January 14, 2013

最初は誰もが見慣れていない

自転車用のアクセサリーには、いろいろなものがあります。


自転車ショップに行くと、ライトやリフレクター、チェーンやロック類、インフレーター、サイクルコンピュータ、ボトルにボトルケージ、フェンダー、ベル、バッグ類など、実にさまざまな種類のアクセサリーが売られています。使っている方も多いと思います。

アクセサリーの種類によって、使う人、使わない人はあると思いますが、自転車ショップに置いてあるようなものは、サイクリストならお馴染みのものばかりでしょう。自分が使っていないものでも、何に使うか知っているものが多いと思います。

ところが、海外のサイトなどを見ていると、時々変わったアクセサリーや自転車用品を見かけることがあります。果たして便利なのか首を傾げるもの、使う人が限られるもの、中には、何に使うのか見ただけでは想像のつかないものもあります。今回は、そんな一風変わったアクセサリーを取り上げてみたいと思います。

Planter for your Bike, www.etsy.comPlanter for your Bike, www.etsy.com

自転車のフレームに取り付けるプランター、つまり植木鉢です。もちろんジョークではありません。自分の家の庭やバルコニー、あるいは部屋の中に植物を飾っている人は多いと思います。身近に緑があると癒されます。ならば、自転車に乗っている時でも植物を身近に置きたいと思う人がいても不思議ではありません。

Planter for your Bike, www.etsy.comPlanter for your Bike, www.etsy.com

植物を外に持ち出して、太陽の光に当て、新鮮な空気にあててやることも出来ます。自転車とプランター、意表を突く組み合わせです。個人的には、到底思いつかないアイディアですが、自転車に植物を飾りたいという人がいてもいいとは思います。

The Bag Buddy, www.kickstarter.comThe Bag Buddy, www.kickstarter.com

スーパーやコンビニの袋をハンドルにぶら下げて運ぶためのアクセサリーです。ハンドルに直接かけても良さそうなものですが、これがあればハンドルの中心部に向かってズレてしまって、タイヤと干渉したり、スポークの間に巻き込まれてしまったりしにくくなります。

The Bag Buddy, www.kickstarter.comThe Bag Buddy, www.kickstarter.com

ハンドルに直接ブラ下げるのと違い、ハンドルと直角の方向が袋の長手方向になります。そのぶん、揺れ方が少なくなり、安定するということのようです。使わないときは、フレームに取り付けておけば邪魔にならず、常時携行しておけば、必要な時にハンドルに取り付けて使うことが出来るというわけです。

ただ、ハンドルにコンビニの袋をぶら下げるスタイル自体、ハンドルがとられて安定しません。決して走行しやすいとは言えず、あまりおススメ出来る形ではありません。イザという時、臨時に使うにしても、小さくたためるようなナップサックなどを携行したほうが良さそうな気がします。

Skirt garter/clip for biking, www.etsy.comSkirt garter/clip for biking, www.etsy.com

こちらは、スカートで自転車に乗る場合にスカートの裾がズリ上がったり、風でめくれ上がらないようにするクリップ、スカートガーターです。ガーターと言うと、通常は主に女性向けの、ストッキングがズレ落ちないようにするためのもの、いわゆる靴下止めのことです。

Skirt garter/clip for biking, www.etsy.comSkirt garter/clip for biking, www.etsy.com

しかし、これは逆にスカートが上がらないようにするガーターです。私は当然ながらスカートで自転車に乗ったことがないので(笑)、果たして便利なのか、優れているのか、いいアイディアなのか、正直よくわかりません。評価が難しいところですが、逆転の発想と言えるのかも知れません。

Reel, www.yeongkeun.comReel, www.yeongkeun.com

イザという時に自転車で、ちょっとした荷物を運べるというアイテムです。単なる幅広のバンドですが、これをフレームの三角形の部分に巻き付け、シリコンのステッカーを使って固定し、網のような形にすることで、荷物をはさんで運べるというわけです。

使う人のセンスで自由にカスタマイズして巻き付けられるので、個性を強調できるというのがポイントだそうです。ただ、あまり小さいものは落ちてしまいますし、ものによってはテンションがかからず、安定しない場合もあるでしょう。シリコンでフレームに接着するので、剥がして元に戻す作業も面倒そうです。

Reel, www.yeongkeun.com

わざわざバンドにしなくても、普通にフレームに取り付けるバッグでも良さそうな気がします。ナイロンか何かで、使わない時は小さくたためるようにすれば、携行にも問題ないはずです。確かに個性は強調できるかも知れませんが、ちょっと微妙な気がしないでもありません。

それぞれのアイディアに、ケチをつけたいわけではありません。でも、人によって、どんなものを必要とするか、何が便利だと思うかについては、ずいぶん違うものだなと感じます。もちろん、私が一風変わっていると思うだけで、人によって評価は分かれるでしょう。

今でこそポピュラーな自転車用のアクセサリーも、誰かが発想し、製品化し、市場で淘汰され、改良や改善を繰り返してきたに違いありません。最初は風変わりに思えるアイテムも試行錯誤が繰り返され、誰が使うのかと思うようなものが当たり前になり、ベストセラーになってきたものもあるはずです。

既存の製品に飽き足らない人、欲しいのに無いという人、現状に満足せず、斬新で常識にとらわれない発想をする人がいたからこそ、新たな製品が生まれてきたのでしょう。アクセサリーは自転車生活を便利で豊かにします。今後も意表を突く発想の中から新しい製品、楽しくて便利なグッズが生まれてくることを期待したいと思います。





関東は突然の雪で、交通が大混乱でした。私も連休に旅行へ出かけたのですが、帰って来られなくなって、えらい目に遭いました。

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この記事へのコメント
いつも楽しみにしています、このガーターはポンチョのメクレ押さえにも使えそうですね〜。
Posted by Yosio_DMZ at February 07, 2013 16:29
Yosio_DMZさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
なるほど、言われてみればそうですね。そういう使い方も出来そうです。
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
Posted by cycleroad at February 08, 2013 23:24
 
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