“You never know what it may cross in your way.Don’t text and drive.”というキャッチコピーが書かれています。「いつ何が道路を横切るかわかりません。運転しながら文字を打つのはやめましょう。」という警告です。文字の後ろにそれぞれの一部が隠れているのが象徴しています。
こちらは、クライスラー社のJEEPです。たくさんの文字と共に、木と自転車とおばあさんが描かれています。コピーは“The next letter could be the last one.Don’t text and drive.”、「次の一文字が最後になるかも知れません。運転しながら文字を打つのはやめましょう。」というものです。
前のと似ていますが、こちらは、たくさんの文字を打つ中で、もしかしたら、次の一文字は、文字ではなく、木や自転車やおばあさんを打ってしまうかも知れないと暗示する図柄というわけです。だいたい、英語圏では、ながらスマホなどとは言わず、“text and drive”というフレーズが使われることが多いようです。
キャッチコピーも似ていて、“You can hit more than a key when you text and drive.”、「運転しながら文字を打つと、キー以上のものを打ってしまうかも知れない。」というものです。キーボードの、それぞれ、障害のある人(disabled)のD、子供(kid)のK、自転車(bike)のBの場所に絵が描かれています。
こちらの広告は、少しひねりが効いています。大きな、“Text and drive”という看板です。“Don’t〜”ではありません。ここでの“Text”は動詞です。つまり、「運転しながら文字を打とう。」という呼びかけているのです。この看板の広告主は、と言えば、wathan funeral社という葬儀社です。
運転しながら文字を打つ人が増えれば、葬儀社が儲かるという皮肉です。もちろん、この葬儀社は架空の会社ですが、本当にウェブサイトが用意されており、検索すると出てきます。そこには、"Text and Drive" という看板を見て来た人に対し、ネタばらしと共に、啓発する内容が書かれています。