山形県沖を震源とする最大震度6強の地震が起きました。
マグニチュードは6.8、震源地が海底で津波注意報が発表され、一時緊張が走りました。津波注意報はしばらくして解除され、観測された最大波は0.1m程度の高さだったようです。ケガをされた方はいましたが、死者は出ることがなかったのが不幸中の幸いでした。
ただ、塀や屋根などが崩れ落ちたり、家の中がグチャグチャになるなどの被害を受けたところもあったようです。翌日には強い雨に見舞われ、まだ本震クラスの余震が起きる可能性もあります。揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などへの警戒も呼びかけられています。
このところ、震度6弱以上の地震だけでも、熊本や函館、鳥取、茨城北部、大阪北部、北海道胆振地方など、頻繁に起きています。あらためて地震列島に住んでいること、いつ自分の住んでいる地域で地震が起きてもおかしくないことを痛感した人は多かったのではないでしょうか。
地震発生に備えておく必要を感じた人も多いはずです。今回は夜間の地震でした。地震は起きる時間帯を選びません。懐中電灯や、その電池の用意は不可欠です。北海道の地震でも、主力発電所の近くが震源だったため、全道が一時ブラックアウトするという事態に陥りました。
日本に住んでいると、ふだん夜間に停電することは滅多にないと思います。家の中だけでなく、屋外の街灯も消えた場合、特に月明かりもないと、本当に真っ暗になることの実感がありません。通常の時でもそうですが、地震でモノが散乱したり、塀や屋根などが崩れ落ちている時に、真っ暗闇の中を行動するのは困難です。
家庭に1本や2本は懐中電灯があっても、電池が切れていたりすることも多いのではないでしょうか。どうしても普段は使わないものなので、電池をすぐ使える状態にキープしておくのは難しいかも知れません。ただ、サイクリストなら、自転車用のライトは比較的使う機会が多いでしょう。
私は、家庭用の一般的な懐中電灯を玄関に置いているのとは別に、ふだん使っている自転車用ライトの置き場所をベッドの近くにしています。ハンドルバーに取り付けて使うタイプです。比較的使う機会があるため、電池切れになっていることは、まずないため、イザという時に役立つはずです。
もちろん、自転車用のライトですが、災害時に使うことも想定しておくのは有効だと思います。ただ、最近のLEDのライトの中には、直視すると眩しいほど明るいものの、実際に暗闇を照射しようと思うと、暗すぎて役に立たないものも少なくありません。そのあたりを確認する必要があります。
夜間に自転車に乗る場合でも、幹線道路や都市部では街灯が明るいため、照度の低いライトでも、不便に感じない事も多いでしょう。しかし、自転車に乗っていても、イザという時、前方が暗くて照らせないと困るケースがあります。きちんと前方を照らせるライトに変えるのは安全上も有効です。
十分な明るさが確保できれば、なんでもいいのですが、前から見ると眩しいのに、前方を照らすと暗いライトは意外に存在しています。ショップなどで、明るい状態では確認出来ないことも多いので、よく調べて調達する必要があります。例えば、こちらは
充電式の懐中電灯で自転車用にも使えます。
動画で見る限り、眩しいだけでなく、前方を明るく照らしているのがわかります。さらに、USB経由で、スマホを充電することも出来ます。もし、災害が発生した際、情報の取得や家族との連絡に、携帯電話は非常に重要な役割を果たすはずです。スマホ用のバッテリーを用意しておくのも重要な準備と言えるでしょう。
もちろん、イザという時の備えは懐中電灯だけではありません。ツーリングなどに出かける時、エナジーバーのような補給食を携行している人なら、それも災害用に兼ねることが出来るでしょう。災害用の備蓄食料は、いつの間にか、期限が切れていたりしますが、ふだん消費している携行食なら、その心配はありません。