October 25, 2020

事故が起きた後では遅過ぎる

自転車で出かけるのには絶好の季節です。


雨の日も多く、日照不足で肌寒い日もありますが、真夏のように大汗をかかず、自転車に乗るには快適な季節と言えるでしょう。そんな折りですが、今回は例によって最近の自転車関連のニュースの中から、気になったものをいくつかピックアップしてみたいと思います。


《埼玉・桶川》被害者が語る、自転車危険運転 “ひょっこり飛び出し男” 逮捕の瞬間

ひょっこり飛び出し男(前略)10月5日午後2時23分ごろのこと。埼玉県桶川市の歩道でこう言い争い、約10分後に駆けつけた県警上尾署が暴行の疑いで同日逮捕したのは、市内に住むパート従業員・成島明彦容疑者。

捜査員や近隣住民から通称「桶川のひょっこり男」「上尾のひょっこりはん」などと呼ばれる困った男だった。車道のセンターライン付近を自転車で走り、対向車の前にひょっこり飛び出すなど危険な妨害行為を繰り返し、昨年9月にも逮捕されている。

「犯行動機は“運転手の驚く顔が見たかった”というあきれたもの。さいたま地裁は今年2月、道路交通法違反などで懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡したばかり。今回の事件で猶予は取り消され実刑を食らうことになるだろう」と、地元メディアの記者。(後略 2020/10/20 週刊女性)


この“ひょっこり飛び出し男”については、以前に暴行罪で逮捕された時と、傷害容疑で再逮捕された時の2度取り上げました。その後、送検されて懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を受けたようです。その執行猶予中に、また同じような行為を繰り返し、さらに地元の人に掴みかかって逮捕されています。

有罪になって反省するかと思えば、懲りずに繰り返すのですから、呆れる話です。最初は、「運転手の驚く顔が見たかった」との供述でしたが、有罪になってもさらに繰り返しています。いったい何の得があるのでしょうか。理解に苦しみます。今度は実刑になりそうとのことですが、反省するのでしょうか。


自転車同士が衝突、1人死亡 千葉のサイクリングコース

自転車同士千葉市花見川区犢橋町の「花見川サイクリングコース」で18日午後1時45分ごろ、同市の会社員男性の自転車と習志野市津田沼1丁目の建設業兼行建一さん(66)の自転車がすれ違いざまに衝突した。兼行さんは頭を強く打って病院に運ばれたが、約7時間後に死亡した。

県警千葉北署によると、2人ともクロスバイクを運転しており、双方の右のグリップが接触して互いに転倒したらしい。男性にけがはなかった。署は詳しい原因を調べている。

事故現場は花見川に沿ったコースで、幅約3メートルの舗装道。自動車は入れず、ほぼ直線となっている。県警によると、自転車が絡んだ県内の事故は今年1〜9月、2228件(前年同期比763件減)で死者は18人(同1人増)となっている。ただ、自動車が絡まない今回のようなケースでの死亡事故は珍しいとみられる。(2020年10月19日 朝日新聞)


自転車同士の事故です。原因はハンドルのグリップ部分が接触したようです。サイクリングコースですれ違うような時、あまりに近距離であれば、接触も起きうるでしょう。ふだんあまり考えていないリスクですが、少しの接触が重大な結果になりかねないことを意識して、気をつけたいところです。


自転車摘発2万件突破 事故死者の8割に違反

摘発件数全国の警察が昨年1年間に摘発した自転車の違反行為が初めて2万件を超え、2万2859件だったことが25日、警察庁のまとめで分かった。最多は「信号無視」で1万2472件。自転車乗車中の事故死者は427人で、うち329人(77・0%)に法令違反があった。

健康志向や新型コロナウイルス感染拡大に伴う宅配サービスなどで自転車の利用が増えており、警察は取り締まりを強化。警察庁の担当者は「自転車は軽車両であるという意識が薄いことが違反につながっている」と分析している。

都道府県別では、兵庫が最多の1万1012件、次いで大阪3872件、東京1793件などの順だった。(2020年9月25日 中日新聞)


自転車の違反行為が、昨日今日増えたとは考えづらいので、警察が摘発に力を入れているのでしょう。しかし摘発を増やしても、一向に違反が減る傾向は見えません。摘発されても反省しなかったり、違反を軽く見ている人が多いであろうことは容易に想像がつきます。

でも、違反が事故につながるのは間違いないわけで、違反行為が原因の事故に巻き込まれるほうが迷惑な話です。事故になってから後悔しても遅すぎます。違反を軽く見て、それがどのような重大な結果をもたらすか理解していない人も多いと思われます。その認識を改めさせることが必要ではないでしょうか。


うちの子は大丈夫? 教えていなかったではすまない今さら聞けない自転車マナー!

自転車マナー小学校の中学年頃から、子ども同士が自転車で連れ合って遊びにいくのも日常になってきます。子どもたちの日常的な交通手段として便利な自転車ですが、保護者の皆さんは、子どもが自転車のルールを守って乗っているかチェックしていますか?

自転車が関わる事故は、子どもが被害者になるだけでなく、加害者になる可能性もはらんでいます。子どもと一緒に確認しておきたい自転車マナーについて紹介します。

自転車マナーを守らないと思わぬ重大事故になる可能性が
令和2年(2020年)7月1日の政府広報によると、自転車の事故で亡くなった人の約8割、けがをした人の約6割がルール違反を犯していたそうです。

特に乗車中のヘルメットの着用については「自転車乗用中の死者のうち、頭部が致命傷となった方の割合は約5割」となっており、サイズのあったものを必ず着用するようにしたいですね。

つい忘れがちなルールの一つひとつが自転車に乗る人と周囲の人の安全のために定められています。重大な事故につながる前に確認しておきましょう。

覚えていますか? 自転車安全利用五則
自転車のルールを簡単にまとめたものに自転車安全利用五則があります。小学校での交通安全教室などで教えてもらうのですが、配布プリントで見たきりで忘れてしまっている方も多いのではないでしょうか。

自転車安全利用五則は、この5つから成り立っています。

1.自転車は、車道が原則、歩道は例外
2.車道は左側を通行
3.歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行
4.安全ルールを守る
5.子どもはヘルメットを着用

子どもが車道を自転車で走行することに不安を覚えるかもしれませんが、自転車の運転者が、高齢者や児童、幼児等であるときは例外的に歩道を走行できますよ。その際は、歩道の車道寄りの部分を徐行する必要があるので、子どもにきちんと伝えておきたいですね。

自転車損害賠償責任保険等への加入が義務化する自治体も

自転車による事故で高額な損害賠償請求がされる場合があります。1億円近い賠償金が命じられる判決も出ており、ロードバイクを趣味にしている大人の中には、バイクや自動車と同じように損害賠償保険に加入している人も少なくありません。

子どもの自転車に関しても、自転車損害賠償責任保険などの加入を義務化している自治体が増えています。あなたの住んでいる地域はどうでしょうか。

自転車損害賠償保険は、自転車利用中の交通事故で、相手の損害を填補する保険や共済のことです。新規で加入する必要があるご家庭もあると思いますが、自動車保険や団体保険に付帯していることも多いので確認しておくとよいでしょう。

まとめ & 実践 TIPS

自転車にはルールも罰則もありますが、乗るために免許や講習が必要なわけではありません。自転車の事故は、子どもが加害者になってしまう場合もあります。急いでいるときや子どもが好きに乗っているときは、ついつい疎かにしがちですが、自分と子どもの安全のためにも定期的にルールを復習しておきたいですね。(2020/10/01 ベネッセ)


ニュースではありませんが、こんな記事がありました。ふだん住宅地などを走ると、子どもが併進とか逆走などをしていて、ルールを知らないと思われる例は少なくありません。親も、歩道を通りなさいくらいは言うかも知れませんが、きちんとルールを教えていない家は多いに違いありません。

ルールを守らないと、どのようなことが起きうるか理解していない親も多いと思います。あまりクルマの交通量の多くない近所なら大丈夫と思っているのかも知れませんが、危険は隠れています。例えば、歩道のない裏通りなどで、平気で逆走している子どもは多いと思います。

クルマの通りが少なくても、そのまま見通しの悪い曲がり角に右側通行で進入すれば、他の自転車や歩行者と出会い頭の事故になる可能性があります。ぶつかり方によっては、自分か相手が死傷しかねません。今まで事故がなかったのは幸運なだけで、リスクがあることを認識すべきです。もっと親への啓発が必要だと思います。


おかんとむすめの自転車交通安全教室1

〜自転車は原則車道、歩道でもクルマと同じ方向へ〜

左側通行自転車は車道の左端を通行しましょう!
自転車は「軽車両」なので、クルマと同じように車道の左側通行で、車道の左端を通行しましょう。(図9参照)

車道の右側通行をすると自動車と正面衝突するなど、事故が起きる危険が高まりますので、車道の左側を通行するようにしてください。

自転車が歩道を通行できるのは次の場合です。
・13才未満の子ども
・70才以上の高齢者
・身体の不自由な方
・「自転車通行可」などの標識がある場合
・自動車の交通量が著しく、車道の通行が危険なときや工事等で車道を安全に通行できないときなど(図15参照)

左側通行自転車が歩道を通行するときは、歩道の車道寄りを徐行しましょう!
高槻市自転車安全利用条例では、歩行者・自転車利用者双方の安全を図るため、左側にある歩道を、クルマと同じ方向へ通行するように努めることを定めています。自転車とクルマの流れを統一することで図11や図12のような危険を回避できます。

おかんとむすめの自転車交通安全教室1(PDF:11.8MB)

※自転車で歩道を通行するときは、歩行者に配慮し、車道寄りをすぐに止まれるスピードで通行してください。(高槻市ホームページより)



おかんとむすめの自転車交通安全教室2

〜「ながら」運転はホンマに危険 やったらあかん!〜

ながら」運転ながら運転は大変危険です!
スマートフォンを操作しながら、傘を差しながら、イヤホンを使用して音楽を聴きながら等の「ながら運転」は大変危険です。(図1〜3参照)ながら運転をすると周囲の状況を把握できず、事故につながる危険が高まります。絶対にしないようにしましょう。

ながら運転をすると罰金が科せられる場合があります。
携帯・スマートフォンでメールや電話をしながら自転車運転をすると
5万円以下の罰金

携帯・スマートフォンで通話やメールをしながら自転車を運転することで、注意力が散漫になり、視野が狭くなります。それにより、周囲の危険を発見することが遅れたり、気づかないことで、大きな事故を起こす原因になります。

大音量で音楽等を聴きながら自転車を運転すると
5万円以下の罰金

イヤホンやヘッドホンを使用して、大音量で音楽等を聴きながら自転車を運転すると、警音器、緊急自動車のサイレン、警察官の指示などの安全な運転に必要な周囲の音を聞くことができず、大変危険です。

※音量に関わらず、安全運転義務違反になる場合があります。

ながら運転自転車運転で危険なルール違反を繰り返すと「自転車運転者講習」を受けなければいけません!
上記のような「ながら運転」の他、信号無視や酒酔い運転などの危険行為(15項目)を3年以内に2回以上繰り返すと、都道府県公安委員会から自転車運転者講習を受講するよう命令されます。この講習を受講しない場合には、5万円以下の罰金に科せられます。自転車の交通ルールを守り、事故を起こさない・起きないようにしましょう。

おかんとむすめの自転車交通安全教室2(PDF:4.8MB)

○講習の受講

講習時間:3時間
講習手数料:6,000円
※自転車運転者講習制度の詳細は下記のリンクをご覧ください。(高槻市ホームページより)

外部サイトへ大阪府警察ホームページ(自転車運転者講習制度の概要)


これもニュースではありませんが、大阪・高槻市のウェブサイトに、マンガによる親への啓発記事が載っていました。子どもが経験するであろう身近な危険、リスクを意識していない親は多いと思います。このマンガを見て、ハッとする親も多いのではないでしょうか。

仮に、子どもに教えた、注意していたとしても、実際には子どもが守っていない可能性があります。その時は従っても、忘れてしまったり、おざなりになっている場合もあるでしょう。なぜそのルールを守る必要があるのか、子どもが本当に理解していないと、ルールは守られないということを意識しておく必要があると思います。


自転車運転に「自信なし」の70代以上は0%の調査も…危険性を考える

高齢者うららかな日差しのもと、自転車で疾走する人が増えてきた。コロナ禍のため公共交通機関での移動を避けたい人には、もってこいの移動手段である。自動車運転免許を返納した高齢者にとっては貴重な足となるが、実は危険な落とし穴があった。安全に乗るためのすべを知ろう。

高齢者にとっては、自転車運転は大きなリスクを伴う。警察庁の発表によると、昨年の自転車乗用中に起きた事故での死亡者は433人。そのうち65歳以上の高齢者は299人もいて、全体の69%を占めるのだ。80歳以上だけでも、31%にあたる133人が亡くなっている。

高齢者の自転車運転に関する研究を続ける元田良孝・岩手県立大学名誉教授が説明する。「65歳を過ぎますと、いろんな部分で能力が落ちてきます。でも本人は信じたくないんですね。自転車なんて大丈夫だと考えたがるんです」元田氏が最初に高齢自転車運転者について調査を行ったのは、2011年。驚きの結果が出た。

運転の自己評価を尋ねたところ、50代以下では「自信がある」と答えた人は39.2%、「少し自信がある」という人が44.3%だったのに対し、60代はそれぞれ46.1%、43.6%。70代以上となると57.2%、35.7%もいた。ちなみに「自信なし」と答えた人は50代以下で0.9%いたが、70代以上は0%!

「自動車の運転なら、その能力について家族が評価して話すでしょう。また高齢者講習などを通じて、自覚を持たせることもできます。でも自転車は免許がないだけに、本人に対して気づかせにくい。高齢者が自信を持つ傾向は変わりません」そう語る元田氏は、高齢者が苦手とする状況についても研究してきた。

「高齢者の死亡事故は、多くが日没時の前後1時間以内。照度がどんどん変わるのに、目がついていけないんです。その時間帯には乗らないように。もちろん、すっかり暗くなった夜間も避けましょう。どうしても夜間に乗らないといけないなら、自動車に早期に見つけてもらえるように尾灯をつけましょう」

自転車運転技術を過信しているだけではない。高齢者の問題として、法令遵守の意識が低いことも挙げられる。前述の警察庁発表によると、高齢者での死者(第1・第2当事者)の79%が法令違反をしていた(高齢者以外は72%)。特に目に付く違反は、安全不確認の20%(同前12%)。自動車や歩行者の見落としをしないよう心がけたい。

ブリヂストンサイクルの大槻浩太郎氏は、シニア向けの自転車講習会で指導を通じて気になった点があるという。一時停止をきちんとしない人が多いというのだ。「完全に止まったなら、また漕ぎ出すのは大変なんですよね。それで、止まらずに行けるものなら止まらないという方がいるんです」(2020.10.22 週刊朝日)



電動は「ケンケン乗り」が危ない シニアの危険な自転車運転

シニア高齢者に多い自転車事故。65歳以上の高齢者は299人もいて、全体の69%を占める。また事故以外にも気を付けるべきことがあるという。

漕ぎ出しと加速については、電動アシスト自転車こそ注意が必要だ。近年、自動車の運転免許返納後に電動アシスト自転車を購入する人が増えた。またぎやすさを追求するなど、高齢者に優しいタイプも出ていて人気が高まっている。

しかし電動アシストならではの注意点もある。ブリヂストンサイクルの大槻浩太郎氏が2点指摘する。「信号待ちのときは、足はペダルから離しましょう。意図せずに力が加わって進んでしまう可能性もあります。またケンケン乗りも危険なので避けてください」

ケンケン乗りとは、発進時に足で地面を蹴ることで加速する乗り方。これに電動のパワーが加わると、思いもよらぬスピードが出てしまう。初めて電動アシスト自転車に乗る人は、講習を受けたり、安全な場所で練習をしたりして、アシストの度合いを体で知ってから道路に出たい。

そして、6月30日に施行された改正道路交通法により、自転車にもあおり運転(妨害運転罪)が適用されるようになったことはご存じだろうか。下記の7項目が、同罪適用とされる。

【あおり運転の対象】
●対向車線の走行 ●急ブレーキ ●車間距離不保持 ●急な進路変更 ●危険な追い越し ●執拗なベルの使用 ●幅寄せや蛇行運転

自動車のあおり運転を犯したドライバーの多くが、周囲の車のちょっとした動きに怒りを覚えて行動したと答える。自転車運転にしても、怒りが「暴走老人」の引き金になりかねない。「自転車は自動車よりも逃げやすい。車に危ない目にあわされたとき、車を蹴って逃げてもつかまらないだろうという安心感もあるでしょう」と懸念する、日本アンガーマネジメント協会の安藤俊介代表理事が続ける。

「高齢者は感情のコントロールが苦手。自分の行為を否定されたイコール自分の人格を否定されたと感じがちです。でもクラクションを鳴らされたとしても、それは人格否定ではないと理解すべきです。根にあるのは、孤独感でしょう。日々の生活に居場所を作ることが大事です。人とのふれあいを持てば、『こんなことをやったらみっともない』と感じ、タガを締めるようになります」健全な心で法令を守りながら乗りたいものだ。(2020.10.23 週刊朝日)


ルールを守らずに問題なのは子どもだけではありません。高齢者も同じです。記事にあるように、自転車に乗る能力を過信したり、ルールをよく知らなかったり、その遵守を軽視する傾向があるようです。周囲が注意しても、高齢者に特有の頑固さで、聞く耳を持たないというのも厄介です。

せっかくクルマの運転免許を返納しても、自転車で事故を起こしては元も子もありません。また、後の記事にあるように、いわゆる「キレる老人」も増えていると言います。これも、いろいろな面で危険です。矯正するのは簡単でないと思いますが、今のところ、子どもや周囲が注意するしかなさそうです。


密を避けた「謎解き自転車ツアー」始まる 秋葉原発・東京を巡る

謎解き自転車ツアークレアティー・サービス(千代田区)が10月から「謎解き自転車ツアー」を始めた。

密を回避するためガイドを同伴せず、専用スマートフォンアプリを使って参加者だけで謎を解きながら自転車で東京を巡る。専用アプリはグーグルマップと連携するほか、ナビゲーション機能やユーチューブ動画による各観光地の案内動画などを提供する。自転車はバイクシェアサービス「ドコモバイクシェア」を活用し、現地で借りて現地で返却。1人でも参加できる。

ツアーは3コース用意。1つのツアーに5つの謎が隠されている。ラインアップするのは、日本橋、中央大橋、レインボーブリッジ、勝鬨橋、二重橋を巡る「東京の名橋に隠された5つのナゾに挑め!」コース、江戸時代の繁華街・日本橋、両国、浅草を巡る「江戸三大繁華街に潜む5つのナゾに挑め!」コース、皇居(旧江戸城)や徳川ゆかりの増上寺を巡る「徳川将軍家に隠された5つのナゾに挑め!」コース。いずれもスタート地点は「マーチエキュート神田万世橋」(千代田区神田須田町1)。

同ツアー開始の経緯について同社は「2018年から『ドコモバイクシェア』を利用し、外国人観光客向けにガイド付き自転車ツアーを展開してきたが、昨今の新型コロナウイルスの影響でガイドを伴う観光ツアーの需要が3月から激減した。コロナ禍が長期に続くと予測される中、観光業が生き残っていくための方法の1つとしてマイクロツーリズムが見直されている」と前置き。

「当社では観光庁の『Go toキャンペーン』の一環として、東京近郊に住む日本人をターゲットにスマートフォンアプリとバイクシェアを使った今回のツアーを企画した」という。「今後、『アフターコロナ』において戻ってくる見込みのインバウンド観光客向けにもスマホアプリを利用したバーチャルガイドツアーを提供できるようノウハウを構築したい」とも。

参加は「Tokyo E-Bike tour」公式サイトで申し込む。当日、マーチエキュート神田万世橋内「ドコモバイクシェア運営事務局内Japan Attendant」に出向き、自転車などを借りる。料金は1人2,500円。(2020.10.17 アキバ経済新聞)


密を避けるため、ガイドが同行しないツアーが考案されているようです。今後、インバウンドが戻ってきた時も、謎解きが名所めぐりにもなっていて喜ばれるかも知れません。ただ、結果的にスマホを注視させることになって、当人や周囲に危険を及ぼさないように気をつけてほしいと思います。


オンラインで世界各地つなぎ仮想の自転車レース 宇都宮

仮想自転車レース新型コロナウイルスの影響で中止になった自転車の国際レースの代わりに世界各地をオンラインでつなぎ、インターネット上で仮想のレースを行うイベントが、17日夜、宇都宮市で開かれました。

宇都宮市で毎年秋に行われている自転車の国際レース、「ジャパンカップ」が新型コロナウイルスの影響でことしは中止になり、その代わりとして、インターネット上で仮想のレースを行う「デジタルジャパンカップ」が17日夜、初めて開かれました。

選手がその場に固定された自転車に乗り、ペダルをこぐと走った距離が推計されてインターネット上でレースが展開していく仕組みで、国内外の自転車のプロ選手、およそ40人が出場しました。

このうち栃木県内の5人の選手は宇都宮市内のイベント広場でレースに臨み、およそ1時間にわたって大粒の汗を流しながらこぎ続けました。

会場に設置された大型のスクリーンには、レース展開に応じて実際のジャパンカップで使うコースの映像が表示され、観戦に訪れた人たちが映像を通してレースの雰囲気を楽しんでいました。

栃木市から観戦に来た男性は「コロナ禍だからこそオンラインで世界とつながる大会ができたと思います。自転車だけでなくほかの競技も見てみたいです」と話していました。(2020年10月18日 NHK)


以前から、室内でトレーナーにセットした自転車をこぎ、アプリを使ってネット接続し、オンライン・レースなどで、トレーニングのモチベーションにしていた人たちはいました。しかし、室内で自転車のトレーニングをするような、ごく限られた人だけのものでした。

記事にあるように、このコロナ禍で広く知れ渡り、試す人も増えて認知度が高まったという面はあるでしょう。コロナが終息すれば、リアルなレースに戻る部分はあるにせよ、海外とも気軽につながれるなどのメリットもあります。終息後もオンラインレースは、一つの分野となっていくかも知れません。











◇ ◇ ◇

大阪・梅田で転落した高校生の巻き添えで女性が死亡した事件、本当にお気の毒としか言いようがありません。人通りの多いストリートに面した繁華街のビルは、すべて屋上に出られないように出来ないものなのでしょうか。

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