March 21, 2017

各地で色とりどりの取り組み

春の観光シーズンが始まりました。


この三連休は、多くの地域で穏やかな陽気となり、気温も上昇しました。行楽地は大勢の客でにぎわったようです。さて、そんな折りですが、今回は全国各地から届いた話題を中心に、最近の自転車関連のニュースをピックアップしてみたいと思います。


愛媛県が「四国一周1000キロルート」を発表 サイクリングアイランド実現へ

四国一周愛媛県は3月14日に記者発表会を開き、サイクリングを活用した地域振興策として、四国一周をまわるサイクリングルート「四国一周1000キロルート」を発表した。

今回のルートをベースに今後、初級・中級・上級者向けといったレベル別のコースや、香川県・徳島県・高知県が独自のコースを設定するなど、さらなる展開を予定している。

中村時弘・愛媛県知事は「6年前から構想を練ってきた『サイクリングアイランド』の実現に向けたキックオフ。四国のサイクリングの定着に向け全力を尽くしたい」と語った。

お遍路文化でサイクリストをおもてなし

「四国一周1000キロルート」は瀬戸内海、太平洋、宇和海や西日本で最も高い石鎚山をはじめとする四国山地といった自然資産に恵まれ、さらに各県の豊かな食文化などバラエティ溢れるローカルの魅力が詰まったサイクリングコース。近年人気を集めている台湾を自転車で1周する「環島」(ホァンダオ)とほぼ同じスケールをもって、愛媛県をスタートに香川、徳島、高知、そして愛媛へと戻る11日間のモデルプランを提示した。(中略)

発表会後は、県庁正面から「四国一周サイクリング ぐるっとPRツアー出発式」を実施。ツアー隊には、中村知事や一青さん、門田選手をはじめメディア各社が参加し、3月17日までの4日間にわたってルートの見どころを巡る。ツアー中には各県庁を表敬訪問し、「四国がサイクリングでひとつになる」ことを情報発信していく予定。(サンスポ 2017/03/15)


昨年末から、四国を一周する全長1000キロメートルの自転車コースを選定し、今年3月に発表するとアナウンスされていました。よって決まっていたことではありますが、具体的なルートが今回発表されました。四国各地に自転車客を誘致する上でも、大きな期待が寄せられています。

これまで、サイクリングの聖地としてスポットを浴びていた、しまなみ海道ですが、しまなみ海道だけ、あるいは海道の両端である、広島と愛媛の一部にしか関心が集まっていませんでした。せっかくの観光資源を、四国全体の観光振興に活かせていなかったということになります。

四国一周

しまなみ海道を入り口として、四国一周を打ち出すことで、より大きな魅力のあるルートとしてアピールできます。玄関だけでなく、四国の中への訪問を促せるでしょう。一周すれば、四国内での長期の滞在になりますし、愛媛以外にも恩恵が及ぶことが期待できるわけで、このようなルートを制定しない手はないでしょう。

もともと88か所巡り、お遍路さんの地でもありますし、きわめて自然な展開と言ってもいいかも知れません。1千キロは台湾一周とほぼ同じ距離だと言います。四国一周のルートを示されれば、ぜひ一周したくなりますし、今後の盛り上げ方にもよるでしょうが、潜在力を秘めた観光資源と言えるのではないでしょうか。




自転車の安全 県から全国へ

◇思いやり1.5m運動 五輪向け 伊豆半島でも採用

自転車の横を車で追い越す際に安全な間隔(1・5メートル)を取るようドライバーに呼びかける県の「思いやり1・5m運動」が、東京五輪・パラリンピックの自転車競技が開催される伊豆半島(静岡県)で採用された。県には他に十数件の問い合わせがあるといい、運動ロゴの使用マニュアルを作るなどし、さらに全国への普及を目指す。

愛媛県「自転車マナー先進県」を目指す県が2015年11月、事故予防を目的に運動を始めた。道路交通法で自転車は車道走行が原則とされるが、車が猛スピードで追い抜くことも多く、安全が確保できる距離を1・5メートルと明示し、ステッカーやチラシなどで啓発している。

この運動に、伊豆半島の活性化に取り組む一般社団法人「伊豆観光圏活性化協会」(静岡県熱海市)が共感。地元でも運動を展開し、五輪競技の開催都市としての機運を高め、誰もが安心してサイクリングを楽しめる環境にしようと、昨年12月、愛媛県にロゴ使用などの許可を求めた。

同協会は今年1月、静岡市内で開かれた自転車に関する全国会議で、運動のスタートを宣言。ロゴを使って作製したステッカーやマグネットシート、安全祈願の木札を販売したり、イベントで配ったりする。松富毅代表理事は「半島は坂道が多く、自転車の利用が少ないためドライバー側も安全な間隔がよく分かっていない。五輪に向け、県民を巻き込んだ運動を展開したい」と話す。

他にも運動に関する問い合わせが相次いだため、県消防防災安全課は先月、ロゴ使用について要綱をまとめ、申請方法をホームページに掲載した。自転車の車道走行を促す「走ろう!車道運動」とともにさらなる普及を呼びかける。同課は「自転車は環境に優しく、観光資源としても重要性を増している。愛媛発の運動でより安全に、快適にしていきたい」としている。(以下略 2017年03月17日 読売新聞)


さて、その愛媛からは、自転車の安全についても全国へ向けて発信していこうとしています。この「思いやり1.5m運動」については、これまで何度か取り上げましたが、県内だけでなく、全国への普及を目指すとしています。このような取り組みは、間接的な愛媛県のイメージアップにもつながるのではないでしょうか。

美濃市本来は、自転車も車両であるにも関わらず、自転車が車道を走っているというだけで、邪魔だと目の敵にするようなドライバーも、まだまだ少なくありません。これまで、誤った道路行政により、長年自転車は歩道を走るのが常識のようにされてきてしまった弊害は、依然として大きいものがあります。

自転車との間隔をあけるどころか、わざと幅寄せしたり、嫌がらせをするようなドライバーも決して少なくないのが実情です。ヨーロッパなどの成熟した国では、歩行者や自転車などの交通弱者保護、弱者優先は当たり前のことであり、ごく自然に優先してくれたり、間隔をあけてくれるのとは大違いです。

あまりに近くを通って、万一事故になれば、ドライバーも責任を免れないわけですから、安全に配慮するのは当たり前の行動です。少なくとも交通先進国ではそう考えます。それを思えば、「思いやり」という上から目線が気にならないではないですが、現状を考えれば、大いに意味のある啓発活動だと言えるでしょう。


「自転車愛」色鮮やかに 背景に佐賀平野の若者心理 [佐賀県]

水色、黄色、ピンク色…。佐賀市近郊では多彩な色の自転車を目にする。他県ではあまりなじみのない光景に、転勤族が驚く声も耳にする。平たんな道が延々と続く佐賀平野は、実にペダルをこぎやすい土地柄だ。この街の「自転車愛」の深さを探った。

佐賀早朝の佐賀市多布施2丁目は見ていて面白い。国道264号の自転車道を紫、緑、オレンジなど、派手な色の自転車にまたがった高校生が列をなす。

「特に若者はカラフルな色を好みますね」。少し離れた自転車販売店「セキモトサイクル」の関本憲二店長(54)によると、鮮やかな色が流行し始めたのは約15年前。やんちゃそうな男子高校生から「他人と違う色を」という注文が増え、試しにメーカーに製造を依頼したところ、普通の生徒たちにも広がったという。

今では約30色を扱う。他店も色にこだわり、佐賀市独特の市場ができた。

「ずっと憧れでした」。セキモトサイクルで小城市の中学3年生、小副川晃太さん(14)は緑色の自転車に目を輝かせていた。中学では校則で、派手な色の自転車では通学できなかったという。この春、自由に色を選べる高校に進学する。心待ちにしていたという。

この心理−。九州産業大の北島己佐吉教授(ソーシャルデザイン学)は「多彩な色を好むのは、自転車が服装と同じように自己表現の手段として、佐賀平野で暮らす若者の生活に根ざしている証しでは」とみる。

佐賀大本庄キャンパスの一角に、壊れた自転車や車輪がずらりと並んでいる。学生たちが手にしているのは工具。「直ると湧くんですよ、愛情が」。放置自転車の再利用団体「チャリさがさいせい」副代表で理工学部2年の伊藤海到さん(20)が目を細めて車体をさする。

2009年に発足し、メンバーは現在約50人。週2回、壊れた自転車を回収しては、まだ使えそうなタイヤやチェーンを取り出して組み直し、1台4千円ほどで販売している。その数、年間400台。修理の技術は当初のメンバーが自転車店などで学んで受け継いできた。1人当たり1日2、3台を修理可能という。

佐賀伊藤さんは奈良県出身。佐賀市内の多くの飲食店やスーパーの駐輪場に自転車の空気入れが常備されているのに驚いたという。「とても便利で助かってます」

ただ、この街にも課題はある。歩行者や車との接触事故を防ぐ自転車専用道路や通行帯の整備だ。佐賀市は01年から市中心部の4キロ四方を重点範囲に整備してきたが、総延長はまだ約10キロ。26年度までに2倍の約20キロに延伸する計画だ。

市は、公共交通網が手薄な郊外観光地への有用な移動手段としても自転車に注目している。有明海の干潟や川副地区の麦畑、大和地区の川上峡など、自然を体感するにはもってこいとみて、県サイクリング協会とサイクリングコースの設定を検討している。

旅行会社「JTB九州」から佐賀市観光・コンベンション推進室に出向中の宮津哲郎室長は「水田や水路に史跡…。何げない景色も、自転車で移動しながら眺めれば立派な観光資源になる」と話す。佐賀の平野や山間の魅力を発信できれば、初心者から上級者まで幅広い層のサイクリストの聖地になるのも夢ではなさそうだ。(2017/03/16 西日本新聞朝刊)



佐賀の自転車、なぜカラフル? ママチャリ王国の「特殊な事情」

佐賀市に住んで2年。街を行き交う高校生たちの自転車が、これまで暮らした街よりもカラフルなことに気づいた。佐賀弁で「けったくり」と呼ばれる自転車のカラフル具合と、そのワケを調べた。

街頭30分で12色を確認!

まずは実態把握。市中心部、JR佐賀駅から歩いて約5分の天神橋交差点に立った。通学ラッシュの午前8時、高校生をターゲットに調査スタート。鮮やかな色の自転車が行き交う様子は、毎年秋に開かれるインターナショナルバルーンフェスタで佐賀の空を彩る熱気球をほうふつとさせる。30分間で213台が通り、単色だけで12色が確認できた。

単色で1位は黒で26台(12%)。2位は水色で25台。3位は白とピンクがいずれも22台だった。以下順に、銀、赤、紫、黄、紺、オレンジ、黄緑、青。ただ実は一番多かったのが「ツートンカラー」。水色×黒、黄緑×黒などがみられた。水色、白、ピンクは女子に人気。特にピンクは髪を染めていたり、ソックスが短かったりするおしゃれ好きそうな女子が選んでいる感じだ。男子は黄緑や黄、オレンジと傾向が分かれた。

特注してカラバリ増やす

佐賀関東から九州まで各地の自転車店に自転車を卸しているウエルビーサイクル(本社・大阪市東成区)九州事業本部の江辺明さん(59)は、「佐賀は軽快車(ママチャリ)だったらダントツでカラフル」と話す。同社は佐賀市内の店の注文に応じて様々な色の自転車を納入しているという。

戦前から続く佐賀市内の自転車店「セキモトサイクル」の3代目店主、関本憲二さん(54)によると、佐賀の高校生の自転車がカラフルになってきたのは「15年ほど前」だという。「『明るいピンクとかありませんか』と高校生くらいのお客さんがリクエストしてきた。はじめは『そんな色ないな』って断ってたんですけど」

カラフルさを求める声が大きくなったことから関本さんは取り扱う色を増やし始め、今では50色ほどをそろえているという。色のバリエーションが多いのは、価格帯1万3千円〜2万円、ハンドルは「ハ」の字のアップハンドル型、変速ギアなし自転車。いわゆる「ママチャリ」。セキモトサイクルでは入学期前には1日100台売れることもあるという。

佐賀駅近くの創業95年という老舗、「サイクルセンター七田」の3代目、七田茂さん(62)は毎年、中高生から様々な色を求められるという。十数色を特注し、ニーズに応えている。売れ筋の「ツートンカラー」では、自分好みの色の組み合わせにしてほしいという注文まである。「ほかの人が乗ってない、というのが大事みたいです」

理由は佐賀平野の平らな地形?

ウエルビーサイクルの江辺さんは、佐賀の自転車がカラフルな理由として、佐賀平野の平らな地形を挙げる。国土地理院のデータでは、佐賀市の中心部は標高2〜5メートルほどの範囲で収まり、フラット。通勤や通学に自転車を使う人は多く、佐賀の1世帯あたりの自転車の保有台数は1.22台(自転車産業振興協会の2012年調査)。

佐賀変速機もいらないのでシンプルで安いママチャリが売れ筋となり、カラバリがないと「みんなと同じ」になってしまう、という理屈だ。(中略)

「40年前は特に色は富んでなかったですね」

学校側はどう見ているのか。県学校教育課の担当者は「私が学生だった40年前は特に色は富んでなかったですね」としつつ、状況についてこう見る。

「特に、色について指定すべきことはないし、なにかに影響があるなら(規制も)検討するけど、いまのところ悪影響はない。安全であれば。変形、特殊自転車はダメですが」高校生のおしゃれ心を乗せ、カラフル自転車は今日も佐賀平野を走る。(2017年03月19日 朝日新聞)


偶然でしょうか、佐賀の自転車の話題を複数の新聞が取り上げています。多くの地域では、ほぼ同じような色のママチャリばかりだと思います。おそらく地域の量販店が取り扱う種類に依存しているのだろうと思いますが、バラエティは、あってもせいぜい3〜4色というところでしょう。30色とか50色は考えられません。

中学での色の規制からの反発というのも影響しているのかも知れません。ところ変われば、自転車の色も変わるものです。ただ、「自転車愛」と言うより、中高生くらいの年代にありがちな自己主張でしょう。記事にもあるように、決められた校則の中で、制服の着こなしを工夫するのと同じような気がします。

しかしながら、中高生の頃から、自転車の個性を意識したり、愛着を持って自分で修理したり、マメに空気圧を点検するような風潮が根付いているのだとしたら、悪くないことだと思います。サイクリストの聖地になるかはともかく、人々が自転車の色にこだわる県というのは、一つの個性かも知れません。


「自転車レーンの駐車に対処を」 高校生が市議会で交通環境改善を請願

松本長野県松本工業高校(松本市)の電子工業科1年A組の生徒たちが3月10日、松本市議会で登壇した。通学の際の鉄道と自転車の利用環境の改善を求める請願2件を提出し、この日、市議会建設環境委員会で趣旨説明を行った。

請願提出は高校での授業がきっかけとなった。選挙権年齢の引き下げを受けて若者の政治に対する関心の高まりが期待されるなか、市によれば高校生による請願は近年例がないという。松本工生たちの請願は同委員会で無事採択された。(2017/03/14 サンスポ)


せっかくの自転車レーンも、クルマに駐車されてしまえば、本来の効用を発揮しません。安全な走行の面で、かえって問題にもなるでしょう。サイクリストなら誰でも不満があると思いますが、この事実に、高校生が立ち上がるという話は、あまり聞いたことがありません。

高校生の地方自治に対する関心を高める目的で行われた授業の一環なのでしょうが、高校生たち自身の安全にも直結する話であり、有用だと思います。交通ルールに対する関心も高まるでしょうし、ひるがえって、自分たちがそれを遵守しているかにも目が向きます。その点でも、効果が期待できる授業と言えそうです。


コレ・良かんべ 宇都宮・ダイニングカフェ Velo Cafe 自転車仲間が集う /栃木

宇都宮「自転車の街」を掲げる宇都宮市に、サイクリスト待望のスポットが誕生した。同市宮園町のダイニングカフェ「Velo Cafe」では、自転車仲間と食事や喫茶が楽しめる。

店の特徴は、屋内外に自転車を約20台立てかけられるスペースがあること。1台数十万円する競技用自転車は目を離すと盗難の危険があり、休憩の際のサイクリストの悩みの種。

プロ自転車ロードレースチーム「那須ブラーゼン」設立時に副社長も務めた料理研究家の越石直子さん(40)が、「ツーリング帰りに仲間と食事できる店がない」とのサイクリストの声を受けて店を企画した。(毎日新聞 2017年3月15日)


このようなサイクリストの集まる店というのは、他の地域でも時々見られます。人気メニューがあったり、サイクリスト同士で交流出来ることが人気だったりします。そのような店の存在が口コミやネットで広がり、またそれが新たなサイクリストを集めることもあります。

もちろん、ツーリングコースとしての魅力が、まず重要な要素ですが、知る人ぞ知るサイクリストが集まる店に行ってみようと近隣の都府県からやって来る人もあると思います。観光客を呼ぶスポットとは言えないまでも、意外に、近隣からの集客に貢献していたりするかも知れません。

地域振興の一環として、自治体が直接カフェなどを設置するのは難しいですし、公設の商業施設は必ずしもサイクリストを集めません。でも、サイクリストにとって魅力のある場所にすると同時に、地域のお店にサイクリストを意識させることは地域振興にもつながります。

道路インフラの整備など、サイクリストが走りたいと思うような地域にするのが第一でしょう。ただ、同時に自転車客が意識され、サイクリスト向けのお店が充実していることも、サイクリストには嬉しい部分です。地域の魅力を高めることでもあり、意外に大きな要素かも知れません。


那須地域を自転車で活性化 愛好家らが協会「NASCA」設立 栃木

姫路城、「平成の大修理」のバブルに陰り 次は自転車好きの外国人に狙い

東部観光に自転車目線 御殿場、愛好家誘客探る

タンデム自転車解禁 公道での走行可能に 大分

1万7千人が来場、大阪で自転車見本市

東京散走大阪

自転車耐久レース、子どもら挑む 美濃市

ドコモ子会社、那覇で自転車シェア 観光客向け実証実験

自転車専門店、大阪高島屋にオープン

訪日客、新ルートで誘う 自転車で琵琶湖一周・兵庫周遊プラン

宮崎)春の日向路を自転車で快走 宮崎ライドに658人

チャレンジライド 四万十や足摺、自転車で巡る /高知

高知姫路城

佐賀)自転車トライアルの妙技披露 12日に七山カップ

自転車施策、統一感を 狩野川サイクリング会議設立

長野・飯田市で「自転車フォーラム」 片山右京さんら招き3月22日開催

自転車発祥の地?保有率日本一の埼玉県が『じてんしゃ王国』を打ち出す

“オランダ 〜 ベルギー・フランダース in 東京散走 2017” 欧州の自転車文化を伝えるイベント4月9日開催


そのほかにも、多数の自転車関連のニュースが報じられています。春の観光シーズンということも含め、いろいろなイベントなども企画されているようです。このボリュームを見ても、最近は、自転車を観光振興に、地域振興にと考える自治体が急増していることが感じられます。

よくある横並びであり、乗り遅れまいとする意識もあるのでしょう。しかし、中身はいろいろです。似て非なるものもあります。結局は、付け焼刃的で表面的なアピールではなく、本当にサイクリストのことを考えた整備を進めていく自治体が人を呼ぶことになるでしょう。その差は、将来明らかになってくると思います。




素人にも関わらず、新銀行東京は独断専行したくせに、豊洲は既定路線だったとか、覆せなかったという言い分は卑怯でしょう。下が決めたものにサインするだけなら誰でも出来ます。役人の作った計画を否定してでも政治的に決断を下すのが知事であり、部下に任せていたとか、専門的知見がないから判断できなかったとか、今さら責任逃れをするのは、潔くないし、みっともないですよね。


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