December 24, 2019

クリスマスに喜びを届ける人

今日はクリスマス・イブです。


ツリーやイルミネーションが飾られ、クリスマス・セールの横断幕やのぼりも含めて、街は華やいだ雰囲気になります。日本では、教会のミサに行って、イエスキリストの誕生を祝うという人は少ないですが、ケーキやプレゼントを買ったり、パーティーをしたり、楽しい行事なのは間違いないでしょう。

特に子供たちにとっては、待ちに待ったイベントです。小さい子供たちは、夜中にサンタクロースが来るのを楽しみに眠ることでしょう。子供の頃、一目サンタを見てやろうと、一生懸命夜中まで起きていたけれど、いつの間にか眠ってしまったという経験のある人も多いのではないでしょうか。

いつ頃までサンタクロースを信じていたでしょうか。小さい頃、実はサンタクロースは存在しないと知って、ガッカリした人も多いことでしょう。代わりに親がプレゼントを買ってくれていたと知り、道理で自分の欲しいものがわかっていたのだと納得した人もあったかも知れません。

ところで、この時期のあいさつと言えば、メリークリスマスですが、最近アメリカなどでは、ハッピーホリデーなどと言う必要があります。移民の割合が増えて、違う宗教の人が増えたことで、メリークリスマスが適切な挨拶ではなくなってしまったからです。

それでもキリスト教国だなと感じるのは、チャリティー活動が盛んなところです。アメリカでは、格差が広がっていることもあり、恵まれない子供たちが大勢います。そんな子供たちにクリスマスプレゼントを届けようという活動は、全米各地に無数にあります。この時期だけではありませんが、チャリティーの精神が息づいています。

Xmas bikeXmas bike

Xmas bikeXmas bike

特定のNPOや、チャリティー団体だけではありません。地域の一般企業や商店をはじめ、無数の団体・グループが、それぞれチャリティー活動を行っています。寄付を集めたり、プレゼントを調達するなどして、子供たちにクリスマスの贈り物を届けています。

子供たちが欲しいものは、いろいろあるでしょう。オモチャや、今どきならゲームソフトなどかも知れません。ただ、一人ひとりに希望を聞くわけにはいかないので、ある程度、代表的なものにならざるを得ないでしょう。それが自転車になるケースは多いようです。とてもポピュラーなクリスマスプレゼントとなっています。

ある団体の責任者は、なぜ自転車なのかというメディアの質問に、「だって、子供たちは、みな自転車が欲しいからさ。」と答えています。たしかに、筆頭ではないかも知れませんが、欲しいものに入っている確率は高そうです。そして、自分の自転車を買ってもらえない子が大勢いるのです。

Xmas bikeXmas bike

Xmas bikeXmas bike

地域で働いていたり、住んでいる人など、さまざまな人が活動しています。どこも今年だけの活動ではありません。たとえ予算が厳しくとも、毎年行います。忙しい中だったとしても、子供たちが自転車を受け取った時の笑顔を見るだけで、全て報われるという人が多いようです。

クリスマスに、子供に自転車をプレゼントする活動は、全米の郡や地区ごとに無数にあります。特別なものではありません。日本では、自分の子供のプレゼントしか考えたことのない人も多いと思いますが、アメリカでは大勢の大人が、こうした活動に参加しています。さすがキリスト教国のチャリティー精神だなと感じます。

Xmas bikeXmas bike

Xmas bikeXmas bike

日本でも、クリスマスプレゼントに自転車を買ってもらう子供たちがいることでしょう。小さい頃、自転車をプレゼントされた嬉しさを覚えているという人もいるはずです。今年、クリスマス・バイクをもらった子供たちも、素敵な思い出となることでしょう。

ちなみに最近のアメリカでは、いわゆるAIスピーカーが普及してきており、声で通販に注文する家庭も増えています。この時期、親の真似をして、子供が欲しいオモチャを話しかけてしまい、大量のオモチャが届いてしまうという家庭が続出するそうです。サンタへのお願いが実現してしまうわけです。

Xmas bikeXmas bike

一方で、自分の家にはサンタクロースが来たことがなく、クリスマスプレゼントをもらったことがないという子供も少なくありません。親に頼んで自分の自転車を買ってもらうのも無理と、とうに諦めている子供は多いはずです。そんな子供が自転車をプレゼントされた時の嬉しさは、いかばかりでしょうか。

アメリカの子供たちだって、いつまでもサンタクロースを信じているわけではありません。じきにサンタクロースがいないことを知って、ショックを受けることになるでしょう。でも、子供の頃に自転車をプレゼントされた時の嬉しさは、大人になっても覚えているに違いありません。

必ずしも赤い服は着ておらず、白いヒゲも生やしていません。でも、そんな地域のおじさん、おばさんこそ、サンタクロースなのだと、そのうち悟るでしょう。そして、大人になって、今度は自分がサンタクロースになろうと考える人もいるはずです。そんな素敵なサイクルが続いているのかも知れません。




◇ ◇ ◇

アフリカ東部のソマリアではバッタ、飛蝗の大群が発生して甚大な被害となっているようです。飢餓が心配です。

このエントリーをはてなブックマークに追加

 デル株式会社


Amazonの自転車関連グッズ
Amazonで自転車関連のグッズを見たり注文することが出来ます。



 楽天トラベル

 
※全角800字を越える場合は2回以上に分けて下さい。(書込ボタンを押す前に念のためコピーを)