19日は二十四節気のひとつ、雨水です。
首都高に自転車 誤り進入か
東京の首都高速に自転車が進入し、およそ50キロのスピードで走る様子を、ドライブレコーダーが捉えていました。
高速道路を走る1台の自転車。自転車が高速を走ることはもちろん禁止されていて、非常に危険な状態です。これは、14日午後11時すぎ、首都高速の霞が関トンネル付近を自転車が走る様子をとらえたドライブレコーダーの映像です。映像を提供した男性によりますと、自転車は時速およそ50キロで走っていたということです。
「びっくりしましたよね。(自分の車の)後ろがトレーラーか何かの大きい車だったので、巻き込まれたらまずいと思って自転車の後ろをスピード落としてついて走ってたんですよ。後ろからパッシングされたんで、私も最後は抜いちゃった」(映像を提供した男性)
首都高速道路によりますと、自転車や歩行者などの立ち入りは年間400件を超えていて、自転車の利用者がナビアプリを使った結果誤って進入するケースもあるということです。(2019年02月17日 TBSニュース)
「自転車盗んだ」男聴取せず…その後51件窃盗
自転車を盗んだと申告した男への捜査を怠ったとして、埼玉県警は8日、いずれも吉川署地域課の男性巡査部長(35)を停職3か月、男性巡査(28)を減給10分の1(3か月)の懲戒処分にしたと発表した。2人は同日付で辞職した。男は申告後、約50件の窃盗をしていたという。
発表によると、男(40歳代)は昨年8月8日午前3時頃、2人が勤務していた三郷駅前交番(埼玉県三郷市)を訪れ、「千葉から来た。何日も食べていない」などと話し、自転車を盗んだことを申告。
しかし、2人は事情聴取を行わず、千葉県松戸市までパトカーで連れて行き、500円を渡して交番に戻った。自転車は交番近くの路上に放置し、現在行方不明になっている。
同年10月、県警が別の窃盗事件で男を逮捕し、発覚した。県警監察官室によると男は同年8月〜10月、吉川市や三郷市などで事務所から食料品を盗む窃盗事件51件などを起こしていたといい、常習累犯窃盗罪でさいたま地裁越谷支部から懲役3年4月の判決を受けている。
巡査部長は「処理に時間を取られると思った」、巡査は「楽をしたいという思いがあった」などと話しているという。古田土等・首席監察官は「厳正な法執行に対する県民の信頼を損ねる行為で、大変遺憾。職員に対する指導を徹底し、再発防止に努める」とのコメントを出した。(2019/02/11 読売新聞)
陛下の自転車、今も輝き 大阪・堺の自転車博物館「職人の技術結集」
古今東西の自転車約300台を展示している大阪府堺市の「自転車博物館サイクルセンター」が大事に保管する子供用の自転車がある。
昭和11年、市が当時2歳の皇太子だった天皇陛下に献上した製品のスペアだ。センターは「今年は平成最後の年。注目されるのではないか」と期待を寄せる。
センターによると、地元の自転車業界団体が同年6〜7月に2台製作し、8月に1台を献上した。全長約110cm、高さ約60cm。えんじ色の車体に複数の金色の鳳(ほう)凰(おう)が描かれ、タイヤには桜の花があしらわれている。同じものとみられる自転車に乗られた幼少期の陛下のテレビ番組映像もセンターに残る。
スペアは長らく市役所の市長室に飾られ、平成4年のセンター開館と同時に移された。80年以上も経過しているが、光沢があり、まばゆい。センターを訪れた大阪市の会社員、藤本知良さん(41)は「今でも乗れそう。色もかわいい」とショーケースの中を見入った。
自転車は堺の地場産業だ。センターの長谷部雅幸事務局長(68)は「理由は、堺の古い歴史にある」と語る。5世紀前後、日本最大の前方後円墳・仁徳天皇陵(大(だい)山(せん)古墳、堺市)などを造る際に大量のすきやくわが必要になり、多くの技術者が集まった。鉄製品の産業が根付き、その後も刃物から鉄砲へと時代とともに生産品が移り変わった。
1900年代初頭に自転車が日本で広まり、堺の鉄砲職人たちが続々と転身。金属フレームや細部でねじを扱う点などが共通し、技術を応用しやすかったのも産業の発展に拍車を掛けた。
昭和7年には250近くの関連業者が堺にあったとの記録が残る。献上した製品が作られたのはその4年後。長谷部事務局長は「当時の職人の最高技術を結集させた作品」と誇らしげに語る。
堺では現在も自転車づくりへの情熱が脈々と受け継がれている。長谷部事務局長は「日本の自転車産業は堺がリードしてきた。その歴史を映すものとして、陛下の自転車を大切にしていきたい」と話した。(2019/02/14 産経新聞)
“自転車のまちづくり”を提案「バイシクルシティエキスポ」 5月23、24日に開催
“自転車を利活用したまちづくりの推進”をテーマとする「BICYCLE CITY EXPO 2019 〜自転車まちづくり博〜 in 東京ドームシティ・プリズムホール」(バイシクルシティエキスポ2019)が、5月23、24日に東京都文京区の東京ドームシティプリズムホールで開催される。例年官公庁を始め、自転車に関連する会社など多くの団体が出展するイベントだ。
バイシクルシティエキスポは日本初の自転車まちづくり展として3年目を迎える。自転車本体やパーツ、用品の最新モデルも展示するが、特徴的なのは魅力的な自転車ワールドを推進していくための提案が満載である点。最新鋭の駐輪機・駐輪システム、安全で機能的な自転車走行空間の整備拡充、最新シェアサイクルの提案、最先端情報システムなどが一堂に会する。
2019年度は新たに自転車の試乗コースを拡大するほか、展示内容も拡充。昨年よりもボリュームアップした催しとなる。また、例年通り、研究者・ジャーナリストらによるパネルディスカッションなども実施される。(2019/02/03 サンスポ)
■バイシクルシティエキスポ2019開催概要
開催日時:2019年5月23日(木)10:00〜18:00、24日(金) 10:00〜17:00
主催:BICYCLE CITY EXPO 2019 実行委員会(運営事務局:株式会社ライジング出版)
会場:東京ドームシティ・プリズムホール(東京都文京区後楽1丁目3-61)
https://www.tokyo-dome.co.jp/prism/ 入場料:無料
「30分で乗れる自転車教室」親子連れでにぎわう 埼玉サイクルエキスポ、さいたまで開幕
日本最大級の自転車の催し「埼玉サイクルエキスポ2019」が16日、さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナ周辺で開幕し、多くの自転車愛好者らが訪れている。17日まで。
自転車や自転車用品を扱う131の企業や団体が出展。ロードバイクなど本格志向の用品から、子ども用のウエアやヘルメットまでアリーナ内には幅広い商品が並ぶ。
初日は自転車に乗れない子ども(3〜6歳)を対象にした「30分で乗れる自転車教室」が、多くの親子連れでにぎわった。最初はペダルなしの自転車で「曲がる」や「止まる」感覚を養い、最終的にペダルを付けた自転車に挑戦した。群馬県高崎市の岡山力君(4)は初めて自転車に乗れて「怖くなかった。自転車が好きになった」と笑顔。父親の正太郎さん(37)は「感動した。子ども用自転車を買わないと」と話し、わが子の姿を熱心に写真に収めていた。
同市中央区の福島美聡さん(4)は補助輪なし自転車に挑戦し「自転車って面白い」と照れた様子。父親の健伸さん(45)は「今回をきっかけに自転車をもっと練習させたい」と話していた。
ほかにも見沼田んぼまで市内約9・5キロを自転車で走る「ミニサイクリングツアー」やプロライダーがジャンプなど華麗な技を披露する「パフォーマンスショー」などが行われ、幅広い年代の人が楽しんでいた。(2019年2月17日 埼玉新聞)
身近に潜む「崖」注意 自転車での水路転落
県内では、自転車を運転中に水路に転落して死亡する事故が少なくない。昨年は三件あった。稲作が盛んな県内は用水路が多く、全ての水路沿いに転落防止柵を張り巡らせるといった対策を講じることは難しい。県交通安全協会などは自転車の安全運転の徹底を呼び掛けている。
越前市武生中央公園近く、片側一車線の市道端に突如、深さ四メートルの「崖」が足元に現れる。市道の下を横切る「小松川」だ。二〇一六年九月下旬の夜、水深二〇センチほどだったこの川の底で男性が心肺停止状態で倒れているのが見つかった。
男性は市内に住む七十代の無職男性と判明した。近くに自転車も落ちていたことから、警察は、男性が道路右側を走行中に橋を渡る手前で川に転落した可能性が高いとみて交通事故と判断した。近くに住む自営業男性(85)は「あんな所で事故が起きるなんて」と驚きを口にする。
現在、現場には高さ一・一メートル、幅四メートルの白い安全柵がある。越前市都市整備課が地元住民の要請を受けるなどして事故翌月に設置した。同課の担当者は「柵の設置要請は毎年多くあるが、予算的に年間一、二件しか応じられない」と話す。この現場は道路も川も越前市が管理しているため迅速に対応できたが、県や国、民間など管理者が異なる場合は調整が複雑化するという。
県警交通企画課によると、自転車運転中に水路に転落死した事故の統計は存在しない。ただ自転車による単独死亡事故は二〇一六年は六件、一七年は〇件、一八年は三件で、本紙の記事などによると、全てが用水路などでの転落死だった。(後略 2019年2月11日 中日新聞)
警部が自転車を飲酒運転容疑 溝に落ち骨折…救助の電話
京都府警南丹署(京都府南丹市)の40代の男性警部が昨年11月、副署長と酒を飲んだ後に自転車を運転したとして、1月末に道路交通法違反(酒酔い運転)の疑いで書類送検されていたことが、府警への取材でわかった。
自転車ごと道の側溝に落ちて足を骨折し、署に助けを求めて電話したことで問題が発覚した。府警は認否を明らかにしていない。
府警によると、警部は昨年11月5日深夜、南丹市内で酒に酔った状態で自転車を運転した疑いがある。京都市内で副署長と飲酒した後、南丹市まで電車で移動し、駅近くに止めていた自転車で官舎に帰ろうとしていた途中だった。副署長は飲酒後に自転車に乗ることを知らなかったという。
府警は今後、警部を処分する方針。川端宏治副署長は「このような飲酒事故がないよう、署員の指導、教養を徹底していく」と話した。(2019年2月8日 朝日新聞)
サイクリスト向け宿泊施設、伊豆の国市に3月開業
自転車と観光を組み合わせたサイクルツーリズムへの関心が高まっているが、静岡県伊豆の国市にサイクリスト向けの宿泊施設が3月オープンする。運営会社は「電動アシスト付きのスポーツサイクル(eBike)を使ったさまざまなサイクルツーリズムの商品を開発し、宿泊とセットで提供する日本初の施設」と話している。
この会社は、旅館・ホテルの企画・運営、レンタサイクル事業などを手掛けるコナリゾート(静岡県沼津市)。施設は古い温泉旅館をリノベーション、「コナステイ伊豆長岡」として3月25日にオープンする予定。
客室はツイン18室、離れ1室、ドミトリー3室(最大12人収容)で、総収容人員は95人。宿泊料は1人1万3800円(個室、平日、1泊朝食付き、税別)を目安にしている。
同社によると、「自転車を持ち込めるサイクルホテルを中核に、eBikeを使ったサイクルツアーやレンタサイクル、個人の自転車預かりや洗浄などのサービスを提供するサイクルピットなどを備えている」。
このほか、大浴場や食堂などもあり、朝食は洋食ベースの食事を提供する。全館Wi―Fi対応するなど、インバウンドの受け入れも視野に入れているという。(後略 2019年2月17日 観光経済新聞)
GMが電動自転車 35万円から、まず欧州で
米ゼネラル・モーターズ(GM)は14日、電動アシスト付き自転車を発売すると発表した。まず欧州で事業を開始し、4月以降に「ARIV」のブランド名でモーター駆動の2種類の自転車を売り出す。電気自動車(EV)の本格展開に向けて、電動化の技術やブランドイメージの浸透を図る。
GMは昨年11月に電動車両のプロジェクトの一環として電動自転車の発売計画を公表し、ブランド名を公募していた。
「メルド」(写真)と折り畳み式の「マージ」の2種類があり、まずドイツとベルギー、オランダで発売する。価格は2800ユーロ(約35万円)程度と3400ユーロ(約42万5000円)程度。
リチウムイオン電池とモーターを搭載し、EV用のモーター制御ソフトを採用した。3.5時間のフル充電で最長64キロメートルを走行できるという。携帯電話の充電などに利用できるUSBポートも備えた。
自動車メーカーは従来の車づくりを超えたモビリティーサービスに取り組んでいる。米フォード・モーターは昨年11月、サンフランシスコを拠点とする電動スクーターのシェア会社スピンを買収した。(2019/2/15 日経新聞)