単に移動したり、荷物を運んだり、子供を送迎したりするだけではありません。レースやロングライドなどスポーツとして楽しんだり、ツーリングやポタリングをしたり、MTBで野山を走ったり、ダウンヒルを楽しむ人もいます。輪行をしたり、ほかにもさまざまな楽しみ方があります。
自分で手作りで自転車を組み立てて楽しむ人もいますし、中には、独自の遊びや挑戦に使っているような人もいます。これまでにも、いろいろ変わった楽しみ方をする人を多数取り上げてきましたが、今回は私が最近目にしたものの中から、いくつかピックアップしてみたいと思います。
趣味が高じて、限界に挑戦したくなる人もあるでしょう。歯の数が104もある巨大なチェーンリングが目をひきます。極小のスプロケットとの組み合わせは、スピードが乗れば相当の速度が出そうです。クルマに取り付けた風除けで、空気抵抗を減らし、まっすぐな滑走路のような場所で最高速に挑戦しています。
最高速への挑戦は、脚力だけでなく、挑戦する場所や機材や協力者も必要になりますが、バランスだったら、もっと簡単に挑戦できます。こちらは、手を使わずに後輪だけのウィーリー走行で、いかに長く保てるかという挑戦です。こちらの3分20秒25は、現在の世界記録だそうです。
こちらの、Nikola Bete さん、バランス感覚抜群です。鉛筆ほどしかないケーブルの上を走行する時間の長さでも世界記録を持っています。(どのくらいの人が挑戦しているのかは知りませんが..。)そのほかにも、いろいろなワザを持っているようです。これくらい腕があれば、挑戦も楽しいでしょう。
もっと変わった趣味にこだわっている人もいます。俗に言うプチプチ、気泡緩衝材をつぶした経験は誰にもあると思います。暇つぶしになります。手でつぶすのに飽き足らなくなって、自転車のタイヤで大量につぶすための装置、“Bubble Wrap Bike”まで作ってしまった人がいます。
この自転車なら、高速かつ大量にプチプチをつぶすことが出来ます。いろいろツッコミどころ満載ですが、このバカバカしさが評価されたのか、再生回数は140万回を超えています。こんなことを思いついたことに対しては、素直に賞賛しておきましょう(笑)。
室内での自転車の楽しみ方もいろいろあります。ただローラーに乗るだけでは飽きるので、デジタル機器を使ってヴァーチャルな走行感を実現するシステムはいろいろあります。こちらはゲーム機のデバイスなどを使って、なんと新聞配達を仮想体験できるというシステムです。
この“
PaperDude VR”は、1980年代のアーケードゲームをベースに、3Dにしたものだそうです。ロードレースやツーリングというならわかりますが、新聞配達体験というところがユニークです。絵がCGではなく、昔風のピクセル画というところもレトロでいいのでしょう。
日本では各地で夏祭りが開かれる季節です。お神輿や山車が繰り出したところも多かったに違いありません。お神輿や山車も海外だったら、こんな自転車になるのかも知れません。夏祭りでなくても、こんな自作の乗り物でパレードをするイベントというのも楽しそうです。
こちらは、ドリフトが出来るトライクです。これを自転車と呼ぶべきかどうかはともかく、車高が低いのでスピード感は抜群でしょう。これで公道を無差別に走行するのは問題になりそうですが、現地では新しいスポーツとして認知されてもいるようです。再生回数も1千2百万回に迫ります。
こちらは大の大人が、子供用の三輪車に乗って競うレースです。バカバカしいのは間違いないですが、多くの参加者を集め、かなり盛り上がっています。怪我人が出たりもするようですが、ギャラリーも多く、レースが始まると夢中になってしまうのでしょう。
こうして見てくると、いろいろな楽しみ方があるものです。別に海外の事例を真似する必要はありませんし、万人が面白いと感じるものではありません。しかし、たまにはもっと自由な発想で、新しい楽しみ方を考えてみるのも面白いかも知れません。
4千本安打にあと1本、メジャーより試合数が少ない中での達成、むしろスゴイと思いますけどね。
Posted by cycleroad at 23:30│
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