January 10, 2019

安全に使う為のアクセサリー

自転車アクセサリーが進化しています。


最近増えているのは、電子部品系のアクセサリーでしょう。スマホの急速な普及と相まって、自転車にもIT化、スマート化の波が及んでいる感があります。半導体や充電池、LEDなどの電子部品が安くなったこともあって、自転車を便利にするような製品が相次いで開発されています。

例えばナビゲーションです。自転車に搭載できるくらいのコンパクトな製品も実現可能になりました。サイコンと合体した専用のナビも発売されています。ただ、こうした製品を購入、使用しようというのは、一部の趣味のサイクリストに限られると思います。

今どきは、スマホの地図アプリが使いやすくなっており、わざわざ専用のナビでなくてもスマホを使おうという人は多いと思います。ハンドルバーにスマホをマウントするためのパーツは、各社からたくさん発売されています。実際にスマホを取り付けて使っている人も多いでしょう。

しかし、それだと走行中にスマホの小さな場面を注視することになり、安全上は好ましくありません。そこで細かい地図ではなく、方向のみ表示するような製品もあります。フランスの、Velco 社が開発した、“Wink Bar”も、その系統の製品と言えます。

Wink BarWink Bar

Wink Bar

スマートフォンの地図アプリと連動して、ハンドルバーに取り付けられたサインが光ります。点灯や点滅によって、曲がる方向や、そのタイミングがわかるようになっています。スマホとは、Bluetooth で接続して作動するので、スマホはしまったまま、ハンドルバーなどに取り付ける必要はありません。

この仕組み自体は、すでに製品化されているものもあり、特に新しいものではありません。この“Wink Bar”の特徴は、製品がハンドルバーそのものであることです。一般的には既存のハンドルバーに取り付けるものがほとんどだと思いますが、これはハンドルバーに一体化された製品なのです。

Wink BarWink Bar

Wink BarWink Bar

ライトの一部が点灯することで、電話やメールの着信などを知らせる機能もあります。アプリから各種走行データを管理することも出来ます。別に前方を照らすライトも一体化されているので、夜間はライトにもなります。別途ライトを取り付ける必要がなくなり、自動点灯なので点け忘れも防げます。

さらに、GPSが内蔵されています。自転車が盗まれた場合、地図アプリに現在の所在地が表示されるので、追跡することが可能です。盗まれた場合以外でも、どこに駐輪したか忘れてしまった時とか、大きな駐輪場などで、駐輪した場所を探すのにも役立つでしょう。

Wink BarWink Bar

開発者は、自転車に装着するものというより、自転車に自然に馴染むようなデザインにしたかったと語っています。たしかに、ハンドルバーに後付けで取り付けるものより、シンプルですっきりするのはメリットでしょう。部品が落ちたり、空気抵抗を増やす懸念もありません。

ハンドルバーと一体化させるメリットは、それだけではありません。ハンドルバーは金属のチューブですから中空ですが、この中空のスペースにバッテリーを配置すれば邪魔にならず、配線などの手間も不要です。充電する時は、ハンドルバーの中から取り出して充電します。

Wink BarWink Bar

ハンドルバーにアクセサリーを装着していると盗まれる可能性もあります。ハンドルバー一体型ならば、パーツの盗難防止効果も見込めます。もちろん、工具があればハンドルバーを取り外すことは可能ですが、ブレーキレバーを取り外すなど、手間も時間もかかるので、より盗まれにくくなるのは確かでしょう。

部品をゴテゴテ取り付けるのと違いスタイリッシュで、パーツ単体が盗まれにくいという点で、シティサイクルに採用したり、シェア自転車などにも導入しやすいと言えるでしょう。ハンドルを交換するだけで、上記の機能を実現でき、使い勝手が向上します。

Wink Bar

シェア自転車を使う際、返却ステーションを探すなど、地図アプリと連携させるケースは多いと思います。シェア自転車を借りる際に目的地を入力し、案内させ、目的地付近の返却場所もわかれば便利です。シェア自転車を利用するアプリとナビの親和性は高いと言えるでしょう。

自宅周辺ならともかく、都市部での移動の際は、行先が案内されれば便利になります。特にナビに興味がない人、使ったことがない人でも、地図上で指定するだけで道案内が光るなら、使ってみる機会になると思います。シェア自転車の使い勝手を向上させる一方、安全性に考慮している点でも向いています。



ナビやアラート、GPSによる捜索機能など、便利な技術が登場しています。自転車に乗りながらスマホと連動させるだけで、いろいろ便利になるような機能も少なくありません。しかし、まだそうした技術を、うまく連動させて使っている人は多くありません。

スマホを持ち歩く人が増え、自転車に乗りながらでも、着信の応答などのニーズも増えています。しかし、一方で、スマホを使いながら自転車で走行する人を増やし、安全上の問題となっています。事故の原因となり、歩行者を死傷させるような事故も起きています。

Wink BarWink Bar

スマホをハンドルに装着するためのアクセサリーも登場していますが、走行しながら注視するのは、安全上好ましくありません。自転車に乗りながら、スマホを注視しなくても使えたり、知らせたりするような装置は、ますます必要性が増していると言えるでしょう。

ポケットに入れたスマホと連動したインターフェースとなるような装置、アクセサリーに、まだコレというものはありません。それがハンドルバー一体型になるかは、わかりませんが、上手くスマホと連携し、標準となって普及を促し、安全性を向上させるスタイルの登場が求められていると言えそうです。




慰安婦に徴用工、レーダー照射と、日韓の問題はうやむやに出来ないレベルです。政府の対応が注目されます。

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