個人的に面白いと思ったこと、興味を持ったことについて取り上げているわけですが、なかには、ちょっと目に止まったものの、それ単独で記事にするほどではない話題もあります。今回は、そんな話題の中から、いくつかまとめて取り上げてみたいと思います。
こちらは、ロードバイクのステム部分に
取り付けるサスペンションです。マウンテンバイクなら、フロントフォークにサスペンションがついていたりしますが、ロードバイクにはありません。一般的に振動吸収のためには、フロントフォークの素材の持つ「しなり」などに頼るしかありません。、
普通の舗装道路を走行する際、細かい凹凸があっても、それほど気にならないことも多いでしょう。しかし、長い距離を走行すると、小さな振動の積み重ねが疲労につながります。なるべくなら振動が身体に伝わらないほうがいいわけです。
フレームやフォークの素材によって疲れやすさが違ってくると言われるのも、そうした振動吸収性の違いが関わっています。そういうものだと思っていましたが、ステムで振動を吸収するというのは新しい考え方です。効果や乗り心地はわかりませんが、ちょっと興味をひくアイテムです。(注:私の勘違いで新しくはありませんでした。)
こちらは、よくあるシートポストなどに取り付ける
テールライトです。ただ、普通と違うのは、ブレーキをかけると、より明るく光ります。つまり、ブレーキランプの役割も果たすライトです。でも、ブレーキレバーなどに配線したり、加工をしたりする必要はありません。
モーションセンサーが内蔵されており、減速を検知して点灯するのです。アイディアとしては、もはや珍しくありませんが、テールライト単体で、このような製品が登場してきいるわけです。価格的にもリーズナブルで、従来型のものとそれほど違いません。
スマホの世界的・爆発的な普及で、量産効果でセンサーなどの電子部品の価格が劇的に下がり、そのおかげで、VRなど新しい分野の製品の開発が進んだと言います。その恩恵は、こんなところにも及んでいるわけです。今後、ブレーキランプ併用タイプが増えていくのかも知れません。
こちらは、いわゆる
トレーナーです。自転車をセットすると、後輪に負荷がかかるようになっており、室内でのトレーニングなどに使われます。これは後輪を交換するタイプですが、スポーツジムなどにあるエアロバイクと同じ用途で、雨の日でも室内で、トレーニングや運動不足解消、ダイエットなどに励むことが出来ます。
ただ、使ったことがある人ならわかると思いますが、室内でペダリングするのは退屈です。景色は変わりませんし、単調で、なかなかモチベーションも上がりません。ケイデンスも上がらず、運動強度という点でも、落ちてしまいがちという人も多いに違いありません。
このトレーナーは、ネットに接続して使います。ペダルと連動して、画面の中のアバターの速度が変わるようになっています。ネット上で、他の人と対戦することも出来ます。言わばオンラインゲームのような要素が加わるわけです。これなら、勝負に勝とうという気になり、モチベーションも上がることでしょう。
これも、今始まった話ではありませんが、今後トレーナーもオンラインが当たり前になっていくのかも知れません。ラップトップやタブレットでは臨場感も今ひとつですが、大画面になったり、他の機能も搭載されるなどして、よりVR化していくことも考えられるでしょう。
こちらは、オランダの自転車メーカー、VanMoof 社が、
自転車の配送に使うダンボール箱です。テレビメーカーのものではありません。つまり、中身がテレビであるかのように見せかけているものの、中身は自転車なのです。これは、なかなか画期的なアイディア、賢い工夫と言えるでしょう。
運送業者も、中身が自転車より、電子機器で液晶画面のテレビのほうが、より丁寧に、気を付けて運ぶであろうことは、容易に想像がつきます。要するに輸送時の破損防止策です。よく思いついたものです。実際に、これを使うようになって、製品の破損などのクレームが7〜8割減ったと言います。
たしかに、自転車を分解して入れる段ボールは、サイズにもよりますが、テレビの箱と同じような形、大きさです。ましてやテレビの絵が描かれているのですから、中身はテレビと信じて疑わないでしょう。問題は、これが知れ渡ってしまうことかも知れません(笑)。
もう一つ、おまけ。自転車のタイヤの代わりに靴を使うというジョークはもはや古典的です。これまでにも何度か作られており、ネット上で目にしたことがあります。今回は、先月のロンドンでの自転車の展示会イベントで、タイヤメーカー、
Continental 社が製作しました。目を引く効果はあるでしょう。
意外と走れていますが、やはり遅いですし、乗り心地は決して良くなさそうです(笑)。
JR常磐線で居眠り運転が乗客の通報で発覚しました。最近、運転士の不祥事が相次いでおり事故が心配です。
Posted by cycleroad at 23:30│
Comments(2)│
TrackBack(0)