今後は、これまで別々だった電車、バス、タクシー、地下鉄、飛行機、路面電車といった交通機関を有機的に接続し、ひとつのサービスのように使える、MaaS(Mobility as a Service)になっていくと言われています。簡単に予約や手配が出来たり、いちいち清算する手間が省けたり、乗り換えが便利になったりします。
移動の効率が上がり、渋滞などの軽減や、環境負荷を減らすことにつながることも期待されています。公共交通に加え、カーシェア、ライドシェア、そしてシェア自転車なども組み合わされます。将来的には自動運転による交通サービスも始まるでしょう。
現状では、渋滞する都市部において、バスやタクシーより自転車のほうが速い場合も少なくありません。環境負荷や公害、コスト、道路の占有面積などの点でも有利です。さまざまな交通機関をつなぐモビリティ、あるいは都市部を機動的に移動できる手段として、シェア自転車も一定の役割を果たすことでしょう。
新しい乗り物、移動手段も登場するかも知れません。前回、次世代の電動モビリティのうち、自転車よりさらに小さいもの、ペダルがないモビリティを取り上げました。これらも単なる遊び道具ではなく、近未来の都市の移動、MaaSにおいて、その一翼を担うものになる可能性があります。
ただ、今のところ電動アシスト自転車以外には、電動キックボードが一部で使われ始めている程度です。さまざまな電動モビリティが登場する可能性はありますが、すぐに自転車を完全に置き換えるようになるとは思えません。少なくとも近い将来、使われなくなることは考えにくいでしょう。
一方、MaaSに組み込まれる自転車も変化、進化していく可能性があります。今後も、今の一般的な自転車が使われ続けるとは限りません。電池や素材の加工技術、ITなどの進化の影響が自転車にも及び、都市での移動に適した新しい形態が登場しても不思議ではありません。
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上の動画のように、自転車の見た目、デザインが変わることは当然考えられます。シェア自転車ならば、なるべくシンプルで壊れにくいほうがいいでしょう。チェーンで服が汚れたり、余分な突起にひっかけるなどのトラブルが起こりにくいほうがベターなのも間違いありません。
以前であれば、重量が重くなってしまうので、自転車のデザインには制約がありました。しかし、素材技術も進化していますし、電動アシストの場合、バッテリーの高性能化もあって、多少の重量増加は問題にならなくなりました。まるで幼児の描いた絵のように
単純な形の電動自転車 も開発されています。
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シェア自転車と言うと、どうしても汎用性の高いシティサイクル、日本ではママチャリ型になるでしょう。誰でも乗りやすいという点で妥当な選択です。ただ、ママチャリタイプだと、どうしてもスピードが出ず、鈍重なところに不満を感じる人もあるに違いありません。
日本のクラウドファンディングサイトに登場したのは、なんとママチャリみたいなロードバイク、「
ママチャリロード 」です。トップチューブがなく、だれでもまたぎやすくなっています。動画を見る限り、それでいてロードバイクのような速さ、ポテンシャルを持っているようです。
こちらは、ロードバイクを乗りやすくするという発想で生まれたようですが、逆にママチャリをもっと高性能にして、誰もが乗れる自転車でありながら、速く走れるものが出てきてもおかしくないでしょう。シェア自転車であっても、もっと軽快で、高性能なものへという進化の方向も考えられそうです。
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都市部では、自転車を
もっとコンパクトに したいというニーズもあるでしょう。そのぶん小回りがききますし、地価の高い都会では、貸出ステーションの設置スペースも馬鹿になりません。こちらは、前輪を思いきり小さくして、横方向に伸びるハンドルもなくしたことで、スペース効率や可搬性を上げています。
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キックボードをシェアリングして、都市の移動手段にしようという動きが出てきているのですから、インラインスケートが登場したとしても不思議ではありません。こちらは、自転車とインラインスケートを合わせたような乗り物です。つかまる部分があるので、インラインスケートより乗りやすいかも知れません。
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足踏み式の自転車 も十分に考えられます。これならばサドルにまたがる必要がないので、スーツのパンツがシワになることもありません。特にビジネス街などでは、需要がありそうです。女性はタイトなスカートでも乗ることが出来ます。案外便利かも知れません。
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コンパクトさを求めるならば、こんな自転車も選択肢になるでしょう。いわゆるA型の折りたたみ自転車から、思い切ってペダルを省いてしまっています。
足で蹴って進む わけです。もともと自転車の祖先、ドライジーネは足蹴り式だったことを思えば、これもアリかも知れません。
今後もいろいろなモビリティが開発されていきそうですが、自転車の分野でも新しいスタイルを開発しようという意欲は、相変わらず旺盛です。自転車は製品、あるいは市場として成熟した分野に思えますが、まだまだいろいろな可能性があると考えている人は少なくないようです。
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アイルランドに勝って日本中が盛り上がりましたが、サモア戦も是非勝って出来れば勝ち点5がほしいところです。
Posted by cycleroad at 13:00│
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