サイクルロード 〜自転車への道
世界の都市で自転車が選ばれ始めている。さまざまな角度から自転車の話題を。
April 09, 2014
半導体が可能にするアイテム
自転車にも電子化の波が押し寄せています。
自転車の電気的な部品は、ライト類やサイコンにとどまりません。電動アシスト自転車もそうですが、最近は電子的な部品やアクセサリーが増えてきました。電動変速機、ナビケーション、カメラやドライブレコーダー、各種センサーなどを取り付ける人もいます。
前回は、どちらかと言うとアナログで、電気的でないアクセサリーを取り上げましたが、最近の半導体技術を反映して、電子的なアクセサリーを開発しようとする人も増えてきました。今回は、そんなアクセサリーのアイディアについて取り上げてみたいと思います。
こちらは、手持ちのスマホと連動して、リアビューカメラになるシステムです。ウィンカー機能を備えたカメラで後方をモニターし、クルマの接近を必要に応じてグリップを振動させて知らせたり、スマホの画面に後方視界を表示させることが出来るというものです。
スマホと連動させるナビケーションは既に製品化されています。ナビとしてスマホを使う人もいますが、走行中にスマホの画面を注視するのは危険です。この製品はブルートゥースで連動して、スマホでセットしたルートに沿って左右のライトで進行方向を指示したり、音声で知らせてくれます。ライトも内蔵しています。
こちらは、タイヤの回転をスポークを使ってプロペラに伝えて発電するというアクセサリーです。もちろん用途は、スマホや携帯音楽プレーヤーなどに電力を供給することが考えられます。ちょっとアナログな感じのあるところが、かえって面白さを感じさせます。
こちらもスポークを使うところは共通ですが、クリップ型の本体をそのままスポークにとめます。タイヤの回転によって発電するようになっています。充電状態を示すLEDのインジケーターがついているので、夜間はタイヤを光らせて視認性のアップにも貢献します。
視認性という観点で言うと、こちらはハンドルバーエンドを光らせることで車幅灯のような役割を果たします。グリップ一体となっており、手元のボタンでオンオフの操作が出来ます。このことで、ウィンカーのように使うことも可能になっています。
フラットハンドルのバーエンドにライトを取り付けようと考える人は他にもいます。グリップを交換するだけで簡単に取り付けられますし、スイッチも一体化することでシンプルな構造、ウィンカー操作もしやすくなります。案外、この手の製品は増えてくるかも知れません。
センタースタンドを光らせようと考える人もいます。夜間走行の視認性を上げるとともに、スタンドが盗難防止用のロックにもなる構造です。スタンド本来の用途も含めて1台3役というわけです。センタースタンドを使うというのは、ありそうでなかった発想かも知れません。
こちらは、ヘッドライトに音楽スピーカーを搭載しています。さらにブルートゥースによるハンズフリーレシーバーとして電話に出ることも出来るという製品です。ハンドルバーまわりは、とかくアクセサリーであふれてしまいがちなので、こうした1台3役は省スペースにも貢献します。
自転車のベルを電子化しようとする人もいます。対クルマ向けだとベルの音が小さいと考える人に、最大85デシベルの音量を提供します。自分のオリジナルの音にしたいといった希望にも対応します。カスタマイズした独自の音源を、自転車のベルとして使えるというアイテムです。
タブレット端末を組み込んだバックパックをコミュニケーションに使うというアイディアです。ネットを通じてではなく、直接表示するという使い方です。後続車に車線変更やスピードダウンなどの合図をしたり、必要に応じて文字による意思疎通を行うことも出来ます。操作はスマホを使い、リアモニターにもなります。
どれも、まだ定番になりそうな洗練されたアクセサリーとは言えません。使いたいかについては、意見の分かれるところでしょう。自転車走行を便利にしたり、安全にしたりするアクセサリーですが、あまり余計なものを搭載して重くなったり、邪魔になるのでは本末転倒です。
ただ、電池などが小型で高性能になり、LEDなどは省電力になり、電子部品が使いやすくなっているのは事実でしょう。スマホが普及したことで、アプリを使ってコンピュータとして利用したり、操作パネルのように使うなど、アクセサリーの機能や可能性を広げる環境が整ってきました。
もちろん、なんでも電子化すればいいというものではないと思いますが、電子パーツによって、今までとは全く違うことが実現する可能性があります。今後も、新しい電子的なパーツやアクセサリーを生み出そうとする動きは止まらないでしょう。その中から、どんなものが飛び出してくるのかが楽しみです。
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そもそも捏造するメリットがあるんでしょうか。論文のずさんさも問題なんでしょうが、STAP細胞があるかどうかを焦点にすべきような気がします。普通でも再現実験には1年くらいかかるそうですが..。
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Posted by cycleroad at 23:30│
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