東京の自転車インフラの将来
東京の自転車インフラはどうなるのでしょうか。
都知事選での経緯等もあって、舛添東京都知事による自転車インフラ整備の進展に期待が寄せられてきましたが、その雲行きは怪しくなってきています。東京ローカルの話ではありますが、自転車に限らず、東京での行政の方向性は全国に波及する可能性があります。
その意味から言えば、東京以外の地域の人にも無関係ではないでしょう。特に2020年の東京五輪を控え、日本の都市や道路、都市交通の姿が転換する契機となる可能性があります。その意味で注目される舛添都知事の動向ですが、毎日新聞に記事が載りました。少し長いですが引用します。
都自転車走行路整備:「ママチャリが走りやすいように」知事会見一問一答
29日にあった舛添要一・東京都知事の定例記者会見での自転車走行路についてのやりとりは次の通り。
Q 知事は2020年東京五輪に向け、自転車の活用や走行路の整備を掲げています。走行路整備について国はガイドラインで、自転車レーンなど車道上を勧めていますが、知事は7月に都内を見られた際に歩道上も許容していく姿勢を示していました。改めて走行路整備について、考えをお聞かせください。
A 基本は今おっしゃったように車道を活用すべきだ。国のガイドラインもそうなっている。しかし、都内はどのような自転車が走っているのかというと、私が乗っているのもそうなのですが、いわゆるママチャリです。乗る理由は簡単。かごが両方に付いているので。子育てをやっていた時、子供2人を前後に乗せた。マウンテンバイクや高速の(自転車)は後ろに座席もないし、乗せられない。生活者、特にお母さんの立場から見て、(ママチャリは)子供を乗せる。大きくなったら後ろに乗せる。片一方に買い物かごなんですよ。子供2人乗っけてはいけないと大問題になったのは、生活したことがあるのですかと(聞きたい)。
警察の皆さん、規制ばっかりしてということなんです。30キロ以上スピードを出した途端に、歩行者とぶつかって歩行者がけがをしたり、死んだりします。ママチャリは基本的にそんなに出ません。生活空間の中を走るわけです。理想はそう(車道)なんだけど、しかし、一気には(難しい)。今、自転車専用道を車道でやることになっていますが、それだけに限っていたら、とてもじゃないですが生活できないです。ちょうどその、前と後ろに子供を乗せて危ないというのは、それは正論なんです。じゃあ、片一方で少子化対策をやって、頑張れと言っていて、そんなこと言われて子育てできるのか。私だってお父さんの立場だから、それは何を考えているんだってことなんです。
歩道を一切使っちゃいけませんとか言い出すと、これは走れなくなります。やっぱり、残念ながらヨーロッパの車道と違って狭い。そして、本当に専用道路がない時は、これぐらいの幅を通らなければいけない。車の交通があると命に関わる。そこで、ぱっと見ますね。結構、広い歩道があって通行可だったら、そっちに乗った方が、歩行者も一人もいない時はそっちのほうがはるかに安全。みんな見ていると、都民、日本人は頭いいから上手にいっていますよ。基本はそう(車道)なんだけど、整備がいくまでは、そういう柔軟な対応をしなければ、「3人乗りいけませんよ」と言ったのと同じになりませんかということで、申し上げている。しかし、これからやるやつは、今おっしゃったように、きちんと左側通行を守って(自転車も)車だということなんで。できれば、このルートを通っていけば、車道をしかも左側通行でたどり着きますよというルートをつくりたいと思っています。都道だけでは足りません。区市町村道も、ぜひ首長に協力をお願いして一緒にやってくれませんかと。
たとえば多摩川を走ってください。管轄する町によって全部規制が違うので、走り方を変えなければいけない。これを都が中心になって推奨ルートをつくると。一日も早く理想に近づきたいと思いますが、生活するママチャリ優先というとあれですけど、ママチャリが走りやすいようにと。そこは若干妥協せざるを得ない、そういう思いで申し上げました。
Q 確認ですが、新規の走行路整備は原則車道でやっていきたいということですか?
A そうです。
Q 既存(の道路)に関しては、今まで通りの方法(歩道の活用)を変える必要はないということですか?
A そこに住んでいる人が一番使いやすくする。例えば、この前も上野のところで見たけれど、ものすごく広い歩道を二つに分けていましたね。歩道と自転車道に。これを守らない人も悪いんだけど。それのプラス、マイナスはあるんだけど、そんなに時速50キロで行きたいなら車で走りなさいと。交差点でいっぺん止まったっていいじゃない。交差点でいっぺん止まらなければいけないけど、それはいいですよ。首都高速自転車道なら止まらなくていいけれど、そこはだから、何十万円もする、レースできるような自転車に乗っている人はほんの一握りで、私はもっと多くのママチャリの気持ちを代弁したいと思っています。
Q 幅広い歩道については、一方通行が重要だと交通の専門家はおっしゃっています。知事がいらっしゃったフランスでも一歩通行化はやっている。これは新規の走行路整備でではやっていくのでしょうか?
A 一方通行にしたいですが、とにかく、その町に住む人たちがとてもじゃないけど(対面通行でないと)買い物にも行けないよとなれば、そちらを優先する。長期的には(一方通行を)やっていかないといけないが、最大多数の最大幸福の観点から、やっていきたいなと思っています。専門家の意見もありますが、そういう方々も、子供を抱えて買い物に行かないといけないお母さんの立場もお考えくださいと、あえて申し上げます。(2014年08月29日 毎日新聞)
一見、わかっているようにも聞こえますが、実は全くわかっていないと言わざるを得ません。舛添知事は、自転車インフラについて理解があるように見えていましたが、馬脚をあらわした感があります。基本的な部分で無理解や誤解、あるいは認識不足があるようです。
舛添知事、自転車レーンがスポーツバイクのものだと考えているフシがあります。大多数を占めるママチャリですが、ママチャリだから歩道走行でも歩行者に危険が及ばないということはありません。いろいろな自転車がありますが、何に乗るかとは別の話です。スポーツバイクかそうでないかという問題ではないはずです。
日本の所有車種の調査によれば、その6割強がママチャリであり、これに最近増えている電動アシスト自転車と子供や幼児用を合わせると9割近くなります。スポーツバイクは、マウンテンバイクなどの車種全部含めても全体の1割程度でしかありません。
当然ながら、たった1割、あるいはそれ以下のスポーツバイクに乗る人向けに自転車レーンを整備しろなんて話ではありません。むしろ、スポーツバイクに乗る人は、自転車レーンなんか無くても車道走行しますし、かえって無いほうがいいと考えている人も少なくないはずです。
スポーツバイクの多くは車道走行しており、歩道走行の問題の多くは、台数から言ってもママチャリの話です。自転車レーンはママチャリに乗る人のためと言ってもいいくらいでしょう。そのあたりを完全に勘違いされているようです。
圧倒的多数がママチャリか電動ママチャリですが、そもそも、これだけ自転車利用者がいるわけですから、自転車が通行する空間があってしかるべきという話です。長年歩道走行してきた結果、怖くて車道を走れない人が多いこともあり、自転車レーンの必要性が指摘されているわけです。
自転車を歩道通行させた結果、今のような無秩序に方向も場所も関係なく走るようになってしまったのであり、それを正すためにも自転車レーンが必要です。桝添知事は、それをスポーツバイクが速く走るためだと思っているとは驚きです。失笑、脱力、呆れるばかりです。
誰が時速50キロで走るのでしょう。信号の多い街中で、そんなスピードはナンセンスです。自転車レーンを設置したら、かえってスピードは抑制されるでしょう。確かに一部のスポーツバイク乗りにも問題はありますが、そのために自転車レーンが必要だと思っているならば、勘違いも甚だしいと言わざるを得ません。
ご自身はママチャリに乗ると発言していますが、ママチャリに乗るぶんには速度が出ず、歩道を走っても危険なことはないと認識しているようです。しかし、これも間違いなのは明らかです。30キロどころか、もっと遅いスピードで死傷事故は起きています。
実際にケータイを見ながらなど、ママチャリの低速の衝突でも死傷事故になっています。たしかにスポーツバイクよりスピードは出ませんが、ママチャリのスピードであっても、歩行者や自転車同士で衝突すれば、相当の衝撃力があることが確認されており、普段から警察などが広報・啓発しているところでもあります。
実際に歩道を速いスピードで、歩行者を縫うように走り、通行する人が危険に感じる自転車の多くはママチャリではないでしょうか。ママチャリはたいしてスピードが出ないから歩道を走っても危なくないなんていうのは、とんでもない誤解と言えるでしょう。
誰も一気にやれとは言っていません。また、車道に自転車レーンを整備するのは理想だと言っていますが、本来は当たり前の姿です。世界中どこへ行っても、車道が原則です。理想とかではなく、少しずつでも自転車レーンを設置していくとしたら車道が当たり前でしょう。
車道に整備し、歩道と分離するからこそ歩行者との事故が防げます。もちろん一気には無理かも知れません。やむを得ない措置として暫定的に歩道通行が認められてきた経緯があるわけで、それを是正していくのが自転車レーンです。歩道に線を引いた通行帯は暫定措置で、自転車レーンではありません。
誰も、いきなり歩道通行を全面禁止に出来ると思っていませんし、現実的でないのは明らかです。そんなことは警察も考えていないでしょう。本来、歩行者のためのものである歩道を自転車が通行しなくてすむようにするため、自転車レーンをつくっていきましょうという話です。
いきなりは無理としても、原則車道走行にするために自転車レーンを設置していくべきで゜はないでしょうか。また、ヨーロッパの都市と比べて東京の道路が狭いというのは、必ずしも正しくないことは多くの人が指摘するところです。パリでもロンドンでもローマでも、決して広い道ばかりではありません。
「車道より歩道のほうが安全だからと、みんな歩道を走っている。」確かにその通りです。「整備がいくまでは、そういう柔軟な対応をしなければ。」その通りです。それを踏まえて、東京でもニューヨークやロンドンのように、歩行者も自転車も安全に通行できるように自転車レーンを整備しましょうと言っているだけです。
自転車専用道と自転車レーンも混同しているようです。多摩川のサイクリングロードを整備してくれなんて話ではありません。もちろんサイクリングロードも有効な交通ルートとして活用出来ますが、市街地の一般の車道に自転車レーンを設置する話とは別です。
都知事の発言、読めば読むほど認識不足が多く、車道への自転車レーンに積極的ではないように聞こえます。もちろん、妥協も必要ですし、例外を認めるのも仕方ないでしょう。しかし、それがママチャリの立場の代弁とか、最大多数の最大幸福の観点というのも違うと思います。
例えば、左側通行は徹底すべきであり、「(対面通行でないと)買い物にも行けないよとなれば、そちらを優先する。」のは、交通秩序を歪めるだけです。目的地近くまで左側通行し、逆走の必要がある場所は押して歩けばいいだけです。それで行けない場所なんて無いはずです。
対面通行は「子供を抱えて買い物に行かないといけないお母さんの立場」を考えているようで、実はそうではありません。対面通行を認めていることで、自転車の通行が無秩序になり、お母さんたちの危険も増すことになります。逆走になる部分を歩道を押して歩いても、ワンブロックもないはずです。
逆走したり、並走したり、歩道で歩行者と混在し、自転車同士が対面ですれ違う、この混沌こそが事故を招いているのであり、それを認めるのは、決して最大多数の最大幸福ではありません。本来の形のほうが便利で安全です。それを勘違いしています。間違ったママチャリの立場の代弁を知事がすべきではありません。
舛添都知事は、道路が狭いから車道に整備できない、仕方が無いと考えているようですが、それは、よく考えるとクルマ優先の論理です。ロンドンでもパリでも、クルマの都心部への流入を抑制してでも、自転車の走行空間を確保しよう、歩行者が安心して歩けるようにしようと考えています。
ですから、ロンドンでは車線をつぶしてでも自転車レーンを設置していますし、パリでもその方向性は明言しています。東京でも、3環状が整備されつつありますし、都心へのクルマの流入を抑制し、もっと人間本位の街にすべきではないでしょうか。無意識にクルマ優先の考え方になっていることに気づくべきです。
少なくともロンドンやパリやニューヨークの事例を見れば、クルマを優先してきた道路行政の反省に立って是正しようとしていることがわかります。それが都市の魅力を増やすからで、五輪は別にしても、東京も考え直すべきではないでしょうか。通過交通に排気ガスを撒き散らさせるより、よっぽど経済効果もあるはずです。
ロンドン五輪の事例を見れば、自転車レーンが渋滞を軽減し、都市交通として有効なことがわかるはずてす。世界的にも自転車活用の有効性が認知されました。ちょっと調べればわかることなのに、なんでそれが時速50キロで行きたいスポーツバイク乗りのためになってしまうのでしょうか。
世界の都市が自転車の活用という観点に立って、インフラの整備を進めています。それは渋滞を減らし、大気汚染や騒音を減らし、人々が憩い、安心して歩ける都市にします。一方で自転車と歩行者の事故を減らし、自転車を有効な交通手段とし、人々の移動の利便性を上げることにもなります。
自転車レーンが出来れば、誰もが安全快適、かつ素早く移動できるようになります。当然自転車レーンは車道ですが、その便利さ、快適さが理解されれば、誰もが自転車レーンを使うようになるに違いありません。大勢に逆らって逆走するのは走りにくいですから、逆走も減るでしょう。
本来の通行の秩序が取り戻され、今の無法状態を是正する方向に向かうことが期待できます。一朝一夕にオランダやデンマークのようになるのは無理としても、秩序に従ったほうが安全でもあります。元々、秩序正しい日本人が、自転車に乗る時だけ無秩序という状態は解消されると思います。
いずれにせよ、舛添都知事には、自転車行政に対する理解どころか、東京の交通や都市インフラ、東京のあるべき姿についてビジョンも無いということをさらけ出したように見えます。それなりに期待があっただけに残念です。なんで、こんな状態になってしまったのでしょう。
これでは、舛添知事が就任する以前の東京都の方針を、そのままなぞっているに過ぎません。東京都の役人は、国の方針に反して、あくまでも歩道上の自転車通行帯にこだわり、今後も歩道上への整備を変えるつもりがないことを公言してきました。
舛添都知事は、都の役人に取り込まれてしまったか、洗脳されてしまったのでしょうか。しかし、舛添氏ならば、その間違いに気づけるはずです。そして、他の都市の事例を見れば、ご自身が誤解されており、ビジョンを欠いていることにも気づけるのではないでしょうか。
東京五輪は刻々と迫ってきますが、まだ時間はあります。また、必ずしも五輪までに全て出来上がる必要はありません。それに、舛添都知事は、一気には無理と思っているようですが、必ずしもそうとは限りません。都市の街路は即座に変えることが可能と言っている人がいます。
しかも安価に実行可能で、即効的な利益があり、街路を見直すだけで大きな経済効果を上げることも可能だと言っています。以前にも紹介しましたが、2007年から2013年までの間、ニューヨーク市の交通局長をつとめた女性、Janette Sadik-Khanさんです。
ニューヨークの当時のブルームバーク市長の改革を、交通の分野において陣頭指揮した人で、実績があるだけに非常に説得力があります。彼女がTED Conference でおこなったプレゼンを見るだけでも、都市をどうすべきか、大いに示唆を得ることが出来ると思います。
再掲になりますが、まだ見ていない方は、少し長いですが、ぜひご覧になることをお薦めします。その価値はあると思います。自転車インフラに関してだけではありませんが、ニューヨークもクルマのために道路ができていることや、都市の交通や街路は変えられるということがよくわかります。
誰か、舛添都知事にこの動画を見せてあげてもらえないでしょうか。道路を新しく造成するのは困難ですが、自転車レーンをつくったり、歩行者のために道路を変えるのは、即座に出来ます。考え方を変えるだけです。舛添さんの認識さえ変われば、東京も変わっていくのではないでしょうか。
さすがに4日で50回は酷でしょう。いわば育成段階なんですし、硬式も含めて連投禁止、球数制限すべきではないでしょうか。いい投手が複数必要になりますが、それも面白いのでは..。
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Posted by cycleroad at 23:30│
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「対面通行じゃないととてもじゃないけど買い物に行けない」……うーん、この基準がよく分かりませんね。そりゃあ、ママチャリでスーパーや商店をハシゴするおばさん達の多数意見としては対面通行でしょうけど、それだけで対面通行にしてしまうのは、道路交通の原則を軽視しすぎだと思いますね。
僕は、毎日新聞の馬場記者が舛添知事との一問一答の事をツイッターで書いていたので、次のように反論コメントを書いています。
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馬場直子 @naokobaba 8月30日
東京都知事による自転車政策の一問一答。 歩道における自転車の一方通行は地元から反発があるならだめだと… 安全より便利さや地元の声を優先するなら本末転倒。http://sp.mainichi.jp/feature/news/20140829mog00m040010000c.html …
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amatotoみつハートかわうそ @のんびりRIDEMeme-Memedacs
18:32 - 2014年8月30日 · 詳細 画像/動画を報告する
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トンサン @tonsans 8月30日
@naokobaba 僕は都民ではありませんが、一問一答を読むと舛添知事の言っている事はもっともだと思いますね。
僕は車道も歩道も走るし、クロスバイクにもママチャリにも乗りますが、やはりその地で生活している人の意見を大事にすべきでは。
5:51 - 2014年8月31日 · 詳細
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一般の人は舛添知事の意見を支持するのでは・・・
取り敢えず、交通秩序を保って、安全に人も自動車も自転車も走れることを最優先にしないと。自転車レーンのために自動車の規制をする事は、余程コンセンサスを得ないと問題だなあ。 後、この問題は都だけに任せず、国もバックアップしないと。
一方通行の問題は自転車も含めて深いなあ。
後一つ、形だけ自転車が車道を左側通行すれば問題が解決すると思ったならば、ソレは甘いと思います。
cycleroadさん,こんばんは.
舛添都知事の自転車政策,ますますもって分かりにくく,信用できないものになってきそうです.余りに旧態依然の自転車の固定観念に囚われ過ぎですね.
大体,自転車で買い物に行くのに右側通行できないとそれ程不便なものなのか,私は到底納得できません.徒歩よりは各段に短時間で移動できますから,目的地が進行方向の右手にあるなら多少遠回りでも左回りの経路を選択する位,それ程苦ではないと思うのですが.
舛添氏はロードバイク(私の言う“特急自転車”)のユーザーはほんの一つまみだから重視する必要はないと思っているのかも分かりませんが,それでも膨大な人口の分母から見れば少なくとも数万人という人数に達するのではないでしょうか.実際,専門店の分布の密度も高いではありませんか.
自転車の幼児乗せの問題にしても,先ずタンデム構造の自転車を可能な所から解禁し,それと同じ全長で重心の低い位置に幼児用座席を装備できる自転車を開発するという方法もあり得るでしょう.
以前上野界隈〜銀座界隈を日常的にシティサイクルで車道走行してると書かせて頂いた者です。
正直今回の記事はがっかりさせられる物でした。
私が主に走行するのは中央通りか4号ですが、歩道ははっきり言って走行する場所に値しません。
歩行者が多すぎる上に、歩道が狭い場所がかなり多いからです。
歩行者を優先すると時速5キロ程度〜10キロ程度も出せばすり抜けて追い抜いていく状態になってしまいます。
シティサイクルと言えど、普通に15〜20キロ程度で走行出来ますし、そのぐらいで楽に走っています。
ですが、この速度で今の車道を走ると、第一車線にも関わらず追い越しや幅寄せが多過ぎて、無理をして速度を上げて早めに早めに動く事でしか無理な追い越しを避ける手段がありません。
最小限の負担でいくのであれば、歩道をゆっくり5キロで走っても良いですが、それでは何度か往復しなくてはならない私には、正直仕事になりません。
だからこそ、安全に20キロ程度で走っていても走行空間が確保されてる自転車レーンが欲しいのですが・・・
上野〜浅草の歩道に作られた自転車レーンは、交差点のたびに道路を横断する歩行者や自転車に阻まれ、一度歩行者用の歩道の方に逃げる形で変な動きをしなくてはならず、自動車で走行してる時にはその動きの予測が難しく、余計に危険になったんじゃないかなとすら感じてしまいます。
このまま何だったらされない方が良いような整備が続いていくんでしょうか・・・。
一方通行化は、対面通行の車道を一方通行にして歩道やらを広く取ろうってやつじゃないの?
左側通行関係ないじゃない。
cycleroadさん,こんばんは.2回目のコメントで失礼します.
自治体の自転車政策について,大阪地区における実例を挙げた下記のURLをご紹介させて頂きたいと存じますので,是非ともお目を通していただけましたら幸甚です.
http://d.hatena.ne.jp/delalte/
ブログ名は「大阪交通news」です.
清水寺さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
今の状態が、車道走行の原則から離れ、歩道の暴走や車道の逆走をはじめとする混沌状態にあることを、まず認識すべきでしょうね。
きちんと左側通行したとしても、時間的にも今とたいして変わらないと思います。
トンサン、こんにちは。コメントありがとうございます。
確かに、舛添都知事の意見を支持する人は多いかも知れませんね。40年来続けられてきた結果、歩道走行が当たり前と思っている人が多いのですから、それはそうかも知れません。
しかし、だからと言って、その状態を座視していいかという問題もあると思います。
これについては、また改めて考えてみたいと思います。
ななななさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
たしかに、クルマの車線規制には、それなりのコンセンサスが必要だと思います。ただ、都心部への交通集中が渋滞を招いているため、道路整備は三環状の整備など、都心部を回避させる方向に進んできました。
その部分には、もう何十年も前からコンセンサスがあるわけで、その進捗をみながら、都心部への流入抑制に動くことは、それなりに理解が得られるのではないでしょうか。
自転車の車道左側通行だけで問題が解決するなんて、もとより考えていません。
マイロネフさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
舛添都知事はママチャリしか乗ったことがないようですし、自転車は歩道走行という、典型的な発想になるのは、残念ながら避けられないのでしょう。
世界的に自転車の活用が進む理由や、その根底にあるものに気づけないのもむべなるかなです。
ロードバイクとママチャリは違うから、と考え、問題の本質を間違っているように思います。ロードバイクのことは置いておいて、ママチャリと歩行者の問題と考えてもいいくらいでしょう。
ましてや、幼児との3人乗りの問題と同じ構造と考えるから、余計に認識間違いに拍車をかけていると思いますね。
hさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
舛添都知事は、もう少し理解しているか、理解力があると思われていただけに、ガッカリした人は多かったかもしれませんね。
都知事選の頃の話と比べると、内容が変わってきていることもあり、周囲の意見に影響され、間違った理解になっているようにも感じます。
日本は所有台数や利用者から言えば、自転車大国であり、これだけ利用者がいるわけですから、自転車の走行空間について、何らかの構想と、実施を打ち出していく必要があると思います。
おっしゃるように、歩道に線をひいても問題解決になっておらず、つぎはぎだらけの自転車政策は限界に来ています。
一番の大元、歩道通行を改め、それに向けて対策を考え、積み重ねていく必要があると思います。
さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
「幅広い歩道については、一方通行が重要..」とあります。
ここでいう一方通行化は、歩道上の自転車の通行を一方通行に制限しようという話だと思います。車道の一方通行とは別の話でしょう。
マイロネフさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
大阪で自転車が目の敵にされているという話題は、私も過去にも取り上げたことがあります。自転車インフラについても、確実にその方向になっているようですね。
情報ありがとうございます。
道路を作る側の人が車道か歩道かの話をする時に、自転車は歩道を通れる前提で話を進めてる人が多いですね
歩道を通行出来るのは普通自転車のみで、(自転車を降りて歩行者になる場合はともかく)例外無く歩道を走行出来ない自転車も一定数居る事を彼等は認識してないような・・・
そもそも桝添さんを買いかぶり過ぎているような気も。まあ反原発だけが売りの候補とか色々有って、消去法で選ばれたような人だからなあ。教育委員会や公安委員会が有るように、道路委員会が必要になるかもね。
オリンピック開催を返上しましょう。
日本の恥さらしです。
ta_isoさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
ヨーロッパで見られるようなカーゴバイクやトレーラーなどが普及しにくい原因でもあるでしょうね。
おかげで普通自転車以外の車種は少ないわけですが、そうした自転車の存在も考えたら、歩道も車道も自転車が走行することになるわけで、車道に一本化するほうが合理的です。
道路行政は、一貫して歩道の幅を広げる方向できたわけですが、その広げる余地を使って、自転車レーンを設置してきていたらと思わずにはいられません。
ななななさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
他の政策についてはともかく、自転車行政に関しては、買いかぶりと言うより、選挙期間中のいきさつがあって期待されたということでしょう。
委員会なんて無駄で効率が悪く、時間ばかりかかる方式ではなく、建設局がどんどん進めていく体制のほうがいいと思います。
ひでさんさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
さすがに返上には同意が得られないと思いますが、安心して歩けもしない状態で、「おもてなし」できるのか考えるべきでしょうね。
道路委員会の補足説明
国の国土交通省にも言えるのだが、建設系の部署は色々と圧力が多い。
道路について、利用者の意見を反映させるために、歩行者代表者、自転車代表者、自動車代表者をそれぞれ選挙して、道路に関する全ての権力を行使できるようにする。自動車税等の道路整備財源の使い道もここで全て審査する。
ななななさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
国と自治体の行政は違います。道路法や道路構造令ほかに縛られますし、裁量の範囲は限られます。
組織としても、委員会は教育や選挙管理、人事、監査、公安、労働、収用などに限られており、それらとは性質が違います。個々の仕事は各部局が担当する形になっています。
自動車税は普通税です。道路に関係なく使われます。目的税である重量税のように道路建設に使われるわけではありません。
そうでなくても議会で決めることで、使途を勝手に決められる話ではありません。
「道路に関する全ての権力を行使できる」なんて議会や行政の仕組みを根本から無視しています。
仮に何らかの組織を特別に設けたとしても、誰が歩行者や自転車を代表するのでしょう。そこに選挙の仕組みはありませんし、学識経験者などと称して、委員を都合よく決められるだけです。
無駄で効率が悪く、時間ばかりかかるのは目に見えています。
補足説明とされていますが、何重にもナンセンスであり、話になりません。せめて基本的な部分は押さえた上でないと単なる放言、妄想でしかなく、意味がありません。
知事におかれましては、予算を確保、消化するために仕事するのではなく、都民の声を反映させる為に仕事するのではなく、もっと理解を深め、都民の意識、認識を変える為の地道な努力が求められるのではないでしょうか。
タニグチさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
高度経済成長の時代ならいざ知らず、そろそろクルマ優先の考え方を変え、人間を優先し大切にする考え方への転換を打ち出してほしいですね。
ロンドンやニューヨークのように、首長として大きな視点からリーダーシップを発揮してもらいたいものです。
コーカソイド系の道路造りを実際に見ると、幹線道路であっても歩道に無闇にガードレールを付けていない事に気付きます
歩道に段差を付けていてガードレールが無い状態なので歩行者の動きがよく見えて意図的にクルマのドライバー側にある程度の緊張感を与えていると感じます
日本の道路造りはクルマ優先にし過ぎた為にガードレールだらけでドライバーへの緊張感、責任感をぼやかしているように感じます
まずは過剰なガードレールを撤去してクルマ側にしっかり緊張感を与えてから自転車レーンを敷いていくのも一つの方法かと思います
皆に見える事による安全性の本質を手っ取り早く理解させるにはコレしかないんじゃないかな
ナゴーヤさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
たしかに日本のようにガードレールは多くないですね。ただ一方で、クルマが歩道に突っ込むような事故では、ガードレールが一定の効果をあげているということもあると思います。
それを撤去するという方針に、果たして市民の支持が得られるかどうかという問題はあるでしょう。
:現状では、むしろ歩道に乗り上げての駐車を増やすだけという懸念もあります。
クルマ優先はおっしゃる通りですが、都市の中心部への流入を抑制したり、住宅街でのスピード制限を徹底したり、歩行者優先を徹底させるような方策を進め、クルマが歩行者眼中なしに我が物顔で走行するような状態を抜本的に改めてからでないと、ガードレールの撤去にコンセンサスが得られないような気もします。
さすがに4日で50回は酷でしょう。→俺たちは好きでやってたんですけど
いわば育成段階なんですし、→何の育成ですか?全員がプロ目指してるとでも?
硬式も含めて連投禁止、球数制限すべきではないでしょうか。→そうは思いませーん
いい投手が複数必要になりますが、→お金持ち校にはすでに複数いますね
それも面白いのでは..。 →つまんね
さすがに自転車が車道を走るのは酷でしょう。いわば徒歩の代わりなんですし、スクーターも含めて車道通行禁止、長距離移動制限すべきではないでしょうか。バスやタクシーなどの交通手段が必要になりますが、それも面白いのでは..。
直樹くんのパパさん、こんにちは。
「俺たち」と高校球児を代表してらっしゃるようですが、出来ることなら、いいコンディションで投げたいと思っている人もいるはずです。
連投が問題となる甲子園の準決勝、決勝の先発ともなればプロを目指している人も多いと思いますし、そうでなくても高校生の身体は成長中で育成段階でしょう。
考え方はいろいろあると思いますが、有識者やプロ経験者にも連投禁止や珠数制限を主張する人は少なくないですね。
過度に連投している姿を気の毒に感じる人は多いと思いますし、投手起用の作戦という要素が加わったら、それはそれで面白いと感じる人も少なくないはずです。
私のコメントは単なる一素人の感想に過ぎません。それにいちいち噛み付くのもどうかと思いますが..。
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