April 01, 2020

感染症と闘う為の手段と工夫

これまでの常識を変えるものが登場しました。


なんと後ろに進む自転車です。バックすると言っても室内でのバーチャルの話です。さすがに現実の道路では危険すぎます。Tacx 社のトレーナーと、Zwift 社のアプリで実現しました。ペダルを逆方向にこぐと、自転車がバックします。これによって、ふだん使わない筋肉が鍛えられ、脳の運動領域が刺激され、活性化します。


↑動画を再生してみて下さい

TacxTacx

というのはジョーク、今日はエイプリルフールです。これは、Tacx 社が、2017年の4月1日に出した動画です。日本でもコロナの蔓延が感染爆発になりかねない、ギリギリの状況とされる中で、不謹慎と批難されそうですが、あえてジョークから入ってみました。

暗い話題ばかりだとストレスがたまる一方です。こういう時こそ、少し息をぬいてリラックスすることも必要でしょう。笑いは免疫力を高めますし、感染症予防には免疫力が重要になります。そして、もし感染してしまった時に、最後に頼るのは、自分の免疫力しかありません。

TacxTacx

冒頭で常識を変えると書きましたが、今回のコロナウイルスのパンデミックは、まさに世界の常識、世界の姿を変えかねない事態です。これまでグローバル化してきた世界が、次々と国境を閉じ、人やモノやお金の行き来を遮り、自由貿易は滞り、グローバル化をバック、逆回転させるような形になっています。

サプライチェーンが分断されただけでなく、国家主義的な考え方が台頭し、保護貿易化が進む可能性が高まっています。自由貿易体制に逆行していくならば、国際分業による世界の経済効率は落ち、経済成長も阻害されることになるでしょう。危機対応に国際協力も進まず、対立が先鋭化しつつあります。

コロナウイルスの感染拡大の勢いは衰えておらず、ヨーロッパからアメリカが感染の中心になり、今後は医療体制の脆弱な途上国での感染拡大も懸念されています。世界での終息は、いまだに先の見えない状況であり、コロナ後の世界秩序も見通せない状態と言えるでしょう。

Tacx
Tacx

しかし、そんな中でも人々は毎日、生活していかなければなりません。都市の封鎖で家の中に閉じ込められ、運動不足でストレスをためている人も多いでしょう。トレーニングジム等に行けず、室内で運動不足解消を迫られている人も多いことでしょう。家の中でどう過ごすかが問題です。

著名なスポーツ選手がこぞって、室内でのトレーニング方法を提案する動画をSNSに上げたりしています。室内での運動と言えば、バックではないものの(笑)、トレーナーやエアロバイクで汗を流す人も多いに違いありません。まだ正確な統計はありませんが、機器の販売は急増しているようです。



中には、自宅のベランダを行き来するだけで、なんと42.195キロ、マラソンを完走したフランス人男性もいます。自転車をセットしてペダルをこぐトレーナーは、基本的に室内用なわけですが、庭やバルコニーなどに持ち出している人もいます。新鮮な空気を吸い、外で走行している気分になれます。

もちろん、許されている地域では、実際にサイクリングに出かけ、運動不足解消や気分転換をしている人も増えているようです。発熱などの症状のある人は避ける必要がありますが、そうでなければ、他者との間隔をあけて、許される範囲で積極的に自転車で汗を流すことを推奨しているところもあります。

LockdownLockdown

このパンデミックの中、著名人も自転車に乗っている姿が相次いで目撃されています。アメリカの俳優、ジェニファー・ガーナー、アンディ・ガルシア、歌手のカミラ・カベロ、ショーン・メンデス、司会者のジェームズ・アージェント、そしてご存じ、アーノルド・シュワルツェネッガーなどです。

Jennifer GarnerJames Argent

Camila CabelloShawn Mendes

Arnold SchwarzeneggerAndy Garcia

世界的に、子どもを外で遊ばせられなくて、困っているママも多いことでしょう。子どもだってストレスがたまります。言うことをきかなくなり、ヒステリーを起こし、体力をもてあまして夜も寝付きが悪くなります。ママも家事やテレワークなどがあって、つきっきりで遊んでやるわけにもいきません。



アメリカのに住むトレーシー・ジュリアーノさんは、二児の母親です。彼女は一計を案じ、子どもの自転車を室内に入れました。そして補助輪にスニーカーを履かせてトレーナーにし、室内でエアロバイク・エクササイズをさせることにしました。これは名案と言えるでしょう。

indoor cycle

家にこもって運動不足になると、ストレスがたまるだけではありません。やはり免疫力が落ちます。適度の運動は筋肉量の低下を防いで体温を上げ、免疫力を上げることがわかっています。手洗いや消毒、いわゆる3つの密を避けるなどの対策とともに、免疫力の低下を防ぐのも重要です。

もし感染してしまった時には、現在は対処療法しかない以上、自分の免疫力で治癒するのを待つしかありません。よく笑うこと、身体を動かすことのほかにも、免疫力を上げるには、バランスのとれた食事、十分な睡眠、ストレスをためない、といった常識的なことが大切と言われています。

コロナ・ウイルスとの闘いは短期間には終わりそうにありません。特効薬やワクチンの無い中で、不要不急の外出を控えて、感染を拡大させる機会を減らすのが、いまのところ唯一の闘い方です。極力、感染の拡大を防ぐ一方で、免疫力を下げないようにしていきたいものです。




◇ ◇ ◇

米国では死者が24万人に上るとの予測です。大震災のように衝撃的ではないぶん危機感の薄い人もいますが、これは世界的危機であり、経済の大打撃も懸念されます。一人ひとりが意識して感染爆発を防ぎたいものです。

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