趣味のサイクリストでも、サイクルジャージやレーパンをはいて、ヨーロッパのメジャーブランドのロードバイクに乗ってツーリングをする人ばかりではありません。独自の美意識にもとづいて、流行にながされず、自分らしさを大切にしている人もいます。
流行を追うのが悪いわけではありませんが、昔ながらの伝統的なスタイルにカッコよさを感じる人もあるでしょう。例えば、少し年配のサイクリストの中には、シックな服装をして、ホリゾンタルなフレームのクラシカルなバイクに乗っている人を見ることがあります。
バイクは純粋に機械的な道具であって、電動アシストなんて邪道、なるべくシンプルなのが良く、自転車には余計なものなど一切つけたくないという人もいます。最新の技術を取り入れたアクセサリーを使って、便利さ、ラクさを追求するような風潮とは一線を画したスタイルを好む人もいます。

スマホをマウントしたり、GPSなどの機器でハンドル周りがテンコ盛りになっている人がいる一方で、サイクルコンピュータですら、つけたくない人もいるでしょう。クラシックなバイクには似合わないですし、美意識が許さないわけです。趣味は人それぞれですが、気持ちはわかります。
必ずしも、現代の文明の利器を否定したり、デジタルなガジェットを毛嫌いしたり、スマホやSNSを使うような生活を頑なに拒否しているわけではありません。ふだんは、そういった機器も使うけど、自転車に乗る時には必要ない、似つかわしくないと感じる人もいます。


そんなセンスを持つ人に、魅力的なアクセサリーを提案している人たちがいます。シンプルなスイス製のアナログ時計のようでありながら、実はいろいろな機能を持つスマートウォッチであり、サイクルコンピュータの機能も搭載しているというアクセサリー、その名も
“M O S KI T O”です。
ふだんは、クラシックな感じの腕時計として、腕にはめておきます。そして、いざ自転車に乗るときには本体の部分をワンタッチで外します。そのまま愛車に取り付け、走り出します。すると腕時計は、アナログ表示のサイクルコンピュータとして機能するのです。


見た目はアナログそのものですが、さまざまな機能が搭載されています。スピードも表示されますし、平均速度を表示させることも可能です。距離や走行時間、ストップウォッチ機能など、標準的なサイクルコンピュータの機能はほぼ搭載しています。
区間を設定して、自己ベストの記録を計測するといった使い方も出来ます。それらのデータは、ブルートゥースで手元のスマホに送信できます。広く使われている“Garmin”や“Strava”とコンパチブルになっているので、それらと連動させることも可能で、専用のアプリから操作できます。


もちろん、時計として時刻や日付を表示させたり、時刻をセットしてアラームとして使うようなことも出来ます。さらに、スマホと連動して、メールやSNS等の着信を知らせるなど、スマートウォッチとしての機能も備えています。アナログな外観からは想像がつかないデジタルなウォッチなのです。
スマホをハンドル周りに取り付けて、見ながら走行するのは危険が伴います。通話したり、操作しながら走行するのは道交法違反でもあります。この“M O S KI T O”が知らせてくれたら、おもむろに停車して、スマホを取り出して確認したり、かけ直せば十分と考える人は少なくないでしょう。


見た目とは違い、リチウムイオン電池の充電式でUSBから給電できます。でも、スマホのような機器とは違い、消費電力は大きくないので、長期間電池は持ちます。硬化ガラスで、2メートルの防水機能もついています。そして高級時計の代名詞、スイス製です。
腕につけているぶんには、普通の腕時計にしか見えません。一方、自転車に取り付けてあっても、海中時計を取り付けて走っているようにしか見えません。知らない人が見たら、まさかこんなに多機能なスマートウォッチ兼、サイクルコンピュータだとは思わないでしょう。
ワンタッチで腕から外して、自転車に取り付けられるのもオシャレです。自転車から離れる際に、スマホ等をいちいち取り外したりする必要はありません。それらはポケットに入れたまま、この“M O S KI T O”をさっと取り外すだけで済むというのもスマートです。
この“M O S KI T O”、スイスのベルンを中心に活動している、自転車ビルダーと、時計職人、デザイナー、プログラマー、エンジニアらのチームです。なるほど、違う分野の職人が集まって生まれた製品というわけです。スイスならではの時計職人が加わっているのが、この特徴的な製品を生んだ理由かも知れません。

これは、なかなか新しい発想のアイテムと言えるでしょう。好き好きだと思いますが、魅力的に感じる人も少なくないはずです。現在、
クラウドファンディングサイトで資金調達を目指していますが、自転車はシンプルにしておきたいというセンスを持つ人は、世界でも決して少なくないのではないでしょうか。
最近の自転車のアクセサリーは、最新の半導体技術や、VRやARなどを使った、近未来的な提案も目につきます。どうしても、そういう方向に行くのは仕方がないでしょう。ただ、デザインを工夫すれば、デジタルでありながら、もっと親しみやすく、かつ個性的な製品を作り出す余地もありそうです。
なぜ、たった6時間の審議で強引にカジノ法案を通すのでしょうか。経済的な効果も他国の例を見ると疑問です。
Posted by cycleroad at 13:00│
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