いつもより長めの正月休みが明けました。
自転車で35キロ初詣〜和歌山67人、交通安全祈願
自転車の愛好家らが、今年1年の交通安全を願って神社を巡る「初詣サイクリング」(県サイクリング協会主催)が5日、和歌山市内で行われ、大阪や県内各地から参加した67人が、青空の下、軽快にペダルをこいだ。
この日、参加者は、和歌山城西の丸広場を出発すると、紀の川を渡り、淡嶋神社(和歌山市加太)などを参拝。木本八幡宮(同市西庄)でも事故なく自転車が楽しめるよう、お払いを受けるなど、5時間ほどかけて、約35キロのサイクリングを満喫した。
同市寺内の病院職員坂口純子さん(30)は「安全に気をつけて、月に一度は、仲間と楽しみたい」と話していた。(2014年1月6日 読売新聞)
因島・大山神社に新自転車台
サイクリストの休憩所「サイクルオアシス」を設けている尾道市因島土生町の大山神社は、おはらい用の木製自転車スタンドを新しくした。
スタンドは松製で、幅2・2メートル、奥行き0・3メートルの基盤に4台...(以下略)
(2014/1/6 中国新聞)
愛媛)しまなみ海道「自転車旅」の宿紹介 HP作製へ
瀬戸内しまなみ海道沿いにある自転車の旅に適した宿を紹介するホームページ(HP)を県が今春、開設する。県はHPに掲載を希望する宿を募っている。
しまなみ海道は「サイクリストの聖地」と知られ、宿泊施設の情報を求める声が強まっている。これを受けて県は、海道が通る今治市の大島、伯方島、大三島の3島と、上島町にある宿泊施設を紹介するHPを3月に開設する予定。「自転車の保管場所」や「自転車を自宅と宿の間で運ぶことができるのか」などサイクリストの要望に合わせた情報を載せるという。(以下略)(2014年1月6日 朝日新聞)
目指せ!!東京オリンピック・パラリンピック(2) 取手一高自転車競技部 岡田将太監督
「だれでもオリンピック選手になれる。七年なんてすぐ。チャンスを逃すな」
全国大会優勝の常連である取手第一高校自転車競技部監督の岡田将太さん(31)は呼び掛ける。五輪の自転車競技メダリストの十文字貴信選手(アトランタ五輪、一キロタイムトライアル銅)、長塚智広選手(アテネ五輪、チームスプリント銀)が同部で学んだ。その経験から確信する。
東京五輪を「遠い国で開かれていた五輪が目の前に来る。関心が高いだけ、さまざまな面(国や県、競技団体)からサポートを受ける機会が増える」と育成の好機とみる。(中略)
五輪自転車競技(男女共通)は、トラックレース(ケイリン、団体追い抜き、個人スプリント、チームスプリント、オムニアム)▽ロードレース(個人ロードレース、個人タイムトライアル)▽マウンテンバイク(クロスカントリー)▽BMX(個人)−の四種目。(以下略)(2014年1月4日 東京新聞)
駐輪場足りているのに…大量の放置自転車 日本一あべのハルカス周辺
来年3月の全面開業を控えた高さ300メートルの日本一の超高層ビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)。この周辺地域が予想外の放置自転車で頭を悩ませている。官民複数の駐輪場で計約7千台が収容可能なのだが、認知度が低く、利用が進んでいないのが理由。「駐輪場の場所が分かりにくい」という意見もあり、区役所は利便性向上に向けて自転車利用者の実態調査に乗り出した。大阪の「新名所」で放置自転車は一掃できるか。
「多くの人に来てもらいたいが、安全や住みやすさが損なわれては困る」。ハルカス南側の「松崎町二丁目振興町会」の大塚治雄(はるお)会長(70)は表情を曇らせる。理由は大量の放置自転車。歩道は狭まり、地元商店会や自治会には「子供や高齢者が安全に通れない」「自転車が邪魔で掃除ができない」などの声が寄せられている。
大阪市建設局が10月上旬の休日、路上駐輪が禁止されている近鉄・大阪阿部野橋駅周辺の南北約600メートル、東西約400メートルの区域で実態を調査したところ、放置自転車は約1100台を数えた。この結果に、同局の担当者は「放置自転車をゼロにできるはずなのに…」と困惑した。同局によると、同駅周辺には、公営と商業施設を合わせた自転車の駐輪場が14カ所あり、収容台数は計約7千台分あるのだ。
ほとんどは最初の数時間が無料。にもかかわらず、10月の調査で、約1100台の放置自転車が確認された一方、駐輪場には1700台以上の空きがあった。
十分な空きがあるはずなのに、なぜ違法駐輪がなくならないのか。
17歳の高校生は「駐輪場があることは知っていたけれど、面倒くさくて止めてしまった」。61歳の主婦は「ほかの場所を知らなくて、目の前の駐輪場が一杯だったので、止めれないと思った」と話す。
こうした状況は阿倍野区役所も把握しており、放置自転車対策として対策会議を設置。会議に参加している阪南大の松村嘉久教授(観光地理学)は今年12月、阪南大の学生ら約35人とハルカス周辺地域に繰り出し、放置自転車の防犯登録を調べ、自転車がどの地区から多く来ているかを調査した。
ハルカス全面開業の来年3月までに、利用目的や自転車が集まる時間帯の調査などデータの収集を本格化させる考えだ。松村教授は「放置自転車は地元にも観光客にも迷惑。データを分析し、どこに駐輪場への誘導員を配置するかや、駐輪無料時間帯の効率的な運用などに活用したい」と話している。(2013.12.31 産経新聞)
“目力看板”神戸で議論呼ぶ 放置自転車激減、効果抜群も「子供泣く」
その迷惑駐輪、見られてますよ−。放置自転車の撲滅を目指し、神戸市が人の目元の写真を用いたユニークな“目力”看板を設置するなどの社会実験を実施中だ。兵庫県警科学捜査研究所も協力し心理学を駆使した看板で、設置場所の放置自転車が以前の約1割にまで激減するなど効果はてきめん。「これほどまで効果があるとは」と担当者は驚きを隠さないが、一方で、神戸は洗練されたイメージでファッション都市として定着しているだけに「神戸の景観にふさわしくない」との批判も。さらに、見ようによっては四六時中、通行人に「メンチをきっている(=にらみつける)」状態でもあり、「子供が泣く」との苦情も寄せられているといい、議論を呼んでいる。
看板で「にらみ」きかす
買い物客や観光客らでにぎわう神戸の玄関口・三宮。そのすぐ南にある神戸国際会館南側の歩道に、11月中旬、男性の目元をアップにした写真の看板が立てかけられた。高さ約1メートルと約60センチの2種類の看板計12枚が、抜群の“目力”で、自転車で行き交う市民に「にらみ」をきかす。そばを通りかかった同市垂水区のアルバイトの女性(51)は、看板を見て「じっと見られている感じがして、避けたくなりますね」と苦笑いを浮かべた。
なぜ、“目力”の看板なのか−。
その理由は、市が頭を悩ませ続ける放置自転車にあった。市は、市内最大のターミナル、JR三ノ宮駅周辺エリアを放置自転車禁止区域に指定している。禁止地域では放置を見つけ次第撤去するのに対し、区域外では7日以上たたないと撤去できない。このため、区域外付近に自転車やオートバイ、バイクを放置するケースが多発し、歩行者の通行を妨げていた。
科捜研も登場、心理学駆使
こうした放置自転車対策に頭を悩ませていた市は、兵庫県警科学捜査研究所に相談。心理学の担当職員とタッグを組んで、今年7月末から社会実験に乗り出した。神戸国際会館前は、放置自転車禁止区域と区域外の境界付近で、市内でも放置自転車が目立つ場所の1つ。市は対策として、この場所に放置自転車が撤去される状況を写した写真や放置自転車の台数のグラフなどさまざまなパターンの看板を約2週間ずつ期間を区切って設置した。
その中で登場したのが、“目力”看板だった。“目力”看板は、「誰かに見られている」との深層心理に訴える手法。市の担当者が、ある海外のインターネットサイトに掲載されていた、駐輪場に目のポスターを貼ると自転車盗が減少した−という記事を読んで、思いついた。
モデルには、市の担当課で「最も目力が強い」と言われる若手男性職員(25)を抜擢(ばってき)。この看板の効果はてきめんで、市によると、5〜7月に実施した調査では、放置された自転車やオートバイなどは1日30〜40台だったが、“目力”看板12枚を設置以降、1日3〜15台にまで激減した。
モデルの男性職員は「まさかこんなに効果があるなんて。当初は自分の顔が並んでいるのは恥ずかしかったが、放置自転車対策のために一肌脱ぎました」と照れ笑い。「目力よりも、まゆ毛の濃さが効果的だったのでは」と分析している。
効果アリも苦情相次ぐ
予想を上回る効果が表れた“目力”看板。しかし、市の担当職員は手放しではこの成果を喜べていない。インパクトの強いデザインだけに、マスコミに大々的に取り上げられたことで、市民からの苦情メールや電話が相次いだからだ。
「『デザイン都市』を掲げる神戸市の景観には、いかがなものか」「にらまれているようで怖い」「子供が泣く」ネット上でも話題になったが、掲示板には否定的な意見が並んだ。動画投稿サイト「You Tube」には、一般人が市に「市民にケンカを売っているのか」と抗議電話をかける映像もアップされた。
しかし、好意的な見方も多く、ニュースを見た県外の人から「自分の描いたイラストを使ってはどうか」と目元の絵を添付したメールが送られてきたこともあった。“目力”看板は現在撤去されたが、市は今後、その効果を詳しく分析する予定だ。
年明け以降は、放置自転車の台数の掲示や小学生が描いた絵の看板を取り付けるなどして、それぞれの効果を個別に検証する。分析次第では、また“目力”看板が再登場する可能性もあるという。担当者は「ファッション、デザイン都市としての景観を損ねず、かつ効果的に放置自転車をなくすのはとても難しい。いろいろなバージョンを複合させて、ベストなものを考え出していきたい」と話している。(2013.12.21 産経新聞)
中学生以下に「マナーカード」、自転車の交通違反で警視庁
自転車が関わる交通事故が後を絶たないことを受け、警視庁は来年1月から、中学生以下の子供が自転車で交通違反をした場合、安全な乗り方を記した「自転車安全マナーカード」を手渡して指導することを決めた。これまでは14歳以上の違反者に警告カードを渡してきたが、幼い頃から指導することで事故を防ぎたい考え。カードを活用し、家庭でも自転車の安全な乗り方を指導するよう期待している。
カードは水色で、はがきサイズ。表面に「歩道では歩行者を優先させましょう」「携帯電話を使いながら乗るのはやめましょう」などの注意点をルビ付きで記載。裏面には保護者向けに、子供が指導を受けた内容を書き込む。警視庁交通執行課によると、今年1〜10月末に東京都内で起きた自転車が関係する交通事故は全体の34.7%で、全国平均の19.3%を大きく上回っている。同課は「親子で交通安全意識を高めてほしい」としている。(2013/12/26 日経新聞)
子どもの自転車事故減らせ
ブレーキ改良へ 産総研など実験
子どもの自転車事故を減らそうと、ブレーキの構造や使い勝手を考える取り組みが始まった。実証実験などを行い、製品改良につながる提言をまとめることも検討している。
この取り組みは、長崎県大村市が同市内のNPO団体や産業技術総合研究所(東京)と協力して行う。消費者庁も安全な製品の普及につながる先導的事業として経費を助成している。
同市が子どもの自転車のブレーキに着目したのは、市内でブレーキの使い勝手に関連する事故があったため。坂道を走行中、ブレーキがうまくかからず、電柱にぶつかり、あごを打ったという。同研究所もブレーキが利かずに壁にぶつかって擦り傷を負った、ブレーキが間に合わずに車にぶつかって転倒した、などの事故を把握。子どもがけがを負った事故に関係した製品では、階段や遊具を抑えて自転車が最も多く、運転中の転倒、衝突事故が8割を占めるとの医療機関のデータもあるという。(以下略)(2013年12月14日 読売新聞)
「誰も使わない」北京の公共レンタル自転車
交通渋滞の緩和や環境問題に配慮し、北京市政府が2012年6月に導入した「公共レンタル自転車」(北京市公共自行車)。北京市内の主要な地下鉄駅に数十台単位で設置しているが、記者は、自転車を利用している人たちの姿を見たことがない。北京メディア関係者や知人に聞いても、そういう自転車が「存在する」ことさえ知らなかった。
地下鉄駅周辺などで借りて、返却できるシステムで、自転車は赤と白の目立つ色合い。使用料金は1時間以内が無料、それを超えると、1時間1元(約15円)だ。市内の地下鉄の値段が2元(約30円)なので、まずまずの値段と言える。では、市民や観光客に浸透しているか?というと、現状はそうではない。町中で紅白の派手な色合いの自転車に乗る人を見ることはなく、実際、ステーション(置場)には「使用されてない待機自転車」が並んでいる。(中略)
北京市政府の発表によると、自転車はまず2012年6月に2,000台導入、現在は2万5,000台に増加、今後も数は増やしていくとのことだが、北京の現実とはかけ離れたシステムを強化したところで、街に「使われない待機自転車」が増えるだけだ。(2013年12月10日 NetIB NEWS)