サイクルジャージやレーパンです。別に何を着て乗ってもいいわけですが、特にロードバイクに乗る場合は、これ一択と言う人も多いに違いありません。街で見ても、ロードバイクに乗っている、ほとんどの人が身につけているのではないかと思います。定番と言っていいでしょう。
自転車専用に工夫されていますから快適で便利です。ただ、これから始めようという人には、抵抗を感じる人もあるようです。派手な色が多いものの、色柄を選べるサイクルジャージはともかく、身体にピッタリ、ピチピチのレーサーパンツ、通称レーパンに抵抗感のある人は多いでしょう。

これから始めようという人も含め、一般の人には奇異に映るようです。身体の線がくっきり出てしまうため、女性でなく男性でも抵抗のある人は多いでしょう。自分より、周囲の人が目のやり場に困るとか、公共の場にはふさわしくない、いわゆる、モッコリしてしまって猥褻だ、セクハラになるなんて言う人もいます(笑)。
さらに、中には何もはかず、素肌にそのままはくという点にも抵抗を感じるようです。一部、レーパン用のインナーも売られているようですが、原則はそのままです。中に下着をはくと擦れたりして、かえって不快だったり、レーパンのメリットを生かせなかったりします。
レーパンは、身体にピッタリしているため、ペダリングを妨げません。引っかかったり、風でバタつくこともありません。空気抵抗も減らします。股間にパッドがついているため、ロードバイクの固いサドルからの衝撃を吸収してくれますし、ピッタリしているぶん、ペダリングで肌と生地が擦れて痛くなりにくいのも利点です。

初心者の場合、サドルでお尻が痛くなるというのが、最初の最大の悩みだったりしますが、この克服にもレーパンが威力を発揮します。臀部の肉が締まって痛みも軽減されます。男性の場合は、股間が固定されるので、痛くならない、ペダリングしやすいというのもあるでしょう。
もちろん、レーパンをはかない人もいます。カジュアルなパンツでロードバイクに乗る人もあるでしょう。ポタリングや近所へ出かけるくらいなら、それもいいですが、やはりツーリングなど、ある程度長い距離を走行するような場合には、レーパンのほうが圧倒的に快適で、他に選択肢は無いという人が多いと思います。
つまり、見た目の欠点をはるかに上回るメリットがあるため、見るとロードバイクに乗っている人は、皆レーパンということになるわけです。恥ずかしいのはわかりますが、慣れれば気にならなくなります。競輪選手ならともかく、あんな格好する必要があるのかと言う人もいますが、はいて乗ってみれば理解できるでしょう。
ちなみに、レーパンにもいくつか種類があります。一般的な短いショーツタイプのレーパン以外にも、ビブショーツ、ビブパンツと呼ばれるタイプがあります。これは肩紐と一体になったものです。パンツがズレたり、背中が出てしまうことがない、ウエストが締め付けられないといったメリットがあります。
ただ、肩紐と一体なので、トイレの時に面倒です。この難点を解消したクイックビブショーツと呼ばれるタイプもあります。これだと、形はビブショーツと一緒ですが、上下が分離できるようになっているので、トイレでも面倒なことはありません。そのほか、丈の違うタイツタイプなどもあります。
いずれも見た目は、ピッチリとしたレーパンです。股間の部分にはパットがついています。この身体にピッチリとした形こそがレーパンの特徴であり、機能です。本格的にロードバイクに乗るなら、どうしてもレーパンが定番ということになるでしょう。
さて、レーパンとは普通そういうものであり、それを疑う人は、いないと思います。しかし、そこ、すなわち見た目を何とか出来ないかと考えた人たちがいます。なんと、レーパンのサイドの部分にファスナーを取り付けるというアイディアをひねり出しました。( ↑ 上の動画 )
ふだんはピッタリとしたレーパンが、ファスナーをあけるとゆったりと余裕が出来て、カジュアルなパンツのようになるという画期的なアイディアです。レーパンとして走行し、途中休憩でカフェに立ち寄るような場面では、ファスナーをあければ、ピチピチでなくなるわけです。

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Posted by cycleroad at 13:00│
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