May 13, 2015

夏に向けた自転車通勤の工夫

少し走ると汗ばむ季節になってきました。


自転車に乗って、それなりの運動強度を保てば、汗をかくのは仕方ありません。ただ、職場まで直接自転車通勤している人は、いわゆる汗対策が必要な季節となってきているのではないでしょうか。汗をかいて不快なまま仕事をしたり、周囲に迷惑をかけたりしないため、いろいろ工夫している人も多いと思います。

もちろん、職場やその近くでシャワーを浴びて、着替えることが出来るなら言うことはありません。最近、自転車通勤者向けの施設も散見されるようにはなったものの、まだまだ少ないのが現状でしょう。多少は我慢して、汗が収まるのを待つ人もあるかも知れません。

自転車通勤における汗対策は、日本に限ったことではないようです。クラウドファンディングサイトを見ると、自転車本体や部品のアイディアだけでなく、自転車用ウェア類に関するものも見受けられます。ウェア類を工夫することによる汗対策はニーズが高いと見る人も少なくないのでしょう。

例えば、こちらは地球上で一番早く乾くシャツという触れ込みです。通気性もよく、型崩れしにくいので、オフィスに着て行くには好適なシャツとなっています。最先端のテクノロジーを使って機能を実現している一方で、デザインも犠牲にすることはありません。

The Fastest Drying Shirt on EarthThe Fastest Drying Shirt on Earth

今どき、速乾性の衣類は珍しくありませんが、地球で一番という自信で、その機能性をアピールしています。それだけでなく、生産の際に使うエネルギーや、一般的に大量に使用される水の利用を大幅に減らし、温暖化ガスの排出を抑えるなど、環境に最大限配慮している点もポイントです。

TAHAANGATAHAANGA

シャツだけではありません。汗かきの人は靴が蒸れて靴下も悪臭を発する恐れがあります。こちらは、なんと2週間はき続けても臭わないという靴下です。防臭に効果がある銀を織り込むことで高い防臭性を実現しています。2週間はき続ける必要はありませんが(笑)、臭う可能性の低いほうがいいのは間違いありません。

SilverAir SockSilverAir Sock

着やすいサイクルジャージを着て通勤し、着いたら仕事用のシャツに着替えるという人もあるでしょう。でも、サイクルジャージは丈が短く、細身のものが多く、合うサイズがないと嘆く人もあるようです。そこで、大きなサイズのジャージを自分で作ることにした人もいます。

for big and tall menfor big and tall men

クラウドファンディング以外にも、自転車通勤用に、いろいろと機能的なウェアを開発するメーカーも増えているようです。昼間の光だと普通の柄に見えますが、夜になるとリフレクターとしての機能を発揮します。夜間の視認性を上げ、安全に貢献するシャツです。

シャツの襟を立てるとリフレクター素材が出るタイプもあります。肩や背中の部分は内側にメッシュの素材が使われるなど、風が通るようになっています。自転車で走っても、シャツがふくらんで、風船のように膨らんだりしないように配慮されています。

Club Ride ApparelBetabrand

最近は、クールビズということで、ポロシャツなどでの勤務が許される職場もあるようです。着やすさやデザイン性を重視し、街で普通に着るシャツのようで、実は自転車用に、細かな工夫をしたものもあります。サイクリストにはありがたい商品です。

BetabrandBetabrand

汗ジミが出来ないというシャツもあります。臭いも気になりますが、見た目にも気を配る必要があります。汗でシャツがピッタリ張り付いているのも見苦しいですし、脇などに出来る汗ジミも避けたいところです。汗かきの人には、汗ジミが出来ないのはありがたいでしょう。

汗染み対策用綿ワイシャツ汗染み防止メンズ用シャツ

インナーも機能性に優れるものが増えています。汗を吸うもの、すぐ乾くもの、冷たい感触のもの、臭いを防ぐものなど、用途も豊富です。必要に応じて、そうした機能性のインナーを使い、職場に着いたらインナーだけ脱ぐという方法もあるでしょう。

光触媒長袖ローネックシャツ抗菌防臭 長袖 ワイシャツ防臭 消臭 吸汗速乾

実用性はともかく、アイディアとして面白いのはこちらです。日常で起こりそうなシミや汚れを研究し、その全てを模様にしてしまいました。これなら、何かで汚れたとしても全く目立ちません。自転車通勤で泥ハネや機械油、血のあとなど、何かでシャツが汚れることを過度に気にする必要はなくなります。

Dirt Pattern MaterialDirt Pattern Material

最近は、日本でも自転車通勤用のスーツをはじめ、いろいろと自転車用のウェアが発売されています。自転車用でなくても、通気性、速乾性、肌触りが冷たいもの、防臭効果、消臭効果のあるもの、その他、いろいろな機能性を持ったシャツ、ウェア類が販売されています。

日本の夏が蒸し暑く、多かれ少なかれ、汗をかくのは避けられません。しかし、近年の繊維や加工分野の技術革新はめざましいものがあります。毎年のように新しい機能を売りにしたものが発売されます。今まで仕方がないと思っていた汗の問題も、ウェアを変えることで、意外に改善する可能性もあるでしょう。

いったん、通勤のスタイルが決まると、ウェア類などを見直すことのない人も多いに違いありません。しかし、今まで仕方がないと諦めていた部分も、新しい機能や工夫によって、大きく改善する可能性があります。本格的な夏を前に、いろいろ試してみる手はあるかも知れません。




台風一過で、もはや夏のようです。服装の問題もありますが、熱中症対策も忘れないようにしたいですね。

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