サイクリングなど、自転車に乗ることだけが目的でない移動の場合、手ぶらというわけにはいかず、身の回りのものなど、何らかの荷物を携行するでしょう。カバンやリュックなどを使うことになると思います。自転車に取り付けるサドルバッグとか、フロントバッグなどもありますが、自転車を降りた後の持ち運びには向きません。
逆に、日常で使うバッグでも、手提げバッグなどは自転車で運びにくいため、バックパックやメッセンジャーバッグを使う人が多いのではないでしょうか。今回は、クラウドファンディングサイトから、バックパックについての最近の工夫を見てみたいと思います。
こちらは、“
BIKEBOX”、自転車用のバックパックです。自転車に乗る際に、さまざまな荷物を効率よく運ぶ工夫がたくさん施されています。乗っている時にU字錠、降りた時にヘルメットを携行できるようになっているのも便利でしょう。もちろん、完全防水です。
必要に応じて、自転車に取り付けることも出来ます。普通の市販のバックパックや、単なるメッセンジャーバッグでもいいわけですが、サイクリスト用のさまざまな工夫を見ると便利そうで、欲しくなる気持ちもわかります。こちらは目標金額を上回る人気となっています。世界中に発送が可能です。
こちらも工夫が満載です。シューズボックスがついていたり、容量を増やせたり、その他、工夫があまりに多くて書ききれないので、詳細は
リンク先で確認いただくとして、自転車乗り向けの機能として、スイッチを入れると、
ライン状に光るところが特徴です。
あまり夜間の視認性を考慮してバックパックを選ぶ人は多くないと思います。その効果もあまり実感出来ません。しかし、場合によっては命を救うかも知れないのも確かです。後からライトなどを取り付けることも出来ますが、本体に、こうした配慮があるのは嬉しいところでしょう。
自転車通勤のため、ビジネスバッグを持ち運びたいという人もあるでしょう。肩掛けくらいは出来るかも知れませんが、一般的に自転車では運びにくいと思います。こちらのビジネスバッグは、
ワンタッチでバックパックのような形になって背負えるようになっています。
書類やノートパソコンなども入れやすい形ですし、通勤用に向いたバックパックとも言えるでしょう。ビジネスバッグを荷台に括り付けたり、安定しない前カゴなどに入れたりする必要もなくなります。自転車通勤用には実用的で、目標の5倍以上売れたのも頷けます。
普通のバックパックに見えますが、面白いのは、背中からバッグを下すことなく、身体の前面に持ってこられるというところです。背負ったままの状態から、ワンタッチで背中のバッグから中身を取り出すことも可能です。自転車に乗る時以外にも重宝しそうです。
ちょっと何かを取り出したい時、いちいち背中から下すのは面倒です。電車に乗った時とか、エレベーターの中など、マナーとして前に回す時にも、素早く回せます。なかなかユニークな発想です。こちら、“
Wolffepack”は、イギリスのバックパックメーカー、wolffepack 社の製品です。
こちらも自転車専用ではありませんが、いろいろと工夫が盛り込まれていて多機能です。しかし、一番の特徴は、防水性能が高く、気密性が高いため、水に浮くという点でしょう。つまり、イザという時にはライフジャケット、救命胴衣のようになるわけです。
これもユニークです。果たして、自転車で走行中、海や川に落ちる可能性のある人がどれだけいるか疑問ではありますが(笑)、イザという時には命を救うことになります。水に浮く“
AVAIL”と超軽量タイプの“
VERGE”、目標の9倍近い金額です。欲しいという人は多いようです。
最後にもう一つ。こちらも背負いますがバックパックではありません。なんと、カヤックです。
折りたたまれたカヤックで、わずか2分で簡単に広げることが出来ます。組み立てると長さは340センチ、幅65センチになります。重さは6キロと軽量です。カヤックを収納できるバックパックとみることも出来るかも知れません。
これが必要、便利という人は多くないでしょう。さすがに金額は伸びていませんが、それでも15人ほどが申し込んでいます。サイクリングとカヤックを一度に楽しめます。自転車に乗って池や湖などに行き、カヤックに乗って釣りをする、といった使い方も出来そうです。
◇ ◇ ◇
各クラウドファンディングサイトには、バックパックだけでも多数掲載されています。工夫が盛り込みやすいアイテムであり、人によって欲しい機能が違うというのもあるのでしょう。よくある市販のものを使っている人は多いと思いますが、自分の使い方に沿うものが見つかれば、劇的に便利になるかも知れません。
◇ ◇ ◇
大相撲秋場所で関脇正代が初優勝、大関昇進を確実にしました。正代は本名ですが、四股名は変えないのでしょうか。正代の祖母が正代さんで、「正代正代」となるのが話題になっているのも笑えます。おめでとうございます。
Posted by cycleroad at 13:00│
Comments(0)