August 30, 2013

猛暑が続く夏の自転車の話題

8月も末と言うのに、まだまだ暑い日が続いています。


少し涼しくなったかと思えば猛暑日に逆戻りしたりで、なかなか気持ちよく自転車に乗れる陽気とは、まだいかないようです。場所によっては大雨になっているところもあります。そんな中、最近の自転車関連のニュースからピックアップしてみたいと思います。


au損保、自転車のロードサービスを開始

自転車ロードサービスau損保は、同社保険商品の付帯サービスとして「自転車ロードサービス」を10月1日から提供する。事故等で動かなくなってしまった自転車を、最大20km(プランによる)までの距離にある指定場所に無料搬送するサービス。自転車ユーザー向け保険の新商品「あ・う・て『じてんしゃBycle』」をはじめとする、対象プラン加入者の自転車を、24時間365日サポートする。サービスの詳細は、9月以降に同社Webサイトで発表する予定だ。(2013年08月29日 ITmedia)


自転車による事故での高額賠償がニュースになったこともあって、自転車保険への加入は増えていると言います。各社が自転車保険へ参入していますが、その競争の一環なのでしょう。ついに自転車保険にクルマの保険にあるような、故障時などに救援してくれるロードサービスがつくようです。

相対的に重い電動アシスト自転車に乗る人も増えていますし、パンク修理すら出来ない人が大多数だと思いますから、ニーズはありそうです。基本的に自分で修理できるサイクリストでも、場合によっては運んでもらったほうが助かることもあるでしょう。案外、便利に使えるかも知れません。


自転車に反応してブレーキ ボルボ、衝突防止機能を改良

自転車に反応してブレーキボルボ・カー・ジャパンが、自転車への追突を避ける自動ブレーキ機能が付いた車の販売を始めた。前を走る車や、歩く人とぶつかりそうな場合に反応し、自動でブレーキをかける装置を改良した。複雑で速い動きをする自転車にも対応できるようにしたという。

カメラやレーザー光などの情報から「自転車に追突するおそれがある」と判断すると、ダッシュボード上の赤色LED(発光ダイオード)を点滅させ、警告音を鳴らす。それでもドライバーが減速しないと、自動ブレーキが作動する。

反応するのは、大人用のサイズの自転車で、止まっていたり、車と同じ方向に走っていたりする場合。「後方反射板」が、地面から70cm以上の高さに取り付けられているのが条件だ。車が時速4〜80kmで走っている時に作動する。ただ、夜間は誤作動のおそれがあるため機能しない。(2013年8月28日 朝日新聞)


最近は、追突を防止するために自動でブレーキがかかったり、自動でハンドルをきって障害物を避けたりする技術が盛んに宣伝されるようになっています。誤作動したり、それが原因で、かえって事故になったりしないのだろうかと思ってしまいますが、技術は進歩しているようです。

自転車に乗っていて、後方確認もせずに進路を変えるような人もいますから、ドライバーにとってはありがたい機能かも知れません。そうでなくても、緊急に危険を回避すべく、反射的に避けるようなケースもありますから、自転車に対する衝突回避というコンセプトは、サイクリストとしても評価できるでしょう。


バンコク レンタル自転車、市民が共用 健康維持に一役

交通渋滞が深刻なタイの首都バンコクで、レンタル自転車を市民らが共用する動きが進んでいる。バンコク特別行政区が今年から本格的に取り組み始めたプロジェクトで、ラッシュアワーの時間節約のほか、健康維持にも一役買っている。

バンコク レンタル自転車昨年、市民が気軽に利用できるようバンコク中心部に約10台の自転車を備えたスタンドが設置され、レンタルが始まった。今年5月にはスタンドを2カ所から12カ所に増設。いずれもバス停や高架鉄道「スカイトレイン」の駅近くで、通勤通学時の利用を狙っている。

利用者は、初回に保険料などと合わせて計320バーツ(約990円)を支払い登録する。貸し出し時間は午前7〜午後8時まで、利用料は1時間10バーツ。返却はどのスタンドでも可能だ。

「渋滞に巻き込まれるのは時間の無駄だ」。中心部のビジネス街シーロム地区で働く男性銀行員、パニット・サトンキットさんは、レンタル自転車の愛用者。混雑するスカイトレインを避け、自転車で通勤している。「適度な運動にもなる」として、今後も続けていくつもりだという。

特別行政区によると、スタンドの登録者は1000人超。担当者のトリダオ・アパイウォンさんは「地下鉄やバスの混雑解消につながるし、環境にも良い。2年以内に1万人まで増やしたい」と話す。

バンコクでは渋滞する車の間を縫うように走行するバイクタクシーが多く、市民の間では「自転車に乗るのは危険」として敬遠されてきた。特別行政区は既に、首都中心部など約30カ所に自転車専用レーンを整備しており、将来的に拡張させていく方針だ。(2013.8.27 産経新聞)


東南アジアなどの新興国でも、自転車を活用する動きが出てきています。確かに、自転車で走行するのがためらわれるような場所も多いですが、渋滞など自転車のほうが速くて便利というケースはあるでしょう。自転車が使われるのは当然と見ることも出来ます。

先進国の都市で導入が進みつつあるような自転車シェアリングだけでなく、行政が自転車専用レーンの整備に取り組む動きも出てきているようです。まだまだ、どれくらい定着し、また拡大していくかはわかりませんが、うかうかしていると日本は自転車インフラで、東南アジアに追い越されてしまうかも知れません。


「犯罪見逃さへんで!」 ビリケンさん、自転車カバーに

大阪・新世界の福の神「ビリケンさん」が、ひったくり撲滅のために立ち上がった。拳を突き上げ、「ワシが立ったら犯罪見逃さへんで!」と意気込む。

ビリケンさんひったくり防止カバー

自転車のかご用の「ひったくり防止カバー」のイラスト。大阪府はひったくり認知件数が2年連続で全国最多。汚名返上のため、通天閣観光が府防犯協会連合会に3千個を寄贈した。

27日の配布イベントでは、ファンが「これならつける」。いつも通天閣で座っているビリケンさんのレアな立ち姿に大喜び。 (2013年8月29日 朝日新聞)


「ひったくり防止カバー」を配る取り組みは、東京などでも時々聞きます。でも、カバーにビリケンさんのイラストを入れ、しかも、ひったくり撲滅のために立ち上がるというシャレをきかせるところなど、他にはないセンスです。いかにも大阪的と言えるのではないでしょうか。


女性の自転車サドル200個盗む 35歳男「なめたり、においかいだり」

神奈川県警山手署は24日、女性の自転車のサドルを盗んだとして窃盗の疑いで、横浜市中区の無職・近藤丈司容疑者(35)を逮捕した。

サドル200個盗む近藤容疑者は「女性が乗るサドルが好きだった。サドルの革の質感やにおいも好きだった。サドルをなめたり、においをかいだりしていた」と供述。容疑を認めているという。

同署によると、中区では今年1月ごろから、子供乗せシートが付いた電動自転車などのサドルがなくなる被害が相次いでいた。同署は自転車置き場など周辺を捜査。防犯カメラなどから近藤容疑者が浮上した。

近藤容疑者がサドルを入れたビニール袋を持って自宅に帰ってきたところで事情を聞いたところ、容疑を認めたという。その後の家宅捜索では、押し入れなどから約200個のサドルを発見。3個ずつ丁寧に包装され、保管されていた。中には、きれいに磨かれたサドルもあったという。

逮捕容疑は22日午前4時45分ごろ、中区の集合住宅の駐輪場で、主婦(31)ら女性3人の電動自転車のサドルを盗んだ疑い。(2013年8月25日06時03分 スポーツ報知)


これは一般のメディアでも、ずいぶん報道されましたから、ご存知の方も多いと思います。女性の尻を触る痴漢だとか、女性の下着を盗む泥棒というならわかりますが、女性が使うサドルが好きで盗むというのは聞いたことがありません。子供乗せシートがついていても、男性が送り迎えする場合もあると思いますが..(笑)。

自転車のサドルを盗むのは、自分のサドルが壊れたからか、嫌がらせ、いたずらなどだと思っていました。こんな変わった性癖を持つ人がいるとは驚きます。しかし、200個とは迷惑なことです。そんなにあったら、場所もとるでしょうに、数が必要なのでしょうか。


盗まれた自転車を盗み返した女性が話題に、カナダ

カナダ・バンクーバー(Vancouver)で、何者かに盗まれた自転車がインターネット上で売りに出されているのを見つけ、その自転車を盗み返した女性が話題になっている。

本文とは関係ありませんカイラ・スミス(Kayla Smith)さん(33)がカナダ放送協会(Canadian Broadcasting Corporation、CBC)に語ったところによると、スミスさんが所有する1000カナダドル(約9万3000円)相当の自転車は、2010年バンクーバー冬季五輪のために建設され、今も多くの人々が訪れる選手村(Olympic Village)の自転車置き場で盗難に遭った。

スミスさんは警察に盗難届を提出したが、その翌日、案内広告サイトのクレイグスリスト(Craigslist)に、盗まれたものとそっくりの自転車が売りに出されているのを見つけた。スミスさんは買い手を装って投稿者に連絡を取り、近くのファストフード店の駐車場で待ち合わせる約束を取り付けた。

スミスさんは自転車に貼られたステッカーを見てすぐに自分のものだと確信したという。「『私の自転車だ』と、びっくり仰天した。どうしよう、と思ったけど、知らないふりをすることにした」とCBCに語ったスミスさん。売り手に試し乗りの許可を得ると、自転車に乗ってその場を走り去った。

スミスさんの大胆な行動はネット上で話題になった。警察は泥棒にむやみに近づかないよう注意を促したが、スミスさんを称賛する声は続いている。CBCのウェブサイトにある読者は「賢明だったかと聞かれれば、おそらく違う。だけど、めちゃくちゃかっこいいかと聞かれれば、まさにその通り!」と投稿した。(8月28日 AFP)


警察が言うように、犯罪者に自ら近づくのは危険があると思います。しかし、警察に通報して捜査を待っていたら、おそらく売り飛ばされて手遅れになってしまうでしょう。警察も、自転車の窃盗のような件数の多い事件に、いちいち対応しきれない、素早く捜査してくれないということもあるに違いありません。

そう考えれば、女性が自分で取り戻そうとした気持ちは責められないでしょう。しかも、怒りにまかせて犯人と対決するのではなく、買い手を装い、試乗を許可させて立ち去ったというのですから、推奨するわけではありませんが、なかなか賢明な策だったと思います。

専門家によれば、日本では、例え盗まれたものであっても、いったん所有権が移ったものを盗み返すと、自力救済と言って、被害者である持ち主も窃盗罪になってしまう可能性があると言います。カナダではどうか知りませんが、もしかしたらその意味でもリスクのある行動だったかも知れません。

しかし、盗まれた自転車を自ら取り戻したというのは痛快事であり、ネット上で快哉が叫ばれるのも頷けます。警察は市民に頼りにされていないという事実を重く受け止め、意味のない注意を述べている暇があったら、さっさとこの犯人を検挙すべきでしょう。

被害が回復されたからと、捜査もしないとしたら怠慢でしかありません。売却しようとしたデータが残っているはずです。これだけ注目された事件ですから、素早く犯人を検挙すれば、警察も面目を保てるばかりでなく、同様の窃盗の抑止に、宣伝効果も抜群なのではないでしょうか。


自由が丘の老舗自転車店跡にカフェ−店内に愛車持ち込みも

自由が丘北口・自由通り沿いに7月31日、カフェ「Douze 12 Cafe(ドゥーズ・ドゥーズ・カフェ)」(目黒区自由が丘1、TEL 03-6421-2474)がオープンした。

Douze 12 Cafe出店場所は、自動車・自転車整備業を手掛けていた創業80年の老舗・旧「天輪商店」跡。今春の閉業に伴い、旧店主の長女・加藤直子さんが地元で長年愛されてきた同店舗看板などの外装をほぼそのまま生かし、「『友達の家』のような憩いの場所」をイメージしたカフェとしてリニューアルした。

店舗面積は22坪、席数はカウンター席2席を含めた18席。内装は各種イベントにも使用できるよう黒を基調としたユニセックスな雰囲気に仕上げた。床はあえて旧店舗のコンクリート床を生かし、「この周辺は高級な自転車に乗っている方が多い。私も自転車を愛する一人として、愛車を店外に停めておくことへの不安も分かる」(加藤さん)と、店内に自転車を持ち込めるようにした。

メニューは、「ワンコイン感覚で気軽に立ち寄れる」フードとドリンクをラインアップ。夏は夕方からのアルコールがメーンの内容で、ビール・ワイン(赤・白)、梅酒ロック(以上525円)やソフトドリンク(400円〜)、季節や日替わりの手作りフードメニュー各種(300円〜)をそろえる。秋からはランチやカフェメニューも予定しているという。

開店から約1カ月が過ぎた。旧店舗を知る地元客を中心にじわじわと来店客が増え、客同士の友人の輪も少しずつ広がっているという。「自由が丘にはおしゃれなカフェが多いが、ここ(同店)はカフェとは名ばかりの『おばちゃんの食堂』にしたい」と笑う加藤さん。一人暮らしも多い地元住民が同店に集い、イベントなどを通じて「家族的な関係」が生まれることを期待しているという。 営業時間は17時〜24時(夏季、秋以降は12時〜を予定)。(2013年08月29日 自由が丘経済新聞)


量販店などで格安自転車が売られるようになって、街の自転車屋さんは減少し続けています。今後も廃業を迫られる自転車店は少なくないに違いありません。場所によって事情は違うでしょうが、自転車店をサイクリスト向けのカフェにリニューアルするというのは、一つの手かも知れません。

格安自転車が市場を席巻することで、街の自転車店が廃業に追い込まれ、パンク修理が頼めなくなって困る人も多いことでしょう。パンク修理くらい自分ですべきですが、修理が頼めないならと、自転車を使い捨てのようにする人は少なくありません。これが放置自転車を増やすという悪循環にもなります。

個人的には街の自転車屋さんに存続してもらいたいと思いますが、商売ですから採算もあるでしょう。廃業は残念ですが、サイクリストの気持ちを理解する人が経営する、自転車を店内に持ち込めるようなカフェというのは、地元の自転車乗りにも魅力なのではないてしょうか。

◇ ◇ ◇

この夏は厳しい暑さが続き、高温注意情報で運動は中止するよう注意が呼びかけられる日も多くなりました。自転車で出かけるのを見合わせた人、この夏はあまり自転車に乗らなかったという人も多かったかも知れません。はやく涼しくなってほしいものです。





来年のお年玉付き年賀はがきの1等は現金1万円だそうです。販売枚数の落ち込みを食い止めたいそうですが、1万円より「選べる海外旅行」などのほうが..。葉書を書く人が当たるわけでもなし、何か違うと..。

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この記事へのコメント
クルマ(が主人公の)社会の世界地図? http://roadskillmap.com/
 先日、裁判の傍聴に出かけた。遺族の叫びに対して手応えは禁錮2年。道路交通法はドライバー(兵士)に対する免罪符だった。
https://www.facebook.com/junko.ariiyokoyama
クルマが発明されて100年余り、世界中で毎年120万人もの犠牲者を生む道具となってしまった。人と人とが殺し合う戦争の武器のようだ。クルマ社会大国ニッポンの責任は重いと思う。
バンコクのバイクタクシーには私も乗りました。道路に車線はあるのかと思うくらいに走り回っておりました。渋滞がひどいから速度より小回りが勝るようです。
Posted by sharetheroad at September 02, 2013 12:22
sharetheroadさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
移動や物流、経済的なメリットを免罪符に、ある程度の犠牲は仕方がないとの考え方が普通になって、その痛みに対し鈍くなってしまっているのは否めないでしょう。
そのあたりが、あまり問題視されてこなかった面もありますが、負の側面をもっと広く考えていく必要がありますね。
Posted by cycleroad at September 02, 2013 23:54
roadskillmapを見れば歩行者を虐待する国々では日本も負けてはおりません。精神性の低さ、道徳や倫理感の貧しさでは発展途上国と十分に肩を並べられます。なにしろエコノミックアニマルと先進欧米諸国から馬鹿にされても自覚できなかった国民性です。クルマの精神性が低いのもむべなるかな。
Posted by sharetheroad at September 03, 2013 00:20
「最高刑を」「量刑軽減を」亀岡事故控訴審結審、来月30日判決
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130826-00000026-kyt-l26
>弁護側は少年の反省の気持ちを強調、当時の遊び仲間とも関係を断とうとしていると指摘した。その上で検察側が、少年の控訴を批判していることに対し、「適正な刑事手続きを保障する観点から非難されるべき」と反論、量刑について「均衡を逸している」と訴えた。

 これまでクルマが主人公の(クルマが快適に走れることを前提とした)道路交通法や判例に依って歩行者が主人公であるべき通学路の犯罪を裁いてきたことこそが均衡を逸していたのではあるまいか。(歩行者が安心して歩ける)通学路で引き起こした重犯罪であることを裁判官は肝に銘じるべきだ。
Posted by sharetheroad at September 03, 2013 12:53
歩行者を虐待するクルマの精神性は異常だと思う。クルマ(ドライバー)の精神性に与えた機械(クルマ)の製作者の精神性とは?クルマと一般的な機械のデザインや製造面での技術者の精神性の異質さとは?クルマは果たして機械なのか?ヒトを呑み込んだロボットではないのか?ゆがんだ精神性を持つロボットに支配された世界地図なら「Cars Kill Map」だ。 ロボット製造大国ニッポンの責任は重いと思う。
Posted by sharetheroad at September 04, 2013 13:55
 「相も変わらず飛ばして走るクルマがいてるわ!どうしてなの?」
「クルマ(が主人公の)社会ではドライバーはスピードのしもべなのさ、仮面で素顔は見えないだろうけど」
「スピードを抑制できないドライバーの顔を絵に描いてごらん」
 「どうするの?」 
「クルマに見せるんだ、これがあなたの素顔ですよと」
 「怖い!」
Posted by sharetheroad at September 04, 2013 16:22
クルマ(ドライバー)に精神性を与えた機械(クルマ)の製作者の精神性とは「スピードと効率化」だったのでは?「自転車の速度で走りながら風の匂いや景色を五感で味わう」精神性とは異質なもの。歩行者が主人公であるべき(歩行者が安心して歩ける)通学路で横行された「狂気の沙汰」の根源にあるもの。
Posted by sharetheroad at September 05, 2013 08:12
sharetheroadさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
裁判の弁護は、その立場からの主張なのだろうとは思いますが、一般的な感覚からは離れていると感じることは、ままあります。
結局のところ、クルマ優先が当たり前になってしまい、クルマを運転するときも、身勝手な走行が許されているかのように感じさせてしまっていることが問題だと思います。
その間違った常識、いつの間にか固まってしまっているコンセンサスのようなものを変えていく必要を感じますね。

Posted by cycleroad at September 05, 2013 23:40
西欧で歩行者の虐待が進まなかったのは乗馬の感覚が生きていたからかもね。歩くこともできるし風を切って走ることもできる。だから歩行者や自転車と仲良くできるのかもね。もちろん乗馬の感覚の無い人もいるだろうけど。
Posted by sharetheroad at September 06, 2013 06:07
クルマ(ドライバー)に精神性を与えた機械(クルマ)の製作者の精神性とは「スピードと効率化」だったのでは?「効率よく生きて死ぬ」のが技術者の精神性(心の有り様)だとしたら彼はロボットだと思う。「地球をロボットに任せるわけにはいかない!」、、、「少子化」は自然の成り行きであり人類に対する無言の抗議かもね。
Posted by sharetheroad at September 06, 2013 11:57
「スピードと効率化」が技術者を「効率よく生きて死ぬ」ヒトに変えてしまったとしたらもうヒトじゃなく「ヒトデナシ」のロボットだ。「ヒトデナシ」のロボットだからこそヒトを殺しても苦しまない、被害者や遺族の痛みも分からないクルマやドライバー、いや、ロボットを製造しても平気なんだろう。
Posted by sharetheroad at September 07, 2013 13:34
sharetheroadさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
クルマを製造する技術者が効率を追求してきたのは、その通りなのでしょう。ただ、それを使うのは人間であり、クルマに乗る人は歩行者に優先するかのような思想、それを容認し、あるいは作り出してきた社会に問題があるような気がします。

Posted by cycleroad at September 07, 2013 23:40
まとめ、
 クルマ(ドライバー)に精神性を与えた機械(クルマ)の製作者の精神性とは?クルマと一般的な機械とではデザインや製造面で技術者の精神性に違いはあるのか?クルマは果たして本当に機械なのか。「ヒトを呑み込んだロボット」ではないのか?ゆがんだ精神性を持ったロボットに支配された世界がroadskillmap、いや「Cars Kill Map」ではないのか?
クルマ(ドライバー)に精神性を与えた機械(クルマ)の製作者の精神性とは「スピードと効率化」だったのでは?これは「自転車の速度で走りながら風の匂いや景色を五感で味わう」精神性とは異なるものだ。歩行者が主人公であるべき(歩行者が安心して歩ける)通学路で横行された「狂気の沙汰」の根源にあるもの。「スピードと効率化」という精神性(心の有り様)が技術者自身を「効率よく生きて死ぬ」ヒトに変えてしまったとしたらもう彼はヒトじゃなくて「ヒトデナシ」のロボットだ。「ヒトデナシ」のロボットがヒトを殺しても苦しまない、被害者や遺族の痛みも分からないクルマやドライバー、いや、ロボットを作り続けている、これがクルマ(が主人公の)社会の正体だと思う。

「ヒトを呑み込んだロボット」の精神性は技術者の精神性と同じだと思う。「歩行者に優先するかのような思想」の持ち主に違いない。
「兵士」と「兵器」も同じ。兵器によりヒトは変わるのです。
Posted by sharetheroad at September 08, 2013 12:27
sharetheroadさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
クルマは現代の文明の利器の一つであり、世界中で生産されています。使い方を誤ると生命を奪うのは間違いありませんが、その原因を製作者の精神に求めるというのには無理がある気がします。
過度にスピードが出せるなど商品的な問題もあると思いますが、歩行者優先が徹底されている国もありますし、やはり社会や交通の仕組みにも問題があるように思います。
Posted by cycleroad at September 10, 2013 23:54
「狂気の沙汰」の責任はドライバー(被告人はもちろん)だけじゃなく社会(クルマや道路の製造者および法律)にもあるのは当然です。歩行者の安全よりも(道路拡張工事により)快適に走れる利便性を優先した地区住民や行政の責任もあるでしょう。制限速度を40キロから30キロに戻した警察や社会実験で狭窄やハンプを設置した行政は確信犯です。だけどいまだ見て見ぬふりをしているクルマやドライバーが大部分ではないでしょうか。精神性(心の有り様)が問われてしかるべきです。
Posted by sharetheroad at September 11, 2013 09:41
法律の責任について言えば、今回の裁判で被告人に厳罰を科すことができないなら裁判官も「ヒトデナシ」の仲間だ。遺族の復讐心(死んだ方がマシだと思うほど苦しませてやりたい)をさらに掻き立て苦しませることになるからだ。「戦争」が終わらないのは「ヒトデナシ」が生きてるから。「死ね!」という叫びは他人事ではないと肝に銘じるべきだ。
Posted by sharetheroad at September 12, 2013 09:42
sharetheroadさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
裁判での主張や罰則の重さについては、疑問を感じることが少なくないのは確かだと思います。
過失ではなく、自覚して法律違反をし、無謀だったり危険な運転をしたのに、相応に用意されている罰則を適用しないことに、納得がいかないのは多くの人に共通する部分だと思いますね。

Posted by cycleroad at September 13, 2013 23:09
 
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