February 13, 2016

人間と愛犬との密着した関係

日本のペット事情が変化してきているようです。


最近報道されて話題になったのが、犬とネコの飼育頭数です。平成27年の犬猫飼育実態調査によると、猫が987万4000匹、犬が991万7000匹と拮抗しています。まだわずかに犬のほうが多いですが、5年前には犬のほうが200万匹以上多かったそうで、犬が減少傾向にあります。

猫ブームその理由については、犬の場合、毎日散歩に連れていったり、しつけをする必要がある一方、猫は外に連れていかなくてもよく、留守がちでも飼いやすいなど、世話にかかる手間の違いが影響しているようです。高齢化で、散歩に連れて行くのが困難になる世帯が増えているものと推測されます。

毎日散歩をするのは、犬だけでなく飼い主にとっても健康にいいと思いますが、高齢になって歩くのが辛くなったりすれば、たしかに大きな負担とんなります。最近ネコが人気となっているのは、より手間がかからないこともありそうです。犬を飼う人が減少傾向になるのも、わかる気がします。

ところで、たまに自転車に乗りながら犬の散歩をしている人を見ます。散歩に行くのも自転車のほうがラクだからなのでしょう。リードを持ったまま自転車に乗って走行しています。あまりリードが短いと、犬が自転車に接触してしまうからなのか、長く伸ばしていることもあります。

犬より猫?しかし、これは危険です。何かの拍子に犬に引っ張られてバランスを崩して転倒する危険があるだけでなく、他の自転車やクルマ、歩行者などにも危険が及ぶ場合があります。危険なだけではなく、自転車に乗っての犬の散歩は、道路交通法違反に問われます。

道路交通法の安全運転義務違反や、具体的な禁止行為を定めた、各都道府県の道路交通規則の違反となります。例えば、警視庁のサイトを見ると、傘をさしたり、携帯電話を操作したり、スマホを見ながら走行するのと同様で、東京都道路交通規則第8条の違反になると書かれています。

やはり、犬の散歩は徒歩で行なわなくてはなりません。ただ、中には犬を連れて自転車で出かけたい人もいるのではないでしょうか。ドックランなどの施設に連れて行ったり、人間のほうも飽きるので、どこか大きな公園などへ出かけて散歩をしたり、遊ばせたりしたいこともあるでしょう。

犬を専用のバッグに入れて荷台に載せる手もあります。犬用のキャリアなどもあることはあります。でも、いつも使わない場合、取り付けたままにしておくのも邪魔だったりします。海外では、そんな時に便利なアイテムを開発した人がいます。ナップサックのように犬を背負うことが出来る専用のキャリアです。

Ruffit Dog CarrierRuffit Dog Carrier

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少なくとも私は、日本で犬を背負って自転車に乗っている人を見たことはありません。アメリカなどでも、まだ目新しいようですが、これならば危険なことはなく、犬と一緒に自転車で出かけられます。自転車に乗っている間は散歩になりませんが、どこかへ連れて行って、思う存分遊ばせることも出来るでしょう。

単なるバックパックではなく、犬も快適に背負われることが出来るよう、人間工学的、いや犬工学的な設計になっているそうです。犬の大きさによってサイズが分かれており、ぴったりフィットして運びやすく、犬にも負担がかからず、快適になるようなつくりになっています。

Ruffit Dog CarrierRuffit Dog Carrier

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犬にとっての散歩は、家の近くの縄張りを確認したりする意味もあるようです。しかし一方で、犬も散歩が毎日同じコースだと飽きるといいます。しかし、この“Ruffit Dog Carrier”を使えば、どこか別の場所へ連れて行って散歩することも出来るので、犬にとっても嬉しいアイテムかも知れません。

飼い主も行動範囲を広げることが出来ます。何かの用事で自転車で出かけるときに、愛犬を連れていって、出先で一緒に行動したりすることも可能になるでしょう。これは、犬を飼っている自転車乗りには便利なアイテムと言えるのではないでしょうか。







昔だったら、犬を背負うなんてと抵抗があったり、滑稽に思われたかも知れません。しかし、最近は愛犬を家族の一員と感じている人も多く、「おんぶ」することに抵抗どころか、喜びを感じる人も多いのではないでしょうか。愛犬を背負っている姿を、好感を持って見る人も多いに違いありません。





果たして、どれくらいニーズがあるのかはわかりませんが、今までなかったのが不思議な気もします。最近は、飼い犬の寿命も伸びて高齢化しており、介護などが問題になっています。これは、愛犬を病院に連れて行ったりする場合などにも使えるでしょう。もちろん、自転車に乗る以外でも使えます。

日本では、犬が今後も減っていきそうです。ただ、昔のように番犬などとして扱うのではなく、家族や相棒として考える人が増えて、犬との付き合い方も変わってきています。そんな犬と飼い主の関係の変化を反映したアイテムは、これからも増えてくるのかも知れません。




議員なりたさだけの候補を安易に選んで不倫で辞職、政治への失望を拡大させた自民党の責任も重いですね。

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この記事へのコメント
犬を自転車で引っ張って、それを散歩というのは酷です。
肉球が全部剥けたり、熱中症で死んだ犬を何回も見ています。犬の散歩は徒歩が原則です。
それが出来ないのなら犬を飼う資格はないでしょう。
道路交通法以前の問題で、欧米では虐待の範疇に入ります。
Posted by 二浪独河 at February 16, 2016 09:54
二浪独河さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
ゆっくり自転車で走るのであれば、徒歩と変わらないと考える人もいるということなのでしょう。
ペットを家族と考えている人ばかりではなく、実際問題として、仕方なく散歩をしているような人も多いのだろうと思います。
欧米でも、犬に自転車を引っ張らせる器具が売られていたりしますから、犬に対する接し方、考え方もいろいろということなのでしょうね。
Posted by cycleroad at February 17, 2016 23:39
 
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