July 17, 2014

何が必要なのかを考えるべき

全国的に梅雨明けが遅くなっています。


九州南部までは梅雨明けしましたが、ほかの地域では蒸し暑い状態が続いています。大気の状態が不安定とかで、雷やひょう、突風に豪雨と、梅雨とは思えないような気象も多くなっています。さて、そんな中で報じられている自転車関連のニュースをピックアップしてみたいと思います。


「東京五輪までに倍増」 舛添知事が自転車専用レーン視察

舛添要一知事は8日、都内2カ所の道路に整備された自転車専用レーンを視察し、「2020年の東京五輪開催までに、自転車レーンを平成25年度末の126キロから倍増させる」との考えを示した。

東京五輪までに倍増今回は車道の一部を自転車レーンとして整備した平和橋通り(葛飾区)と、広い歩道の一部を自転車レーンに転用して、歩道と区別しやすいよう路面を色分けした浅草通り(墨田区)の2カ所を視察した。

視察中も自転車レーンを利用せず、歩道を走る自転車利用者が多く見られるなど、まだ十分に浸透していない状況を目の当たりにした舛添知事は「ルールを守ることを周知徹底して、少しずつ慣れてもらうしかない」と語った。

舛添知事は視察後、報道陣の取材に応じ、「自転車レーンを増やすためには歩道を活用するか車道を活用するかにはこだわらない」との考えを示し、自動車と自転車と歩行者が互いに理解を示すことで、臨機応変に対応していくとした。(2014.7.9 産経新聞)



自転車道、五輪までに倍増 東京都知事が表明

東京都は都内の自転車専用道を2020年度までに現在の倍となる232キロメートルに延ばす。舛添要一都知事が8日、表明した。併せて都心部の電線地中化を、20年の東京五輪までに完了させる方針も示した。自転車が走りやすい街づくりを進めるとともに、災害時の被害拡大を防ぐ。

舛添知事は同日、植栽で歩道と自転車道を分離する自転車歩行者道が整備された、台東区の浅草通りを視察した。整備方針はその場で表明したもので、13年度末時点で約126キロメートルの専用道を、五輪の競技場周辺などを中心に大幅に増やす。

専用道には車道を自転車が走る自転車レーンなど、車道と歩道どちらに設置するかいくつかの手法がある。舛添知事は「しばらくは何パターンかを臨機応変にやって様子を見る」と語った。都は14年度予算に自転車道の整備に関して計7億4千万円を計上。管理者が変わることで自転車道が途切れないよう、国や区とも連携する。

電線地中化は都心部の完成時期を明示した。地中化には水道管の移動や電柱の撤去などが必要で通常7年程度かかる。すでに都心部の都道周辺で事業に着手しており、五輪開催までに新宿や上野を含む西は山手通り、東は荒川までのエリアで工事を完了させる。(2014/7/9 日本経済新聞)



自転車走行路整備:歩道での対面通行許容 舛添都知事が示す

2020年の東京五輪に向け、自転車走行路の整備推進を掲げる東京都の舛添要一知事は8日、具体的な整備手法として、歩道上で対面通行を許容していく方針を示した。国は、自転車の走行路を車道に設けるよう促しているが、知事の姿勢はこれと逆行する。有識者からも「自転車の事故防止につながらない」と懸念する声が上がっている。

都内の自転車レーンや、自転車歩行者道(自転車が通行できる幅広の歩道)を視察後、報道陣の質問に答えた。

舛添知事は、都内に現在ある自転車走行路計126キロを20年までに倍の約240キロにしたいと表明。そのうえで今後の整備方針について「幅員を含めさまざまな形の道路がある。車が通るのが精いっぱいのような場所で車道を減らして自転車走行路をつくると、車が不便になる」と述べ、車道上の自転車レーンだけでなく、歩道にも自転車の走行路を設ける考えを明らかにした。

加えて、広い歩道で自転車と歩行者の通行部分を分けるだけでなく、狭い歩道でも自転車と歩行者の混在を想定していることを説明。国の姿勢を理想としつつ、車道上の整備が難しい理由として路上駐車の存在を挙げた。

さらに、「自転車の(左側)一方通行化が望ましい」としながらも、幅が広い歩道では双方向の通行も考えていると述べた。

都安全施設課によると、都内の自転車走行路計126キロのうち、車道上の自転車レーンは11.6キロしかない。今年度は16カ所計11キロを整備する計画で、うち自転車レーンは5.9キロ、自転車歩行者道は5.2キロ。

自転車走行路整備自転車の走行路を巡っては警察庁が11年、歩道通行も容認してきた従来の姿勢を改め、自転車の原則車道走行を明確に打ち出した。12年には国土交通省とともに、自転車レーンなど車道上の走行路整備を促すガイドラインを作成している。

舛添知事の方針について、自転車政策を提言するNPO法人・自転車活用推進研究会の小林成基理事長は「知事の自動車重視の考えに落胆した。車道で自動車と自転車の共存が難しければ、自動車を減らすのが欧米の考え方。知事の方針だと自転車の利便性は担保されるが、事故の減少にはつながらない」と指摘する。

また、国のガイドライン作成に関わった徳島大大学院の山中英生教授は「必ずしも車道上の整備にこだわらないが、事故防止の観点から自転車の一方通行化が必要」との見方を示した。山中教授は、自転車が関係する事故の85%は自転車が対面通行している場所で、出合い頭や右左折に伴って起きていると指摘。その理由を「自動車のドライバーが、かなりの速度で両方からやって来る自転車に配慮するのは難しい」と説明。さらに「東京の歩道は歩行者がたくさんおり、課題は多い」とも話している。(毎日新聞 2014年07月08日)


NPO自転車活用推進研究会による、自転車環境の整備を求める署名キャンペーンなどもあって、舛添都知事の自転車政策には注目されます。まだレーンの視察に出かけたという段階ですが、これらの記事を読む限りでは期待を裏切る状況と言わざるを得ません。

126キロから倍増なんていうレベルでは、自転車を都市交通として有効活用でき、その効果が実感できるようにはならないでしょう。距離を倍増と言っても元の距離が短いですし、少なくとも都心部ではネットワークとして整備することが求められます。

ロンドン五輪に向け、当時のボリスジョンソン市長が、大きく自転車都市へ変貌させる政策をとったのは、このブログでも再三取り上げました。ある程度の規模で整備したからこそ、ロンドン五輪の渋滞対策としても機能し、都市交通政策として大きく評価されました。

市民の安全面も従前より向上しましたし、五輪後も自転車を活用する市民が大幅に増え、定着し、自転車都市として自他共に認めるレベルになりました。このあたりの経緯、その意味や効果は、各方面で報じられています。規模や五輪開催などで共通する、明快でいいお手本があるのに残念です。

中途半端な整備では、せっかくの整備も効果が半減どころか、ほとんど無駄になってしまう懸念すらあるでしょう。『歩道を活用するか車道を活用するかにはこだわらない』と言っているのも期待はずれです。都知事は全くわかっていない、理解していないとしか思えません。

日経新聞の記事にある、「車道と歩道どちらに設置するかいくつかの手法がある。『しばらくは何パターンかを臨機応変にやって様子を見る』」意味があるとも思えません。歩道か車道かは、私に言わせれば自明です。今まで、さんざん変な道路も作ってきたのに、今さらまたやる必要、やる暇があるのでしょうか。

わかっているけれど、官僚の抵抗などがあるのかも知れません。しかし、いずれにせよ歩道走行を追認するような整備は論外です。五輪で世界中から観光客が訪れ、注目されるのに、自転車が歩道を暴走する野蛮で非常識、世界にも例のない恥ずかしい状況を天下に晒すことになるに違いありません。


自転車でスマホ、事故に注意  滋賀大生が啓発ビデオ

滋賀大経済学部の学生が制作した交通事故防止の啓発ビデオの上映会が十六日、彦根市役所一階ロビーであり、市民や学生ら二十人ほどが観賞した。

学生の就業力育成を目指すプロジェクト科目の一環で、市交通対策課も協力した。一〜四年の学生二十人が七グループに分かれ、それぞれ十五秒と二分前後の短編映像二本を撮影、編集した。

自転車スマホ急いで自転車を走らせて人とぶつかり、後日その人が亡くなっていることを知らされるという作品では、「少しの時間と人の命 あなたはどちらを守りますか?」と問い掛け、自転車事故の怖さを強調。このほか、交差点での飛び出し注意、歩きながらスマートフォンを操作する危険性などを、ユーモアも交えて映像化していた。

二年の上田大夢さん(20)は「自転車に乗りながらスマートフォンをいじるなど、普段ついやっていることの危なさに気付けた。今回理解したことを、広く発信したい」と意気込んだ。市交通対策課交通安全担当の前川祐一郎さんは「ビデオ制作を通して、学生の中に交通マナーを少しでも気をつけようという気持ちが芽生えてくれたならうれしい」と話した。

映像は、夏の交通安全県民運動(十五日〜二十四日)期間中、市役所一階ロビーで上映し、九月以降は市民課窓口近くの広報モニターで放映する。(2014年7月17日 中日新聞)



自転車スマホゲーム重傷事故の高校生を家裁送致

富山県高岡市で5月、同市の高校生の少年(17)がスマートフォンでゲームをしながら自転車に乗り、高齢女性をはねて重傷を負わせた事故で、地検高岡支部は10日、少年を重過失傷害の非行事実で家裁高岡支部に送致した。

捜査関係者への取材でわかった。高岡署は6月24日、少年を重過失傷害容疑で地検高岡支部に書類送検していた。(2014年07月12日 読売新聞)


スマホを使いながら自転車に乗ることが、いかに危険か、重大な結果を招きかねないか、まだまだ認識されているとは言えないでしょう。あまり注目されませんが、実際に自転車スマホによる重傷事故が起きており、重過失傷害などに問われるケースも少なくありません。

この記事を見ると、少しずつその危険性、重大性に気づき、啓発に努める動きも広がっているようですが、実際には、自転車を乗りながらスマホやケータイを使う人が後を絶ちません。実際に死亡や重傷を負わせてからでは遅いわけで、もっとこの問題に関心が高まることを期待したいと思います。


自転車逆走に電光警告

◇徳島大教授ら社会実験

徳島大の山中英生教授(都市交通計画)の研究グループが、道路交通法で禁止されている道路右側の自転車専用レーン通行を減らそうと、徳島市内で逆走する自転車に警告を表示して効果を確認する社会実験に取り組んでいる。同法では自転車は軽車両にあたり、レーンを走る場合は自動車と同様、道路左側を通行しなければならない。実験を通じて左側通行を周知し、逆走による事故の危険性を認識してもらうのが狙いだ。

逆走に電光警告実験は同市中吉野町のレーンで、6月2日〜7月18日に実施。自転車走行を検知する「ループコイル」(幅1・4メートル長さ0・8メートル)をレーンに敷き、午前7時〜午後7時に逆走した自転車の利用者に対し、20メートル先の電光掲示板(縦約60センチ横15センチ)に「逆走危険」の警告メッセージを表示する。

同所では実験期間中も警告が出るケースが多く、すれ違う自転車同士が衝突しそうになったり、対向する車と接触しそうになったりする光景もみられる。表示を見て自転車を降りる人もおり、左側通行を知らなかったという40歳代の女性は「標識と違い、個人的に注意されるので後ろめたくなって……」と話していた。

山中教授らは期間中の逆走自転車の数を集計するとともに、ビデオで撮影するなどして表示を見た人が逆走をやめるかなどを調査。利用者の声も参考に結果を分析し、効果の高い警告方法などを探る。

昨年12月に施行された改正道交法では、歩道がなく、代わりに白線が引いてある路側帯でも道路右側の通行が禁止されるなど、自転車の安全運転を求める機運は高まっている。山中教授は「自転車がこれだけ普及しながら、どの方向に走ってもいいと誤認されている国は世界でも珍しい。多くの人に乗り方に気をつけてもらい、安全な自転車社会になれば」と話している。

今後、県外でも同様の実験を計画しているという。(2014年07月16日 読売新聞)


危険な行為という点では、逆走も同じです。その危険性が十分理解されているとは言えないばかりか、逆走が違法であることを知らない人もいるのが問題です。違法行為だと思っていなければ、単なる標識では目に入らないということもあるでしょう。

この逆走の警告表示は、逆走を検知して表示が点灯する仕組みです。危険で違法な行為ということを意識させる効果が期待されます。そのことで、記事にあるように逆走をしにくくなる効果が見込めるかも知れません。効果があるのなら、主な道路にもれなく設置して欲しいくらいです。

ただ、ループコイルを敷設する必要がありますし、コストがかかるのは間違いなさそうです。免許を持つ人なら、交通法規として習ったはずですが、『自転車がこれだけ普及しながら、どの方向に走ってもいいと誤認されている国は世界でも珍しい。』のがそもそも問題でしょう。

歩道を走行し、混雑度などによって、ひょいと車道に下りたりする人も目立ちます。やはり、日本では自転車で歩道走行が出来るため、歩行の延長のような感覚で乗ることが、どの方向に走ってもいいと勘違いさせる要因でしょう。あるいは事実上容認、黙認されていると考え、無視する元になっていると思います。

そう考えると、街に数箇所、この種の警告表示を設置しただけで、通行の秩序が出来上がるとは思えません。こうした努力には敬意を表しますし、効果が上がって逆走がなくなればいいとは思いますが、やはり、その元となる環境が、相変わらずのルール無視の混沌状態では期待薄でしょう。

やはり、歩道走行を禁止し、車道の左側通行を徹底するという、他の国では当たり前のこと、自転車の通行の基本から徹底しなければ、なかなか逆走はなくならない気がします。みなが車道を左側通行するようになれば、逆走は危険で、非常に迷惑な行為であるということが自然と理解され、なくなっていくのではないでしょうか。


百度、自動運転の自転車を年内発売か

百度(中国インターネット検索大手) 自転車の自動運転技術の開発を進めている、と中国のネットメディアが伝えた。年内にもこの技術を使った自転車を「世界初の自動運転自転車」として売り出す計画としている。

同技術は自転車に人が乗っていなくても自動的に平衡を保ち、センサーを通して周囲の障害物などを避けて通るという。

ただ米グーグルが研究開発を進めている自動車の自動運転技術と違って、自転車の自動運転にどれだけの需要があるかは未知数で、具体的な用途も不明だ。(2014/7/11 日本経済新聞)


記事だけでは、どんな自転車なのかイメージしにくいものがあります。ただ、『自転車に人が乗っていなくても自動的に平衡を保ち、センサーを通して周囲の障害物などを避けて通る』だけなら、単なる車輪のついたロボットというだけで、特に目新しいとは思えません。

形状は多少違うでしょうが、障害物を避けて掃除をするロボット掃除機と、たいして違わないような気もします。人が乗っていて自動運転ということなら、それは自動運転の電動カートということになるでしょう。それは自転車とは言えないような気がします。

記事にあるように、需要も未知数、用途も不明という前に、そもそもコンセプトに無理があるような感じがするのは私だけでしょうか。ただ、そこは中国、日本人の感覚では到底考えられないようなことでも平気でやりますから、何か新しいものが出てくるのかも知れません。

◇ ◇ ◇

今年はエルニーニョで冷夏という予測がありましたが、現象は遅れており、全国的に平年並みか平年より暑い夏になりそうです。梅雨明けが待ち遠しいところですが、自転車に乗るときは、風があたるぶん体温の上昇は感じられなくても、水分が失われています。熱中症には十分注意したいところです。




こんどの3連休も関東では天気悪そうです。去年の関東の梅雨明けは7月6日でしたから、だいぶ遅いですね。

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この記事へのコメント
よく、一方通行の標識に軽車両(自転車)を除くとあるが、あれはどうなのだろうか。自転車の逆送問題を考えていて。
Posted by なななな at July 18, 2014 19:38
自転車は本当に車道のほうが安全なのか?
http://otenbanyago.at.webry.info/201406/article_1.html
Posted by たぬきち at July 19, 2014 01:16
残念ですね。できない理由を並べる=本気ではないということですよね?マスゾエサン、本気ならば、=やる為の方法を考える、でしょう、広く意見を募っているのでしょうがあなたがどう考えるのかが問われていたのです。それが確り反映されることになるのでしょうか。私は都民ではないですが、首都東京の政策は少なからず周辺自治体の政策に影響を与えることをかんがえると黙っていられません。自転車に優しい道路行政がどのような未来をもたらすのか想像して欲しいデスヨネ。残念なので⭐ひとつ
Posted by タニグチ at July 19, 2014 12:24
いいわすれた。こういうのはまず事故抑止が第1、自転車対自動車 自動車対歩行者、歩行者対自転車
関係ない人は道路を一切使わない人、だと思います。



Posted by タニグチ at July 19, 2014 12:41

常識と思っていたのですが、まだ知らない人が居ることに、
逆に驚きます (笑)

http://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-council/bicycle_environ/2pdf/s2.pdf

桝添さんのコメントについて、自分は、楽観的に観ています。

ヨーロッパへ交通行政の海外視察に行った経験を持つ「良識を持つ警察官僚たち」は、桝添さんのコメントを読んで危機感を持っていると思います。

自転車事故の実態として、「自転車事故の70%以上は、交差点の横断歩道上で起きている」のだから、自転車レーンを歩道上に造ったところで、自転車事故は、全く改善されない。

自転車事故の検分は、現場の警察官たちがしています。
海外と比べて警察官の人員が圧倒的に少ないところへ、毎日、自転車事故の検分をさせられているのですから、現場の警察官たちは、相当。堪えて(こたえて)いるはずです。

既に警察官僚たちが動いているか、動いてもらわないと困りますね。

警察が事故として把握している自転車事故は年間で17万件。
1日換算=約465件、1時間換算=約19件(24時間として)=3分間に約1件の自転車事故

→仮に、市民の1日の平均活動時間を8ー20Hの12時間とすると、1時間換算=約38件=1分30秒に約1件の字手社事故

となります。

Posted by Maggio Rabbit at July 19, 2014 21:04

連続投稿にて

自動車工業会でさえ、「自転車の車道通行を提言して」います。

http://www.jama.or.jp/safe/bicycle/pdf/bicycle.pdf

桝添さんに圧力をかけている団体があるのであれば、

「元を正す」

必要があると思います。

(上記の文末は、入力ミスです)
字手社→自転車
Posted by Maggio Rabbit at July 19, 2014 21:15
ななななさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
一方通行の道路でも、自転車が左側通行すれば問題ないのではないでしょうか。

Posted by cycleroad at July 19, 2014 22:56
たぬきちさん、こんにちは。
繰り返し同じリンク、他のサイトの題名とURLを投稿するのでは、よくある宣伝目的のコメントスパムと変わりません。コメントとは言えないので、コメントスパムは削除しています。今後はご容赦願います。
たぬきちさんは、このブログの作者でしょうか。このブログの主張に対する見解は、別途明らかにしたいと思います。

Posted by cycleroad at July 19, 2014 23:02
タニグチさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
首都として多くの課題がある中で、道路行政やオリンピックの渋滞対策などに、どれだけ力を入れるかという考え方の問題もあるのでしょう。
ロンドンやニューヨークの事例を見れば、単なるオリンピック対策にとどまらず、たくさんの副次的効果が得られ、政策としても単なる自転車問題にとどまらない有意義な政策だと思います。
舛添さんも、そのあたりの理解が進むと違ってくるのではないかと思うのですが..。
おっしゃるように、まず市民の安全であり、当然、かつ早急に解決すべき構造的問題が放置されているとするならば、もっと本腰を入れるべきでしょう。
Posted by cycleroad at July 19, 2014 23:15
Maggio Rabbitさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
私は必ずしも楽観的ではなく、懐疑的になりつつある面もあります。もちろん、現段階で断言は出来ませんが、当初の期待からすれば、物足りなく感じるのは事実です。
ロンドンやニューヨークの事例のように、舛添氏には、もっと強力なリーダーシップを発揮してほしいと思います。

おっしゃるように、警察庁や国土交通省は、原則車道走行への大転換を打ち出しています。しかし、一方の都庁はと言えば、相変わらず歩道走行にこだわり、国の方針と相反する整備を進めています。
このあたりの縦割り行政や国と都の連携が上手くいっていないことも懸念材料です。

自動車工業会が自転車の車道通行を提言しているのは、このブログでも過去に取り上げました。舛添さんに圧力をかけるような団体があるのかどうかはわかりません。
むしろ、行政の無謬性にとらわれた、都の役人、巨大な東京都の官僚機構に問題があるようにも感じます。

Posted by cycleroad at July 19, 2014 23:24
> 舛添さんに圧力をかけるような団体があるのかどうかはわかりません

 おっしゃるとおりです。新聞を通じて私にもわかるのは、

2014年5月16日
 舛添知事 東京有明の水素ステーション視察

2014年6月26日
 トヨタ自動車が水素燃料電池車を約700万円で市販開始を宣言

そして7月に、この記事にありますように、「歩道での対面交通を認めましょう」発言、ですね。

 といったところでしょうか。
Posted by hyrax at July 20, 2014 18:04
桝添さんは、オリンピックの競技施設整備といい、自転車交通の問題といい、難問にぶち当たっています。 都にも内閣のような組織が有って知事をバックアップ出来ないといけないですね。
Posted by なななな at July 20, 2014 19:59
hyraxさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
燃料電池車の普及には水素ステーションの展開が不可欠で、インフラとして各地に出来なければ、利用する人が増えず、売れないと安くもならないという構造があります。
その突破口を開くために、公的資金による支援が期待されるわけで、なんらかの思惑が働くであろうことは想像がつきます。
ただ、それが自転車レーンなどに対する抵抗になるでしょうか。
日本自動車工業会なども、自転車の車道走行を支持しており、自転走行空間の整備を推進すべきとの意見を表明しています。あまり強い相関はなく、関係ないような気もします。
Posted by cycleroad at July 21, 2014 23:50
ななななさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
都に課題が山積というのは、その通りだと思いますが、内閣の仕組みよりも、実は都知事のほうが、いわば大統領型で、はるかに強力な権力が発揮できると言われています。
石原氏の時の猪瀬氏のように副知事を自分で指名することも出来ますし、直接組織も動かせますし、本人のやり方次第だと思います。
Posted by cycleroad at July 21, 2014 23:57
前回の東京オリンピックの時、歩道を走行する自転車はいなかったはずです。今回はどうなるのでしょうか。このままなら、返上したほうがよいのでは。
Posted by ひでさん at July 22, 2014 09:51
ひでさんさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
歩道走行させるようになったのが、1970年代ですから、そういう計算になりますね。
始めてくる外国人が、この野蛮な状況を見てどう思うでしょうか。日本人は、歩道走行が当たり前の光景と思ってしまっているのが問題です。
Posted by cycleroad at July 22, 2014 23:27
日本で、歩道を走っているバイクがいたら、恐らくほとんどの人は「なんで?」と思うでしょう。でも、外国の人からしたら、歩道を自転車が走っているというのも、それと同じような感覚なのではないでしょうかね。もちろん世界の中には自転車の歩道走行が認められている国がいくつかはあるでしょうけども、やはり車道走行がマジョリティだというのは事実ですし、そこら辺を舛添さんはどう考えてるのかなーと思いますよね。
Posted by 織田信長 at August 01, 2014 22:50
織田信長さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
同じ感覚でしょうね。歩道が整備されていないような途上国はともかく、先進国で認めているところはないでしょう。
もちろん、どこにもルールを無視する人はいるでしょうし、場所によっては歩道上に通行帯を設けているような例もありますが、そもそも自転車は車輌というのが世界的にみても常識ですから、歩道を走行させるという発想にならないでしょう。
舛添さんは知識人ですが、こと自転車に関しては、知識も理解も足りないということになるでしょうね。
Posted by cycleroad at August 02, 2014 23:30
 
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