人にもよりますが、自転車のハンドルバーにアタッチメントなどを使って、さまざまなアクセサリーを取り付けている人は多いと思います。例えば、ベル、サイクルコンピュータ、ライト類、フロントバッグなど、ハンドルバーに取り付けて使うものは少なくありません。
動画用のカメラを取り付けて、走行動画を撮る人もあるかも知れません。最近は、イザという時のためのドライブレコーダーやGPSロガー、衝撃を検知して通報してくれる装置、盗難を防いだり追跡する機器といったハイテクなアクセサリーも登場していますが、やはり確認しやすいため、ハンドル回りに集まりがちです。
そして、今どきならば、スマホもその一つでしょう。専用のナビゲーションを取り付けている人もあると思いますが、最近はスマホの地図アプリをナビゲーションとして使っている人も多いと思います。短いハンドルバーの限られたスペースに、もう空きが無いという人もあるかも知れません。
私は使ったことがありませんが、昔はハンドルバーバッグにマップケースがついていて、そこに地図を入れて道を確認しながらツーリングしていたという人もあるでしょう。それと比べれば、今はスマホで現在位置もわかりますし、ルートまで案内してくれるのですから、便利になったものです。
今般のコロナ禍で、職場までの自転車通勤や、地下鉄やバスなどの公共交通機関の代わりに、自転車を移動に使う人が増えています。日本では、最寄り駅までのアシという人が多いと思いますが、目的地まで直接の移動に使うとなると、今まで通ったことがない道を行くことになります。
そんな場合でも、スマホの地図アプリがあれば取るべきルートがわかりますし、迷ってもすぐ確認できます。知らない道へも、安心してこぎ出すことが出来ます。自転車で直接移動するきっかけはともかく、その背景には、スマホの普及があると言えるのかも知れません。
ちなみに、日本ではグーグルマップの自転車マークをタップしても、使用できませんと出ます。海外と違って、日本では自転車道などが乏しいため、自転車用のルート案内は出来ないということのようです。ただ、歩きやクルマ用のルート案内を使って代用は出来るでしょう。
自転車用のナビアプリなら、道案内までしてくれます。利用できるサイクリングロードなどがあれば、
それを考慮したルートを引いてくれます。地図が変われば自動で更新してくれたり、累積の標高差とか消費カロリーまで計算してくれる、雨雲の位置まで把握するなど、多機能のものもあるようです。