自転車に乗っていると、身体に痛みが出ることがあります。
理由はいろいろあると思いますが、自転車のサイズが、身体に合っていないことが理由になる場合もあります。一般的なスポーツバイクを購入する場合には、フレームのサイズを選び、場合によってパーツを交換するなどしてサイズを身体に合わせる必要があります。
サイズが合っていないと乗りにくいだけでなく、無理な姿勢を強いられることにより、足や腰などの故障を招く可能性があります。場合によっては、わずかなサイズの違いでも、身体のどこかに痛みが出ることがあるようです。実際にそのような例を聞くことがあります。
サイズを調整して買ったロードバイクなのに、しばらく乗っているうちにヒザに痛みが出た友人がいました。いろいろ調べた結果、サドルの高さが、気づかないうちに僅かに低くなってしまっていたのが理由のようで、サドルを直したら痛みが出なくなったそうです。わずか数ミリの違いでも痛みが出ることはあるようです。
フレームのサイズを選んだり、ステムやクランクなどのパーツを交換することで、適切な調節は可能です。ただ、サイズを調整してスポーツバイクを買う人でも、ハンドルはそのままという人も多いのではないでしょうか。買う時に判断しにくいこともあると思います。
ハンドル幅などのサイズも含めて身体に合わせるべきですが、だいたいはサイズにあったバーがついているので、さほど意識しない人も多いでしょう。ハンドルも交換できますが、適切な幅や形状の把握や、微妙な調整は簡単でないこともあるのかも知れません。
もちろん、自転車のタイプによって、ハンドルの形状も違います。ロードバイクは一般的にドロップハンドルで、バーの上部や下部、湾曲部を握ることで、さまざまな姿勢がとれて疲労を軽減します。高速走行で空気抵抗が小さくなるのもメリットですが、低速走行では操作しづらい面もあります。
MTBやクロスバイクなどは一般的にフラットハンドルで、逆に低速で操作しやすく、体重を傾けたりしやすいですが、高速走行に向かず、姿勢も同じになってしまうので、長距離走行では疲れやすくなります。こうした、ハンドルの種類によっても、姿勢は変わってきます。
種類が同じでも、人によって、肩幅や腕の長さなどが違ってきます。ハンドルバーやグリップの位置などで、乗車姿勢も微妙に変わってくるはずです。常に動かしている足とは違って、サドルの数ミリの違いのようにシビアではないとしても、姿勢によって、より疲れが蓄積しやすい、背中に張りが出るなども考えられます。
フレームや他のパーツとの兼ね合いもありますが、ポジションが適切でないことで、腕や手首、背中や肩、首などに痛みが出ることもあるでしょう。このことを人間工学の観点から解消しようとする製品があります。“
SPIRGRIPS PLUS”、使っているハンドルに取り付けて使います。
例えば、フラットハンドルだと、腕や手首の角度が自然でないということがあります。腕を普通におろした場合、手のひらは内側を向きますが、フラットハンドルを握ると腕を捻るような形になります。これを是正することで、より自然な姿勢や腕の使い方が出来やすくなるわけです。
フラットハンドルだと、どうしても姿勢が同じになりがちですが、普通にグリップを握るのとは違う姿勢がとれます。長距離を走行する場合には、このことも疲労を軽減したり、同じ姿勢を強いられることによる身体の痛みを防ぐ効果が期待できるでしょう。
ドロップハンドルにも装着できます。ドロップハンドルの手前、進行方向と90度の角度になっている部分を握るのは、フラットハンドルと同じように腕を少々ねじることになります。これを是正したり、さらに別の姿勢をとることも出来るようになるわけです。
ちなみに、市販品でもバーエンドというハンドルバーに取り付ける部品が売られています。これと似ていますが、その名の通り、ハンドルバーの末端に取り付けるものです。姿勢は変えられますが、必ずしも自然な姿勢がとれるわけではないでしょう。(調べてみたら、末端ではない、似たパーツも売られていました。 ↓ )
長年にわたって改良を重ねてきたようです。その最新バージョンとして、
クラウドファンディングサイトで資金調達をしています。別にカーボン素材で軽量化したモデルもあります。より快適で持ちやすく、優れたエルゴノミクスを実現するために、パッドを取り付けたのも新しい部分です。
ちなみに、特に細かい寸法を気にせずにママチャリを買っても問題ないのは、長い距離を乗らないなど、さほどシビアな乗り方をしないからでしょう。しかし、ママチャリでサドルの低すぎる人をよく見ますが、姿勢に無頓着なため、疲れや痛みなどに嫌気がさし、自転車から遠ざかってしまう人も多いのではないでしょうか。
スポーツバイクに乗る時に、乗車姿勢は重要です。もし、腕や手首、背中や肩などに痛みがあるならば、ハンドルに問題が隠れている可能性もありそうです。ハンドルを変える以外にも、このようなパーツを装着することで、無理な姿勢を是正して解決するケースもあるでしょう。
同じ姿勢を取り続けることによる疲労、筋肉痛なにども効きそうです。この記事の執筆中にも、資金調達額はどんどん増えています。達成は時間の問題でしょう。ハンドルとそれによる乗車姿勢について不満のある人は、案外少なくないのかも知れません。
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特別警報級の台風の接近、早くに避難しておけばと後悔する事例を何度も見ていることを思い出すべきですね。
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Posted by cycleroad at 13:00│
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