October 24, 2018

安全には配慮して楽しみたい

二十四節気の一つ、霜降も過ぎました。


今年の秋は、関東などではあまり好天に恵まれず、これぞ秋晴れという日が少なかった印象があります。そんな中でも暦は進み、冬へと向かっていくのでしょう。さて、そんな折りですが、今回は例によって最近の自転車関連のニュースの中から、目についたものをピックアップしてみます。


子ども乗せた自転車転倒、都内で過去6年1300人けが

子ども乗せ転倒幼児用座席のついた自転車の事故で病院に救急搬送された子どもが、2016年までの6年間に東京都内だけで1349人に上ることが、消費者庁のまとめでわかりました。買い物や送り迎えなどで子どもと自転車に同乗する際は、1人で乗る時よりもバランスを崩しやすく、転倒などの事故も多いとして、消費者庁は注意を呼びかけています。

運転席の前の幼児用座席に、1歳の子どもを乗せて電動自転車で走っていたら、道路と歩道の段差を越えようとした際に転倒。子どもはシートベルトはつけていたが、ヘルメットを着用しておらず、頭の骨を折るけがを負った――。

事故のパターンで目立つのは、このように段差や曲がり角でバランスを崩したり、雨の日で道路が滑りやすくなっていたりして転倒したケースです。消費者庁によると、11〜16年に都内で搬送された1349人のうち、157人が入院を必要とするけがを負っていました。搬送された人数を年齢別にみると、2歳が416人で最も多く、1〜3歳が8割近くを占めていました。幼稚園や保育園などへの自転車での送り迎えが始まる、4〜7月に増える傾向があるといいます。

子ども2人を同時に乗せる、「3人乗り」での事故も起きています。運転席の前後の幼児用座席に子ども2人を乗せて買い物から帰る途中、荷物が多く、自転車がふらついて転倒。後ろの座席に乗っていた3歳児が、腕を骨折したという例も報告されています。

事故が起きるのは走行中だけとは限りません。朝、兄を幼稚園に送るために慌てていて、年下の1歳児をヘルメットをつけずに前方の幼児用座席に座らせ、兄を乗せるために後輪側に移動した際に自転車が転倒。1歳児はシートベルトはしていましたが、コンクリートの地面に頭を強打し、頭蓋(ずがい)内損傷のけがを負いました。

子ども乗せ転倒消費者庁は、子どもを自転車に乗せる際はヘルメットをかぶらせて、座席に乗せたらすぐにシートベルトを着ける

▽子どもを乗せたまま自転車から目を離さない

▽前後の幼児用座席に2人乗せる場合は、バランスを安定させるため、乗せる時は「後ろから前」、降ろす時は「前から後ろ」の順番を守る

▽乗り降りの際は自転車を平らな場所にとめ、スタンドにロックをかけたりハンドルを固定したりする

▽自転車を買う際は、自転車協会が安全基準を満たした自転車に交付している「BAAマーク」「幼児2人同乗基準適合車」の表示を参考にすることなどを呼びかけています。(2018年10月19日 朝日新聞)


少し前にも、子供を抱いて自転車に乗っていたお母さんが転倒し、子供が亡くなるという痛ましい事故が起きています。多くの母親は、今までも大丈夫だったからと、自分の身に起こることなど想定していないと思います。しかし、今までと少し違ったことがあっただけで事故は起きています。

いつもと少し違う場所を通ったり、違う動きを子供がしたり、つい目を離したなどのきっかけで転倒は起こります。倒れ始めても、自転車を支えきれないケースは少なくないでしょう。これだけ多くの事故が起きているということは、自分にも充分起こりうると考えて、油断しないようにしていただきたいものです。


自転車点検して安全に利用を 高松で無料整備キャンペーン

自転車利用者に点検整備に関する意識を高めてもらおうと、高松市の商店街で18日、無料点検整備キャンペーンが行われた。「無料点検しています」との呼びかけに、往来する自転車利用者らは足を止め、“愛車”の状態を見てもらった。

市内では、市民の交通手段として自転車が多く利用されているものの、点検整備に関する意識が低く、トラブルが起きて初めて整備の必要性に気づくという実態から、毎年、キャンペーンを実施している。

キャンペーンは、商店街内の南部三町ドーム付近と片原町東部商店街東口付近の2カ所で実施。県自転車軽自動車商協同組合のメンバー15人が自転車の点検にあたり、市職員9人が自転車を安全に利用するための約束事などが書かれたチラシを配布した。

片原町ではこの日、約120台を点検整備した。タイヤの空気量やブレーキの状態などを確認。必要に応じて、自転車販売店で部品交換するよう促した。点検終了時には、車体に点検シールを貼り付けた。

毎日自転車に乗っているという高松市の50代の主婦は「今まで一度も点検したことがなかったのでいい機会になった」と話した。

市の担当者は「整備不良による乗車中のトラブルから重大事故につながる恐れもある。日頃から点検する意識を持ってほしい」と訴えた。(2018.10.19 産経新聞)


趣味のサイクリストは別としても、自転車の点検や整備をしない人は大勢います。トラブルならともかく、それが事故につながることもあります。実際に事故が起きた際、それが実は整備不良に遠因があった場合でも、そのことが突き止められ、報道されることは、まずありません。

単に自転車の点検整備の重要性を啓発しても、なかなか認知されないのも確かでしょう。このような無料点検キャンペーンは、点検のきっかけになり得ます。街の自転車屋さんにとっても、お客を増やす機会になるはずです。地味ですが、他の地域でもこうした取り組みを増やしていくべきではないでしょうか。


一時停止するとポイント付与など、スマホアプリで自転車マナー向上 尼崎市で実証実験

ポイント付与日本アジアグループの国際航業は、兵庫県尼崎市と「みんなの尼崎大学」チャリ部の活動として、自転車マナーポイントの実証実験を11月1日から12月28日まで実施する。

自転車マナーポイントは、自転車の交通事故抑制を目的としたスマートフォンアプリを利用したサービス。交差点で一旦停止することでポイントが付与されるなど、ほめてポジティブに自転車交通事故を防ぐのがコンセプト。将来的には駅や商業施設などのポイント制度と連携していく。

ポイント付与地点は尼崎市内の約4000か所の交差点と踏切。対称は、尼崎市内在住在勤者を歓迎するが、Androidスマートフォン(Ver5.0以降)利用者なら誰でも参加可能。参加費は無料。(2018年10月16日 レスポンス)


注意カードを渡すなど、減点方式での啓発はよくありますが、ルールを守るとポイントがもらえるというポジティブな啓発活動というのは珍しいのではないでしょうか。もし、ポイントをためようとルールを守るようになるのならば、それはやがて習慣となる可能性もあります。

ポイント付与の財源が問題になりそうですが、地元の商店街だけで使えるポイントであれば、集客にもなるわけで、商業施設から協賛を受けられるかも知れません。自治体としても、ポスター制作や啓発イベントを実施するよりも効果があるのであれば、交通安全啓発の予算を見直してもいいかも知れません。


「日本一周」偽装して逃走 自転車愛好者「冒険に支障」

偽装逃走大阪府警富田林署から逃走した男が自転車での「日本一周」を装っていたとされていることに、自転車での旅の愛好家から「イメージダウンで冒険に支障が出る」と心配の声が上がっている。全国をめぐる旅に疑いの目が向けられかねないからだ。

加重逃走容疑で逮捕された樋田淳也容疑者(30)は、自転車で西へ向かい、道中は日本一周のふりをしていたとみられている。山口県周防大島町の道の駅では、倉庫に寝泊まりさせてもらっていた。

「帰国早々、悲しいニュースでした」。自転車で世界一周を達成し、9月28日に帰国したばかりの出堀(でぼり)良一さん(34)=東京都=は残念がる。

9年4カ月かけて115の国・地域を走破し、帰国後は九州をめぐっている。旅の途中、住民らの善意で食料やトイレ、雨宿りの場所を無償で提供してもらうこともあり、「多くの方々の親切を得て走り続けられる。その親切心を裏切ることがあってはいけない」。

風評被害が生まれ、サポートが得にくくなるのを心配している。「今のところ実害はないけど、道の駅などは警戒されそうで寄りづらい」と嘆いた。(後略 2018年10月3日 朝日新聞)


富田林警察署から逃走した、この容疑者のニュースは連日大きく報道されました。日本一周を目指すサイクリストを装っていたというのは意外だったと感じた人は多かったでしょう。堂々と顔を出して写真に納まったり、ノコノコと愛媛県庁に現れたりしていたなど、大胆不敵です。

ただ、これによって他の日本一周を目指すサイクリストに迷惑かと言えば、これは特殊なケースであり、あまり関係ないような気もします。しかし、大阪や周辺では、子供の送り迎えなどで警戒してた人も多いと聞きますし、いずれにせよ、大迷惑な逃亡者だったことは間違いありません。

言われてみれば、日本一周を目指すサイクリストというのは、格好の隠れ蓑だったでしょう。野宿していても怪しまれせん。宿泊施設やサウナ、漫画喫茶などを利用すれば通報される恐れがありますが、野宿なら可能性は低いでしょう。鉄道などと違って、多くの人の目に触れることもありません。

大阪府内で厳戒していれば、他府県に逃げるのは自然で、素人でも手配書が行きそうな場所は避けるはずです。時々、窃盗犯などが自転車で延々と何百キロも走行していて捕まったニュースも聞きます。偶然万引きで捕まったからよかったですが、警察はプロとして、このような可能性も想定して捜査すべきだった気がします。


自転車協会がMTBユーザー拡大に向け活動開始 総合ウェブサイトもリニューアル

MTB自転車協会はマウンテンバイク(MTB)ユーザー層のさらなる拡大を目指した事業活動を開始する。第一弾の取り組みとして、走行環境の確保を目的とし、フィールドを造成・運営事業者に対する助成金制度をスタートさせる。

同時にこれまで運営していたウェブサイト「教えて!自転車のスゴイ人」をMTBのページを盛り込んだ「Enjoy Sports Bicycle」(エンジョイ スポーツ バイシクル)としてリニューアルし、様々な情報を発信していく。

MTBを取り巻く環境として、乗車に適した山林が多数ありながらも、欧米諸国と比較して、MTBのシェアが少なく、自由に楽しめるフィールドが少ないなど、様々な課題を抱えているのが現状。自転車協会は、MTBを身近な乗り物として多くの人に楽しさを伝えるための活動を推進していく。

主な施策として、「フィールドの確保」と「情報インフラの整備」「乗る機会の創出」「教育検定」を加えた4つを想定。まずは今月から前者2つの施策を実施する。フィールドの確保では、走行環境整備のためのフィールドを造成・運営する事業者への助成金制度「フィールド(含むパンプトラック)構築のための資金助成」を始める。

MTB情報インフラの整備では、総合ウェブサイト「教えて!自転車のスゴイ人」を「Enjoy Sports Bicycle」(エンジョイ・スポーツバイシクル)と名称を変更し、内容もリニューアル。MTBの乗り方、乗る場所、乗る機会、買う場所、製品情報などを一覧できるページを追加し、情報発信していく。

乗る機会の創出ではMTB初級者を対象にした「楽しい乗り方」を網羅した情報や中上級者を対象にした「ルール・マナーブック」の冊子を制作・配布し普及に努める。教育検定では、MTBの楽しさと正しい乗り方を伝える講習会や検定などを行っていく予定だ。(2018/10/01 サンスポ)


たしかに、日本には野山がたくさんあるのに、MTBに乗る人も、MTBで楽しめるコースも少ないと思います。最近は、観光客の誘致を念頭に、自転車による観光振興に力を入れるところも増えています。そうした自治体とも連携し、MTBに乗れる場所を増やしてほしいと思います。


関ケ原、自転車で攻めよ! 県が5コース考案、ガイドブックも販売

関ケ原歴史の授業で習うから名前は知っている。でも実際にどんな場所かは知らない。そんな人が割と多い関ケ原古戦場をもっと観光地として売りだそうと、県は、一帯の主要な史跡を周遊するサイクリングのコースを考案し、案内のためのガイドブックを作成した。気持ちのよい風を楽しみながら合戦のことがよく分かる。

サイクリングコースは、徳川家康最後陣地や決戦地など主要な史跡を巡る初級者向けの「決戦!関ケ原コース」(一一・五キロ)から、関ケ原から岐阜城までを走る上級者向けの「天下一!美濃戦国コース」(一〇〇キロ)まで五コースを用意した。

全コースを、県が関ケ原町と連携して進める関ケ原古戦場グランドデザインのホームページ「みる!しる!かわる!関ケ原」で紹介している。史跡を、東軍は赤、西軍は青と分かりやすく色分けした。「西軍の石田三成が笹尾山などの地形を利用して布陣した様子などを確認しながら走ることができる」と担当者は話す。

子ども連れでも回れる初級者向けの二コースのマップは、自転車を貸し出しているJR関ケ原駅と関ケ原町歴史民俗資料館の二カ所で配布する。ほかに、より詳しい情報を求める観光客向けのガイドブックも作った。

写真や古絵図、布陣図などをカラー刷りで紹介。静岡大の小和田哲男名誉教授の監修で、戦いに至る経緯や、東軍西軍の攻防、決戦までをまとめた。歴史に詳しいラジオDJのクリス・グレンさんが監修した英語版も作成した。

二十日から資料館など三カ所で販売する。A5判、百十六ページで、両国語版とも六百円。(問)県関ケ原古戦場整備推進課=電058(272)8193(2018年10月19日 中日新聞)


自転車で観光振興を図るところは増えていますが、歴史と絡めたのは、いい目の付け所かも知れません。最近は、歴女などと呼ばれる、歴史好きの女性も増えているそうですし、古戦場や城跡などを巡りたいというニーズは、案外多いのではないでしょうか。

城跡はともかく、古戦場となると広範に移動が必要だったりしますし、自転車だと便利なのは間違いないでしょう。ただ単にサイクリングコースを定めるよりもテーマがあったほうが、より興味をひきます。歴史上、有名な戦いは多々あったわけで、他の地域でも、歴史の利用を考えてみるのも面白いかも知れません。


水しぶき!堀でレース 今治城で海上自転車競走

海上自転車競走今治市通町3丁目の今治城で21日、水面を浮き付き自転車で走る「海上自転車競走」があった。内堀を舞台に、折り返しがある全長600メートルの特設コースで県内外の約150人が雄たけびと水しぶきを上げてデッドヒートを展開し、会場に感動と笑いを届けた。

実行委員会が主催。海事都市の魅力を発信し、ものづくりに携わる人の交流を深めようと、今治名物の自転車と造船、今治城を掛け合わせた。個人、5人制の団体、自作船の3部門に分かれて着順を競った。

自作船では木造や寝そべり型など、策を凝らした愛船がずらり。勝利のこつは中盤のコース取りと、折り返しのハンドルさばき。選手はハンドルにめり込むように前傾姿勢で力の限りこぎ「足がー、足がー」と叫びながらゴールを目指した。

団体戦決勝は5台が並ぶ接戦。初出場ながら多度津高校(香川)が1秒12差で優勝した。夏休みを返上して駆動部の改良を重ね、自作船部門との大会初の2冠に輝いた。3年の男子生徒(18)は「後続が猛追していたが、冷静になり楽しめたのは仲間の声援のおかげ」と白い歯を見せた。(2018年10月22日 愛媛新聞)


最近は、地域振興の一環としてロードレースやヒルクライムなどを企画するところも増えていますが、「海上自転車競走」というのは聞きません。しまなみ海道のお膝元として、自転車による観光振興が絶好調な今治市ですが、また一つユニークな企画を考え出しました。

水上ではなく、海上自転車競走なのは、今治城が全国的にも珍しい海水を引き入れた堀を持つからで、日本三大水城の一つとされる今治城を、自転車と組み合わせて上手く使ったと言えるでしょう。池や川や湖、農業用水などに加え、お堀を使っても自転車イベントが出来るというのは、参考になるかも知れません。


飲酒の警察官 自転車で事故 県警が処分検討

前橋市内で15日夜に自転車と車が衝突する交通事故があり、自転車を運転していたのは酒を飲んでいた県警の50代の男性警察官であることが17日、関係者への取材で分かった。男性警察官は交通部の運転免許関係の部署に所属している。県警は処分を検討している。

関係者によると、男性警察官は飲み会の帰りに自転車を運転していた。道交法は自転車も酒気を帯びた状態での運転を禁じている。(2018/10/18 上毛新聞)


先日も自転車の酒気帯びで逮捕された女性のニュースが話題になりましたが、自転車の酒気帯びで検挙される例は、あまり聞きません。しかしながら、道交法違反なのは確かであり、事故まで起こしているのですから、身内に甘いと言われる前に、処分はすべきではないでしょうか。


広島で中高教員を対象に自転車通学指導セミナー 事故発生の現状や取り組み方を共有

教員指導広島県内の教職員を対象とした「自転車通学指導セミナー」が10月16日、県立総合体育館で開かれた。県内の中学校・高校の教諭など28人が参加し、自転車通学における事故や指導の現状などが共有された。「自転車の安全利用促進委員会」と「一般社団法人自転車協会」が、広島県教育委員会・豊かな心育成課と共同で開催した。

昨今では自転車通学中の中高生が事故に遭った際、被害者になるだけでなく、加害者になってしまう事故も多く発生している。“ながらスマホ”などによる事故も全国的に散見されることから、自転車通学指導の必要性は高まってきている。

セミナーではまず県警交通企画課が広島県における中高生による自転車事故の現状について、続いて県立広島皆実高校の教諭が教育現場での自転車通学指導状況を報告した。

また、自転車の安全利用促進委員会メンバーである自転車ジャーナリストの遠藤まさ子さんが、広島県で起こった自転車事故の事例や傾向を紹介した。さらに、法令遵守などのルール・マナーに関する指導はもちろんのこと、自転車の定期メンテナンスなど、自転車自体の安全性に関する指導の重要性を解説。

教員指導実際に自転車通学の生徒の自転車を教員が一斉点検する学校の事例や、自転車安全整備店の協力を得て自転車通学の生徒全員の自転車の整備・点検を毎年実施している事例などを紹介した。

続いて自転車事故を未然に防ぐための自転車整備のポイントについて、広島県自転車協同組合の東田和浩代表理事が、実際の自転車を用いてレクチャーした。日々の点検に加え、自転車選びのポイントにも触れ、「90項目以上の安全基準をクリアした証であるBAAマーク付きが安心」と話した。

セミナーに参加した教員からは「広島皆実高校の取り組みの話しを聞けて勉強になった」「自転車通学指導について迷っていた事を、講師の方々に質問できたのでよかった」といった声が聞かれ、今後の自転車通学指導に生かしていきたい姿勢だった。(2018/10/18 サンスポ)


生徒に対しては、どこでもやりますが、教員を対象としたセミナーというのは珍しいのではないでしょうか。しかし、考えてみれば、生徒を指導する教員が正しくルールや危険性、問題点を把握していなければ、適切な指導が出来ないのは自明です。生徒への指導の効果を上げるためにも、先生を指導するのは理にかなっています。

さらに言うなら、教員自身が自転車で通勤してみたり、周辺を巡回してルールの順守度や、危険な箇所などを実地に把握するのも必要ではないでしょうか。同じ指導するにも、実感があるのとないのとでは、全く違ってくるでしょうし、的確かつ具体的なポイントを指摘できると思います。


消費の坂上る「eバイク」 中高年男性に人気

買い物や子どもの送り迎えで女性の利用が比較的多かった電動アシスト自転車。最近はスポーツバイクと電動アシスト自転車を組み合わせた「eバイク」に乗る中高年の男性も増えている。eバイクは価格が20万円台だが、手軽にスポーツバイクを楽しみたい中高年の需要を取り込んでいる。自転車メーカーも品ぞろえを増やし、10月には専門店も登場。市場拡大は快走しそうな気配を見せる。(後略 2018/10/23 日本経済新聞)


スポーツバイク系の電動アシスト自転車の需要が伸びているようです。電動アシストと言うと、スポーツとは言えないと考える人もあるでしょうが、どのような自転車であれ、実際に乗る人を増やすなら意味があります。アシとしてだけではなく、スポーツとして自転車を楽しむ人が増えることを期待したいと思います。


新婚カップルの横を自転車で通りかかったのは……マッカートニーさん

マッカートニーカナダ中部ウィニペグの新婚カップルが記念撮影中、自転車で通りかかった人が誰かと思えば……サー・ポール・マッカートニーだった。

コンサート・ツアーでマニトバ州ウィニペグを訪れていたマッカートニーさんは9月29日、川沿いで自転車に乗っていた最中に、結婚式を目前に控えたカップルの横を通過した。新郎のスティーブ・グレッグさんが真っ先に気づき、2人を撮影していたカメラマンがすかさず、マッカートニーさんを写真に収めた。

「おめでとうと声をかけてくれて、通り過ぎていきました。スティーブが『今の、ポール・マッカートニーだよ』と言ったのはその後で」と、花嫁のジェン・ロスコーさんはカナダCBCニュースに話した。

マッカートニーさんとボディガード2人はいったん通り過ぎたが、川沿いの自転車専用路が行き止まりだったため、同じ道を逆戻りして、新婚カップルの横を再び通過することになった。グレッグさんはその機をとらえ、思い切って一緒に記念撮影をしてくれないかと頼んでみた。

マッカートニー「あっという間でした。握手してくれて、おめでとうと言って、手早く写真を何枚か撮って、すぐまた走り出した」とグレッグさんはCBCに話した。

新婚カップルは、自分たちはファンはファンでもビートルズ・マニアとは言いがたいと話し、世界的スターとの一瞬の出会いも、それなりのこととして受け止めている。

「素晴らしいことが目白押しの1日で、そのなかの素敵な出来事のひとつでした」とグレッグさんは話した。「でももちろん、昨日の自分にとって最高の出来事は、もっと別にありました」(2018年10月2日 BBC)




マーサ・スチュワート77歳、自転車乗った写真に心無いコメント受け猛反論 「私はまだまだ絶好調!」

マーサ・スチュワート元祖“カリスマ主婦”の代名詞マーサ・スチュワート、家事をアートの域まで極めた第一人者として米国では広く知られた存在だ。米時間19日には颯爽と自転車にまたがる元気な姿をInstagram上に披露したのだが、あるユーザーから大変心ないコメントを書き込まれてしまった。

自身のライフスタイルブランドが大成功を収め、1999年には米国で女性初の“セルフメイド・ビリオネア”となったマーサ・スチュワート。2004年にあるバイオテック会社とのインサイダー取引が明るみに出て、米ウェストバージニア州の刑務所に5か月間入っていた話は有名だ。77歳となった現在は、“食”を専門に扱うTVチャンネル『Food Network』のリアリティ番組で審査員を務めるなど、お茶の間に元気な顔を見せている。

そんなマーサ・スチュワートが19日、自身のInstagramに1枚の写真をアップした。秋晴れののどかな風景をバックに、マーサが自転車にまたがり笑顔を見せているこの写真、

「この秋サイクリングを楽しもうと思っているなら、ぜひ近くの『PEDEGO』に足を運んで試乗してみて」「私の着ているジャケットは『QVC』(米ショッピングチャンネル)で『Martha Stewart』って検索してね。『QVC』のために私がデザインしたのよ」と新品の「PEDEGO」の電動自転車と、ファッションを嬉しそうに披露している。この投稿に対して、

「77歳には見えない!」「自転車もジャケットもすごく素敵」「お値段が高すぎて自転車は私には手が届かないけど、マーサにはよく似合ってる」といった称賛コメントが多数書き込まれたのだが、ある1人のユーザーが、

「マーサ、申し訳ないけど、あなたは自転車に乗るには年齢が行き過ぎてるわ。まだまだ自分は何でもできるなんて考えは捨てて、(他の高齢者の)お手本になるべきよ」と心ないコメントを書き込んだ。

これには多くのファンらが反応、「何を言ってるの?」「80歳でも毎日泳いでる人だっているわ!」「マーサ、こんな馬鹿げた書き込みは気にせず、サイクリングを楽しんで!」とマーサを激励するコメントが短時間で800件以上書き込まれた。そしてマーサ本人もこのユーザーにこう返信している。

「私が自転車に乗るには高齢すぎるですって? あなたはかわいそうな人ね。アウトドア、インドア両方のエクササイズやアクティビティーのおかげで、私の体は絶好調なのよ!」

以前インタビューの中で、毎朝4時に起床しフェイスマスクをするのが日課であることや、自身が年間を通じて栽培しているオーガニック野菜を使用したグリーンジュースを飲むこと、肉より魚中心の食生活を心がけ、出来るだけたくさん運動することなど若さと健康を保つ秘訣を明かしていたマーサ。

午前6時半からパーソナルトレーナーと自宅ジムでエクササイズをするマーサだが、パーソナルトレーナーをつける経済的余裕がない人には「家の掃除をしっかりするだけでも十分なエクササイズになる」と元祖“カリスマ主婦”らしいコメントをしたこともあった。

「ハウスキーパーを雇ったことは過去に1度もないし、これからもそのつもりはない」と豪語するマーサが、米国で女性初の“セルフメイド・ビリオネア”となった日から、今月でちょうど19年を迎えた。お気に入りの電動自転車にまたがり笑顔を見せる77歳のマーサ・スチュワート。批判コメントにも毅然と反撃する彼女の姿は「年齢はあくまでも数字」であることを身をもって証明してくれたようだ。(2018.10.21 テックインサイト)


ポール・マッカートニーも76歳ですが、マーサ・スチュアートの77歳と共に、この年代でも自転車を楽しんでいるというのは素敵です。最近は欧米でも自転車に乗る人は増えていますが、こうした有名人が、この年代で楽しんでいると知られることは、中高年の自転車人気を高める効果がありそうです。




サウジ記者の死亡事件、単なる言論弾圧でないようですが、制裁や原油価格にまで影響が広がるのでしょうか。

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