約1ヶ月半にわたった緊急事態宣言が解除されました。
ウーバー自転車が首都高に コロナで需要増、目立つ通報
新型コロナウイルスの影響で飲食宅配のニーズが高まる中、自転車の配達員の危険な運転を指摘する通報が相次いでいるという。歩行者とぶつかる事故も起きており、警視庁は取り締まりを強化している。
東京都新宿区の首都高速4号上り線で12日午後0時25分ごろ、飲食宅配代行サービス「Uber Eats(ウーバーイーツ)」のリュックを担いだ配達員が自転車で走っていると目撃者から110番通報があった。警視庁によると、自転車は都心方向へ走行し、新宿出口から降りたという。首都高は自動車専用道路で、自転車の通行が禁じられている。
同庁は翌13日、ウーバーイーツの運営会社の日本法人に対し、交通ルールの順守を配達員に徹底させるよう要請した。同法人は取材に対し、「さらなる交通安全の啓蒙(けいもう)活動を行いたい」と回答した。
飲食宅配代行サービスは、携帯電話のアプリで配達先を入力し、利用可能な加盟店一覧から店と注文を決めると、配達員が自転車やバイクで届けてくれる仕組み。飲食代に加え、数百円程度の配達料がかかるが、利用者が増えているようだ。
アプリ分析を手がける「フラー」(千葉県柏市)によると、飲食宅配代行のアプリ2種類を利用したのは、今月21日までの1週間で1日あたり推計40万人。緊急事態宣言が出た4月7日までの1週間の同23万人から約7割増えていた。
外食を控える動きが広がったことで、営業休止や短縮を要請された飲食店側も、出前を新たに始めたり、強化したりする取り組みが進む。
ただ、警視庁によると、それに伴って自転車に乗った配達員が「携帯電話を見ながら運転している」「歩道でスピードを出していて危ない」「信号を無視した」といった通報が目立ってきたという。事故も起きている。(後略 2020年5月23日 朝日新聞)
ウーバー配達員、都内で事故相次ぐ 自転車で首都高走行も―コロナ自粛、宅配増加で
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛で宅配の需要が高まる中、飲食宅配代行サービス「ウーバーイーツ」の配達員による交通事故が東京都内で相次いでいる。首都高速道路を自転車で走行する事案も起きており、警視庁は安全指導を強化する方針だ。
ウーバーイーツ加盟の飲食店は国内で近年増加しており、3月末時点で2万店舗以上。新型コロナの影響で売り上げが減少した店舗を支援するため、神戸市のようにウーバーイーツと連携を始めた自治体もある。
一方、都内では配達員の事故や交通違反も目立つ。警視庁によると、杉並区で4月6日、自転車で配達していた20代の男子大学生が軽乗用車とぶつかり死亡。今月15日にも中央区で同様の事故があり、男性配達員が顔の骨を折るなどした。18日には板橋区で配達中の自転車と歩行者の50代女性が出合い頭に衝突する事故も発生した。
12日には男性配達員が自転車で首都高に進入。「Uber Eats」のロゴが入ったバッグを背負い、自動車と並行して走る姿がツイッターに投稿された。警視庁が男性を特定し、任意で事情を聴いた。ウーバーイーツの運営会社は「引き続き交通安全の啓発活動の強化に取り組んでいく」とコメントしている。(2020年05月26日 時事通信)
業務拠点なく指導難航 ウーバー配達員事故―警視庁
東京都内で相次ぐウーバーイーツ配達員の交通事故。配達員はスマートフォンの専用アプリで仕事を請け負う個人事業主で、業務の拠点を持たないため、警視庁は交通安全指導の難しさに頭を悩ませている。
同庁によると、都民からウーバーイーツの配達員について「運転マナーを守るよう指導してほしい」というメールが多数寄せられているという。
同庁は、2018年8月に配達員の死亡事故が起きて以来、運営会社のウーバー・ジャパン(東京都)に交通安全を徹底するよう申し入れてきた。19年には配達員を対象とした交通安全教室を2回実施。同年7月から月1回、配達員用のアプリに安全指導のメッセージを送っている。
配達員は運営会社と雇用関係がなく、待機する場所は自由でタクシー営業所のような拠点もない。ある捜査関係者は「神出鬼没だ」とぼやく。別の捜査関係者は「スマホというツールでしか個々の配達員にたどり着けない。指導が難しい」と話した。(2020年05月26日 時事通信)
“新型コロナ余波”宅配サービス増加で「自転車マナー悪化」 京都・四条通で警察が指導
外出自粛要請などで宅配サービスが増えたことで、京都では自転車の交通マナーが問題になっています。京都市のメインストリート四条通では15日、警察官が自転車に乗っている人に声をかけ、交通マナーを呼びかけました。
四条通の一部は午前8時から午後9時まで自転車の走行が禁止されていますが、警察によると新型コロナウイルスで宅配サービスの需要が増加し自転車で料理を配達する人たちの通行が増えています。
交通マナーに関する苦情も寄せられていて京都市東山区で自転車の走行禁止場所での指導件数は去年1年間で14件だったのが、ことしはすでに67件と5倍になっています。京都府警は今後も取り締まりを強化していくとしています。(2020年5月16日 関西テレビ)
コロナ影響 自転車通勤が増加か 首都圏の利用動向
新型コロナウイルスの感染拡大後、自転車のシェアリングサービスの利用時間や距離が伸びているというデータがまとまり、感染予防として公共交通機関を避けて自転車で通勤する人が増えているとみられます。データは、自転車のシェアリングサービスを全国で手がける業界大手の会社が首都圏の1都3県の利用動向をもとにまとめました。
それによりますと、緊急事態宣言が出された先月の平日の利用回数は、外出の自粛を背景に3月と比べて32%減りました。一方で、1回あたりの利用時間は70分と、54分だった3月に比べて30%ほど増えたということです。また、1回あたりの移動距離も先月は4.2キロと、3月に比べて35%伸びたということです。
緊急事態宣言によって在宅で働く人が増えた一方、出勤が必要な人の間では、感染予防のために公共交通機関を避け、自転車通勤をしている人が増えているとみられています。東京・中野区でサービスを利用していた50代の男性は「電車だと3密が気になるので、自転車のほうがよいかなと思って使っています」と話していました。
シェアリングサービスを手がける「オープンストリート」の横井晃社長は「データからは、これまで最寄り駅まで自転車を使っていた人が、勤務地まで移動距離を伸ばしていることもうかがえる。事業を始めてから初めての傾向だ」と話していました。(2020年5月23日 NHK)
人事部を悩ませる「定期代を浮かせて自転車通勤」、差額を返還させられるか
Q. IT企業の人事部に勤務しています。引っ越し後の新住所を、3年間届け出なかった社員がいます。新住所はより会社に近くなったのにもかかわらず、引っ越し前の住所は実家のままで会社から遠いのです。本人は分かっていながら、実家と会社間の高い通勤定期代をもらっていたと認めています。返還させたいのですが問題ないでしょうか。
通勤費の不正受給については、善意悪意にかかわらず多数の相談があります。故意に行っていた質問のようなケースから単純に届け出るのを忘れていたケースなどさまざまです。相談で一番多いのが、通勤定期代を支払っているのに自転車通勤していたというもの。健康のためという理由で悪意なく通勤していた社員もいるようです。
冒頭の質問は、筆者が経験した例です。同様の相談が毎年のようにあります。事案によっては返還を求めた、あるいは懲戒処分を行った会社もあります。質問のケース以外には上述の「通勤定期代を支給しているのにバイクや自転車通勤をしていた」「高い料金の通勤ルートで申告し、実際は安いルートで通勤していた」などです。
筆者は通勤ルートについては、一定程度の容認は必要だと思います。例えば、迂回経路により定期券を買っている場合です。不正受給が目的ではないので返還まで問題にする必要はなく、容認でよいでしょう。専門学校やスポーツジム、介護施設や幼稚園の最寄り駅などに行くための経路延長を含みます。
故意の場合は返還、懲戒処分も視野に
不正受給による過払いの通勤費分は、会社が支払う必要がなかったお金です。これは不当利得であり返還を求めることができます。会社が返還請求できる時効は10年間。返還させる前に、まずはなぜそうしていたのかをヒアリングしましょう。
社員に事情を聞けば故意でない場合も多くあります。例えば悪意なく届け出のルートや手段以外で通勤している場合です。そういった事情を考慮した上で対応を考えてください。返還させるにしても支払い方法(一括/分割)や返還金額(全額/一部)を検討すべきです。
ヒアリング結果を考慮して、懲戒処分も視野に検討するとよいでしょう。通常は口頭注意で済ませる、故意で悪質な場合は減給や出勤停止処分まで行うといった判断です。(後略 2020.05.27 日経テック)
前橋商議所など、飲食店に電動自転車貸与 宅配支援
前橋商工会議所や太陽誘電などは、市内の飲食店に電動アシスト機能付き自転車を貸与した。新型コロナウイルスの感染拡大による販売減少を補うため弁当などの宅配に力を入れる店舗が増えており、自転車を無償貸与することで飲食店を支援する。
自転車を貸し出したのは、和食店の「磯春松」、洋食店の「レストラン ポンチ」など7店。料理の配達などに活用してもらう。貸与期間は8月末まで。
前橋商議所や太陽誘電など5者は4月から自転車を活用したまちづくり事業に着手。全地球測位システム(GPS)付き自転車を市民に貸与して利用データを収集している。休校の影響で使われなくなった自転車を飲食店に貸与することで今回、5者が合意した。
自転車の貸与を受けた「磯春松」の関口主税氏は「遠い配達先へ届けるのに大変だった。素晴らしい自転車を利用できてありがたい」などと語った。太陽誘電の梅沢一也取締役は「自転車の移動状況はビッグデータとして解析できる。新しいビジネスモデルが生まれることを期待している」と話した。(2020/5/8 日本経済新聞)
兵庫県洲本市「出前プロジェクト」向けに、電動アシスト自転車の無償レンタル実施
パナソニック サイクルテック株式会社(以下、パナソニック サイクルテック)は、2020年5月から6月末まで、兵庫県洲本市内で、飲食店の料理を配達する「出前プロジェクト(主催:FC淡路島、洲本飲食組合)」に、電動アシストマウンテンバイク「XM1」、「XM2」合計10台を、無償でレンタルします。このプロジェクトは、新型コロナウイルスの影響で、売上が低迷する飲食店を支援することが目的です。
出前プロジェクトは、淡路島でJリーグ入りの目標を掲げるサッカーチーム「FC淡路島」が地域貢献を目指して、洲本飲食組合と一緒に、5月より開始したサービス。新型コロナウイルスで外出が厳しい中、サッカーチームの選手たちが、飲食店の弁当・ピザなどを電動アシスト自転車で洲本市内の各家庭に配達します。(後略 2020/05/22 時事通信)
小林、ひとり親家庭支援へ自転車で弁当と元気届ける
日本代表経験を持つベルギー1部ワーストランドベベレンMF小林祐希(28)が、ひとり親家庭に無料で弁当を届けるプロジェクトに参加し、自転車に乗り弁当を配布した。
同プロジェクトは、六本木でカジュアルイタリアン「Noza Caza(ノザカザ)」を運営するSASAの代表・笹裕輝氏が母子家庭で育った経験から「ひとり親家庭を助けたい」との思いで発足。小林も母子家庭で育ったことから支援に動いた。
小林は背中に弁当を背負い、自転車で配達。サインや記念撮影に応じるなど子供に弁当と同時に「元気」もプレゼントした。小林は「自分が届けたいのは気持ち。それを弁当に乗せただけです」とツイッターでコメント。「何か行動すれば、売名だと言われ、失敗すれば笑われる。いろいろ考えてしまって行動に移せてない人。なにかやりたいことがあるなら積極的にやるべき。どんどん行動に移そう」と自身の信念もつづった。(2020年5月24日 日刊スポーツ)
マスクを付けて自転車をこいでいたら意識消失!? マスクによる熱中症や頭痛に気をつけて
各地で緊急事態宣言が解除される中、「新しい生活様式」として今後もしばらくマスクは手放せなそうですが、一方でマスクを長時間着けることや、マスクをしたまま激しい運動をして体調を崩す人も相次いでいるよう。
文部科学省も21日、学校再開後の体育の授業について、身体へのリスクを考慮し「マスクの着用は必要ない」と通知しましたが、特に体温調節機能が未発達な子どもや、高齢者は注意が必要といいます。着用時に気を付ける点について神戸市内の医院や整体院で聞きました。
マスク内に熱気「隠れ脱水」も...子どもや高齢者は要注意
神戸市内の女性は先日、マスクを着けたまま自転車で坂道を上っている途中に意識を失って転倒。顔面などを打撲しました。その日の神戸市内は良く晴れ、最高気温も25度を超える夏日に。女性を診察した専門医は「あくまで私見」としつつ、「本来なら呼気が外気により冷やされたり、また冷たい空気を吸えたりしますが、マスクをしているとそれが閉鎖系になり、熱の高い空気を繰り返し吸うことになり、小さな熱中症のような現象になる」と指摘。「マスクしながらジョギングしている人の映像などもよく見ますが、運動すると通常以上の体温と呼気温の上昇があり、さらに頻呼吸で酸素と二酸化炭素濃度がマスク内で低下するのが拍車をかかるのでしょう」と話します。
また、「ウィルスも通さないような気密性の高いマスクをして運動すればそれが何倍にもなると想定され、結果は火を見るより明らか。運動は距離を保ちながら行い、息が上がらない程度で今は抑えるべき。コンタクトスポーツや体育館で行うものは難しいかもしれません」とも。「特にまだ体温調節機能が発達しておらず体温が上がりやすい子どもや、加齢で体温の上昇に気付きにくい高齢者は要注意」といい、「さらに高齢者はマスクによる隠れ脱水があったとき症状が出やすい傾向もある」と指摘します。
空調は普段より設定温度を低めに
予防法としては「通気性をよくしすぎると自身の飛沫を防ぐという本来の意味も乏しくなりますから、冷却スプレーをマスク面に塗るとか、今年の夏は空調も、いつものように27度や28度という設定温度より幾分低くして体温の上昇を防ぐとともに、口周辺に過剰な温度がたまらないよう数分おきに口回りの空気を環流させる(その際、マスク外面を持った手で周囲を触らないよう気を付けなければなりませんが)こと」などを挙げます。
マスクによる頭痛症状を訴える人も増えています。頭痛専門の「神戸本山整体院ぴ〜す」(神戸市東灘区)には今月に入り「マスク頭痛」を訴える患者が明らかに増加。「マスク頭痛」について書いたブログには1日約500件以上と、普段の20倍近いアクセスがあるという。平井俊秀院長は「今まで頭痛が出たことのない人で、マスクをし始めて『こめかみが締め付けられるような頭痛』やめまい、立ちくらみ、『頭がぼーっとする』という訴えが相次いでいる」と話します。
マスクによる酸欠も…「『ニヤニヤ』で顔の筋肉を動かして」
原因としては外出自粛やテレワークの長期化による肩こりや、マスクのゴム自体の締め付けで生じる緊張型頭痛のほか、「性能の高いマスクの場合は二酸化炭素の多い呼気を吸うことが増え脳内が酸欠になり、それを補おうと血管が拡張し、血流や血圧が上がることで『脈動とともにガンガンと痛む』偏頭痛や熱っぽさ、ふらつきやめまいなどの症状が出ることがある」といいます。
さらに、マスクがずれないよう顔を極力動かさないようにしたり、普段と違う筋肉を使ったりすることや、下向き加減の姿勢を取りがちなことも筋肉が固くなる要因になるといい、「定期的にマスクをずらして深呼吸をし、酸欠を防ぐとともに、こめかみや耳の辺りのマッサージや、「マスクを着けた状態で“ニヤニヤ”して顔の筋肉を意識的に動かす」ことも、「筋肉の緊張を防ぐ効果がある」といいます。
新規感染者は減ってきているとはいえ、新型コロナとの戦いは長期化も予想されます。「夏マスク」も相次いで商品化されていますが、上手な付き合い方が必要になりそうです。(2020/05/24 gooニュース)