June 27, 2020

事故や犯罪をどう防止するか

西日本を中心に真夏日が多くなってきました。


まだ沖縄を除いて梅雨の真っ只中ですが、昨日発表の1ヶ月では、今年の7月は平年よりも気温が高めで暑くなるようです。さて、そんな折りですが、例によって最近の自転車関連のニュースの中から、気になったものをいくつかピックアップしてみたいと思います。


自転車事故、多いのは3〜7月 梅雨時はもっとも危険

自転車事故6月末から自転車でほかの車両を妨害する“あおり運転”が危険行為の15番目に追加された。道路交通法では「自転車は車道を走るのが原則」とはいえ、いまだ「車道が怖いから」と歩道を通る人は相変わらず多い。

問題はそのときの気持ち。「通らせていただきます」とちゃんと思って、行動してますか? “乗ったら軽車両、降りたら歩行者”の自転車は、加害者にも被害者にもなり得る危険な乗り物なのだ。

「自転車事故は6分32秒に1件起きており、年間でも3〜7月に自転車事故が多く、梅雨は特に危険です」と言うのは、全日本交通安全協会・参与の長嶋良さん。

「なかでも、交差点の出会い頭事故が自転車事故の約半数を占め、見通しの悪い交差点、一時停止場所、信号交差点は自転車にとっての鬼門なのです」(長嶋さん)

梅雨どきに自転車事故が多いのは、雨で路面が滑り、ブレーキの効きも見通しも悪くなるという、事故が起きやすい条件がそろっているから。

とはいえ、警察庁「令和元年中の交通事故の発生状況」によると、自転車事故の数は減少傾向にあるが、全体に占める割合は横ばい状態のまま。さらに、ここ10年で交通事故件数は3割減少したが、自転車対歩行者の事故件数に関しては3割増加しているのが実状だ。

全交通事故に比べて減少率が低いのは、自動車ほど啓蒙活動や安全対策が徹底しておらず、利用ハードルが低く、高齢層など自転車の高リスク利用者の増加など、複数の要因が背景にあるためと考えられる。

シェアサイクルやフードデリバリーの利用率も上昇しており、自転車がますます注目を浴びそうなご時世。自転車活用推進研究会理事長の小林成基さんは、「コロナ禍の影響で、電車より自転車での通勤・通学を希望する人が増えています」と語る。

NPO法人自転車活用推進研究会のデータ(判佝納劵丱ぅ轡ルクラブ編集部調べ、速報値)によると、全国でコロナ後に自転車を通勤・通学で利用している人は約半数だという。東京での調査では、コロナ前=自転車37.6%、電車51.1%だったのが、コロナ後=自転車が54.3%で電車を逆転し、自転車が通勤・通学の足に最も選びたい交通手段になっている。(女性セブン 2020.06.25)


3〜7月という区切り方はともかく、自転車の事故が多い時期なのは間違いなさそうです。今年は4月に新学期で自転車に乗り始めた学生は少なかったかも知れませんが、自転車通勤を含め、ここへ来て乗る人が増え、事故が増える傾向はありそうです。

梅雨で、傘をさして乗る人が多いのも影響していると思われます。記事が指摘するように、歩道走行する人は多いですが、「『通らせていただきます』とちゃんと思って、行動して..」いる人が多いとはとても思えません。どちらかと言えば、傍若無人な人が多いように思えます。

ニュースとは言えませんが、コロナで自転車に乗る人が増えていることもあって、こうした記事がメディアに載ることがあります。しかし、正直どれほど読まれているか疑問です。自転車を日頃から身近なアシとして使っている人は多いと思いますが、あらためてマナーやルール、危険性を考えて自戒する人は少ないでしょう。


トレーラーに20mはね飛ばされ、重体の女子高生回復「命のありがたみ実感」

逆走自転車で下校中にトレーラーにはねられた茨城県内の女子高校生(16)が、読売新聞の取材に応じた。一時は意識不明の重体となり、今も当時の記憶はない。

「生きているだけで奇跡」と話す。一方で、交通ルールに反して道路の右側を走っていたことを周囲から聞かされ、後悔もしている。

事故に遭ったのは、高校に進学したばかりの昨年5月。自宅の最寄り駅で電車を降り、自転車で帰宅する途中だった。

現場は、見通しのいい直線道路。その右側を走り、対向してきたトレーラーとぶつかった。ヘルメットはしていなかった。

ドクターヘリで搬送され、集中治療室へ。脳内のあちこちが出血し、頭蓋骨や肋骨(ろっこつ)も骨折、右肺も裂けていた。

医師から「若い人の回復力にかけるしかない」と告げられた父親(54)は、「正直、(死を)覚悟した」と振り返る。

女子生徒が意識を取り戻したのは、事故の8日後。母親(53)によると、初めは目の焦点が合わなかった。約1か月間の入院を経て、別の施設でリハビリの日々。「言いたいことがあっても声が出ない。入院中に体力が落ち、少し歩くだけでも疲れた」という。

それでも、歩行訓練などに励んだ結果、夏休みの直前、学校に復帰できた。腕や脚に傷痕は残るが、生活に支障はない。事故の記憶は全くない。ただ、父親から「ぶつかった衝撃で20メートル近く飛ばされていた」と聞き、「命のありがたみを実感する」。

道路交通法では、自転車は「軽車両」に分類され、原則として車道を走るよう規定されている。女子生徒も事故当時、車道を走っていた。左側を走らないといけないことも、知っていた。ただ、左側通行を常に意識していたわけではなかった。

事故当時、トレーラーをよけようとして、とっさに車道中央に向けてハンドルを切ったとみられる。県警の調べでは、トレーラーも車道中央側に方向を変え、結果的に中央線付近で衝突した。女子生徒は今、自転車を降りて歩道に避難するなど別の方法があったと考えている。

事故の怖さは、学校の講習会などで学んでいたはずだった。しかし、事故に遭うとは考えず、「大丈夫だろう」と高をくくっていた。事故後は自転車に乗らず、通学は両親の送迎などに切り替えた。

スマートフォンを見ながら自転車を走らせる、イヤホンを着けて音楽に夢中になる……。両親は自転車を「ながら運転」する中学生や高校生を見るたび、「危ないな」と感じる。「時間に追われているのかもしれない。中高生にも事情はあるのだろう」。そんな前置きをしたうえで、語気を強めた。

「命より大事なものはない。子どもたちは肝に銘じてほしい」(読売新聞 2020/06/20)


啓発の記事はなかなか読まれなくても、こちらは目にとまるかも知れません。トレーラーにはねられて8日も意識が無く、頭蓋骨・肋骨骨折に脳内出血・肺の破裂で重体の状態から、生活に支障のない状態にまで回復したのですから、たしかに奇跡的です。

車道の右側通行、つまり逆走をしている人を見るのは日常茶飯事です。この女子高生も、道交法違反だと知っていたのに、深く考えずに逆走していたようです。無事に生還できてよかったですが、事故に遭っても不思議ではない危険な行為だったのは間違いないでしょう。

トレーラーの運転手は逆走してくる自転車を避けようとしてハンドルを切ったものの、自転車も同じ方向へ進路を変え衝突したようです。記事を読む限り、これは避けようがなさそうです。言い方は悪いですが、事故の加害者になってしまったのは、災難に遭ったようなものと言えるかも知れません。

死亡しなかったのは本当に幸いでしたが、後から逆走を後悔しても遅すぎです。違反行為だと知っているのに、さほど真剣に考えずに違反している人は多いに違いありません。その危険性、リスクの高さ、結果の重大性をいかに心底納得して止めさせることが出来るかが、啓発や教育に問われるところだと思います。


自転車で“当たり屋” 詐欺未遂容疑で男逮捕 2019年夏から女子中高生相手に同様の事故7件 福岡市

2020年3月、福岡市西区で自転車でわざと衝突事故を起こし修理費用をだましとろうとした疑いで、派遣社員の男が逮捕されました。

「渡辺容疑者はマンションの駐車場で自転車をふらふら運転して待ち伏せ、自転車に乗る女子高生にわざとぶつかっていったということです」

警察の調べによりますと渡辺容疑者は2020年3月、福岡市西区姪浜駅南で、自転車を運転中の女子高生に自らが乗る自転車をわざとぶつけ、女子高生の母親から自転車の修理代などの名目で6万8400円をだまし取ろうとした疑いです。

渡辺容疑者は「事故を偽装していません」などと容疑を否認していますが、2019年の夏から女子中高生を相手に、7件も同様の事故を起こしていて、警察は余罪もあるとみて調べを進めています。(2020/06/22 テレビ西日本)


「あおり運転」でなく、自転車による当たり屋は、時々いるのかも知れません。しかし、1回ならともかく、7回もやっていれば、疑われて当然でしょう。浅はかとしか言いようがありません。狙われる側にとっても理不尽な話で、こういう犯人は、詐欺未遂だけでなく、それこそ危険運転や傷害でも起訴してほしいものです。

特に大きなケガではなく、自転車の修理費用が発生するくらいのレベルの事故なら日本全国、かなりの数起きていると思われます。もちろん、そのほとんどは故意ではないと思いますが、当たり屋をするような輩は許せません。詐欺に加えて危険行為としても罪を問い、抑止することを考えてもいいような気がします。


自転車通勤・通学促進へ、道路整備やシェアサイクル拡大。国交省

道路整備国土交通省は18日、新型コロナウイルス感染拡大を受けた「新しい生活様式」への対応の一環として、自転車通勤・通学を促進する取り組みを発表した。

各都道府県・政令指定市他関係機関と連携し、企業などへの自転車通勤導入促進を図るとともに、自転車利用増に対応するための道路整備などを行なう。

企業等の自転車通勤導入の促進では、企業が円滑に自転車通勤制度を導入できるように、「自転車通勤導入に関する手引き」の活用や、チラシの配布などを行なう。手引では、・移動経路・距離の設定方法等や日によって異なる交通手段の利用の取り扱いについて、労災上の問題との関係、その対応策などを紹介。また、自転車通勤手当の設定などを案内する。

道路整備また、自転車通勤を推進する企業・団体に対する認定制度も展開。認定企業や取り組みを紹介していく。

道路整備にも着手。新しい生活様式での自転車交通量増加に対応するため、東京23区内の国道や主要都道において、自転車専用通行帯等を今年度約17km整備する。

追加して、今秋までに東京23区内を対象として自転車通行空間の整備計画を策定。概ね3年で整備する予定。さらに、国で同様の整備計画を策定し、整備を推進していく。

シェアサイクルも、自転車通勤の1つの形態として拡大。公共用地等へのポートの設置促進やサイクルポートへの案内看板の設置促進などを進める。(2020年6月22日 Impress Watch)


自転車インフラを整備するのは歓迎ですが、おもむろに「道路整備にも着手」とは、いかにも日本のお役所仕事と感じます。コロナの感染拡大を抑止しようと思うなら、欧米のように、即席の自転車レーンを設置するなど迅速に対応すべきでしょう。実際に完成する頃には、感染拡大対策として遅すぎるでしょう。

欧米では素早い対応というだけでなく、思い切った対策も行っています。路側帯をあてるようなようなチマチマしたものではなく、一車線まるごと自転車用にしたり、それを恒久化するなどの動きも少なくありません。これをチャンスとばかり、渋滞対策も含め、クルマの都心部への流入を抑制しようとしています。

‘Slow Streets’ movement

そうした海外の事例を見れば、国土交通省も「『新しい生活様式』への対応の一環」などと言うのが恥ずかしくなるのではないでしょうか。「新しい生活様式」云々と言う前に、日本はそもそも自転車インフラが足りなさすぎです。まず世界的に見て恥ずかしくないレベルに追いつくのが先決でしょう。


最寄り駅までではなく自転車で目的地まで移動しよう!「Bike to」キャンペーンを始動

新しい社会のニューノーマル!自転車でよりよい社会に

Bike to特定非営利活動法人バイシクル エコロジー ジャパン(東京都練馬区、代表理事:杉浦邦俊、以下バイシクル エコロジー ジャパン)は、新型コロナウイルス感染症予防のための非常事態宣言の解除を受け、新しい社会のニューノーマルとして自転車を積極的に活用する社会の実現に向けて、最寄り駅までではなく目的地までを自転車で移動しようという 「Bike to」ムーブメントを提案、自転車で移動する人たちはもちろんのこと、そういった人たちをサポートしようという企業や自治体、各種団体、そして店舗なども含めて応援する「Bike to」キャンペーンを始動します。

「Bike to」キャンペーンは、バイシクル エコロジー ジャパンが推進してきたBike to Work活動の延長線です。Bike to Workは2007年11月に開始した、自転車通勤をしている人や始めたい人へのきっかけづくりの取り組みで、当時、環境問題や地球温暖化などへの注目が高まり、生活スタイルの改善への一つとして、国内保有台数が7千万台以上あるといわれた自転車を活用したBike to Work(自転車通勤)を推進しようと、東京のみならず、北は北海道から南は九州の福岡まで合計7都市において実施してきました。

その後、東日本大震災を経て都心部では自転車通勤が注目を集めたこともありましたが、諸外国の大都市における自転車通勤やシェアサイクルの活用など自転車利用が過去10年ほどで著しく活性化する中、東京における自転車通勤は増加傾向にありつつも、新しい生活スタイルとして定着するまでにはまだ至っていないとバイシクル エコロジー ジャパンでは捉えています。

諸外国の都市と東京の違いには、東京の中心部が非常に大きいことや、電車を始めとする公共交通機関によるときには長時間の通勤が一般的なこと、通勤における自転車利用は最寄りの駅まででそこからは電車という方も多いということなどが考えられます。

これらの点に注目したバイシクル エコロジー ジャパンは、通勤に限らず、目的地まで自転車で行ってみようという「Bike to」というムーブメントの醸成を企画しました。図書館に行く、病院に行く、お気に入りのカフェに行く、買い物に行く、学校に行く、そしてもちろん仕事に行く。駅までではなくあと数キロ自転車で移動すれば、実は目的地まで到着できることもあることを知ってもらいたい、という思いから、この企画は生まれました。

例えば都内で地下鉄を乗り継いで20分かかる移動は、実は自転車で移動しても所要時間にはあまり違いがなかった、自転車で移動してみたら思いがけず近かった、という発見もあるかもしれません。点から点への移動では知ることのできない世界が、自転車移動によって開けてくるかもしれません。

Withコロナの生活を少しでも楽しく、そして快適に過ごすために、今こそ自転車を活用した新しい社会を作りましょうという提案です。ロックダウンを経て都市生活を再開し始めているヨーロッパや北米の都市において、移動手段としての自転車への注目が非常に高くなっています。東京を始めとする日本の都市部における移動手段としての自転車の役割は今まで以上に重要なものになる、とバイシクル エコロジー ジャパンは捉えています。

「Bike to」 キャンペーンは主にSNSを活用して、自転車で目的地へ向かうこと「Bike to ◯◯」を応援、そして仲間やコミュニティで共有、シェアすることで、ムーブメントを醸成することを試みます。自転車で目的地に向かう姿や目的地での写真などを、#biketo と #bicycleecologyjapan のハッシュタグをつけて投稿してください。投稿の一部はバイシクル エコロジー ジャパンのSNSやブログなどでもリポストやシェアしていきます。

また、「Bike to」 キャンペーンは自転車で移動する人たちのみならず、そういった人たちをサポートしよう、あるいは共感していただける企業や自治体、各種団体、そして店舗も応援していきます。Bike to ロゴデータを活用したキャンペーンやバイシクルフレンドリーな活動(バイクラックや空気入れの設置、自転車での利用者へのインセンティブや割引サービス等)を実施するなど、さまざまな形でこのBike toムーブメントを共に醸成していくパートナーも募集しています。

「Bike to」を一時的なキャンペーンではなく、継続的なムーブメントへと昇華させていただくために、バイシクル エコロジー ジャパンは多くの方の協力とサポートを呼びかけていきます。(2020年6月5日 PR TIMES)


NPOが「Bike to」というキャンペーンを始めています。私もいつも書いていますが、自転車を最寄り駅までの移動手段としてしか考えていない人が圧倒的に多数です。職場まで直接の自転車通勤以外にも、公共交通機関への接続ではなく、自転車そのもものを都市交通、都市の移動手段として使う人が増えたらいいと思います。

東京在住・在勤・在学の人は、ある程度東京の地理、地名の位置関係がわかっているでしょう。しかし、それはおそらく地下鉄路線図のような理解だと思います。実際に上野から渋谷とか、池袋から品川などの距離感、それもタクシーではなく、自分の足での移動感覚を持っている人は少ないと思います。

都内を自転車で移動する人は、いちいち地下鉄に乗って乗り換えるなんて面倒で時間がかかると感じている人も多いに違いありません。つまり、自転車で直接行くほうが早くて便利なのです。エコだからと自転車を推奨するより、そのほうが早くて便利で快適、しかも楽しいということを知ってほしいと思います。

自宅と最寄り駅の間しか乗ったことがない人が大半だと思いますが、実は東京は自転車だと便利です。直接行けば、直線とは言わないまでも最短距離で行けるわけで、地下鉄の路線に沿って大回りしたり、乗り換えたり、電車を待ったりするより、短時間で移動できるのは当然です。

おそらく、一度経験すると目からウロコなのではないかと思います。郊外や隣接県に住んでいる人が、いきなり都心まで自転車で来るのは難しいと思いますが、最近はシェアサイクルなどもあります。一度、東京の都心を、出来れば車道を通って、移動してみてほしいと思います。


自転車また川に投げ捨て 那覇で20台 相次ぐ投棄、対策追いつかず

投棄沖縄都市モノレール県庁前駅付近の久茂地川で18日までに、投げ捨てられた自転車約20台が確認された。駅下の駐輪場に止めた自転車が投棄されたとみられる。

現場では、少なくとも昨年4、7月、今年2月にも自転車が投棄され、後を絶たない。那覇署は器物損壊容疑などで捜査している。

那覇署によると6月15、16日に「自転車が盗まれた」と110番が複数寄せられた。被害届が出されており、現場見分をしている。

河川を管理する県南部土木事務所も、同署から連絡を受けて現場を視察。19日に自転車を引き揚げる。

駐輪場を管理する那覇市道路管理課は注意喚起の張り紙を貼り直すなど対応。相次ぐ事案への対策について、同課担当者は「道路法上、防犯カメラの設置は難しい面がある。夜間に投棄されているとみられ、まずは現場を急ぎ明るくできないかと考えている」と話した。(2020年6月19日 沖縄タイムス)


なぜ、わざわざ自転車を川に投げ入れなければならないのでしょうか。おそらく愉快犯かストレス発散なのでしょう。中学か高校生の可能性もありそうです。川沿いの道路には難しいかも知れませんが、その駅下の駐輪場に防犯カメラを設置して犯人を特定することは出来ないのでしょうか。


寝過ごし埼玉…自転車盗んだ容疑 白バイ隊員を書類送検

自転車盗埼玉県杉戸町の住宅から自転車を盗んだとして、警視庁は19日、3方面交通機動隊の白バイ乗務員の男性巡査長(32)を停職1カ月の懲戒処分とし、発表した。

巡査長は同日、依願退職した。飲酒して電車で寝過ごし、盗んだ自転車で茨城県つくばみらい市の自宅に向かう途中、職務質問を受けて発覚したという。

人事1課によると、処分理由は6月9日午前0時20分ごろ、杉戸町の住宅敷地内に止めてあった住人の40代男性の自転車1台を盗んだなどというもの。

巡査長は勤務後の8日午後5時〜9時半ごろ、東京都目黒区の居酒屋で同僚4人と飲酒した後、電車に乗って帰宅中に寝過ごし、午後11時半ごろ、杉戸町内の駅で下車。自宅方向へ歩いていたところ、道沿いの住宅の自転車が目につき、「歩くより早く帰れる」と考えたという。

自転車を運転して帰宅中の9日午前2時40分ごろ、千葉県野田市で県警野田署員から職務質問を受け、同署に任意同行された。県警は19日、巡査長を窃盗容疑で書類送検した。

警視庁の宮島広成・人事1課長は「あってはならない行為。規律の保持を図るべく指導・教養をおこなっていきたい」としている。(2020年6月19日 朝日新聞)


自転車を盗んで送検され依願退職、事実上のクビです。おそらく後悔してもしきれない思いでしょう。バカなことをしたものです。酔っていたとは言え、警察官のくせに平気で窃盗を働けるということは、自転車盗をあまり犯罪として意識していなかったに違いありません。警察官ですらこうですから、自転車盗がなくならないわけです。


シュコダの新型「Octavia」、ドアを開くとき自転車を検知して警告

シュコダチェコ・シュコダ(Skoda Auto)は2020年6月9日、第4世代となる新型「Octavia」に、ドアを開くときに後方から近づく自転車を検知して警告するシステム、「Exit Warning」を搭載すると発表した。

Exit Warningは死角監視システムの一部で、停車時に車両の後部と側面を監視する。Octaviaに搭載したカメラは、車両後方を約120度の角度で35mまで監視できる。

自転車を検出すると、警告表示と警告音で乗員に知らせる。警告は対象となる自転車が通過するまで続く。Exit Warningにより、乗降時に自転車がドアに衝突する危険や、突然開いたドアを避けようとした自転車が他のものに衝突する危険を低減できる。

 走行中に自転車が前方から近づいてくる場合にも、前方衝突回避システムの自転車検出機能が警告を発し、必要に応じて緊急自動ブレーキをかけて衝突を回避する。欧州では夏の間、通勤手段として自転車を利用する人が増える傾向があり、同社は「Exit Warningシステムの搭載は多くのサイクリストから歓迎されるだろう」とする。

このほか新型Octaviaには、交差点での危険監視システム「Turn Assist」や、前方衝突回避支援機能「Collision Avoidance Assist」が搭載される。Turn Assistシステムは、カメラを使って右左折時の対向車や横断中の歩行者、自転車を監視する。

右左折走行中に危険が検出されると警告が発せら、車両を完全に停止する。一方のCollision Avoidance Assistは、フロントのカメラで自転車や他車などを検出し、衝突する危険があると回避操作を実行するシステム。カメラとレーダーからの情報を組み合わせて危険をリアルタイムで検出し、潜在的な周囲の危険を察知して、回避操作時の安全な走行ルートを計算する。(2020.06.15 日経クロステック)


あまりクルマに詳しくないので、シュコダというメーカーも「Octavia」という車種も知りませんでした。しかし、自転車の接近検知システムを搭載するとは、なかなか好感が持てるメーカーです。これは、クルマのドアが突然開いてサイクリストが衝突する事故の防止に大きく貢献するでしょう。

日本では、自転車の歩道走行が多いためか、あまり話題になることがありませんが、世界的には、この問題を一般的に“Dooring”と呼んで交通安全上の大きな課題とされています。毎年、世界中で多くの事故が起きており、サイクリストが死傷しているのです。

ドアそのものや、降りてきた人と衝突するだけではありません。むしろ、避けようとして他のクルマに轢かれる事故が少なくないと言います。突然ドアが開けば、反射的に衝突を避けようとしてしまうのは避けられないでしょう。避けようとして転倒したり、接触して道路の中央側へ投げ出され、別のクルマに轢かれてしまうわけです。

もちろん、昨日今日始まった話ではありません。しかし、ほとんど対策はなされてきませんでした。ドアの解放で死亡するサイクリストも災難ですが、死亡させてしまうドライバーにとっても不幸です。つまり、クルマのメーカーとしては、顧客のメリットになる装備でもあるはずです。

シートベルトやエアバッグなども大切です。しかし、顧客を直接守る装備に比べて、おろそかにされているように思えてなりません。でも、エアバッグが作動するような事故に比べれば、“Dooring”による事故が起きる可能性のほうが高く、より身近で現実的なリスクと言えるのではないでしょうか。

失礼ながら、チェコのローカルメーカーに出来るのですから、他のメジャーなメーカーに出来ないはずがありません。もちろん、コストの問題もあるでしょう。センサーの感度などの技術的進歩もあるのかも知れません。しかし、多くのメーカーは、出来るのに見てみぬフリをしてきたように見えてしまいます。

このシュコダというメーカーが「Exit Warning」で、そこに一歩踏み込んだという点は高く評価していいと思います。願わくば、他の大メーカーは、この事実を無視するのではなく追随し、自転車検知警告システムを、エアバッグなどと同じような、ごく当たり前の標準装備にしていってほしいと思います。








◇ ◇ ◇

東京で感染者が増加傾向なのが不気味です。再びあの外出自粛の生活に戻ることがないことを祈りたいですね。

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