でも、その理由は人それぞれでしょう。自転車を楽しむ場所やスタイルもいろいろです。ロードバイクでツーリングする人、レースに出るのが趣味の人、ヒルクライムにハマる人もあると思います。自転車通勤の途中で寄り道を楽しむなんて人もいるに違いありません。
マウンテンバイクでシングルトラックを楽しむ人や、BMXでワザを磨く人、ビーチクルーザーでサーフィンに行く人、ファットバイクで雪道を走破する人なんかもいます。ポタリングが趣味の人や、輪行するのか楽しいという人、自転車で世界一周に挑戦する人もいます。

自転車は乗るものですが、それだけではなくて、自転車のメカニカルなところが好き、なんていう人もいるでしょう。自転車のメカと言えばディレイラーですが、よく見ると、ただチェーンをギヤからずらすためだけの単純なものではなく、実はとても立体的な動きをしています。
スムースに、ストレス無くギヤチェンジするために、細かい部分も工夫されています。詳しく知れば知るほど、そのメカニックな部分に魅せられたという人もいるでしょう。また、ベテランなら、使わなくなったディレイラーが、家にいくつも転がっているなんて人もいるはずです。
さて、そんな使わなくなったフロントディレイラーを何かに使えないかと考えた人がいます。“
Fairdale”というブランドのアメリカの自転車メーカーのサイトに、面白い動画が載っていましたのでご紹介します。普通の人には何のことやらわからないかも知れませんが、自転車好きの人なら笑えるのではないでしょうか。
どれもディレイラーを使った、背中掻き器、フロントディレイラーによるリアディレイラー、リモコン照明スイッチ、ピンボール、小型ミサイルランチャー、リモコンスケートボード、猫用ブラシ、栓抜き、など、いろいろなアイディアが披露されています。
バカバカしいと言えばそれまでですが、自転車のメカ好きなら、思わずニヤリとしてしまう人も少なくないはずです。電子部品や、無線通信などの最新技術でなく、あくまで電源や動力を使わずに、ディレイラーを使った手動のメカにこだわるところ、そして、たいした役には立たないところが笑えます。
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Fairdale Bikes”社のサイトには、ほかにもユニークな動画が公開されています。自転車が趣味で、日々楽しんでいるという人でも、こんな遊び方もある、こんな楽しみ方があると気づかされる人もあるかも知れません。そのいくつかをピックアップしておきます。
一般的に自転車は買ってくるものですが、パーツがあれば自分で作ることも出来ます。自転車の自作マニアも世界中にいます。フレームの加工は素人には難しいですが、例えば木材を使えば、素人でも簡単に加工出来ます。見たこともないユニークな自転車だって作ることが出来ます。(ただし、あくまで自己責任で。)
釣りなど、他の趣味と組み合わせて楽しんでいる人も多いに違いありません。釣りに出かけるため、必要な道具を上手く積んだり、使い勝手をよくするなど、工夫をするのも楽しみの一つでしょう。釣りだけでなく自転車をプラスして、さらにDIY的な楽しさがあります。
スケートボードが趣味の人でも、同じ場所ばかりでは飽きてしまうかも知れません。でも、自転車に積んで出かければ、いろいろな形状のランプを楽しんだり、トリックの練習が出来たりします。この動画を最後まで見ると、もう一つ、違うスケートボードの楽しみ方が出てきます。
自転車好きなら、こんな楽しみ方もあるな、今度やってみようかな、と思う人もあるのではないでしょうか。今まで、ツーリングだけとか、狭い範囲でしか楽しんでこなかったことに思い当たるかも知れません。ここに挙がっているのは、ほんの一部であり、まだまだ世界には、さまざまな楽しみ方をする、いろいろな自転車好きがいます。
もちろん、今の楽しみ方で満足という人に、わざわざ別のことをやれと言うつもりはありません。ただ、もしかしたら、単なる食わず嫌いだったり、気づかなかったりということもあるでしょう。意外な楽しさが隠れている可能性もあります。これまでと違う楽しみ方を探してみるのも面白いかもしれません。
九州では記録的な大雨となり大きな被害が出ているようです。地震に続いて大雨、本当にお気の毒な状況です。
Posted by cycleroad at 23:30│
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