弱者にしわ寄せさせない構造
トロントはカナダ最大の都市です。
北米でも4番目の大都市ですが、ここでも近年、自転車の活用が拡大しており、多くの人が自転車で移動しています。自転車レーンも整備されていますが、必ずしもサイクリストにとって満足できるレベルとは言えません。なんと言っても自転車レーン内への迷惑駐車が多く、危険な状態にさらされているからです。
乗用車だけでなく、トラックやバス、タクシーなど、いろいろな車両がとまっていますが、目立つのが宅配便のトラックのようです。その中でもフェデックス社は、物流の世界最大手ですので、当然目立つことになるでしょう。自転車レーンではなく、フェデックスレーンと批難の意味を込めて呼ばれたりしているようです。
下の動画を見ると、どのような状況なのかがわかります。以前、
トロント発祥の“Towit”というサイトを取り上げました。このようなサイトが立ち上がるのも、トロントのサイクリストが、いかに迷惑駐車に悩まされているかを端的に表わしていると言えるでしょう。
せっかくの自転車レーンも、まるで関係なくクルマが通行していたり、駐車されたりしているのでは、用を成しません。ポールなどを立て、物理的にセパレートされた自転車レーンが必要だとの声が多くなるのも当然の成り行きでしょう。一部に、そのようなレーンも出来つつあります。
ところが先週の金曜日、市内のリッチモンドストリートで、そのポールで仕切られた自転車レーンで事件が起きました。なんと、“Beck taxi”社のタクシー十数台が、その
セパレートされた自転車レーンの中にタクシーを止め、客待ちをしていたのです。
この様子は多くのサイクリストによって撮影され、ツイッターなどによって拡散されました。クルマが進入できないようにしてあるレーンなのに、わざわざその中に入って止めているタクシーには、ネット上で怒りと批難の声が巻き上がりました。さらに、別の社のタクシーがつられて、列に並ぶ様子も報告されています。
各メディアも取り上げたため、多くの市民の知るところとなりました。地元のサイクリスト団体が、同社のタクシーをボイコットして、別の会社のタクシーを使うよう呼びかけるなど反響が広がっています。市当局の取締りや交通行政に対する批判、論争にまで発展しています。
ベック社の広報担当者は、危険な行為で、恥ずかしいことなどとツイートし、配車担当者は衝撃的だとコメントしました。これほど市民の反発を買ったのですから、同社のトップが大きなショックを受けたのも当然でしょう。調査と共に再発防止を表明せざるを得ませんでした。
推測するに、組織だった行動ではなく、現場レベルで一人のタクシーのドライバーが止めたのを見て、十数台が倣ったのではないでしょうか。ポールでプロテクトされたレーンの中に、クルマのとめられる幅があったこと、そこに止めて、他のクルマの邪魔にならないようにという無意識の配慮があったに違いありません。
おそらく、レーンが空いているからと、ポールの中に止めたのでしょうが、空いているからこそ自転車が通行できるのであって、全く身勝手な行動と言わざるを得ません。そこには自転車に対する配慮は全く感じられません。全く眼中になかったか、あるいは、クルマが優先されるものという無意識の前提があったのでしょう。
配送のトラックもそうですが、タクシーも市民の足として、社会の役に立つものという意識があったのかも知れません。単なる個人のクルマと比べれば公共性が高いわけで、多少のわがままは許されるといった意識、甘えがあった可能性もありそうです。
市民がその恩恵を受けるのは認めますが、だからと言って、配送トラックやタクシーだけは法律を守らなくていいことにはなりません。営利企業のトラックやタクシーに過ぎないわけで、多少の違反は大目に見てもらってもいいはずと言う意識があったとしたら、それは驕りと言わざるを得ないでしょう。
日本でも、クルマの違法駐車、迷惑駐車は日常茶飯事です。もはや街の景色の一部で、あまりに見慣れているので、それが無かったら、かえって驚きます。渋滞の原因でもあり、他のドライバーにとっても迷惑ですが、とめるドライバーのほうも、そのことはわかっていて、なるべく邪魔にならないようにします。
なるべく車道の端に止めます。そこに歩行者通行帯や自転車レーンなどがあっても、お構いなしです。歩道のない道路であれば、店などがない限りなるべく端に寄せます。歩行者が通れないくらいに寄せるのが普通です。歩行者や自転車は、それを中央方向に避けなければならず、そのぶん危険ですが、全く配慮されません。
歩道のある道路では、歩道に乗り上げて駐車しているクルマもあります。ドライバーにとって、他のクルマのドライバーに対する配慮はしても、自転車や歩行者に対する配慮はしません。結果として交通弱者にしわ寄せが行くことに対して痛痒を感じることはないのでしょう。
日本の都市では、近年ようやく自転車レーンの整備が見られ始めました。まだその割合は微々たるものであり、その速度も遅々としたものです。しかし、以前は自転車レーンがメディアで話題になることはなく、自転車レーンは歩道上に設置されるものと思われていたことを思えば、大きな変化です。
日本は、自転車レーンなどの自転車インフラに関しては発展途上国です。自転車を歩道走行させるという間違った道路行政によって、40年以上寄り道してしまった結果、欧米諸国に大きく遅れをとっています。自転車の通行に関しては、いまだに野蛮で未開な状態と言わざるを得ません。
一方で日本は、世界有数の自転車保有率を誇り、これだけ多くの市民に、日常生活で自転車が一般的に使われている国です。その安全や交通秩序を考えれば、自転車の走行空間が今まで無かったのは大きな不備です。その不備が見過ごされてきたわけで、早急な整備が求められます。
ただ、今後欧米諸国をキャッチアップしていく途上で、まだ整備がほとんど進んでいない状況は、逆に有利に働かせられる可能性があります。途上国が、固定電話の整備を飛び越して、移動通信のインフラを整備して、携帯電話を普及させるのと同じことです。
すなわち、欧米諸国の試行錯誤を参考にし、最初からプロテクトされた自転車レーンを整備するという選択肢です。いずれ必要になるなら、違法駐車などに邪魔されず、有効に稼動するような自転車レーンを最初から整備していく手法は、とてもリーズナブルと言えるでしょう。
せっかくのインフラも、交通弱者にしわ寄せがいくことを許す構造では、有効に機能しません。ポールを立てても、油断するとタクシーの客待ちに使われてしまうという教訓も含め、より高規格で立派なものを、最初から整備していくという選択肢も視野に入れるべきではないでしょうか。
軽減税率の範囲も問題ですが、たった2パーセントしか軽減されない国は他にない点は話題になりませんね。
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Posted by cycleroad at 23:30│
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残念ながら自転車道路について意見を最も述べているのはローバイク至上主義者たちなので
隔離によるプロテクトを施した自転車レーンの建設は黙殺されることでしょう
彼らは狭い通路と対面通行を嫌います。
なぜなら安価な軽快車と追突か正面衝突するだけで数十万はするであろう彼らの自転車は壊れてしまうからです。
また彼らの自転車は車が走る道路に最適化されており軽快車に合わせた道路を走ることなど苦痛でしかないのです。
彼らは苦痛に満ち溢れる道路が作られるぐらいなら自分たちの声で自分たちに都合のいい道路を行政に作るように働きかけています
「すべての自転車に道路通行の義務化をすればいい」と
行政からすれば道路建設に必要な土地買収と道路拡張を最小限に済ませられる彼らの案は魅力的なのです。
税収に対して建設コストのほうが高いのですから。
私は自転車専用道を片側で双方向対面通行とすることに断固反対します.なぜなら私の見る限り,右側通行のできる例外の道路と左側通行でなければならない大多数の道路と区別のできる自転車族は先ずいないからです.
比較的交通量の少ない車道で,後方から自動車が来ない,つまり止むを得ず歩道を走る必要が無く,全く例外に当てはまらないにもかかわらず,平然と歩道を走っている自転車が未だに驚く程多い.それで横から不意に人が現れたらどうするのですか.そのための用心だからと言ってベルをのべつまくなしに鳴らし続けるわけにはいかないでしょう.
車道の左端を自転車に乗っていて事故に遭わないためには,前方,後方への注意力を鍛えることが必要です.狭い車道では後続の自動車が来たらまとめて避けてやり過ごして,また後方の安全を確認して走り出せば良いではないですか.
気ままに自転車を使おうとする人が事故に遭いやすいのですよ.
私は過剰に広い歩道を削ったり、車道を削ってでも、十分な安全幅のある双方向通行型の自転車レーンを道路の両側に可能な限り整備することが必要だと思います。
(ちなみに、車道との間はポールで区切るなど、自動車の進入を一切許さない構造にしなければ、安全通行を阻害する違法駐車のエジキになりますよ)
子供を乗せた親らの自転車が自動車による追突や、迷惑駐車に阻害されることなく道交法を守りながら目的地につくには、それが一番のインフラだからです。
車道を削って自転車インフラ整備を整備したとして、自動車の渋滞が一時的に起こるでしょうが、あくまで一時的なものです。
なぜなら、自動車運転手らは、渋滞を嫌がって、次々と自動車を使うことをやめ、自転車や公共交通を遣うようになるでしょうから。
『自転車人口が多い程、死亡事故が減少。アメリカとオランダでは4倍の開き』
という記事があります。これは、自動車の徹底抑制と排除をしてでも自転車を増やすことの大きな意義を我々に示しています。
自動車への課税大幅強化は効果的でしょう。自動車を人々に処分させ、子市街地への移住や公共交通および自転車の利用を増やすことは、重大事故を減らし、公共交通を充実させ、自転車のインフラも整備しやすくなり、世のため人の為になるのですから。
高齢化対応コンパクトシティ化推進にもなりますしね。子供からお年寄りまですべての年齢層にとって暮らしやすい街づくりに、自家用自動車の存在は弊害のほうが極めて大きいのです。
ちなみに、日本は警察官でさえ自転車で歩道を走っている国です。
それに倣い、大勢の人々が歩道を自転車で走っています。
先進諸国でもっとも自転車インフラ整備を怠慢してきた日本の道路行政に対して、我々は抗議と非難をしなければなりませんし、世界のレベルを見ても、その権利は十分にあります。
道路行政の自転車安全インフラ整備怠慢を許してはなりません。
自転車警察官でさえ車道は危険ということで歩道を自転車で走る文化。
それが当たり前になっています。そして、それは、警察官自身でさえしていることなので、合法的な自転車走行でもあります。
警察官が安全であると見なし、自身が自転車で走るほどの車道の自転車インフラができて、初めて一般の自転車利用者はそこを走ることができます。
そうした自転車安全インフラが車道にできないうちは、ずっと歩道通行が続くことでしょう。そして、その権利は道交法で保証もされています。
きちんと、自動車徹底取り締まり強化、自動車抑制強化と、自転車推進のための、自転車の安全と安心を第一に考えたインフラ整備をやっていただきたいものです。
サイクルロード氏が紹介してくださったケース、画像のように、日本でも着色だけのレーンは、ことごとく我が物顔の迷惑違法駐車により機能不全に追いやられています。自動車への摘発強化がまだまだ足りていない、自転車インフラの保護と充実が足りていない証です。
軽快車が車道を走ることは危険なことが多いです。
荷物や子供を乗せている場合速度が出ない(15km〜20km)ため
幹線道路の自動車の基本速度を60kmとした場合、相対速度は40km
自動車側から見たら軽快車が時速40〜45km以上で突撃してくるように見えるのだから自動車側にとっては大きなストレスになるのも大きいです。
時速40kmを秒速に換算すると秒速11.111・・・メートル
40,000m/60/60=11.111…m
50メートル先で自動車側が認知した場合の猶予時間は約4秒
ロードバイクの速度を30〜35kmとした場合、相対速度は30〜25km
時速30kmを秒速に換算すると秒速8.333…メートル
30,000/60/60=8.3333…
50メートル先で自動車側が認知したときの猶予時間は約6秒
たった2秒の差が自動車側のブレーキおよびハンドル修正の明暗が分かれ事故発生率の増加につながる
自動車側も長時間秒単位で事故リスクを避けるための運転を強いられてストレスがたまり、いつ認知ミスが起きて死亡事故が起きてもおかしくないのが今の道路事情なのです。
それでも身近な家族に危険な道路走行を強制しますか?
作業用大型ダンプカーが片側1車線レベルで通れる幅にもかかわらず
月に何回か歩行者とロードバイクが絡む事故が起きて公には自転車道として見られていない荒川笹目橋から下流の荒川河川敷道路
荒川秋ヶ瀬橋より上流の荒川サイクリングロードは車1台分の幅ぐらいしかないのにもかかわらず歩行者がまったく立ち入らないことでロードバイク同士の対面通行が成立しておりスムーズな高速走行(時速30km以上も含む)ができている事情はどう見るか・・・
歩行者、自転車、自動車の完全分離だけで対面通行の形態を維持しながら相当な事故リスクの軽減につながるのではないでしょうか?
軽快車(所謂ママチャリの類)が車道を走ると不安定で危ないというのは重心が高いからですね.
両足が地面に着けば安全だからとサドルを下げ過ぎて,どっかり座るような乗り方をしているから,かえって重心が上がって倒れやすくなるし,すぐに脚が筋肉痛になって僅かな坂も登れず,自転車そのものが酷く苦痛になってしまうのです.止まる時はサドルの前へポンと降りる習慣をつけるように練習すれば良いではないですか.
スポーツ系自転車はサドルは高くても腰を幾分浮かせ加減にして乗るから,見た目ほど不安定にはならないのですよ.
前後のかごに荷物満載(子供含む)の軽快車でサドルの前へ降りる降り方をすると自重+重心の高い位置にある荷物の重さが強力な横Gとなって牙を向き横Gを支えきれずに落車は免れないでしょう。
軽快車がペダル効率よりもサドルに乗っかったままの足つき性を重視するのも静止時の横Gを抑える+傾いた自転車を支える為のものです。
人間の足自体が自転車を停車させるためのスタンドとして使われているのです。
20〜30kgの車重+前後合計20kg〜30kgの荷物を上半身とペダル荷重のみで支えるのは曲芸の域でしょう。
そのため前輪側の加重は腕周りで抑え後輪側の加重はサドルを介して腰周りで支えるのが軽快車の乗り方になります。
軽快車が不安定なハンドリングになるのは主に前かごが空荷の時です。
軽快車の前かごは15kg程度の荷物を摘むこと想定して設計されています。
空荷の時は両手を添える程度で曲がることができる一方で10〜15kgの荷物を積んだときは両手でしっかり握れば重い荷物に振り回されること無く空荷に近い感覚で回れるようにできています。
車体を極力傾けずに前輪の舵角で曲がるように設計されているのが軽快車や子供乗せ自転車なのです。
軽快車や子供乗せ自転車をスポーツ自転車の感覚で体重をかけて車体を傾けながらハンドルを切ると曲がりすぎるのは当然のことです。
都市部から来た通りすがりさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
セパレートされた自転車レーンが必ずしも狭くて対面通行とは決まっていません。
ロードバイクに乗るような人たちは、決められた自転車レーンではなく、車道を走りたいと考えるだろうというのはよくわかりますが、海外では、ロードバイクに乗るサイクリストたちが、プロテクトされた自転車レーンを求めはじめています。
都市部では、車道を自由に走る云々より、現実の事故のリスクを認識し、それを減らすことのメリットが意識され始めています。
自転車の走行空間が認識されるメリットや、通行の秩序を促すことなど、利点もありますし、いろいろな考えの人がいると思います。
マイロネフさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
プロテクトされた自転車レーンが必ずしも対面通行とは限りません。
仮にそのようなレーンがある場合、その区間が終わった先では、逆走を招きかねませんから、私もふさわしいスタイルではないと思います。
いまだに車道走行が怖いと敬遠する人がいるのは確かですが、おっしゃるように歩行者との事故を誘発し、歩行者の安全を脅かしいてるのは間違いありません。
元々、法律上は車道走行ですし、それが本来の形ですから、それに戻していくためにも、自転車レーンの設置は有効だと思います。
GreenTopTubeさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
片側で双方向通行可能なレーンは、その区間が終わった先で逆走を招きかねませんから、私はつくるべきでないと考えます。
私も、そうなればいいとは思いますが、渋滞を嫌がって、次々とクルマを使うのをやめ、自転車や公共交通を使うようになるというのは、楽観的すぎる考え方でしょう。
それならば、今渋滞のひどい道路では、交通量が減り、渋滞が減っていくはずですが、必ずしもそのようになっていません。
やはり自転車や公共交通で代替できない部分もあるでしょうし、クルマの害は当然ありますが、物流など、クルマを使わない人も恩恵も受けているわけで、一方的にクルマを排除すべきという極端な決め付けは現実的とは言えないでしょう。
GreenTopTubeさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
自転車の走行空間として自転車レーンを設置すべきなのは、そのとおりだと思いますし、歩道を走行させて歩行者との事故を誘発させている状況を座視すべきでないのも、そのとおりだと思います。
ただ、現実問題としてクルマの必要性も否定できませんし、クルマを徹底的に排除して自転車だけを優遇するような行政が支持されるとは到底思えません。
共存をはかっていくべきでしょう。
都市部から来た通りすがりさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
ある程度の幅があって、自転車の通行部分と交差せずに追い抜きが出来るような道路なら、相対的な速度はそれほど問題とならないでしょう。
現実の道路では、原付バイクとか、歩行者が立っていたりとか、速度差のあるものも混在しています。
逆に、そうでない幅の道路では、現実問題として60キロも出せないでしょう。
自転車走行の認知が、わずか50メートル先など、仮説の前提は現実的でなく、説得力がありません。
ただ、長い間、自転車の歩道走行で来てしまった結果、車道に自転車走行が想定されていない部分も多く、ママチャリが車道走行するのが危険なのは否定しません。
怖く思っている人も多いですし、いまだ歩道走行している人が多いのも確かです。
だからこそ、自転車走行空間の整備を進めていくべきではないでしょうか。
都市部から来た通りすがりさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
河川敷と普通の道路を同列には語れないでしょう。
通常の道路で片側で対面通行だと、その区間が終わった先で逆走を招き、危険です。
上のほうでは、物理的に分離された自転車レーンは現実的でないと、シニカルに否定していましたが、完全分離に宗旨替えしたようですね。
マイロネフさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
スポーツバイクが不安定だとは思いませんが、ママチャリのほうが、乗る人の重心が低くなりますし、フレームの形状や太いタイヤなど、どれをとっても重心が低くなるでしょう。
ただ、ママチャリの車道走行が危険だと敬遠されるのは、重心の問題ではないでしょう。
クルマがすぐ近くをすり抜けることが問題なのであり、論点が違うと思います。
都市部から来た通りすがりさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
スポーツバイクにも乗る人などで、ママチャリのサドルを上げて乗り、止まる時に前に降りる人もいますし、見かけることもあります。でも、それだけで落車はしないでしょう。
まっすぐに止まる限り、前後の荷物が横方向へのGになるということもないと思います。
ママチャリは、スピードは出ないぶん、安定して走行できるようになっており、乗りやすいところが多くの主婦に支持されているのではないでしょうか。
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