June 18, 2015

使えるのに使っていない技術

路上では、いろいろな立場の人が行き交います。


クルマを運転する人、バスやトラック、オートバイ、自転車、歩行者などです。大きく、交通強者と交通弱者に分けることが出来るでしょう。それぞれの間でも相対的な強弱はありますが、細い道などでは、クルマなどの交通強者と、自転車や歩行者などの交通弱者が、文字通り混在することになります。

そのような中でも安全が保てるよう、道路交通法では交通弱者を保護し、優先する思想が貫かれています。クルマの守るべきルールが、具体的に定められており、これによって、クルマと比べてはるかに弱い立場である歩行者や自転車でも安全に通行できるよう配慮されています。

Outdoor Chattanoogaしかし、実際にはどうでしょう。例えば、信号のない横断歩道に歩行者が立っていたら、クルマはその手前で停止しなければならないと、道路交通法第38条に明確に書かれています。これを守っているドライバーがどれだけいるでしょうか。ほとんどの人は停止していません。

この規定に違反した場合は、3月以下の懲役又は5万円以下の罰金に処することも定められています。ある調査によれば、横断歩道に歩行者が立っていても、9割以上のドライバーが止まっていないことが明らかになっています。でも、この違反が適用されて、赤キップを切られたという話は聞いたことがありません。

実際問題として、警察も取り締まりきれないということがあるのでしょうが、この条文は形骸化しています。実際に、この条項に違反しても、まず取り締まられることがないならば、多くの人が守らなくなるのは当然でしょう。結果として、法律違反が常態化し、事実上黙認されている状態です。

このような事例はたくさんあります。せっかく交通弱者を守るための法律が設けられているのに、現実問題として、無いのと同じになっています。もちろん、警察の人員や予算も限られていますし、すべて取り締まるのは難しいこともあるのでしょうが、このような状態でいいのでしょうか。

Safely Passing Bicyclists Chart同じような構造的な問題を抱えているのは、日本だけではありません。アメリカは州によって法律が違いますが、テネシー州では、クルマが自転車を追い越す際、3フィート(およそ90センチ)以上の間隔を空けなければならないと法律で定められています。交通弱者である自転車を保護するための規定です。

これに違反すると200ドルの罰金です。しかし、実際に違反があったとしても、追い越しの際の両者の間隔を測って、違反の事実を立証するのは困難です。そのため、事実上、取締りが出来ない状態になっています。同様の法律は24州にありますが、テネシー州でも有名無実化していたわけです。

ところが、そのテネシー州のチャタヌーガ市で、アウトドア関連の事業を手がける市の外郭団体が、警察にある装置を寄贈したことで、状況が変わりました。警察官が乗る自転車、ポリスバイクに取り付けられたこの機械、すれ違うクルマとの距離が測定できるという装置です。

Ultrasonic device

超音波センサーで距離を測り、ディスプレーに即座に表示することが出来ます。同時にカメラで違反車を撮影できるようになっています。違反かどうか、瞬時に測定して判定できる上、証拠写真を残して、違反の事実を立証することが出来ます。誤差は1インチ(約2.5センチ)以内と非常に高精度だと言います。

これによって、現実に取締りが可能となったわけです。とは言っても、さすがに、いきなり片っ端から検挙をしていくわけにもいきません。今のところ、注意にとどめていると言います。警察は当面、この装置を使って、ドライバーに対し、自転車を追い抜くときの法律の周知を図っていくことにしています。

Ultrasonic device

このような装置で取り締まりが行なわれるならば、自転車を追い抜く時、距離を開けるドライバーが増え、違反者が少なくなることが期待されます。これまで、有名無実化していた法律の存在がドライバーに意識されるようになれば、自転車の安全が高まることが期待出来るでしょう。

なかなか実用的な装置であり、有意義な取り組みだと思います。ただ、個人的には、これだけで事態が改善するかは、楽観を許さないような気がします。警察官がポリスバイクに乗っている場合だけ、違反しないように注意するような不届き者が出ることも当然考えられるでしょう。



もし、この装置を販売して一般のサイクリストも自転車に搭載出来るようにし、危険な追い抜きをされたら、自動で距離と写真を記録、警察に告発出来るようにすれば、それこそ画期的です。これまで危険な追い越しに、何の手立ても持たなかったサイクリスト達が武器を手にすることになります。

もちろん、サイクリストがクルマのドライバーを告発できるようにするには、法改正等が必要になるなど、簡単なことではないでしょう。しかし、交通弱者の保護、サイクリストの命を守ることを優先するならば、そのような手法が許されてもいい気がするのは私だけでしょうか。

Ultrasonic deviceこの装置に限らず、近年の技術の進歩はめざましいものがあります。ドライバーの呼気にアルコールが検出されたらエンジンがかからない装置は、すでに実現可能と言います。センサーやカメラの精度も向上し、画像認識技術やコンピュータの処理速度も飛躍的に発達しています。

例えば、横断歩道を見渡す場所に防犯カメラを設置し、歩行者がいるのに止まらないクルマがいたら、ナンバーと共に自動で記録するくらいのことは、わけないでしょう。すべての横断歩道に設置は出来ないとしても、事故多発地点などを選んで、自動で取り締まることは可能なはずです。

今もスピード違反の取締りは行なわれていますが、人員にも限りがあり、悲惨な事故が絶えません。住宅街の道路など、悪質なクルマが猛スピードで通って危険な場所に、スピードガンとカメラを組み合わせた自動取締り装置を設置して検挙すれば、違反は減り、歩行者の安全は高められるはずです。

Outdoor Chattanoogaすでにオービスなどの速度自動取締り装置がありますが、非常に高価だと聞きます。そのような高価な装置でなくても、少し解像度の高いカメラやセンサー、画像処理技術を組み合わせるだけで実現可能でしょう。すでに自動取り締まり装置はあるわけですから、法的にも問題なさそうです。

新たに自動取締り装置を導入して、取り締まりを強化するということになれば、ドライバーの反発は大きいかも知れません。しかし、よく考えてみれば、違反が罰せられるのは前から法律で決まっていることです。今まで取り締まられなかったからと言って、法律違反が許されているわけではありません。

技術の進歩で、取締り可能な方法が増えたからと言って、そのことに抗議するのは筋違いです。あくまで違反が悪いわけで、取り締まりが悪いわけではありません。取り締まりの方法だって進化して当然ですし、取締りが効率的に出来るようになったことが批難される言われはないはずです。

交通弱者に、告発の手段を与えるような方法は、なかなか難しいかも知れません。しかし、自動取り締まり装置などを使って、これまで事実上、取り締まられてこなかった違反の取締りの強化をしてもいいのではないでしょうか。ドライバーは、本来あるべき弱者保護の立場に立って、法律を守って運転すればいいだけです。

Outdoor Chattanooga

ヨーロッパなどへ行くと、歩行者に対して、クルマのドライバーが親切で優しく感じたという経験談を、よく耳にします。もちろん、いろいろな人がいるでしょうが、総じてヨーロッパの国々では、ドライバーのモラルが高く、交通弱者保護の意識が高いと言えるのではないでしょうか。

都市によっても違うので、一概には言えませんが、少なくとも日本と比べれば、交通弱者に対する保護・優先の意識が高いと感じる人は少なくないようです。ヨーロッパの宗教的、あるいは伝統的な規範や道徳が、法律でカバーできない部分を補っている部分があるのかも知れません。

Outdoor Chattanooga高度経済成長の時代以来、経済合理性優先で来てしまった日本の場合、多くの人からクルマ優先の意識が抜けません。もはやそれは固定観念となり、無意識のうちに当たり前のこととなっています。歩行者のほうがクルマを優先して譲るような場面を見ることも珍しくありません。

住宅街の狭い道でもスピードを出して歩行者を危険に晒したり、歩行者がいても横断歩道で停止しなかったり、自転車のギリギリを追い抜くドライバーを見るのは日常茶飯事です。このような中にあって、少なくとも日本では、法律をモラルやマナーでカバーするようなことは、到底期待できません。

道路上の交通弱者を保護し、何よりその命を守るために、先進技術を導入し、機械的な取り締まりを強化してもいいのではないでしょうか。これまで事実上取り締まれなかったような違反も含めて取り締まりを強化しなくては、法律の抑止効果が期待できない状況になっているのは、明らかなように思えます。




洪水で動物園から逃げ出したトラに襲われて死亡なんて怖すぎです。日本でも可能性はゼロではないかも?

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この記事へのコメント
確かに弱者は守らないといけないけれど、一方的な強者が、全てにおいて悪い!というこの記事には納得いかない。弱者の(特に年寄りの信号無視など)ルールを守らない弱者が守られルールを守っていたにもかかわらず強者だからと罪を着せられる。お互いの話し合いが必要だと思う
Posted by ななし at June 19, 2015 17:27
申し訳ないが、独善的で気持ち悪い記事だなと思いました。弱者が常に正しいというものではないかと。
Posted by 交通弱者ってなに?偉いの? at June 19, 2015 18:58
そう言えば、日本では自転車を追い抜く自動車のルールは無かったけ。車道走行云々と言うならこんな所にも………。
Posted by なななな at June 19, 2015 21:12
ななしさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
「一方的な強者が、全てにおいて悪い」なんて、ひと言も言っていません。
交通弱者保護の条項があっても守られていなかったり、住宅街の細い道路をスピードを出して通るような、危険なドライバーがいるので、そのような違反者は、もっと取り締まりを強化してもいいのではないかと言っているだけです。
事故における過失割合とも、まったく別の話です。
おっしゃるような、日頃感じている不公平感、主張は理解できますが、この記事の主旨とは議論がかみ合っていません。
だれがお互いの立場を代表するかも含め、話し合いの場があるとも、話し合えるとも思えません。

Posted by cycleroad at June 19, 2015 23:04
交通弱者ってなに?偉いの?さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
記事を読んで、どのように感じるか、考えるかは読む人の勝手です。
ただ、「弱者が常に正しい」なんて思っていませんし、ひと言も言っていません。
交通弱者保護の条項があって、罰則まであるのに守られていなかったり、スピード超過など法律違反をする危険なドライバーがいるので、そのような違反者は、もっと取り締まりを強化してもいいのではないかと言っているだけです。
どこから「弱者が常に正しい」と読めるのかわかりませんが、違反者が悪いのは明らかなわけで、コメントは見当違いで、よほど独善的だと思いますが..。
Posted by cycleroad at June 19, 2015 23:14
ななななさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
記事のような機械を使って、いちいち摘発するのは、実際には現実的でないので、自転車レーンの整備の推進が妥当でしょう。
Posted by cycleroad at June 19, 2015 23:26
なんだか極端なコメントが入ってますね、どこに反応したんだろう?
講習制度の導入で、自転車に乗っていて歩行者をすり抜けて注意された・・・なんて話も出ているようですけど、自転車に対する自動車の幅寄せや追い抜き時の間隔不保持もこういった技術を使ってなんとかならないものかと・・・
Posted by ta_iso at June 21, 2015 03:09
ta_isoさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
おそらく、事故というだけで過失割合が不利になったり、歩行者で信号無視する人に腹を立てるなど、日頃から不満を感じているのでしょう。
結果として、交通弱者の保護というだけで、「弱者が常に正しい」なんて、ひと言も言っていないのに、反感を感じて、文脈など目に入らなくなるのかも知れません。
無意識に「クルマ優先」感覚になっている、典型的な人なのでしょう。当然ながら、身勝手な交通弱者に腹を立てている、こうした人が弱者を保護しようとするとは思えません。
そのことは、事故を起こす可能性を相対的に高くさせることにも気づいていないのでしょう。

技術的には可能でも、技術を積極的に使っていこうという方向になっていないのが問題だと思いますね。

Posted by cycleroad at June 21, 2015 23:00
この度の記事は、本当に素晴らしいと私は思いましたし、良識のある人々は皆そう感じているはずです。
道交法38条違反のドライバーは徹底検挙するべきですし、その為の自動検知撮影装置の開発(既にあるかもしれないですが)も今の技術ではそう難しくないはずです。
移動式オービスというものがあるぐらいですからね。

90センチ以上の間隔をドライバーに取らせるためには、やはり法律としての明文化も大事ですが、実効性のある取り締まり方法もなければ、実際の弱者保護優先運転の普及にはなかなか結びつきませんから、今回紹介してくださった取り締まり用自転車は、本当に革命的とさえ言えるでしょう。
日本でも一秒でも早く導入して徹底摘発してほしいものです。
Posted by GreenTopTube at June 23, 2015 17:32
歩道のない通学路でさえ、自動車があの専有面積をもっての抜け道利用(通過交通害という深刻な社会問題としてあります)、速度超過や通行禁止違反、一時停止無視、横断歩行者等妨害、警音器使用制限違反、事故を誘発する違法駐車、そして記事にあるとおり、自転車や歩行者のスレスレを追い抜くという危険極まりない暴力運転など自動車がやりたい放題で安全が根底から破壊されている現状がありますので、ライジングボラードや移動式オービス、そしてサイクルロード氏が今回紹介してくださったポリスバイクに取り付けて安全側方間隔保持義務違反を取り締まる装置、横断歩行者妨害等違反自動取り締まり装置、アルコールを自動検知してエンジン停止など、あらゆる施策を実行して弱者の安全を守りぬきたいものです。

自動車というのは
http://greentoptube.hatenablog.com/
この通り、容易に10人20人の命を一瞬にして奪う爆弾や銃となんら変わらない殺傷性をもつ極めて危険な凶器としてあり
自転車には到底できない被害を地域の人々にもたらします。
であるがゆえに、更なる徹底した規制取り締まりが急務なのは誰の目にも明らかであり、国民は遠慮なく市長や知事、議員らに、自動車対策強化の徹底を遠慮なく要請し続けてよいものであると確信するものです。
Posted by GreenTopTube at June 23, 2015 17:32
ハイテク装置の徹底活用で、年間何百人、何千人もの人命が救われることは、まず間違いないのですからね。
速度超過、横断歩行者等妨害等違反、危険な追い抜き、この3つはサイクルロード氏が記事で語られている通り、今の技術で自動取り締まり装置を開発普及できることは確実です。
そして、この3つこそが、あらゆる重大事故の根幹をなしているがゆえに、この3つを徹底摘発すれば、他の交通犯罪をしようという意識の抑制にもつながる。
あとは、人々がそれら、自動車の違法な暴走危険運転を抑制するハイテク装置の導入と普及にGOサインを出すだけなんですよね。
地域の安全安心を勝ち取るためにも、こういった装置の導入を積極的に地域の警察や公安委員会、知事、市長、議員らに要請し続けましょう。
それは、ちいさな子供からお年寄りまでを守る、社会的正義や意義が十分にある行いなのですから。
Posted by GreenTopTube at June 23, 2015 17:38
自転車を自動車が追抜く際の側方間隔 : サイクルプラス「あしたのプラットホーム」
http://blog.livedoor.jp/ashitanoplatform/archives/29567746.html

自動車による危険な追い抜きについて研究されている記事を見つけたので、ご報告したいと思い、アドレスを貼ります。
自動車によるスレスレ追い抜きや幅寄せは、やはり世界的に見ても深刻な社会問題、交通安全を脅かす反社会的な危険運転行為としてあり、ハイテク装置自動取り締まり装置等を徹底活用しての早急に対策が必要とされている現状が見えてきます。
Posted by 佐藤 at June 24, 2015 15:40
cycleroadさん,こんばんは.

上記・佐藤さんが紹介されている「サイクルプラス『あしたのプラットホーム』」につきまして,横からですが一言申し上げたいと思います.

彼のブログでは「自転車論者への批判と提言」と称して自転車の車道左側走行を推進する疋田智・小林成基両氏に反論を展開していますが,交通安全教育,特に自転車教育の問題には全く言及していません.

勿論,単に路肩部分に色を塗り分けただけの“自転車レーン”では自転車の安全確保には確かに不十分ですが,従来の“自転車通行可(歩行者優先)”の歩道走行よりは遥かに機能的で,通勤通学自転車の高速化,広域化に適します.

しかし,かのブログ主「あしプラ管理人」は「自転車」について豊富な専門的知識や経験を持つサイクリストからの異論反論には全く聴く耳を持たない姿勢ですので大変失望しました.
Posted by マイロネフ at June 24, 2015 20:48
GreenTopTubeさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
テクノロジーを導入すれば、取り締まれる違反、危険な行為はいろいろあると思いますが、行政がやるとなると時間も費用もかかるでしょうし、まずコンセンサスをとるまでがたいへんです。
その前に、道路の規制は、もっと強化出来るように思います。
例えば住宅街の道路を、居住者以外通行止めにするような規制は、もっと指定できるでしょう。
居住者を除くと補助看板があっても、進入禁止の標識があれば、単に抜け道として通行するのをためらうドライバーは多いと思います。それだけでも危険は減らせるはずです。
まだ行政にはクルマ優先の意識が強く、通行禁止にしたら不便だろうといった配慮が働くような気がします。行政、すなわち警察が、もっと歩行者、住民の立場に立つべきという気がします。
Posted by cycleroad at June 24, 2015 23:03
佐藤さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
興味深いサイトですね、後ほどよく読ませてもらいます。諸外国での規制の比較も興味をひく部分です。
情報をありがとうございました。
Posted by cycleroad at June 24, 2015 23:38
マイロネフさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
まだよく読んでいないのですが、行政職員とありますから、立場とその立場からの考え方もあるのでしょう。
ご意見もあわせて参考にさせていただきます。

Posted by cycleroad at June 24, 2015 23:40
cycleroadさん,ご返信ありがとうございます.

あしプラ管理人氏はcycleroadさんとの意見の相違を理由にしてか,今回の貴ブログに目を通そうともしていません.そのくせ,自分の気に入らない相手に大きな文字で罵声を浴びせるような表現を使ったりしています.

実際,彼の主張にも非常に疑問に感じる点があるのですが,それはいずれ当方のYahoo!ブログにて考えて見たいと思います.何も別に感情論でなくても経験から分かる筈のことは山ほどありますが,いちいち自分の納得のゆく数値を要求する人には当方とて対応できません.

その点,同じく疋田氏等に批判的でもまだこちらの方のブログのほうが“まとも”です.

http://perfect-comes-from-perfect.blogpost.jp/2013/09/blog-post_5585.html

Posted by マイロネフ at June 27, 2015 17:08
マイロネフさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
意見が相違していると知っているということは、内容を見ているということでしょう(笑)。
他の人のことはわかりませんが、少なくとも私はローディーの都合で主張しているわけではなく、オランダのような整備方針を否定するものではありません。
そのあたりに、何か誤解があるのかも知れませんが、意見や考え方は人それぞれであり、他のブログを見ないのも全くの自由です。
そのことによって視野狭窄に陥り、独善的、あるいは間違った解釈による他人の批判になっているのかも知れませんが、それも含めて自由であり、いろいろな見地や意見があるのは健全なことだと思います。
せっかくURLを貼っていただきましたが、こちらは有効でないようです。
Posted by cycleroad at June 28, 2015 23:35
車両危険性からして極めて高い知識と技術、モラルが求められるバス運転手でさえ、無知で傲慢な意識により自転車に対して意図的に幅寄せしていたという事実があるほどですからね・・・。

未だに自転車は車道ではなく路肩だと思ってる人 湘南ロードライン
http://nakano96.blog.fc2.com/blog-entry-103.html

きちんと交通弱者保護優先を徹底されて当然であるバス運転手でさえこうなのですから、
また、いまだに自転車で車道を走る人々から、バスやトラックから異常接近、幅寄せされたという被害報告が相次ぐことからも
すべて自動車ドライバーにこういった傾向があるというのは間違いないと思います。
それらの抑制は、やはり取締りによる解決方法が最大の効果を高めるでしょう。
取り締まれば、それがニュースになり、ドライバーへの啓発にもつながるのですから。
取り締まり装置については、サイクルロード氏が紹介してくださった装置で問題ないはず。
弱者の安全を守り確保するためにも早急に、一刻も早く国内での導入を進めるため、国民らは議員や警察に、この記事を紹介して、この取り締まり機械の導入を進めるよう継続して要請することが大事だと思います。
Posted by 佐藤 at July 09, 2015 19:24
佐藤さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
いまだに自転車は歩道だと思っている人も多いことは、種々の調査にも出ています。
車道なのはわかっているが歩道を走るべきと思っている人なども含め、路肩ではなく車道だとわかっている人、そのことに納得している人の割合は多くないかもしれません。
取締りもある程度必要だとは思いますが、危険な行為の総量を考えると現実的でない部分もあります。
機械で自動的に取り締まるにしても、その機械の導入を法律で決定し、実際に配備していくには長い時間がかかるでしょう。
実際問題としては、今ある程度コンセンサスがとれつつある、車道への自転車レーンの整備を推進することが、現実的な対策ではないかと思います。
Posted by cycleroad at July 09, 2015 23:39
 
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