も多かったのではないでしょうか。
特に、最近はワンピースも含め、サイクリングスカートが増えてきているようです。会場にもあちこちに展示されていました。女性にとっては、身体の線を隠すことが出来るので支持されているようです。これによって、ジャージやレーパンも抵抗感なく着られるようになったという人は多いのではないでしょうか。
レインウェアや雨具の展示もありました。この分野は、以前は少なかったと思います。やはり自転車通勤者の増加に加え、傘さし走行の危険性が認識され、法令で禁止されているということが浸透してきたのも背景にあるのかも知れません。片手で傘をさすより、安全で走行しやすいのは間違いないでしょう。
スポーティーなものばかりでなく、カジュアルなウェア、バッグ等小物類なども展示されていました。スポーツバイクに乗りやすいのは、サイクルジャージやレーパンだと思いますが、都市部を中心に、もっとカジュアルに乗りこなす人が増えているのは確かでしょう。
街乗りを意識したシティサイクルや、ファッション性をアピールするようなブランドも増えてきたような気がします。ロードバイクなどスポーツタイプの自転車には乗らないが、ママチャリでは不満、オシャレなタウンユース用の自転車が欲しいというニーズも増えているようです。
世界初と銘打った、自転車用のホイールバランサーが展示されていました。いわゆる「フレ取り」とは違います。ホイールのバランス、つまりホイールの重心がきちんと中心に来ていないと、ある速度域で急激に振動することがあると言います。これを調整することで、走りのパフォーマンスもアップするそうです。
最近は、カーボンのフレームに乗っている人も多いと思いますが、カーボンフレームにクラックがあったりすると、突然破断することがあります。突然大きな破壊が起きると、下手をすると深刻な事故になりかねません。メーカーやショップ向けですが、カーボンフレームの非破壊検査装置というのも展示されていました。
クギを刺すどころか、サメに食いつかれてもパンクしないというノーパンクタイヤも展示されていました。チューブ内にゲル状の物質を注入して固まらせるタイプではなく、一体成型されたウレタン樹脂のようなもので出来ているタイプです。
駐輪用スタンドやラック、自転車の保管庫、ストレージなどの提案もありました。ダンボールのほうは、押入れに保管する際だけでなく、このまま荷物として送ったり、手荷物として預けたりする際にも重宝するという収納箱です。室内保管する人、全国各地でのレースに出場する人などのニーズも増えているのでしょう。
そのほか、各種パーツから栄養補助食品にいたるまで、自転車屋さんには置いていないようなものも含め、いろいろな用品やグッズ、サービスなどが展示されていました。自転車生活のヒントになるような展示も多かったのではないでしょうか。
意外な発見があったり、思わぬ知識を仕入れられたりすることもあります。かえって買いたいものが増えてしまうこともありますが(笑)、購入を検討しているものがあるなら、また無かったとしても、年一度くらいは、最近のトレンドや新しい情報を仕入れるために出向いてみるのもいいかも知れません。
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もはや民主党の次のマニフェストとか、平気で大嘘をついて国民を騙す野田首相の言葉に、期待する人がいるんでしょうかね。
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Posted by cycleroad at 23:30│
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